第九章自分の意見だけでなく、存在までも否定された……
[ドラさんの宿題]自分と異なる意見を攻撃と見なさない。
相手と異なる意見を言うことを恐れない
課の定例会が終わり会議室を出ようとしたときに、ドラさんがボクに話しかけてきた。
重要な話のようだが言葉の意味がわからない。
ボクは思わず大声で聞き返してしまった。
「タスクフォース・プロジェクト?何ですか、それ?」ボクは頭の中でドラさんが板前の格好をして「タスキ」がけをしている姿が浮かんだ。
しかし、それが意味するところと違うことぐらいは、いくらボクでもすぐにわかった。
ボクが不思議そうな表情をしていると、ドラさんが助け船を出してくれた。
「タスクフォース!アイミーン、部門横断で一つの課題に対してプロジェクトを組むことをそう呼ぶんだよ。
リョウ君。
アクチュアリー、ユーが我が一課の代表として選抜されたよ。
アイミーン……ユーは誇りに思ってほしいよね!」タスクフォースなんちゃら、という英語の話題になったからだろうか。
アメリカ帰りのドラさんの英語スイッチが入ったようだ。
普通の人にこんなことを言われたら「アメリカかぶれ」の嫌みなやつに思えるだろう。
しかし、ドラさんだとなぜか憎めない。
そういえば、九月末にボクが営業成績二位で表彰されてから、周囲の目が明らかに変わってきたのを日々感じている。
今回の抜擢もその一環だろう。
どうやらボクは「できるやつ」と見られ始めたようだ。
少し嬉しく思うと同時に、背筋の伸びる思いがした。
「は、はい。
わかりました。
で、プロジェクトのテーマは何でしょうか?」「広告業界は慢性的な長時間労働とサービス残業問題を抱えている。
プロジェクトのテーマは、売上を落とさずに残業を削減することだ。
リョウ君。
経営は本気だよ。
目先のごまかしではなく、抜本的な解決をしなくてはならない」「そのために、各部署からエース級が選抜されて課題解決をすることになった。
キミはそのメンバーに選ばれたんだよ!ユーノウワットアイミーン?」ドラさんはいつものように両手の平を上向きに拡げて肩の上に持ち上げた。
もう慣れっこになっているので、ボクは突っ込みもせずに無視をした。
そして考えた。
残業が多いことはこれまで何度も問題視されてきた。
しかし、経営が有効な解決策を打てなかったのが実情だ。
これまでは定時に無理矢理タイムカードを押させ、「サービス残業」を野放しにし、お茶を濁してきたのだ。
それにメスを入れるのは容易なことではない。
このプロジェクトは手強いぞ。
ボクは改めてそう感じた。
「リョウ?ヘイ!ユー!バキューン!ビンゴ!」もはやドラさんが何を言っているのか、さっぱりわからなかった。
ボクは彼を軽くいなしながら、頭の中は既に、どうやって残業問題を解決しようかと考え始めていた。
「リョウ!今日もカップ洗ってくれたのね。
ありがとう!」と、そこにリカが突然割って入ってきた。
話題はまったく違うがお構いなしのようだ。
「私、リョウみたいな優しい人を旦那さんにしたいな。
なんだか大切にされているって気がするの。
ね、リョウ!」そう言ってリカがボクの腕を取った。
気のせいだろうか。
最近リカからボクへのタッチがやたらと多い。
ボクはそれが抜擢されたことの数倍も嬉しくて、心臓がドキドキし、頬がつい緩んでしまう。
そしてあわててそれを隠そうとして余計変な表情になった。
「ヒュー!ヒュー!お二人さん、熱いね!熱いね!」ドラさんは一人でピストルを撃つポーズを繰り返していたが、突然、ふと我に返ったように冷静になり、こう話し始めた。
「リョウ君。
キミは『課題の分離』ができるようになったんだね。
キミはもう他人の目を気にせずに、自分の信念に基づいて行動できるようになった。
そのすがすがしい表情を見ればわかるよ。
おめでとう!」ドラさんがおっしゃる通り。
ボクは「誰かを喜ばせる」際に、感謝されたり認められたりするという見返りを求めないことにした。
まさにドラさんの言うところの「独り相撲でいい。
独り相撲のほうがいい」を実践するようにしたわけだ。
ツヨシからバカにされたって結構。
イチローから感謝の言葉がなくたって結構。
彼らがどう思うかは「彼らの課題」だ。
ボクの課題じゃない。
それに、彼らにダメ出しをされたからって、それでボクがダメな人間とは限らない。
だから、それについては考えないようにしているんだ。
ボクは自分の信念に基づいて行動しているだけだ。
それが受け容れられなくたっていいじゃないか。
そう考えるようになってから、心がすっと軽くなったのを実感している。
そして「誰かを喜ばせる」ときだけに限らず、あらゆる面で「心のブレーキ」が外れて、スイスイってできるようになったのだ。
例えば飲み会に誘われても、気軽に断れるようになった。
以前は嫌われてしまうのが恐かった。
でも、それはボクの課題ではない。
だから今はサクッと「今日は帰るね」と言えるようになった。
これはまったく驚くべき進歩だ。
そして、電車の中でお年寄りに席を譲ることが恐くなくなった。
以前は「断られたらどうしよう……」「いい人ぶっているやつだと思われたらどうしよう……」と人の目ばっかりを気にして行動できなかった。
でも、今ならば、できる。
断られたっていい。
「年寄り扱いするな!」と怒られたっていい。
それを決めるのはおじいちゃん、おばあちゃんの課題。
ボクの課題じゃない。
そして、周囲の人から、かっこつけているやつだと思われたって、知ったこっちゃない。
それもボクの課題じゃないからだ。
そんな風に「課題の分離」を考え方の基本に置いてから、ボクの行動はどんどんと増えていった。
ためらうことがなくなった。
人の目を気にしなくなったからだ。
「そういえば、最近のリョウ、精神的にたくましく見えるよ。
芯が太くなったというか、大地に根を張っているっていうか。
うーん。
何だかわからないけど、とにかくステキ!」さっき離れたばっかりなのに、リカがまたボクの腕を取った。
しかし今回はドギマギしなくて済んだ。
リカに対しても少しずつ平常心でいられるようになってきたのかなぁ。
「あ、リョウ君。
一つ、伝え忘れていたけれど」ドラさんがせっかくのボクらのやりとりに水を差した。
「一課からはリョウ君。
二課からはユウ君。
三課からはツヨシ君がそれぞれメンバーとして選ばれている。
そのほかに経理や人事、クリエイティブからも何名かが選抜されている。
豪華な顔ぶれ、オールスター・キャストだな。
プロジェクト、しっかり頼んだぞ」ドラさんはそう言って会議室へと入っていった。
そうか。
ツヨシとユウもメンバーに選ばれたのか。
ボクは知らず知らずのうちに奥歯を強く噛みしめていることに気がついた。
その日、プロジェクトは早くも三回目に突入していた。
話題は核心に入っていった。
「で、どうなの?一番残業が多い営業さんは?リョウ君はどうしたらいいと思う?」プロジェクト・リーダーの人事部マサムネ課長がボクに意見を求めてきた。
「はい。
ボクはこれまでのようなつじつま合わせじゃなくて抜本的に正面から取り組む必要があると思います」「ほぉ。
抜本的ね。
で、抜本的って何よ?」「はい。
『残業を減らす』のではどうしてもつじつま合わせになってしまいます。
そうではなく『業務を減らす』ことで効率をあげる。
理想論かもしれないけど、そこに取り組まなくちゃならないと思います」「なくしてもいい業務、売上につながらない業務をとことん洗い出して、思い切って捨てていく。
それがこのプロジェクトの鍵だと思うんです」マサムネ課長は深くうなずきながらこう言った。
「なるほど。
たしかにリョウ君の言う通りだ。
それこそがまさに本質だ。
しかし、それは一番難しいことでもある。
リョウ君はその険しい道をあえて登ろう、そう言うんだね」ボクはマサムネ課長がわかってくれたのが嬉しかった。
そして、彼がボクを見るまなざしの中に、「リョウ君、それでいい。
頑張るんだ」という応援の気持ちを感じた。
と、そのとき。
「ケッ!」というバカにしたような声が聞こえた。
あ。
ツヨシだ。
またボクの発言にナンクセをつけるつもりだ。
「それは単なる正論だね。
これ以上減らせる業務なんてあるわけがないだろう。
もし現状よりも仕事を減らしてしまったらサービスの質が落ちて、あっという間にライバル会社にお客さんを奪われてしまう」「残業を減らすのではなく業務を減らす、なんて耳触りがいいだけの理想論だ。
業務を減らしたら大変なことになるのをわかっていないんだ」なんだとぉ。
人の話を攻撃しやがって。
ツヨシから否定され、ボクは意見だけでなく自分の存在自体までもが全否定されたように感じた。
ちくしょう。
言い返してやる。
ボクはすぅーっと息を吸った。
すると、ボクが話す前にスルッとユウが入り込んだ。
「なるほどねぇ。
そうか。
ツヨシはそう考えているのかぁ。
なるほどなぁ」ボクとツヨシの険悪なムードが途端にふっと消えていくのがわかった。
ユウはツヨシの意見を否定するでもなく肯定するでもなく「なるほどぉ」と繰り返していた。
それを聞いてツヨシも少し落ち着いたようだ。
「そうなんだよ。
ユウもわかるだろう。
リョウの言っていることは現場をわかっていない単なる理想論にすぎないんだ」なんだとぉ!自分だけがわかったような口をきくな!言い返してやる!そう思ったところへ、またもやユウがスッと割り込んでボクたちの緩衝材となった。
「なるほどねぇ。
ツヨシは『減らす業務なんてない』と思っているんだね。
『これ以上減らしたら質が低下して、ライバル会社にクライアントを奪われてしまう。
だからサービスのレベルを落とせない』そう考えているんだね?」「そ!そう!まさに、そうなんだよ!ユウ。
さすが、おまえはよくわかっているなぁ」ツヨシの表情が一層柔らかくなり、ユウと理解しあっているのが見えた。
なんだと?ユウはツヨシの味方なのか?ツヨシのレベルの低い感情論につきあって本質を見失うなんて。
ボクはユウのことを見損なっていたようだ。
ボクが歯噛みをしている間も二人の会話は続いていた。
「ツヨシ君。
キミの気持ちはよくわかったよ。
たしかにツヨシがそう思うのもよくわかるなぁ。
ところで、ボクの考えも話してもいいかな?」ユウがソフトに言うとツヨシは、もちろん、と答えた。
「ありがとう。
ボクの考えを言わせてもらうね。
ツヨシの意見とはちょっと違うんだけどね。
ボクはね、実はリョウとまったく同意見なんだ。
ボクたちにはまだまだ減らせる仕事がたくさんある、と思っているんだ。
それを一緒にリストアップしてみたらどうだろう?」「そのうえで『いや、この仕事はなくせない!どうしても減らせない!』というならその場で判断していけばいい。
そんな進め方でどうだろう?」ボクは唖然として開いた口がふさがらなかった。
なぜならば、ユウはてっきりボクの敵で、ツヨシの味方だと思っていたからだ。
それがくるりとひっくり返ってボクの意見に賛成だなんて。
ボクは狐につままれたような気分になっていた。
それともう一つ驚いたことがある。
それは、ユウもボクと同じく、ツヨシの意見と対立しているはずなのに、彼の話し方はとても滑らかで、上品で、ツヨシを一切否定せず、なんというか、きちんと相手を尊重しているのがわかったからだ。
そのくせ、迎合はしない。
押しつけず、きちんとスマートに自分の意見を言う。
しかも、ツヨシの気持ちに寄り添いながら。
そうか。
こんな話し方があったのか。
ボクにとって、ユウの話し方は、ものすごく衝撃的なものだったのだ。
ボクが憧れのまじったうっとりした目線でユウを見ていたからだろう。
離れた席で会議をオブザーブ(見学)をしていたドラさんがまたもやニヤニヤしているのが見えた。
ドラさんは、あたかもこう言っているようだった。
「どうだい?リョウ君。
ユウ君のやり方を見たかい?ちゃんと勉強するんだよ。
キミも早くこんな風に話せるようになりなさいよ!」ボクは考えた。
ユウの話し方は、普通の人とどこが違うのだろうか?と。
そうか!わかったぞ。
ユウはツヨシの意見に「同意」はしていない。
なぜならばボクの意見のほうに賛成だからだ。
しかし、自分と異なる意見に「共感」していた。
「なるほど!ツヨシはそう考えているんだね!」と、主語を相手にして共感していたのだ。
そして、自分の意見は変えなかった。
主語を今度は自分にして、相手と違う意見を堂々と述べていた。
ツヨシは、自分がしっかりと聞いてもらえたものだから、お返しとばかりに「うんうん」とうなずいてユウの意見を聞いていた。
ツヨシの表情はとても素直で小学生のように見えた。
少なくともボクに対する反応とは雲泥の差だった。
ボクは頭の中を整理してみた。
そうか。
ボクがやろうとしたステップは、①反対②意見という順番だった。
一方でユウ君がやっていたステップは、①共感(同意ではない)②提案という順番だ。
ボクは①が反対から始まっている。
ユウは①が共感から始まっている。
この差は大きい。
ボクにはこの会話のインパクトがあまりに強すぎて、この後、プロジェクトがどのような話の流れになったかをまったく覚えていなかった。
ただ、ユウの「同意しないけど共感する」という聴き方、話し方を忘れないように、頭の中に刻み込もうとしていた。
なので、会議室から帰る途中でドラさん
から何度も話しかけられていることにまったく気づかなかった。
「リョウ!リョウってば、ちょっと!さっきからドラさんが何度も呼んでいるよ」ユウに肩を叩かれてようやく気がついた。
ドラさんがボクを追いかけてあたふたと走っているのがわかった。
ボクは申し訳なく思った。
「ふぅー!ようやく追いついたぞ!リョウ君。
キミはわかったかね。
ユウ君の話し方。
彼は『同意』せずとも……」ボクはドラさんの言葉にかぶせてこう続けた。
「『共感』する、でしょう?いやぁ、ユウの話術はすごいなぁ。
意見が違うのに共感をバッチリするんだもの。
だからツヨシはもちろん悪い気はしないですよね。
あっという間に二人の間には信頼関係が築かれた」「その後で『ボクの意見を言ってもいいかなぁ?』そして、ようやく自分の意見を言う。
すると、相手も気持ちよく聞いてくれる。
『対立』ではなく『対話』がなされていました。
ボクもこのやり方をぜひ取り入れてみたいと思います!」ドラさんはボクに話の腰を折られてショボンとしていたが、すぐに立ち直りみるみる目を輝かせた。
「さすがリョウ君。
もう、そこまでわかるようになったのか。
驚くべき吸収力だな。
まさにキミの言う通りだ。
『共感』こそが『共同体感覚』の証だ」「そしてそれは同時に相手に対する『勇気づけ』でもある。
だからツヨシ君はユウ君の意見に対して素直に耳を傾けたんだね」そして、いつものバキューン!というピストルを撃つ真似をして続けた。
「人と人の間には常に『返報性』が働くんだ。
相手から優しくされたら『ご恩返し』というポジティブな返報性が働く。
しかし、相手から攻撃されたら『復讐』というネガティブな返報性が働く」「まさに『相手の行動は自分の鏡』だ。
だからこそ、たとえ自分とは違う意見であったとしても、それを尊重して『共感』する。
それをユウ君は辛抱強く続けていたからこそ、二人の間に信頼関係が生まれ『対話』が成立したんだね」なるほど。
「返報性」か。
そういえば、以前読んだ本にも載っていたな。
ドラさんは早足に加えて時々小走りになりながらボクのスピードに合わせて歩き、話を続けた。
「ユウ君は『自分と異なる意見を攻撃と見なさない』という原則を守っていたね。
だから、自分と違う意見を恐れなかった。
そしてもう一つの原則である『異なる意見を言うことを恐れない』もしっかりと守っていたね」「この二つの原則はまさに『課題の分離』の応用そのものだ。
リョウ君、キミもぜひ身につけるべき考え方であり、話し方だ。
それを具体的に体系化したのが、キミが整理してくれた①共感②提案という順番だ。
ボクが教えるまでもなく、キミは自分で理解できるようになったんだね」そしてドラさんは、さびしそうに小さくため息をついてから急に立ち止まり、ポツンと言った。
「もうボクがキミに教えることは何もないのかもしれない……。
キミはキミのその感性で進んでいけばいい。
いいかい。
自分を信じるんだ。
もう、他人の意見に惑わされてはいけないよ。
キミの中にある良心を信じるんだ」ドラさんが立ち止まったため、後ろから続いた人並みは、ドラさんをよけて半円を描くように迂回した。
ボクもあわてて立ち止まり、少し先からドラさんを見る。
まるで、ドラさんが川に浮かぶ中州、両側を歩く人並みが流れる二本に分岐し再び合流する川のように見える。
ボクはドラさんから突き放されたような気がして、急にさびしさが押し寄せてきた。
「ド、ドラさん……」声をかけると、同時に目の前にある大ホールのドアが開き、集会を終えた別の事業部のメンバーたちが大量に廊下に押し寄せてきた。
背が低いドラさんは、あっという間に人波に呑み込まれて見えなくなった。
そして、声だけが聞こえた。
「あっ、うっ。
リョウ君!宿題を忘れないでくれよ!『自分と異なる意見を攻撃と見なさない。
相手と異なる意見を言うことを恐れない』キミならきっとできる!『課題の分離』はもう、キミのものだよ!」ボクは人波に押し出されるようにして、階段へとたどりついた。
もう、ドラさんがどこにいるかさえわからない。
ボクはあえてドラさんを待たずに、たった一人で階段を登っていった。
[ドラさんの宿題]自分と異なる意見を攻撃と見なさない。
相手と異なる意見を言うことを恐れない
[コラム]どちらの返報性を選ぶかは自分次第返報性の法則とは、相手にしてもらったことを返したくなる心理を指します。
相手からプレゼントを受け取ったら自分も返したくなる。
これがポジティブに働くと「ご恩返し」という行動につながります。
しかし、これがネガティブに働くと「復讐」につながります。
相手から攻撃されたら攻撃仕返そうと思う報復の連鎖です(図5)。
しかし、アドラー心理学では、相手の行動を「親切」と捉えるか「攻撃」と捉えるかは本人次第、と考え、これを「認知論」と呼びます。
そして、その判断の根本には「自己概念」「世界像」があると考えます(図6)。
自己概念とは自分はどのような人間であるか、という信念です。
世界像とは他人はどのような人間であるか、という信念です。
もしも、自分は醜く劣っているという自己概念を持ち、他人は冷たく自分をバカにするという世界像を持っている人は、他人の些細な言動をすべて「攻撃」と見なすでしょう。
しかし、自分は愛されており、周囲の人は味方で自分を助けてくれるという信念を持っている人は、他人の言動をすべて「自分への親切」と見なすでしょう。
本章でドラさんはリョウ君に信念の持ち方をアドバイスしました。
異なる意見を攻撃と見なしているのは、他者を敵と見なし、自分を劣った存在である、と考えている証拠です。
もしも、他者を味方であると見なし、自分に価値があると思えれば、他者との違いを恐れなくなるでしょう。
果たしてリョウ君の行動は変わっていくでしょうか。
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