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第五章運がよくなる覚悟の話(斎藤一人)

目次

人間に必要なのは覚悟だよ

はい、おはようございます。今日は覚悟の話をします。

覚悟の話ってなんですかって言うと、たとえば天国言葉をしゃべるとかね、一人さんが「私は愛と光と忍耐です」を一日一〇〇回、言ってみなとかね。

そう言ってもできる人もいれば、できない人もいる。

それでやっていてもね、「天国言葉を言ってるんだけど、なかなかしあわせになれないんです」とかって言う人もいるのね。

そうするとね、覚悟ってなんですかって言ったとき、しあわせになりたいとか、なりたくないとかいう話は、あんたの話だよねって。

いつまでも自分のことばかり言ってんじゃないよって。地獄言葉を言ってるとまわりが迷惑なんだよ。笑顔でいないとまわりが迷惑なんだよ。

しあわせじゃなくてもいいから「しあわせです」って言えばいいんだよ。それでしあわせそうな顔をしていればいいの。「天国言葉を言ったら毎日しあわせです!」って言っていればいいんだよ。

それで、「そういうことを言ってるとストレスがたまる」って言う人いるんだけど、ストレスがたまったら病気になればいいんだよ。

それで「病気が重くなって死んじゃったらどうするんですか?」って、死んじゃえばいいんだよ。いつまでもブスッとしながらね、地獄言葉をまき散らしてるってことは、人に迷惑をかけてんだよ。

迷惑かけながらダラダラダラダラ生きてるんだったら死んじゃったほうがましなんだよ。〝人間なんかやるときは覚悟してやらなきゃいけないよ〟っていうことを言ってるんだよ。

それで、覚悟してやると奇跡って起きるんだよ。中途半端な気持ちでなんかやるからいけないんだよ。

成功しない人は覚悟が足りない

みんなほとんどの人っていうのは知恵ってあるんだよ。なぜ成功する人としない人がいるんですかって言ったとき、覚悟が足りないんだよ。

京都にMKタクシーっていうのがあるんだけど、そこの社長さんはね、韓国の人だか朝鮮の人だかよく知らないんだけど、むこうの人なんだよね。

その人が日本に来て仕事をしたときに、「俺たちは日本人が八時間寝るところだったら五時間寝ればいいんだ」とかね、「日本人が米を食ってるとき、俺たちは麦を食っていればいいんだ」って言ったの。

人の国に来て出世するってそういうことなんだって。日本人だってハワイへ移民した人だろうが、ブラジルに移民した人だろうが、ものすごい苦労したんだよな。

人の国に来てひと旗揚げようっていうことは、大変な苦労に違いないんだよな。それで、はなっから苦労が当たり前だって思っている人って、苦労が苦労じゃないんだよ。

ところが苦労したくないような人に限って、すぐくじけちゃうけど、社会に出ていくとね、そんなに才能とかはいらないんだよ。特別なことするわけじゃないんだよ、仕事でもなんでもな。

今日も八戸から、これから結婚相談所やりたいっていう人が来てるんだけど、どんな結婚相談所よりもうちのほうがしあわせになるんだとか、大きい会社にするんだとか、どんな困難があっても戦うんだっていう覚悟があれば絶対うまくいくんだよ。そんなに世の中には特別なことなんかないんだよ。

実社会はカンニングOKなの

簡単なこと言うと、見ていいんだよ。

なんでかって、流行ってる相談所に行って何やってるかって、カタログくださいって言うとくれるんだもん。

学校の試験は見ちゃいけないけど、社会って見ていいんだよ。わかるかい。見ていいのに見に行きもしないほうがおかしいんだよな。

で本気になってやる気があるんですかって。だから覚悟っていうのは、どんなに知恵があっても、覚悟のないやつは光らないんだよ。

光るって、俺、「ひ」と「し」が言えないからな、ごめんね。

あの輝かないっていうのは、おおよそな、俺は中学しか行ってないけど、みんなたいがいの人は高校とか大学とか行ってるんだよな。そうするとね、あそこで教えている勉強の三分の二も使わないんだよ、世の中って。

ただ、覚悟がないとなんにもできないんだよ。覚悟しちゃえばいいんだよ。

だから変な話、俺も親に大学行けって言われてたけど、イヤだって言って行かなかったんだよ。行かないっていうこと自体、中学で社会出ると大変に決まってるんだよ。

わかるかい。だけど早くから社会に出たらいい面もあるんだよ。

「それが何か?」って平気で言えなきゃダメ

だからよくな、僕は学校行かなくてバカにされてどうのこうのって、バカにされるに決まってるんだよ、そんなもんは。

わかるかい。当たり前なんだよ。だから食いすぎて太ればデブだって言われるに決まってるんだよ、そんなもんは。当たり前なんだよ。

その世の中ってそんなもんなんだよ。

「それが何か?」って平気で言えなきゃいけないんだよ。「私は食いたいもん食ってて太っていればいいんだ」って。「やせたいやつはやせればいいけど、私は食いたいんだよ」って。

要するに覚悟の問題なんだよな。

こんなんなると思わなかったって言うけどなるんだよって。食いすぎれば太るんだよ。学校行かなきゃバカにされる。そういう世の中なんだよ。

だからそんなの目じゃねーよって言って生きられるかどうかなんだよなって。

だからどんな商売、ラーメン屋だろうがなんだろうがラーメン屋やろうが何しようが、覚悟してやんなきゃなんにも成功しないよって。

泣き言ばっかし言ってるけどな、この世の中ってそういうものなんだよ。

あのな、笑顔がいいに決まってるんだよ。

で俺が笑顔にしなって言うと、斎藤さんは成功してるからあーだこーだって、いちいちうるさいって言うんだよ。

笑顔がいいって言ってるんだからやればいいんだよ。ガキだってわかるようなこと何回も言わせるんじゃないって。わかるかい。

天国言葉のほうがいいに決まってるんだよ。やればいいんだよ。それでやったら、ちょっとやるとね、すぐ結果が出なくてって、出なくても笑顔のほうがいいんだよ。

わかるかい。ブスッとしてるとまわりが迷惑なんだよって。だからまわりに迷惑かけちゃいけないんだよって。

一〇〇の〝さだめ〟に一〇〇の意志

この前、耳がおかしいっていう人が、耳鳴りがしてどーのこーのって、まぁ要は若いんだけど、仕事行かないんだよ。

だから奥さんも心配するし、お母さんたちも心配するんだよな。

それで俺が治し方を教えてあげるからちょっとおいでってその子を呼んで、「今日から治った」って言えって。女房の前であーだこーだ言ったって、女房は医者じゃないんだから治んないんだよって。

人に迷惑だから、「毎日よくなっています」とかって言いなって。自分の言ってることが人に迷惑かけてるかどうか考えなよって。わかるかい。

俺たちは前世からの因果をしょってきてるから、いろんな因果があるんだよ。これを〝さだめ〟と言うんだよ。だけど一〇〇のさだめに対して一〇〇の意志を持ってるんだよ。

だから俺たちは意志が同じだから、一〇〇のさだめがあっても意志の強さが一〇〇あると、相殺するとゼロになるんだよ。

そうするとなんの抵抗もなくどこにでも行けるんだよ。

じゃあその意志はなぜ出ないんですかって言ったとき、覚悟が足りないんだよ。

親にこう言われてあぁ言われてって。

親の言うことなんか絶対聞かないって覚悟すればいいんだよ。先生の言うことなんか、俺は宿題なんか絶対やらないって決めたんだよ。絶対やらないんだよ。

先生がなんぼ宿題出そうが「うわ~、嫌だ〜」とか俺は言ったことないんだよ。いくら出たってやらないんだから。やらないと決めたんだよ。俺の人生なんだよ。

そのかわり、何が起きようがどうしようが、先生の言うこと聞かなかったんだから、しょうがないんだよ。自分で切り開くしかないんだよ。

覚悟が弱いとやられるよ

だからみんなね、覚悟決めてやればいいんだよ。自分が正しいと思ったことはな。だってこの世の中っていろんな道があるんだよ。法律は犯しちゃいけないんだよ。

だけど学校の先生の言ってるのなんかな、世の中の言っていることは、「平均台の上をまっすぐ歩いて、おっこったら大変だ」みたいなことばっかり言ってるんだよ。

一歩下へ落ちると何があるって、台地があるだけなんだよ。自由にどこでも行けるんだよ。あんな細い道じゃないんだよ、人生って。

親も先生も知らないんだよ、世の中のことなんか。本当に広々としてるんだよ。自由に行くっていうことはいばらの道もあるんだよ。大変なことも山ほどあるんだよ。

だから人間覚悟してやるならなんの商売でもいい、サラリーマンやろうが家庭の主婦やろうがなんだって覚悟してやればいいんだよ。

一番人間としてみっともないのは「こんなはずだと思わなかった」って。思わないのはよく考えていないからだよって。よく考えたら、そうに決まってるんだよ。

食いすぎれば太るんだよな。そんなこと決まってるんだよ。なんつーの、学歴社会で学校行かなきゃバカにされるんだよ。

でも俺はバカにされたことないんだよ。

「なんでですか?」って、バカにされるとその人をひどい目にあわせるから、殺気でわかるんだよ、相手だって。バカにされるっていうのは、学校行ってないからバカにされるんじゃないんだよ。そいつが弱いからだよ。

よく、うちは片親でね、学校でいじめられるって言うけど、片親のそのお父さんがヤクザかなんかだったら絶対いじめられないんだよ。

だから人間って、弱いからやられるんだよ。それで何が弱いんですかって言ったとき、覚悟が弱いんだよ。

よく考えてやるんだよ。俺なんか学校行かないって決めたら、学校行かないことで起きる弊害が山ほどあるんだよ。

わかるかい。学校行ったら行ったで、それは強みなんだよ。それで弱みがあるやつは強くなるんだよ。わかるかい。

何を強くするんですかって、覚悟を強くしないかぎりなんにもできないんだよ。この世の中は覚悟がいるんだよ。

だから新しいことやるときは、やるだけの覚悟を持てばいいんだよ。腹がすわったらいいんだよ。難しいことなんか、世の中になんかありゃあしないよ。

「俺んとこ、日本そば屋やるんだ」って、そうしたら流行っているところ行って、お土産だって持って帰れるんだよ。

おつゆだって持って帰ってこられるんだよ。それを研究しないあんたがおかしいんだよって。やるからには勝たなきゃだめなんだよ。なめられちゃだめなんだよ。わかるかい。

グズグズ言ってもやるときはやる!

俺は講演家じゃないんだよ。

講演家じゃなくったって、みんなが話を聞きに来るって言った以上「僕はプロじゃありませんから」じゃないんだよ。

今だって俺、タダで一生懸命しゃべってるんだよ。やるとなったらほかの誰もしゃべれないことしゃべるんだよ。

本を書くのだってそうなんだよ。素人が本を書いてるんじゃないんだよ。金もらったと同時にプロなんだよ。

やるときはやらなきゃしょうがないんだよ。やるまで俺はグスグス「やりたくねーな」って言ってるんだよ。でも、始まりゃあやるんだよ。何をやるのでもそうだけど、みんな覚悟持ちなって。

今日もね、覚悟の話で二〇分話してくれってさ、まだ二〇分たたないか。

俺、二〇分がんばるんだけど、何を言いたいのかっていうとな、みんなこれから若者でもな、みんないろんなことあると思うんだよ。

だけど、教育を受けてるから知恵も十分あるんだよ、常識もあるんだよ、全部いろんなことがあるんだよ。

なんで花咲かないんですかって、やる前の覚悟が足らないんだよ。やるとなったら、やるしかないんだよ。それで特別なことや難しいことなんかないんだよ。

社会へ出たら仕事なんか毎日ほとんど同じことの連続なんだよ。その中で笑顔のほうがいいんだよ。返事が「はい!」ってさわやかなほうがいいに決まってるんだよ。いいことやればいいんだよ。

学校の勉強がなかなか追いつかないのは、毎日同じ勉強じゃなくて、次次次次って違うことやるからなんだよ。あの教育のやり方と世の中とは全然違うんだよ。

正しい答えを知らないなら改良すればいい

あのな、わが子を教えるように自分のことに接するんだよ。いいかい。

子供が、1+1が2のところを3って書くとするじゃん。それで、明日も同じ試験で3って書くよな。あさっても3って書いたら子供の頭ぶんなぐるよな。

お前2って教えたろって。なんで3って書くんだよって言うよな、自分の子供だったら。わかるかい。

それなのに、商売屋をやってて、ブスッとした顔やってて、今日も明日もブスッとしてんだよ。笑顔にしろって俺が言ってるんだよ。答え教えてんのになぜやんないんだよ。

わかるか。

そばがまずいから客が来ないのに同じ味をなぜ出すんだよ。それ1+1を3って書いてるのと同じだろ。まずいから客が来ないんだよ。だんだん客が減ってるのにおかしいだろ。

今から結婚相談所をやったら、うまくいったらだんだん客増えるんだよ。客が横ばいだったら飽きられてるんだよ。減ってきたら世の中にいらないことやってるんだよ。簡単なんだよ。お客が答え教えてくれるんだよ。

ここのお店だってだんだんだんだん売り上げが増えてくれば。「あぁ、一人さんがここをつくってくれてよかった」って、口じゃみんな言ってくれるんだよ。

でも、本当だったら増えるんだよ。客が増えてないのにいいお店ですってよかないんだよ。いいお店だったらもっと増えるに決まってるんだよ。

わかるかい。だから改良改良するんだよ。最初っから正しい答え出せなくても、改良するんだよ。それで改良するって覚悟がいるんだよ。

ここをいっぱいに流行らせるぞとかな。

自分が青森でやるか、どこでやるか知らないけど、「青森で一番にするんだ」とかってその覚悟を決めたから、改良改良していくんだよな。

それを最初っから「なんとか食っていければいい」って、覚悟が全然ないんだよ。食ってくだけだったらホームレスだって食ってるんだぞ。

日本っていう国はホームレスでも太ってんだよ。世界でこんな国はないんだよ。こんないい環境に生まれてだらしないことばっかり言ってちゃだめだよって。

覚悟という土台があればうまくいく

だから覚悟してやろうよって。

俺の話ってたいがいはやさしいんだけど、今日のこの覚悟の話はやさしくできないんだよ。

やさしい覚悟じゃだめなんだよ。それで、覚悟を決めればあとはやさしく生きられるよ。だって覚悟は決まってるんだから。

わかるかな。

大本の土台みたいなものなんだよ。土台をしっかりすれば、上はだんだんだんだんいろんな建物が建つよ。歯だって歯茎をやられちゃうとだめなんだよ。

土台がしっかりしてないとな、みんな抜けちゃうんだよ。それと同じように、俺たちは何かするとき、覚悟を持ってやろうよって。

子供が嫁に行くって言ったとき、心配でどーのこーのじゃないの。一生食わしてやる気になればいいんだよ。嫌ならすぐ帰ってこいよって。

私が一生子供の面倒見るんだからって。うまくいきゃあそれでいい。だめならお母さんとこ戻っておいで。お母さん、どんなことしたってあんた食わしてやるから。

覚悟の問題なの。そしたらなんでも安心だよ。

「お前、結婚して本当にしあわせになるんだよ」ってうるさいんだよ。

本当にしあわせになるか、誰だってわかんないよ、そんな先のこと。わかっているのは自分の覚悟だけだよ。

お前が戻ってきてもしあわせにするよって。お母さんそのために長生きするよ、とか。わかるかい。

覚悟ってそんなもんなんだよ。だからみんな自分の覚悟がないから鮮やかな話ができないんだよ。

※注(柴村恵美子)追伸です。

ここから先は、一人さんの「覚悟の話」を収録したあとの雑談ですが、とってもいいお話なので入れておきますね。

神はしあわせに変えるものをくれる

神様はな、俺たちを不幸にしようとはしてないんだよ。ただ、しあわせになる材料は山ほどくれてるんだよ。だから「これでしあわせになれ」って言ってるんだよ。しあわせをくれると思っているやつがいるんだよ。

神はしあわせをくれないんだよ。しあわせに変えるものをくれるんだよ。

だから不幸を山ほど持っているんだったら、しあわせに変える材料が山ほどあるの。それで、神はハンデをくれるということは実力があるんだよ。

いろんなハンデがあるんだよ。人間っていうのはいろんなものが悪いんだよ。人間っていうのはな、顔立ちが悪いか、頭が悪いか、歯が悪いか、痔が悪いかな(笑)。

なんか悪いんだよ。人間てな、なんか悪いんだよ。そのかわり、一つずついいものも持ってるんだよ。

それはみんな個性みたいなものでな、それでしあわせになりなっていう、あのな、不幸になっちゃいけないんだよ。

俺たちは天国から出てくるときに、まぁ、地獄から出てきた人もいるんだけど、どっちにしろ「しあわせになります」って言って出てきたんだよ。

それで、因果は何個かしょってきますって言ってるんだよ。でそれでもしあわせになりますって出てきたの。でこれが基本なんだよ。

それから、守護霊もついてるんだよ。神もついてるんだよ。

だから、夢から何から、なんでもかんでも、あの親じゃなきゃだめ、あの兄弟じゃなきゃだめ、あの部長じゃなきゃだめ、それでもしあわせになるというゲームだな。

必ずみんなにも得、自分にも得

俺も今日、ここへ来たらこうやって話をしなきゃならないしな。そうすると、くたびれることもできるんだよ。

「いや〜、俺、がんばってくたびれちゃった」って。でも、元気に楽しく帰ることもできるんだよ。そのためには、俺もみんなも楽しくなるような話をしなくちゃだめなんだよ。

なぜかって言うと、みんなのためだけにしゃべっちゃだめなんだよ。みんなのためだけにしゃべったときは、必ず俺はくたびれるんだよ。みんなも楽しくて、俺も楽しくなきゃだめなんだよ。

言ってることわかるか?みんなだけ楽しいと俺くたびれちゃうんだよ。俺もしあわせでなきゃだめなんだよ。

だからみんなも楽しいけど、「ここらへんにいる人、二~三人くらい俺の彼女にならないかな」と思って(笑)、俺もしあわせじゃなきゃだめなんだよ。

それが大切なんだよ。なぜかって言うと、みんなにも得だけど俺にも得じゃなきゃだめなんだよ。

〝人〟の〝為〟って書いて〝偽〟という字

人ってな、人にもやさしく、自分にもやさしくじゃなきゃだめなんだよ。

わけのわかんないやつにかぎってな、「人にはやさしく自分には厳しく」って、自分に厳しいやつは人にも絶対厳しいんだよ。

歌を一曲歌って音痴なやつは、二曲目も絶対音痴なんだよ。厳しいやつは絶対厳しいんだよ。

だから俺は人にもやさしいけど、自分にもすごくやさしいの。だって自分ってかわいいもんな。だけど、みんなのこともかわいいから、みんなのためにもしゃべるんだよ。

だけど俺な、自分のためにならないことってイヤなんだよ。あのな、この世はな、与えたものが返ってくるんだよ。みんながくたびれたとするじゃん。俺もくたびれるんだよ。

俺な、みんなのために話して今日すごいくたびれちゃったとするとみんなもくたびれてるの。言ってることわかるかい。

人間ってな、今日は俺、楽しくてって言ったときはみんなも楽しいんだよ。

だからよくね、「人のためにがんばった」って言うけど、〝人〟の〝為〟って書いて〝偽〟って書くように、人のためってニセなんだよ。

あのな、人のためにがんばってって、人のためにがんばってるんじゃないよ。今日、俺だって楽しくなりたいんだよ。だから、人にもやさしく自分にもやさしく。

それで今日、みんなのためになってるとしたら、絶対俺のためにもなってるんだよ。

本当に役に立ったものに一方通行はない

みんなが一〇〇ずつ得したとしたら、みんなが集まったぶんだけ俺は得なんだよ。二〇人いるなら一〇〇×二〇なんだよ。それだけ俺はしあわせになるんだよ。わかるかい。

あのな、一人さんから教わったことを金額にしたら、いくらずつ得したとするじゃん。

そうしたら、このテープを本にしようがなんにしようが、これで絶対、俺のところに現金が入ってくるんだよ。

本当に役に立ったものは一方通行なんて絶対ないんだぞ。

人の役にだけ立って、俺には全然一銭の見返りもない。そんなの偽物なんだよ。

本当に役に立つ話だったらこのテープ売れるんだぞ。だって価値があるんだもん。わかるかい。

だから、本当にみんながしあわせになったら俺ももっとしあわせになるんだよ。

だからこの世の中な、一方通行のしあわせなんて絶対ないんだよ。バランスの法則って言ってな、バランスなんだよ。

今日な、あなたのためにな、俺が一生懸命しゃべって、あなたが得したとするじゃん。

一〇〇得したとするんだよ。いや、一〇〇〇だとする。いいか。一〇〇〇得したと思っても、あなたが一〇〇〇得したと思ってるだけなんだよ。

それが本当の得にしたいんだとしたら、俺のためになんかやんな。

たとえば「一人さんってすばらしいんだよ」ってほめようが何しようがいいよ。でも誰からでもただでもらいっぱなしは、絶対この宇宙では通らないんだよ。

あのね、一人さんは初めて会った自分のためにこんだけのことをしてくれたって、それに感銘したなら、青森に行こうが何しようが俺をほめるとか、俺が得になることをしないかぎり絶対だめなんだよ。

この世の中はバランスの法則なの。

自分だけ受け取って得したように思うけど、それだけだと俺から受け取ったことはひとっつも役に立たない。

神が役立つ場面をくれないの。人間ってそういうものなの。

あのね、寺田さん(寺田酒造の社長)のところへよく若い人たちが来て、寺田さんはごはんをごちそうしたりしたんだよな。

そうすると、君たちは寺田さんに会って得したように思ってるけど、そうじゃないぞ。こんだけ面倒を見てくれたんだから、日本酒は寺田のしか飲まないとかね。

自分が飲めないんだったら、おじいちゃんが飲んでるんだったら、「おじいちゃん、寺田のお酒を買ってよ」とかって。

受けた恩に対して何かする気持ちがなかったらな、太鼓だってバチがなきゃ音しないんだぞ。

人間っていうのは受けた恩に対して、自分が何をするかって思ったときに、宇宙は共鳴するようにできてるの。これが法則なんだよ。

受けた恩を返そうという気持ちがあって初めて共鳴する

あのな、納税日本一になった俺が、若者に「俺のために尽くせ!」とか言うの、おかしいだろ。普通はかっこわるいから言わないんだよ。

こんなこと言うの俺だけだよ。でもそうじゃないんだよ、本当に。みんなのためなんだよ。

この宇宙はそういう仕組みにできてないんだよ。

だから心意気の問題でな、「寺田の親父に世話になったから、自分は酒飲むなら寺田の飲んでます」とかな。

そういうもんなんだよ。

あのな、キリンビールの社長にお世話になってるならアサヒで乾杯しちゃだめなんだよ。そういうものなんだよ。それが大切なんだよ。

この宇宙はそういう法則でできてるんだよ。

だから見ず知らずの君のために一生懸命しゃべったんだから、君は一人さんを広めるために一生懸命しゃべるんだよ。

それで広まったからって、そんなに俺に得があるわけではないんだよ。そういうものではないんだよ。あのね、受けた恩を返そうっていう気がないやつはだめなんだよ。

恩を受けたら返すんだっていう気持ちなの。

だから、それがどんなに小さかろうがなんだろうが、そういう気持ちがあるときに初めて宇宙は共鳴してチャンスをくれるようにできてるの。

それが君のためであり、お互いのためなんだよな。

俺はみんなを守る、みんなは俺を守れ

俺はね、うちのお弟子さんやなんかにね、「みんなは俺を守れ」って言うの。そして俺はみんなを守る。

「一人さんに守ってもらったらうれしいです」じゃないの。そうじゃないんだ。それじゃだめなんだよって言うの。

一人さんは私たちを守ろうとしているそして、私たちは一人さんを守りたいんだってその気持ちが共鳴し合ってうまくいくんだよ。

だから自分たちは微力だろうが、一人さんのためにこんなことしたいとかね、だから人間ってやれることをお互いやり合って、初めて成功のエネルギーが共鳴し合うんだよな。

だから、自分は弱い人間だからって、やってもらうだけっていうのはダメなの。

あの釈迦がね、托鉢に行って、お布施としてご飯もらうときに、貧しいところに必ず行けって言うの。貧しい人は、貧しいからもらうことしか考えないんだよ。それが貧しさをまた呼ぶんだよ。来世もまた貧しくなるんだよ。

その中から一口ぶんのご飯でもこうやって人に恵むようになったときに波動が変わるんだよ。

「日本一の一人さんからこれだけ教わったんだから、日本一にこれからなろうとしている俺はこれだけのことします」という何かなんだよ。

わかるかな。これが共鳴なんだよ。出せるものの問題じゃないんだよ。

俺が言っているのは、貧しい人はこんなご飯一さじぶんだって、自分の食いぶちだって足りないんだから。一さじだって大きいんだよ。だからその気持ちの問題なんだよ。

因果とはどういう気持ちでやったかなの

因果とはな、気持ちがつくるんだよ。あのな、この世に因果っていうのがあるんだけど、死刑囚は誰かが一三階段のあのボタン押すんだよ。

電気椅子は誰かがボタン押すんだよ。自動装置なんですって言うけど、誰かがボタン押すんだよ。全自動だとしたらそれの全自動つくったやつがいるんだよな、わかるかい。

そのときな、「このやろうはろくなやつじゃないから」ってそういう気持ちで押すのと、「早く生まれ変わって次はいい人生送りなよ」っていうつもりでボタン押すのとでは全然違うんだよ。

だから首切り役人が何人首切ったって、ちゃんと菩提をとむらっているような人には、悪い因果は起きないんだよ。

だから、人の首を切ったから因果が起きるんじゃないんだよ。

因果とはどういう気持ちでやったかなんだよ。

あのな、一人さんと会ってこんだけ話聞いて得したっていう気持ちだけではだめなんだよ。

〝得〟は〝徳〟にならない

一人さんに対して、何かして自分は徳を返したいんだって思ったときに、いいほうの因果の〝ダルマ〟というのが起きるんだよ。〝得〟は〝徳〟にならないんだよ。

徳は返そうとしたときに、返したぶんだけ得になって戻ってくるんだよ。

親に生んでもらったとするじゃん。得したように思うけど、それが徳じゃないんだよ。徳というのは親孝行をしたいなとか、親に何かしたいなと思ったときにいいことが起きるんだよ。

あのな、親の財産もらいたいって、争ってでも親の財産をうんと取った人がいるだろ。あとからずーっと見てると、必ず苦しい生活を送ってるんだよ。

それより五割ずつのところをな、私は三でいいからって言って相手に七やって三もらったようなやつのほうが、もっと言うと、もらわないで親の面倒を見ていたやつのほうが、絶対しあわせな人生送ってる。

あのな、何か人に受けた恩に対して返したいと思う心の恩のほうが大切なんだよ。

「同じものは返さなくていいんですか?」って、いいの。

だって同じことは起きないんだから。同じものは返せないよな。ただ、気持ちってあるじゃん。返したいという気持ちな。

不思議なんだけどね、親の財産もらいたいってやつより、親の面倒を見たいっていうやつのほうが、なぜかしあわせになるの。

おごってもらっているやつより、おごっているやつのほうがなぜかしあわせなんだよ。そういうもんなんだよ。

受けた恩は返すんだっていう気持ちな。君は俺と一回しか会ってないんだよ。だけど、俺からすごい一〇〇のもの、一〇〇〇のものをもらったとするんだよ。

そしたらな、ちょぼちょぼでもいいから一生かけてでもいいから返すんだよ。それで、返そうと思っている人間にはいいことが必ず続くんだよ。

なんでもいいの。一人さんの天国言葉の紙を人に配ろうがな。

名刺の裏に入れといて「これ、言うといいですよ」とか、些細なことでもいいから、これが一人さんに対するお礼なんだという気持ちでやってると、運勢が違うんだよ。

だから、恩を返す気がなかったら、俺からいいものもらったとしても、生かす機会が来ないんだよ。生かす機会は神がくれるんだよ。

だから天国言葉ひとつ言おうが何しようが、なんでもいいんだよ。なんでもいいんだけど何かをやろう。いっぺんに一〇〇〇は返せない。

だけど一〇〇〇枚の紙は配れるかもしれないね。一生かけてな。

参考文献『つばさよつばさ』浅田次郎(小学館)『こんなにちがうヨーロッパ各国気質』片野優・須貝典子(草思社)

さいごに

運は、覚悟によって光るものです。

この本には運のつけ方から覚悟の出し方、すべてが書いてあります。

まず始めることです。

ここは、行動の星だから。

斎藤一人

【著者】斎藤一人さんのプロフィール斎藤一人さんは、銀座まるかん創設者で納税額日本一の実業家として知られています。

1993年から、納税額12年間連続ベスト10という日本新記録を打ち立て、累計納税額も、発表を終えた2004年までで、前人未踏の合計173億円を納め、これも日本一です。

土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額はすべて事業所得によるものという異色の存在として注目されています。

土地・株式によるものを除けば、毎年、納税額日本一です。

また斎藤一人さんは、著作家としても、心の楽しさと、経済的豊かさを両立させるための著書を、何冊も出版されています。

主な著書に『微差力』『眼力』『変な人の書いた世の中のしくみ』(小社刊)、『絶好調』『幸せの道』『地球が天国になる話』(ロングセラーズ)、『変な人の書いた成功法則』(総合法令出版)、『千年たってもいい話』(マキノ出版)などがあります。

その他多数、すべてベストセラーになっています。

〈ホームページ〉http://www.saitouhitori.jp/一人さんが毎日あなたのために、ついてる言葉を、日替わりで載せてくれています。

ときには、一人さんからのメッセージも入りますので、ぜひ遊びに来てください。

〈編集部注〉読者の皆さまから、「一人さんの手がけた商品を取り扱いたいが、どこに資料請求していいかわかりません」という問い合わせが多数寄せられていますので、以下の資料請求先をお知らせしておきます。

フリーダイヤル0120-497-285

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