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第十一章国家の人間学

第十一章国家の人間学ここでは人を見抜く方法を応用的に使い、国家の人格を見ていきます。国家の見方がわかれば、会社などあらゆる組織も見ることができ、投資や国際問題を予想する際に使えます。国家も個人の人格を見るのと同じように、『一・二番目に高い要素』と『一番低い要素』を見つけます。もし3つもわからなければ、『一・二番目に高い要素』 or『一番高い要素と一番低い要素』でも構いません。個人を見るのと違ってかなり大雑把な見方をしないと、かえって要素が決められません。国家は要素を拾う際の範囲が広く、一人の人間ではないため常に変容しており、皆さんと見解が分かれることもあると思います。その場合は本章を参考にご自身で要素を補完して、真理に近づけてください。ここまで読んだ皆さんなら、すでに人を見抜く方法が身についていると思います。国にそれほど興味がない方は、コラム的に楽しんでください。 11- 1アメリカの人格アメリカは C P(リーダーシップ)・ A(論理性・計算高さ)・ FC(行動力)が高い国です。このくらい複数の人格要素が発達していると、個人であったら営業会社に就職してすぐに出世をして独立をしているでしょう。実際に国としてのアメリカは宗主国のイギリスから独立をして、以降は強大さを保っています。アメリカの CP(躾ける・指導的)に関しては軍隊の強大さにあらわれています。一時期、世界の警察を名乗っていたのも、 CP(指導的・規律)の特徴そのままです。 ・CPが高くて躾けをする CP(厳格な父性)が高いアメリカは、自分たちの側についた国を子供として扱い庇護します。しかし言う事を聞かないと躾けをします。例えば田中角栄首相はアメリカの意向を無視して日中国交正常化等を行った結果、アメリカに失脚させられたと言われています。こんな風に賞罰がハッキリしているのが CPです。・アメリカの Aが高い理由 A(論理性)に関して、アメリカには世界中から才能が集まります。

国のブランド力もありますが、優秀な人間には超高額な報酬を与えるため、 A(計算高さ)が高い人間を集める事ができます。そういう高額報酬の裏には、優秀でない者を切り捨てやすい雇用形態や、薄給のインターン制度があります。こういうドライで合理的な所も Aの高さを反映しています。歴史的に見ても、 Aの高い西欧からの移民によって建国された国です。西欧が身分制度に縛られている中、アメリカは純粋に競争によって優劣がつくため、実力のある者が相応の権力を持てる構造でした。 ・FCの高さアメリカは F C(行動力・活発)も高いため、積極的に外国に関与をします。一時期はよく、アメリカに友好的な政権を樹立するために、外国でクーデターを起こしたりしていました。これらの行動は A(情報収集)と F C(実行力)と、 CP(罰する)が組み合わさったものと言えます。単に頭で考えるだけでなく、実行力も高いのがアメリカらしいところです。・相対的に低い NPと A C NP(優しい母性)に関しては、社会全体としては高くありません。合理的なものの共感性に欠けた大雑把なサービスや、保険制度の貧弱さなどに NPの低さがあらわれています。世界の覇権を握る国に、 NP(甘やかす)の高さは似合わない要素です。ただし自分の支配下に入った者には温情をかけるため、 NPは皆無ではありませんが、それでも他の要素と比べると相対的に低く見えます。 A C(従順・人の顔色を伺う)も相対的に低く、それゆえに他国に屈服する事がありません。空気なんて関係ないというアメリカの姿勢が敵を作りますが、力技で抑え込んでしまいます。・キツイ躾けをするアメリカの高い C P(厳格な父性・覇権)は、支配的な一面があります。 1980年代に日米貿易摩擦でアメリカの赤字が大きかった時には、ゲンコツで殴るような実効性のある経済合意を日本に認めさせました。湾岸戦争時に日本は 1兆円の戦費を負担しましたが、派兵をしなかった為にアメリカに叱られています。この関係値を見ても、当時からアメリカの方が日本より CPが高かった事がわかります。 ・CPの高さと奴隷制 CPには正義感が含まれますが、かつての奴隷制は矛盾する行為に見えます。しかし、 CPの正義感や責任感は自分たちが所属するコミュニティに対して、より強力に発揮されます。ネイティブ・アメリカンを追い出すことも、アメリカの正義感とは矛盾しませんでした。

こういう面からも C P(目標達成)・ A(合理的・利己的)・ FC(行動力・わがまま)より、 NP(優しさ・共感)が低い事がわかります。・その時々で変化する要素基本的に F C(活発・社交的)が高い国ですが、歴史を見るとアメリカは幾度かモンロー(孤立)主義をとって、海外への干渉をしない時期がありました。人格が変化をするように、アメリカの人格要素にも波があります。 CP(規律・規範)に関しても最近はその象徴である警官が豚と罵られたり、 CP(権威性)を否定される事が増えてきました。アメリカは F C(行動力・好奇心)と CP(支配的)が高いため、禁酒法など極端なルールが出来たりします。今はポリコレ(人種やジェンダーへの配慮)が台頭していますが、これは C P(伝統)的な価値観がやや弱まり、相対的に F C(自由奔放・感情的)が強くなったためです。ポリコレが行き過ぎて弊害が生まれれば、再び C P(伝統)的な社会に回帰します。このようにアメリカは社会実験のように極端な変化を繰り返して、国の形を作り上げています。 ・CPが劣化するアメリカ 2020年にアメリカでデモ隊が自治区を作り、市長までもがそれを賞賛して警察を立ち入らせないという事がありました。翌年には議事堂が暴徒に占拠されたり、秩序の無い状態はアメリカの CPの低下を伺わせます。また、ある州では 950ドル以下の窃盗を微罪(多くが即釈放)にすると決めたところ、警備員の前でも堂々と盗む者が出るようになりました。店舗側はケガで訴訟問題になるリスクを避けるため手出しをしない方針が多く、悪い意味で自由の国になってしまいました。とはいえ局所的に CPの低下が見られても、世界的に見ればアメリカはまだまだ CP型の国で、今後も覇権国として君臨することが予想されます。単に覇権だけでは支持を得られませんが、 FC(創造性)の高さで魅力的な映画や音楽文化を発信できる強みも持っています。・外敵との戦いで結束する他民族国家と呼ばれるアメリカですが融合しているわけではなく、同じ人種で集団を形成しやすいために、対立が生まれやすい土壌があります。アメリカが最も喪失を被ったのは内戦の南北戦争で、以降は定期的に外部に敵を作って戦うことで国内の分裂を防いでいます。

11- 2中国の人格わたし達に入ってくる中国の話は、根底にうっすらとアジア蔑視がある欧米の視点か、日本社会で浮いている者が中国にシンパシーを感じて、過剰に褒めちぎったもののどちらかです。ここでは中国を蔑んだり崇めたりすることなく、淡々と見ていきます。アメリカが CP・ A・ FCの国だとしたら中国は FCが最優位で、そこに Aが続きます。古くから文明が栄えた地の一つで、それ以降歴史的に中国が大国でなかった時代はありません。ただ、北部の騎馬民族に絶えず攻撃され、時には全土が征服されて漢民族以外の王朝ができたりしました。例えば日清戦争で日本が戦った清朝は、万里の長城の北に住む女真族(満洲族)の王朝で、 260年以上続きました。日本がアメリカに占領されて様々な価値観が変わったように、こういったイベントでは国の人格に、それまでの流れとは違った変化をもたらします。 ・FCが高い中国の F C(発想・行動力)は高く、現在も世界各地に進出しています。 A C(協調性・従順)が高い日本人と違い、中国人は現地化しないでそこに中国を作ります。国家的にも FCが高い国同士は活発だから衝突しやすく、特に F C以外の要素が違うアメリカとは価値観が合いません。国内においても行動が早く、細かい事はさておき、とりあえずやってみる姿勢があります。速攻で実行するとすぐに成否がわかりますが、事故が絶えません。それらを飲み込みながら成長するのが、 FC(自由な子供性)の特徴です。しかし一度成長が止まれば、それまで強引にやってきたツケが一気にのしかかってきます。これは個人で FCが高いだけの人間が、体力の折り返しの 36歳くらいで破綻するのと一緒です。 ・Aは高いが中国は 1900年始めまで千年以上、超難関の官僚登用試験がありました。賄賂も通用したようですが、身分に拘らずに才能を評価するというのは画期的でした。勉強は日本の寺子屋のように平等な教育を施すというより、デキる者に集中する合理的な考えを持っています。この F C(発想・行動力)と A(分析・計算高さ)によって、中国では短期間に巨大企業が出来上がります。しかし F C(自己中心的)が高い国であるため、政府が CP(規則)的な手順を踏まずに干渉してきます。儲かると政府にいろいろと取り上げられたり、政権に批判的な事を言った経営者がどこかに連れていかれる事もあります。そこで何をされるか不明ですが、経営者はしおらしくなって帰ってきます。こういった土壌から Aを最大限に活かせる環境ではないため、 Aは FCより下になります。

・集団の CPと A Cは低い中国は人口が多いので、競争から抜きん出た者は CPが高く、経営者や党幹部の覇権的な行動が見られます。しかし集団で見ると、 CP(規律)・ A C(場に合わせる)に関してはかなり低いです。海外でも見られる迷惑行為は一部の人というより、文化的な下地があった上のものです。中国は以前よりは行列を守るとか、周囲の迷惑を考えない行動が減ったと言う人もいますが、人格は急には変わりません。 CPの低さに関しては偽物の多さやワイロなどに見ることができます。ただ、中国の場合は人格要素だけでは説明がつかない部分があります。例えば中国新幹線の脱線事故では、発生から 24時間たたない内に車両を土に埋め始めてしまいました。このように人格要素の枠を超えて頭の中がスパークしたかのように、反社会的な行動が見られます。反面、そういった配慮に欠けるがゆえに、何も気にせず発展のスピードを上げられたのも事実です。 ・CPより FCが高い根拠中国政府の強権的な内政は一見すると C P(厳格な父性)に見えますが、それは国内の F C(自由な子供性)が高いために締め付けが必要だからです。決定的なのが CPの象徴である軍隊で、 2000年以降も賄賂で高いポジションが得られたことです。中国の権力者が変わって厳しく汚職を取り締まるようになってきたものの、単なる権力闘争の見方もされています。ともあれ腐敗が起こりやすい体質は残っています。軍や警察は権力を使って商売をしたりして、日本の汚職とはスケールが違う額を稼ぎます。規律よりも利益を求めるところに、 A(利己的・計算高い)が CPより高いことが伺えます。・働きすぎる 21世紀に入って中国は世界の工場となり、莫大なお金が入り世界各国と葛藤が生じました。中国の製造業は環境に配慮していないなどの問題はありますが、旺盛に働く国民性である事は間違いありません。古くから海外に居住する華僑がいましたが、彼らがやったのは現地で懸命に働くことでした。西欧人が植民地を管理する際に華僑を使うことがありましたが、西欧人のような支配層とは異なる位置づけです。 19世紀に中国のお茶を銀と交換で輸入していた英国は、お茶の飲みすぎで銀が枯渇し、それがアヘン戦争へとつながっていきました。これは日本がアメリカにいい車・家電を売りまくって制裁された構図に似ています。・中国の視点に立つと見えること現在、中国の行動は日本にとって脅威に映っています。しかし、人を見抜く方法ではネガティブな感情を切り離して見ることが必要です。

例えばウイグルやチベットなどの問題ですが、この二つは中国西部の自治区にされています。南北には広州チワンと内モンゴル自治区があり、これらの自治区は昔から漢民族が多く住む、中国東部を囲む壁のように配置されています。つまり異民族の襲撃にさらされ続けた中国が、自衛のために自治区を設けているように解釈する事もできます。中国は水や鉱物資源などの欲だけでチベットやウイグルに進出しているのではなく、根底には外国への不信感が伺えます。中国に同情的な見方に感じるかもしれませんが、日本で流される中国の情報は中国崇拝か、逆に強欲な化け物のように扱っているかの両極端なので、このような視点を入れました。心情的に人権侵害が許せなかったとしても、そこから一歩踏み込んで考察するのが人を見抜く方法です。自治区側の視点に立てば、 CP(ルールを守る)が低くて汚職に走る中国の役人に支配されることは、耐えがたい苦痛でしょう。・独裁制を繰り返す中国は風土的に独裁制が合っているため、現代まで王朝の栄枯盛衰を繰り返しています。独裁制は悪と思われがちですが、正しい判断力を持ったリーダーが強権を発動し、速度感を持って改革を断行できるメリットがあります。しかしリーダーが老いて判断力が鈍っても、権力が強すぎるために誰も異を唱えられず、影響が国全体に広がってしまいます。 11- 3西欧の人格 ・Aが高い西欧の行動を見ると、 A(論理性・計算高さ)が最も高いと感じられます。 Aは合理的なだけでなく利己的でもあり、何かにつけて西欧に有利なルールに書き換えたり、宣伝に長けています。 F C(自由な子供性)も身勝手な考え方をしますが、これは利己的というよりわがままと言った方が近く、周囲と軋轢を生みやすいです。それに対して西欧が我田引水のルールを通す方法は巧みで、環境や偽善的なプロパガンダを織り交ぜます。彼らがネガティブなキャンペーンを張ったものは、価格が暴落した後で暴騰する値動きが見られます。こういう動きを利用して儲けるので、一人当たりの GDPが高い国は西欧に集中しています。産業でもスポーツでも、彼らが勝ちにくくなるとルールが変更されます。 A C(従順)が低い日本は、 Aが高い西欧のルールに振り回されながらも従います。 ・FCの低下西欧は旺盛な F C(行動力・好奇心)によって、地球の裏側まで進出しました。 20世紀の前半までは世界中に植民地を持っていましたが、二度の大戦後に直接的な関与が大きく減りました。

・NP(優しさ)西欧の積極的な難民の受け入れは NP(優しい・面倒見)に見えますが、安価な労働力を求める A(計算高さ)の高さによるものと考えることもできます。 2023年に EUの中心国フランスで、移民 2世の少年が射殺されたことに端を発して暴動が起こりました。異なる風土・社会構造で何世代も経た人々は、遺伝子レベルで特性に違いが生まれます。公平に I Qテストで職を決めるとしても、このテストは農耕社会から工業化を経た先進国の人々の特性に合わされているため、生まれた国によって点数に差が生まれます。フランスに合った特性を持っていない人たちは、必然的にフランス人がやりたがらないキツくて低賃金の仕事しか選択肢がありません。人道援助の建前で不法移民に門戸を開き、自由なようで現実的には低賃金しか選択肢がない巧妙な仕組みは、 NP(優しさ)よりも A(計算高い・利己的)の高さを伺わせます。・給料の差 Aが高くなると計算高く利己的になります。それゆえに会社の数値的な利益を上げられるし、高額な報酬も得られます。 F Cのわがままとは異なり、 Aが高い人は自分の利益になる枠組みを巧みに構築します。しかし、失業率が上がろうが従業員との給与格差が開こうが心情をくまないので、ストライキや革命のようなことが起こります。フランスの学校と企業出身の日産カルロス・ゴーン氏の報酬が 16憶の時、トヨタ自動車の会長は 4億円弱でした。逮捕・解任がなければ、本来のゴーン氏の報酬は 25億円でした。差があって当たり前という感覚は、西欧が日本より A C(協調性)が低く、 A(合理的)が高い事をあらわしています。・近代日本の参考近代日本の政治機構や軍隊などは西欧を参考にしているので、日本と距離的に近い中露より価値観が似ています。西欧も日本も文明発祥の地ではないものの、文明国から文化を取り入れたり、中露のように騎馬民族に支配されていないという共通点があります。 11- 4韓国の人格・人格の要素だけでは説明がつかない韓国は決して人格素養が低い国ではなく、平均 I Qも高くて世界の中では優れた部類に入ります。にも関わらず、短絡的なウソをついてしまいます。例えばインドネシアの地震の際、義援金を他国と競う形で 5000万ドルに決めて、分割で支払う約束をしました。しかし時間が経つと金額を 10分の 1に減額し、それも満額払わない内に終了しています。こういったことは枚挙にいとまがなく、 I Qの高さと矛盾する行動は性格の病いに通じるものがあります。(これに侮蔑の意味は含んでいません)

・せっかちで不安症世界一不安を感じる遺伝子を持っているのは日本人ですが、ほぼ同じくらいなのが韓国です。しかし韓国は不安感が強い割りに、ずさんな工事で建物が崩壊したりします。あるいは沈没事故を起こしたセウォル号は、日本からスクラップとして購入した船に客室を増築したため、非常にバランスが悪くなりました。日本の場合はまどろっこしいと感じるくらい検査をしますが、韓国にはパリパリ(早く早く)の文化があって無茶をします。しかし、韓国のやり方は一概に悪いとは言えず、初動が早いというメリットがあります。こういった日韓の違いは、天災が多くて備えを重視してきた日本に対し、韓国は外敵から逃れる・反撃する初動の早さが求められたからだと思われます。表面的な違いはあれど日韓の不安感の高さは共通で、自殺率の高さや責任の取り方として自殺を選択する所も似ています。・韓国はどこの国も信用しない米国と中国の間をいったりきたりする韓国は、二股外交と呼ばれてどちらからも不興を買っています。しかしこれは韓国が生き延びてきた方法で、あいまいにする事でどちらの大国が勝利しても、韓国が滅ぼされないようにしています。半島は攻められやすく逃げにくいため、常に緊張を強いられていました。朝鮮にとっては陸続きの大国の方が脅威なので、アメリカよりも中国につく傾向がありますが、それも本意とは思えません。中国の王朝が明から清に代わる際、朝鮮は親明だったために清に攻められて、以後 250年属国にされました。日清戦争で日本が勝って朝鮮が独立した後、朝鮮の王朝は大陸側のロシアにつくことを選びましたが、日露戦争後に日本に併合されました。ロシアに併合されるよりマシとはいえ、朝鮮という国は無くなりました。しかし日本が戦争に負け、今度は朝鮮に米国・中国・ロシアが入ってきて、国を二分する内戦が起こりました。このように韓国にとって外国との付き合いは、災厄ばかりでした。不信感の中で育った子が誰も信用しないように、韓国はどこの国も信用しません。・血盟国ガンビア韓国人自身が親しい周辺国がないというニュアンスで『血盟国ガンビア(遠いアフリカの国)』と言っています。・北朝鮮北朝鮮は、建国の後ろ盾になったソヴィエト(現ロシア)より長く体制を維持しています。国民が洗脳されていると言われますが、これだけ情報が漏れ伝わる世界で何世代も洗脳するのは不可能です。少数の支配層に多数の国民が隷属するのは、李氏朝鮮時代以前から経験していた社会構造だからで、多い時は国民の半数以上が奴隷の身分でした。

歴史を見るとそういう人々は不満を消化したわけではなく、恨みとして溜めて支配者が弱った時にそれを晴らす行動をとっています。韓国の歴代大統領が民衆の敵として逮捕されるのも、こういった習性によるものと思われます。・日本との相性が悪い部分韓国は相手に非常に強い言葉をぶつけますが、その通りに行動する事は少ないです。これは言葉合戦のようなもので、血が流れない合理的なものです。同じ民族の北朝鮮は韓国に対して『ソウルを地獄の業火にさらして、灰も残さず地上から消し去る』と言ったりしますが、韓国人は言葉通りに受け取らないので大した問題にはなりません。言葉が出やすい韓国に対し日本は我慢してうっぷんを留め、一戦交えるしかないところまで追いつめられてから強い言葉を発します。だから日本は韓国が発する言葉も、韓国が思う以上に現実的に受け止めます。・国の距離が近づくにつれて、関係が悪化する韓国は相手国が本当に信用できるのか、第八章の『性格の病い』のように試し行動をして確認します。しかしそれは際限がなく、相手国がいくら譲歩してもエスカレートしていきます。相手国が離れようとすると態度を軟化させ、再び距離が近づくと試し行動をしてしまいます。そういう相手国がある内は国民が一致団結できますが、その国が離れると韓国国内で反目し合います。・竹島竹島の領有を主張したのは、韓国の初代大統領の李承晩です。彼は終戦前にはアメリカ在住で、日本に対する独立運動では影が薄い存在でした。北朝鮮の金日成(を名乗る人物)の抗日運動は小規模でしたが、武力闘争をしていた分だけ朝鮮半島の盟主だと主張しやすかったです。李承晩はそういったコンプレックスから、済州島で共産主義者の恐れがあるとして島民の虐殺を行いました。他にもいくつかやらかしていたので、竹島を占拠して自らの正当性をアピールしました。それがひいては、半島における韓国の正当性をアピールする事につながります。つまり竹島は韓国の存在そのもので、北朝鮮に対抗する手段でもあったのです。・韓国はなぜ、根拠のない話を信じてしまうのか?昔から朝鮮での派閥争いでは粛清がなされ、勝った派閥は自分たちに有利な歴史に書き換えていました。派閥争いでさえこうなのだから、王朝が変わったら前の王朝の歴史は完全に塗り替えられます。その結果、歴史が断絶して根拠のない世界線が始まってしまいます。

韓国の前の王朝は日本帝国のため、辻褄が合わなくなろうとも、その歴史は塗り替えらます。こういう文化が影響しているのか、韓国では唐突な起源の主張や、根拠のない話がまかり通ります。若者への調査では虚偽のメールを見破る能力が、 OECD(経済開発機構)加盟国内で韓国が最下位という結果が出ています。詐欺の犯罪率は日本の十数倍で、騙される人間が多い事をあらわしています。また、大きな力に翻弄された人がオカルトや陰謀論を信じやすくなるように、韓国もその傾向があります。例えば日本帝国が測量用に埋めた杭を、朝鮮の精気を断つための呪いの杭だという世論が高まり、撤去運動が起こりました。・慰安婦問題前線近くの慰安婦の労働環境が劣悪だったという事実はありますが、韓国はいつからか『女性が日本軍に強制連行された』と訴えるようになりました。近年の日韓関係の問題は、日本の新聞社などが「統治時代に日本人はこんな悪い事を朝鮮人にした」と吹き込むところから始まっています。日本人が自国の恥になるウソをつくはずがないと思うのが普通なので、韓国人は事実として受けとりました。その代表が慰安婦で、軍令により済州島で女性狩りをしたという日本人の男が手記を発表しました。そんな事があったのかと現地の韓国紙の記者が裏どり(事実確認)をしてみると、まったくのデタラメで、現地記者は韓国人を侮辱して商売をする日本人に憤りました。しかし、その後も日本発の慰安婦キャンペーンが続けられると、利害が一致する韓国のグループが呼応し、日本を憎悪する宗教のようなものが生まれました。・日韓を仲たがいさせたい慰安婦問題などで韓国をたきつける一部日本人の目的は、韓国を利用して日本を叩くことです。韓国を利用することで一般の日本人の敵意は韓国に向かい、自分たちは直接反撃に晒されずにすみます。彼らが韓国に土下座をするのは、周囲の日本人が悪で、自分は正しい存在だと感じられるからです。なぜ彼らがそこまで日本を悪にしたいのかというと、自分が理想の姿になれないのは、認めてくれない周囲の日本人が間違っているからだと思いたいからです。彼らは自分の存在を自ら否定しないために、日本が悪だという世界を作ろうとします。こういう他者との相対でしか自分の存在を感じられない人は、第八章『性格の病』で述べた通り一定数存在します。不和を感じながら生きてきた彼らは、周囲の人たちを対立させる術にも長けています。韓国人が言う「日韓の葛藤はいつも日本が起こす」というのは、ある意味で正しいと言えます。 11- 5日本の人格 ・A C(協調性・従順・慎重)が最も高い

日本人の特徴は A Cと重なる部分が多いです。他人に迷惑をかけない事を第一にして、指示された事は強制力がなくても従います。 F C(わがまま)のように他責ではなく、 A Cで自責の念に駆られやすく、それが自殺の多さにつながっています。和を尊ぶのも A C(場の空気を読む・人の顔色を伺う)に起因します。このおかげで大災害が起こった時にも、周囲と協調して助け合います。 A Cが高い集団は空気を読み合うことが常識となっているので、その中で空気を読むことが苦手な人にとっては、目に見えない地雷が多くて面倒な社会に感じます。 A Cは謙虚で他人からの評判を気にするので、相手に失礼な印象は与えません。ゆえに外交では相手国になめられ、日本が譲歩する場面が多く見られます。国内においてもジリジリ上がる税金に対して、さほどの抵抗をすることなく我慢して受け入れてしまうところがあります。 A Cはただ従順なだけではなく、うっぷんを溜め続けて一線を超えたら大きな爆発を起こします。我慢して抱え込んだ分だけ、爆発する時は双方に大きな被害が出ます。 A Cは慎重なため、新しい変化に対しても F C(行動的)優位な国々と比較するとワンテンポ遅れます。しかし日本は遅いことで先行する国の失敗を参考にして、堅実に歩みを進められるというメリットがあります。日本は犠牲を伴う急激な変化より、世代交代を待つようにゆっくりとした変化を好む傾向があります。・風土と A Cの関係性米というのは小麦よりも効率の良い作物で、水田の広さの割に多くの人口を支えることができます。山間部が多くて人々が密集して住む日本では、必然的に共同体意識が求められ、身勝手な人はコミュニティに入れてもらえませんでした。そういった社会で子孫を残せるのは A C(協調性)がある人で、何世代も掛け合わされていく内に A Cが国民性となりました。大規模集団をつくることができる国民性は工業化社会にも適しているため、個々の幸せはさておき、日本が先進国に入る礎になりました。逆に国という概念がない地域では共同体意識の対象が親族までで、赤の他人とはライバルや敵対関係だったので、生き残るには我の強さが必要でした。そういった地域の人々は集団化できないので発展しづらく、周囲の人との争いも頻発するため、他国に進出することを考えます。しかし地域の住みにくさの根本原因は彼らの A C(ルールに従う)が低いからなので、不法入国した先の国で新たな争いを起こしてしまいます。彼らの行動に対して日本人が一段と強い拒否反応を示すのは、彼らとの A Cの開きが他の先進国より大きいからです。 ・ACは罪悪感を抱く A Cは何かを言われると反発しないで、自分に悪い部分があるんじゃないかと思います。特に海外を巻き込んで、『日本人はこんなに非道』と言われると思考停止に陥ります。大勢の前で恥をさらされ、顔を真っ赤にして立ちすくむような状態です。

だから様々な要求を通そうとする者たちは、日本人の良心を人質にとるような手法をとります。ただその手法がとられ過ぎて、最近ではあまり通用しなくなってきました。日本人が自責の念を抱きやすいところは、犯罪率の低さにも関係しています。他責的な国民性の国では、仕事でお金が稼げないと強盗に走りますが、日本人は他人を傷つけるくらいなら自殺をします。・日本の CP(厳格な父性) CPの特徴として責任感や規律というものがあり、誰も見ていないところでもキチンと仕事をする日本人の姿に合致します。しかしこの特徴は従順で、人の顔色を伺う A Cにも当てはまるために判断がわかれます。 A Cの場合は自分がどう見られるのか評価を気にして、強迫観念のように仕事をします。風邪の時に休めないサラリーマンは CPの責任感か、それとも休むことでどう思われるのかを気にする A Cなのか判別に迷います。ですが、 CPが高ければもっとリーダーシップをとりたがる人が多くなるはずなので、 CPより A Cが優位と思われます。 ・CPも高めその国の CP(自他に厳しい)は、警察と軍隊を見る事で推し量る事ができます。 CPが低い国では警察が路上でワイロを要求したり、飲食店に無料の食事を要求したりと規律が全くありません。日本は鉄道も時間に正確で、社会のあちこちに規律が見られます。もし貧窮したらすぐに非合法な手段をとる、 CP(規律・向上心)が低い国民性だった場合、向上する意欲がなくいつまでも貧窮したままでしょう。いつまでも停滞し続けている国を見ると、規律がなくルールを軽視する傾向が強いです。日本人は貧しい時でも身を持ち崩さないため、幾度も復活を遂げています。ただ、昔より CP(厳格な父性)に否定的な価値観が目につくようになりました。第二次世界大戦前まで見られた軍人気質が社会から消え、学校で当たり前だった体罰も厳禁になりました。一時期は運動会の順位付けに関して、否定的な意見も見られるようになりました。しかし競争に打ち勝つ向上心を捨てた場合、現在の社会ではまだ不利になります。・日本の NP(優しい母性)日本人は概ね優しいと言えますが、 NPに関しては A C(従順・人目を気にする)と CP(指導的・厳格)よりは低いです。不遇な人にも自助努力を求め、ホームレスや生活保護受給者に対する目は厳しめです。とはいえ NPは中程度はあるため、一般人の層にいる限りは親切を感じる事ができます。・外国と比べて NPは低いのか?

よく海外在住の日本人が、『海外の方が優しい』と言ったりします。その優しさは荷物を持ってくれたり、迷っていたら声をかけてくれたり、人に干渉する形が多いです。ですがそんな優しいはずの国では、子供が一人で登校するのが危険だったりします。日本の場合は他人に干渉する、 FCが混ざった直接的な NPではなく、子供が一人でも登校できる環境を作り上げています。行列に並べば力が弱い人でも割り込みされることなく、平等な権利が得られます。海外との違いは NPの差というより、日本人の A C(遠慮・慎重)な姿勢が NPに影響しているだけです。もし NPが低ければ、路上ではもっと車のクラクションが鳴り響いているはずです。また、『海外では』で語り始める人は、 FC(感情的・活発)が高い傾向にあり、そういう人は干渉される形を優しさと受け取り、日本的な優しさを察しにくい感性をしています。情報は発する人の人格要素でアレンジされるので、それを見越した受け方が必要です。 ・A(大人の論理性)日本は伝統的に Aが高い国です。同質性の高さもあって I Qの平均も世界的に上位に位置し、識字率もトップクラスです。江戸時代の鎖国状態から開国して、すぐに欧米のテクノロジーに対応できたのも高い Aのおかげです。平均的に IQが高いため、優れたやり方を取り入れて再現できる人が多く、集団としての能力は高めです。しかし、優れたやり方を生み出すには、並外れて Aが高い人が必要です。例えばコンピュータシステムは百人の凡人で作るより、一人の天才が作った方が良いものが出来上がります。突出した Aの人を活かすには環境が重要ですが、海外と比べると日本は A C(協調性)を求められるため、抜きんでようとすると制限をかけられがちです。海外が Aの高い人にいきなり高い報酬を出すのに対し、日本では他の人と極端な差をつけたがりません。日本ではドライなまでの Aの高さを感じないため、 Aは中程度以上ですが A Cよりは低いと判断します。・日本の F C(自由な子供性)個人で FCが高い場合には、活発に動き回って海外志向が見られたりするものです。 F C(行動力・好奇心)と A(知性)が高ければ、海外のレベルが高い大学に留学したりします。 F Cのみ高ければ海外のリゾート地に、語学留学の名目で海外旅行のような留学をしがちです。国として FCが高い場合には活発な海外進出が見られ、中には戦争に至るケースがあります。第二次世界大戦で敗れてから日本は企業の進出はあれど、国としてはあまり FCが高くない状態です。・歴史的に見ても A Cな日本

日本は江戸時代に鎖国をしていますが、こういう内向きで引きこもりな体質も A Cの特徴です。しかし、鎖国が出来たのは世界一鉄砲を多く保有して、練度の高い兵がいたからです。通常であれば西欧と無理やり付き合わされ、隙あらば植民地にされていたところです。あるいは奴隷貿易に巻き込まれて、被害国・加害国になっていた可能性があります。日本の鎖国を引きこもりに例えるなら、金属バットを持って部屋に鍵をかけて閉じこもっているようなもので、他国からすると不気味な存在です。 A Cで意思表示が少ない日本は、現在も他国からは何を考えているのかわからないと思われがちです。・説教をされる日本 A Cは我慢をするので、説教をしたがる相手に目を付けられやすいです。例えば日本人は遠慮し合って平穏な社会にしていますが、そういう神経のない国の人は日本人の努力が見えません。結果、日本人だけが楽をしているように見えて、世界の負担をもっと背負うよう説教をされます。日本人は見苦しく反論しなければ状況を察してくれると、 AC的な感覚を相手にも期待します。しかし、相手は自分の説教が正しいから、日本人が反論しないのだと考えます。説教したがる国にとって、経済規模が大きめの国をやり込めた感が味わえるので、日本に説教するのは痛快な事です。・一線を超えると急に態度を変える A C(協調性・空気を読む)が高い日本という国で、 ACが低くて日本で疎外感を覚えている者は、コンプレックスから一般の日本人に対して説教を行います。その説教は海外を引き合いに出して、日本を否定する手法が多いです。 A Cが高い日本では、説教をされると何か自分に悪い部分があるのではないかと思う人が多いです。その反応に気を良くした A Cが低い者は、説教が有効なコミュニケーションだと勘違いします。しかし、一般の日本人は我慢が一線を超えたら、急に態度を硬化させてとりつく島がなくなります。一般の日本人は空気感によってフラストレーションの高まりを相手に伝えますが、それが読めないのが A Cの低い者です。結果、 ACが低い者は余計に疎外感を覚え、日本への怒りが募ります。・自分で自分を縛る日本人は AC(従順・顔色を伺う)が最も高いですが、同時に大抵の国より CP(規律・躾けをする)も高いです。つまり一人の人間に躾ける側と従順な側の人格が同居しているようなもので、自分で自分を縛ります。このおかげで安定した社会が築けていますが、同時に自分を厳しく縛る気質は過労死や自殺につながっています。・日本は終わっているのか?常に「日本はダメ」と言っている人は、実は深層心理の中で社会に適応できない自分がダメだと思っていて、その気持ちを日本に投影(投影性同一視)しているケースが多いです。

何ごとも終わりもあれば新たに始まるものがありますが、「日本は終わり」と言い続けたい人は終わったことしか目に入らなくなり、ますますバランスを失っていきます。日本にも問題はありますが彼らが必要以上に叩くのは、日本がダメでないと自分がダメだということになってしまうからです。日本に適応できずに海外に出た人が、「海外では」の言い出しで日本をこきおろす出羽守(でわのかみ)になるのは、こういった心理からです。可能性を求めて海外雄飛をして成功している人ならば、わざわざ日本に固執して叩いたりはせず、指摘をするにしても成功者らしく建設的なアドバイスをします。反対に海外でも望み通りの生活ができなかった人ほど、自分を追い出した(ように感じている)日本を執拗に否定します。その他、 A C(心配性)が高い日本人はネガティブな言葉の方が話を聞いてくれるため、言論で稼いでいる者の中には、過度に悲観的なことを並べ立てる者もいます。彼らの意見を参考にせずとも、日本の動きを観察して人を見抜く方法を応用すれば、改善すべきポイントが見えてきます。例えば A C(順応性)が高い国民性のため、徐々に税や社会保険の負担が増やされていっても、問題提起すらせずに我慢してしまう傾向があります。・各人格要素は高い方が望ましい例えば C P(規律・厳格)だけ高い人ばかりだと、国内は厳しい空気感で息が詰まります。そこに NP(共感性・優しさ)が高い人が混ざる事によってバランスが生まれます。厳密には少数の要素が突出しているだけでは極端な人格なので、他の要素も中程度くらいあると、他人と歩調が合わせやすい人格になります。得意科目が異なる人同士で組み合わさることで、バランスが良い集団になります。この事は企業が採用試験を実施し、一定レベル以上の人の中から多様性のある人材を集めている事からもわかります。個人でも人格の要素が5つ中4つ以上が高ければ、優秀で他人から人格者と言われるような人物になります。いっぽうで人格の要素が低い人が集団化しても、ただ苦手な分野が多いだけで、多様性の効果は生まれにくいです。そもそも要素が低いということは他人を許容する幅も狭く、集団化する事すら難しいです。 A(論理性・分析)が低ければ教育の効果は乏しいし、その上 C P(向上心)が低ければ労働意欲が低いです。更に A C(協調性)が低ければ好き勝手な振る舞いをします。・困難を乗り越えられる日本は困難の度に乗り越え、より強くなれる国民性です。これは A C(自責)の高さによって、起こった出来事について検証をして、更に C P(向上心)によって建設的な努力をするためです。困難に直面して泣きわめくだけであったら状況は変わりませんが、日本人は再び立ち上がることができます。一人の人間に A C(従う)と CP(躾ける)が同居していると思い悩むことも多いですが、それゆえに賢く強くなります。

あとがき最後まで読んでいただきありがとうございます。本書の知識は基本に過ぎず、皆さんが人を見抜く方法で多くの人を見て、データを蓄積することでスキルとなっていきます。例えば履歴書を読んでも最初は人格の判別に迷うかも知れませんが、多数の履歴書を一つの基準で読むことにより規則性が見えてきます。履歴書を読める立場にない場合は、発言内容と経歴が公開されている人を沢山見てください。肩ひじを張って人格を読もうとすると続かないものなので、推理小説(漫画)を読む感覚で続けてみてはいかがでしょうか。わたしは民間企業の経験があるので、自分よりも人格要素が発達した人が多くいる事を知っています。本書を読んでいる方の中には A(論理性)が非常に高かったり観察眼が優れていて、わたしより人を見抜く素養が高い方もいるでしょう。そういった他人の才能を素直に認められるのも、客観的に人格要素で比較ができるからです。存在ではなく人格要素で比較しているだけなので、わたしは劣等感を感じることがありません。そういった自分が楽になる考え方も、人を見抜く方法の特徴です。まじめに生きていても他人に害されて、大きな損失を負わされる事があります。読者の皆さんが人を見抜く方法を使って、人生から人災のリスクを減らせれば幸いです。リスクを防ぐだけではなく、付き合うべき人を選ぶ際にも使ってみてください。わたしは自分一人なら小さくまとまってしまう人格でしたが、行動力やリーダーシップがある人と関係を築いたことにより、自分に足りない人格を補うことができました。本来のわたしの人格であれば望めなかったであろう給与所得を得て、早めのリタイアで自由な時間を作ることができました。娯楽を楽しむ人格が発達していないため、書くことに時間を使うことにしました。そしてまじめに生きている人が損をしないための知識として、人を見抜く方法を本にまとめました。そんな本書を忙しい中で読んでくださった、読者の方々にお礼を申し上げます。もし内容が有用でしたら、評価の ☆やレビューを頂ければ大変ありがたいです。関連著作事件の人間学[特別編]安倍元総理銃撃事件

参考文献若いころに読んだ脳と心に関する本などが、人を観察してパターンを出そうという発想につながったと思います。そういった古い本が自分の血肉になっているわけですが、既に書名さえ思い出せないものがあります。福島章,犯罪心理学入門,中央公論新社, 1982.芦原睦,自分がわかる心理テスト PART 2,講談社, 1995.祖父江孝男,文化人類学入門,中央公論新社, 1990.河合隼雄,ユング心理学入門,培風館, 1967.ロバート・ K.レスラーとトムシャットマン ,FBI心理分析官,早川書房, 2000.スーザン・フォワード,毒になる親,講談社, 2001.佐藤正英,甲陽軍鑑,筑摩書房, 2006.岡田尊司,パーソナリティ障害, PHP研究所, 2004.岡田尊司,働く人のための精神医学, PHP研究所, 2013.小早川明子,「ストーカー」は何を考えているか,新潮社, 2014.ジョー・ナヴァロとマーヴィン・カーリンズ, FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学,河出書房新社, 2012.原田隆之,入門犯罪心理学,筑摩書房, 2015.長谷川博一,殺人者はいかに誕生したか,新潮社, 2015.ブライアン・ R・リトル,ハーバードの心理学講義,大和書房, 2016.無藤隆・森敏昭・遠藤由美・玉瀬耕治,心理学新版,有斐閣, 2018.アラン・ S・ミラー,進化心理学から考えるホモサピエンス,パンローリング株式会社, 2019.小野一光,連続殺人犯,文藝春秋, 2019.溝口敦,ヤクザ崩壊半グレ勃興,講談社, 2015.上野友行,ヤクザライフ,双葉社, 2016安藤寿康,日本人の 9割が知らない遺伝の真実, SBクリエイティブ, 2016.片田珠美,被害者のふりをせずにはいられない人,青春出版社, 2018.福田ますみ,モンスターマザー,新潮社, 2019.西多昌規,自分の「異常性」に気づかない人たち,草思社, 2016.渡辺弥生,感情の正体,筑摩書房, 2019.平川新,戦国日本と大航海時代,中央公論新社, 2018.宮口幸治,ケーキの切れない非行少年たち,新潮社, 2019.石井光太, 43回の殺意―川崎中 1男子生徒殺害事件の深層―,新潮社, 2020.

普通に働く人のための『人を見抜く方法』 2021年11月 20日初版発行著者社会人の人間学研究会 © 2021社会人の人間学研究会 All rights reserved ◎本書は読者個人の学習目的でのみ、閲覧が許諾されています。本書を無断で複製・転載したり、動画や Webサイト等に使用する行為は著作憲法上、禁じられています。そんな事をするよりも、実生活で人を見抜く方法を活用した方が何倍も有益です。

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