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第二章「朝4時起き」だからできる奇跡の仕事術――あなたはこんなに効率的な仕事ができるか?

目次

□「朝4時起き」に目覚めた理由

そもそも、わたしが「朝4時起き」になったのは二十年前にさかのぼります。転職先の会社を三年で辞めて独立後、数カ月経った頃です。

フレックスタイム制でしたが、早朝から会社のそばにあるスポーツクラブに通っていましたし、転職前には営業マンをしていましたから、都心のオフィスには始業一時間前の朝七時半には出勤していました。

早起きではあったものの、さすがに「朝4時起き」ではありませんでした。

では、どうして「朝4時起き」になったのかというと、当時、小さかった子どもが近所のチビ連中を連れてくると、そのうちの一人が寝ているわたしに気づいて、「パパ、家にいるの?まだ寝てるの?仕事してないの?」と愚息に聞くのです。

「パパって何の仕事?」「うちの父ちゃん?うん、泥棒」これにはさすがに飛び起きました。愚息はニコニコしていましたが、こんなことを近所で言いふらされたら大変です。

「ウソウソ。夜遅くまで仕事してたんだよ。寝ないで働いてたから、いまようやく寝たんだよ。泥棒じゃないからね」

愚息にしてみれば、絵本では夜中にこそこそ起き出て仕事するのはきまって泥棒ですから、「うちの親父は泥棒なんだ」とパターン認識してしまったのでしょう。

ビジネスマン時代あれほど早起きだったのが、「自由業」となったら数日も経たないうちにすっかり深夜族。

当時は自宅で仕事をしていましたから、家族がすっかり寝静まり気兼ねなく仕事ができる環境は深夜しかなかった、という理由もあります。しかし愚息のひょんな一言が全面的に生活パターンを変えるきっかけになってしまいました。

□こんなに仕事がはかどるとは!

早朝から仕事をすればすべて前倒しで進められます。先送りするか前倒しするかでは、まったく成果が変わってきます。

先送りしていると仕事が溜まってしまいます。溜まるとろくなことはありません。急な依頼にも対応できません。結局、仕事をフイにしてしまうのです。

これは独立直後には痛い、と思います。

もし前倒しでどんどん仕事を進めていれば、「あっ、それ、できるよ」「それもできる」「これも大丈夫」といくらでも引き受けられます。

工場がきちんと稼働していれば受注をどんどん取れる、というわけです。

「朝4時起き」に生活パターンを変えることで攻めの仕事ができるようになった、と思うのです。

ビジネスマン時代と同じように、朝から仕事をこなしていると、昼には予定分の仕事が終わってしまいます。

空いた午後は新規の仕事やプロジェクトを受注するために営業で回ることもできます。物書きでも、営業マンとまったく同じです。

たとえば、大手出版社のK社やM社と仕事を始めたのも、自分の実績や会社の業務などがわかるパンフレットを制作して郵送したことがきっかけです。

いつの間にか仕事が広がって、つき合いが広く、そして深くなったのです。一言で言えば、人脈ができたわけです。

それがどんな効果となったかといえば、元々は物書きからスタートしたわけですが、ベンチャー企業や大企業から広報宣伝のコンサルティングを依頼され、世の中に売り込んでいく仕事を手がけられるようになりました。

創業以来三十年間にわたって借金経営をしてきた会社が、宣伝に成功して一年ですべて返済してしまったケースもあります。

成功事例が少しずつ集まるとある瞬間から爆発します。どこで噂を聞きつけたか、芋蔓式に依頼が殺到するのです。

以来、マスメディアをフル活用した宣伝ノウハウがわたしの会社の一つの売りになっています。

おもしろいことに、「無料で会社を宣伝する方法」とか「著者になる方法」等のセミナー会社が山ほどありますが、二十年前にわたしが手がけた仕事ばかりです。

また、ベストセラーのプロデュースも多く、たとえば、「質問力」や「朝4時起き」「早朝本」の企画はいずれもわたしが手がけたものです。

その後、この分野にたくさんの著者が殺到していますが、パクられた、という悔しさなどはさらさらなく、プロデューサーとしての目利きが正しかったことにとても満足しています。

もし、あのまま深夜族で仕事をしていたらどうなっていたでしょう?たぶんコンサルティングという仕事はしていなかったかもしれません。

というのも、時間がずれていますから、会社との接点が極端に少なくなっていた、と思うからです。仕事の広がりは「朝4時起き」へと生活パターンを変えたことにあるのです。

□昼までの時間が自由自在に使える

「朝より夜のほうがやっぱりはかどりますよ」と考える人はかなりいるのではないか、と思います。

さてさて、はたしてそうでしょうか?脳みその効率化=頭の回転度を考えれば、断然、夜よりも朝なのです。

朝から昼夜にかけて一日中使って疲れ果てた脳みそにさらに追い打ちをかけ、一日の最後の最後の「夜」にもうひと頑張りしてもらうのはあまりにも酷だ、と思います。

「風呂上がりにすっきりできる夜のほうがいい」というならば、毎日、「朝4時起き」でウォーキングをたっぷりこなし、そのまま熱いシャワーを浴びたほうがよっぽどすっきりします。

たっぷり睡眠をとった後だから気持ちもいい。すっきり気分でひと仕事。朝食は子どもが起きてから一緒にとれます。

夜十一時くらいに帰って調べものをしたところで、「明日も早い。さっさと寝ないとダメだ」と慌ててしまいます。平均的なビジネスマンの出勤は午前九時です。それから正午までフルに勤務したとして、ざっと三時間しかありません。

コーヒーを飲んだり、朝会やチームのミーティングをしていたらあっという間に三十分は過ぎてしまいます。となると残った時間は二時間半しかありません。

「朝4時起き」なら午前中に仕事をしている時間分は好きなことに集中できます。この時間に勉強してもいいし趣味道楽を極めてもいいのです。

わたしはビジネスマン時代には早朝は勉強や原稿執筆にあてていました。いわば、新聞配達と同じように副業をしていたわけです。

「朝4時起き」に変えてからさらに仕事の効率が良くなったことは言うまでもありません。

□一日を三分割するわたしの生き方

「朝4時起き」ということをもう少し突っ込んで考えてみたい、と思います。

どうして「朝4時起き」なのか?朝5時でもいいし、6時でもいいではないか、という疑問が湧いて当然です。話は簡単です。

午前中八時間、午後八時間、そして睡眠時間八時間と、一日を三分割したからです。

一般的なビジネスパーソンの仕事時間は、午前中三時間(下手すると二時間半)です。ということは午後は五時間です。仕事量は増えているのに残業は認められません。

ということは、仕事の密度が格段に問われる時代になった、ということです。

わたしは朝が効率がいいと確信していますから、午前四時間、午後四時間という時間配分より朝五時間、午後三時間のほうがはるかにいいと思います。

この配分は一日に起きている時間を十六~十八時間(平日の場合)あるとすれば、午前中の勤務時間は全体の十六~十八%で、午後は二十七~三十一%となります。

トータルでは四十四~五十%です。ところで、なぜ午前も午後も四時間ずつにしないのでしょうか。そうすれば正午が折り返しになります。

これは午前より午後のほうが効率がいいからでしょうか?いや、そうではありません。実は地方の工場には朝七時始業、夕方四時終業というケースも少なくありません。

理由は職住接近が可能だからです。工場まで三十分で出勤できるからです。パートの女性が多ければ、遅くするより朝早いほうが便利です。

その要望に応えた勤務体系となっているわけです。しかし首都圏ではそうはいきません。仕事場までかなりの時間がかかってしまうから、朝七時ではバスや電車に乗れない人がいます。間に合っても毎日続くとなるときつい。

なにより朝七時に出てきても得意先がまだ出勤していなければ、魚のいない漁場で釣りをしているようなものです。そこで現実の社会状況を見て横並びにしているというわけです。

□朝のほうがホルモンの分泌が盛ん

なぜ朝時間はパワーを発揮するのでしょうか?それは生理学的にはホルモンとの関係です。

副腎髄質から分泌されるアドレナリンと、副腎皮質から分泌されるコルチコイドという二つのホルモンが人を精力的にします。これらのホルモンは夜明けから分泌され、午前七時頃にピークを迎えます。

もちろん、深夜にも分泌はしていますが、ピーク時と比べると圧倒的に分泌量が少なく、三分の一しかありません。これにも理由があります。

夜は体を休め、心身を休息させる時間帯なのだ、という意味です。

あまり興奮せず穏やかで深い睡眠が得られるよう、ホルモンの分泌を抑えている、というわけです。生理学的にも人間は午後十時頃に寝て、「朝4時起き」をすることが心身ともに理想的なリズムなのです。

このリズムは人類が発生してから、長い歴史の中で育まれてきたものでDNAに刷り込まれているといっても過言ではありません。

ところが、現代人とりわけビジネスパーソンは、それをむりやり夜型の仕事人間として改造していますから変調を訴えるのも当然です。

こんな時代でも、数千年、数万年前から現代、そしておそらく今後も変わらず続く「仕事のリズム」があります。それは農業です。農業に従事する人はいまだに「朝4時起き」です。

夜明けとともに起きて、日没時にはすでに一日の仕事を終えてしまいます。

「朝4時起き」という生活パターンは、ビジネスパーソンには不思議な感覚にとらわれるかもしれませんが、農業に従事している人には当たり前のことです。

□なぜ「朝型人間」は仕事ができるのか――(1)朝は集中力がフル回転する!

「朝型人間」は午前六時にはすっきりと目覚めて顔を洗い、何よりも朝食をしっかりとっています。

「夜型人間」は前夜つき合いで赤提灯をくぐっていたり、就寝前にお茶漬けを食べたりして胃がもたれているから、朝食は食べたいとは思わない。

結果として食事を抜くか、せいぜいコーヒー一杯で「お茶」を濁すことになります。

ところが、この食事の有無が脳みそに大きな影響を与えているのです。脳みその栄養はご存じのようにブドウ糖です。

脳みそにブドウ糖を送ると記憶力、理解力が格段に向上します。時間的間隔は「朝型」で四時間、「夜型」は三時間とされています。

すなわち、「朝型」は食後一時間からピークを迎えはじめて四時間後に終焉を迎えるのに対して、「夜型」は三時間後にはストップしてしまうのです。

つまり一時間分も損なのです。

「朝型」は朝、昼、晩ときちんと食事をとっていれば、午前一回、午後一回、夜一回のピークを迎えられますが、「夜型」は朝食を抜いてしまうので午後しか頭が働いていません。

極端な話かもしれませんが、夜型には給料は午後分だけ払えばいいのです。

考えてみれば、朝型が朝七時に朝食をとり、一時間後にピークを迎え、四時間後にボトムを迎えるから、正午にランチをとってブドウ糖を脳に送るのです。

すると脳みそはもう一度パワーを充電できるのです。大脳生理学的な観点から言えば、ランチ後のピークは午後二時~四時前後です。

脳みそにブドウ糖がまわって頭脳の回転もピークに達している頃です。

この時にいったい何をすべきかを考えれば、エネルギーをいちばん消費する仕事、当然、難しい仕事、とくに頭を使う作業をすべきではないでしょうか。

脳みその回転はピーク。集中力も抜群。あらゆる分野で名を成す人に共通する資質は「集中力」です。集中すべき時に集中する。このメリハリをつけることが大切なのです。

□なぜ「朝型人間」は仕事ができるのか――(2)朝は発想力がフル回転する!

よーいドンと同時刻に仕事をスタートしても、人によってその出来は千差万別です。

仕事が早く、しかも十分満足できる仕事をこなせる人もいれば、逆に時間ばかりかかる割には内容がもう一つ、という人もいます。

ここで留意したいことは、同じ作業の繰り返しならば、だれでもいずれ仕事を覚えるようになります。これを「単純作業における熟練労働時間」と呼びます。

いわゆる、「習うより慣れろ」です。

ところが、レベルの高い仕事というのは、実はアイデアや閃きを常に要求されます。

たとえば物作りでも、「ここをこうしたら一分早くできるじゃないか」「ここをこう変えたら、もっと簡単にできる。コストもこんなに節約できる」という閃きが仕事をしながら浮かんでこなければ、「仕事ができる人」とは呼ばれません。

わたしの顧問先には出版社が多いのですが、このビジネスは企画が命です。某社では定期的に企画会議が開かれています。ただし毎週水曜の午前十時からはチーム内の企画会議。

毎週火曜の午後一時~四時までが全体の企画会議として、編集者、販売担当、広告担当まで全員参加です。

わたしも参加しますが、水曜の午前中の会議は盛んに意見が飛び交うのですが、後者=全体会議でのノリがいまいちなのです。

はっきり言えば、やらないほうがましです。「この企画、どう思う?」「わたしも同意見です」「ボクも」「わたしも」こんな調子です。

全体の流れをお互いに模様眺めして、自分の意見を述べる雰囲気ではないのです。

ところが三時を過ぎる頃になると積極的な意見が飛び交うのです。

「それはこうしたほうがいいのでは?」「それはダメだと思う」なるほど食後にいきなり議論モードには入れないのでしょう。

ならば一時間ずらせばいい?いや、頭の回転数を考慮して二時間ずらしてしまえばいいのです。

結局、その会社では午後三時から午後五時までに設定して一時間短縮することになったのですが、このほうがずっと充実しています。

□なぜ「朝型人間」は仕事ができるのか――(3)朝は問題解決力がフル回転する!

ぜひメール処理は朝いちばんにすることをお勧めしたい、と思います。

わたし自身の反省としてアドバイスしますが、夜にメールをチェックするとデメリットのほうがはるかに多い、と思うのです。

わたしも顧問先からのメールがことのほか多い。経営者は仕事が終了して、今日一日の仕事を振り返ります。

その時、今日、問題になっている事柄をどうすべきか考えます。それがわたしの専門分野であれば彼らはメールで相談します。彼らからの相談メールは夜間に多いのです。

問題はその返信ですが、夜の回答メールは内容が少々厳しいのです。

たとえば、指示通りにできなかったために、その善処策についての相談があると、これなど怒り心頭です。わたしは瞬間湯沸かし器ですから怒りをメールにぶつけてしまいます。

その返信が翌午前中に届くと、そのメールを読んで、「これは少し言い過ぎたな」と反省することしきりなのです。こんなことが過去に何回もありました。

よく考えれば、努力してもタイミングが悪くてどうしてもできないこともあるのです。にもかかわらず、無理を要求するのは大人げない。人間がこなれていない証拠です。

「こんなことなら、朝もう一度、チェックすればよかった」一晩おけばクールダウンします。自然と冷静になって状況がよく見えてきます。すると、もっと的確なアドバイスができます。

にもかかわらず、相談メールを見た瞬間、さっさと返信してしまうのです。その内容は厳しく、優しくなく、親切でない。相手の身になっていない。さすがに反省しました。

返信メールだけは早朝に出そう。たとえ回答をまとめていたとしても、もう一度、朝、チェックしてから返信しよう。これで何回助かったことか。

□なぜ「朝型人間」は仕事ができるのか――(4)朝は社内人脈力がフル回転する!

ビジネスパーソン時代、わたしは朝いちばんに出社していました。だれもいないオフィスのほうが邪魔されずに仕事がはかどるからだけではありません。

実は社内人脈を作るにはこれがいちばんの方法なのです。

「社内人脈なんて必要ない。そんなものは自然とできるから」と考えていたらこれはぜひ改めて欲しい、と思います。

全世界どこの企業組織でも、もっとも重要なのは社内人脈です。あの実力主義一点張りのアメリカでもそうです。

たとえば、リストラを考えてみましょう。

リストラというのは日本語では「首切り」を意味しますが、ここまで追い込まれる人を見ると、必ずしも仕事ができない人材ばかりではありません。

いまや、仕事のできない「ぶら下がり社員」はとうに淘汰されてしまっています。もちろん、だれが見ても仕事ができる、チームのエース。将来わが社を背負って立つリーダーはリストラされません。

こんな人材がいなくなれば翌日から会社がおかしくなってしまうからです。では、どんな人材がリストラされるかと言えば、ズバリ、「人気のない人」なのです。

ここでいう「人気がない」という意味は、「親しい仲間がいない」「孤立している」「一匹狼」というように、仕事はそこそこできるが、上層部と衝突したり、我が強くて周囲と協調性がなかったり、ひと言で言えば、チームワークになじまない「一匹狼」のことです。

中途半端に仕事ができるならばなおさらです。

「君は仕事ができるから、うちじゃなくてもやっていけるだろう?」と肩を叩かれてしまいます。

悲しいことに、追い出す側にしても、仕事ができなくて、どこにも採用されない人間をリストラするのは忍びないが、この手の「そこそこ人間」には罪の意識を感じないのです。

「あれじゃしょうがないよ」とだれも味方になってくれません。

もし味方が多ければ、「彼には言いにくい。みなも反対するだろうし、何よりこの俺が嫌われてしまって仕事がやりにくくなる」とばかりにリストラ宣告にも尻込みしてしまいます。

かたや、だれからも非難されない、かたや非難囂々。だとすれば、いったい、どちらをリストラするか確認するまでもありません。

□なぜ「朝型人間」は仕事ができるのか――(5)朝は信用力がフル回転する!

不思議なことですが、日本人は徹夜よりも早起きを奨励しています。

徹夜まで行かなくともビジネスパーソンには残業が付き物ですが、このイメージが正反対に変わってきました。

かつてであれば、残業と言えば、「遅くまでご苦労さん」と言われましたが、こんなことはいまは昔の話。

「残業するほど能率が悪いのか?就業後にオフィスで使った電気代、返せよ」と逆に非難されてしまいます。

徹夜ともなれば、「努力家だ」と誉められるのではなく、「仕事が遅い」と冷笑の対象になってしまうのです。

ところが、これが早起きとなるとうってかわって評価が百八十度変わります。

「早起きは三文の得」「早起きに悪人はいない」「早起きは長寿の元」……日本人にはまだまだ二宮金次郎タイプの「勤勉の哲学」がDNAに刷り込まれているのです。

このイメージは大きい。ならば、あえて、イメージに逆らうよりも順応するほうが生き方としては賢いのではないでしょうか。

知人の某大手金融機関の役員はビジネス生活を上手に生きています。彼が広報部長をしていた時、新聞、雑誌の記者たちとのつきあいがものすごく多かったのです。帰りはいつも午前様。

会社内にトラブルを抱えていましたから手心を加えてもらうために、彼らのご機嫌を毎日とっていたというわけです。

この接待対策はあくまでも就業後のこと。それでいて金融機関ですから朝は早いのです。遅くとも午前七時半にはオフィスにいます。

こんな毎日でも過労死もせずに過ごせた理由は一つ。タフだから?いや、違います。

朝いちばんに出社するものの、それから社内で仮眠をとっていたからです。みな周知の事実です。

「そんなことなら、自宅でじっくり寝て、十時頃に出社すればいいのでは?」と考えるのは会社組織を知らないからです。

組織というのは仕事以上に服務規程がものをいいます。どんなに仕事ができる人でも服務規程は無視できません。特別扱いはできません。

そこで、朝いちばんには出社してサボっていないことを証明した後、別室で仕事中と称して休むわけです。

ここまでしなければならないのがビジネスパーソンです。なぜそこまでするのかと言えば、信用を落としたくないからです。

「どんなに遅くなっても必ず朝いちばんには出社する」という勤勉さが大きなアピールなのです。

「夜遅くまで飲んだ翌朝、何時に出社してくるかじっと見ている」という経営者や上司は少なくありません。

普段はわからない。けど、こういう時に素が出るからでしょう。もしこの時、遅刻したり体調不良で休暇など取ろうものなら、「あいつはダメだ」という烙印を押されることは間違いありません。

逆にいつもより早く出社して待ちかまえ、「おはようございます。昨日はどうもごちそうさまでした」と挨拶すれば、「あんなに飲んだのに早い。なんてタフなやつなんだ」と一目置かれると思います。

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