レイキは誰もがその日からできる
レイキは特別な訓練や修行の必要がなく、誰でもその日からできる効果的なヒーリングとして知られています。
それはトレーニングによって集中力を高めたり、強力な念(意識)の力を使ったりして行うヒーリングではなく、宇宙に満ちているレイキという癒しのエネルギーを、自分が通路になってヒーリー(癒しを必要としている人。ヒーリングを受ける人)に中継するだけの、シンプルな技法だからです。
私たちは、病気を治そうとする行為を「手当てする」「応急手当て」などといいますが、手を当てることが癒しにつながることを本能的に知っているのです。
しかし、通常はそのような能力を与えられていることを知らない(忘れてしまっている)ため、宝の持ち腐れになってしまっています。
そこで、レイキセミナーによって潜在意識の記憶を呼び覚まし、いつでも使えるように整えようとするわけです。
それでは、セミナーを受けないとレイキヒーリングはできないのでしょうか。そんなことはありません。
レイキは宇宙に満ちるエネルギーであり、私たちひとりひとりの中にも存在しています。
臼井霊気療法の創始者である臼井甕男先生は、「宇宙のあらゆるところに霊気は存在している。大宇宙の偉大な霊気は、人体内にも保有しており、体内の霊気は人格を高めれば高めるほど強くなる」と言っています。
だからといって、レイキヒーリングは自己のエネルギー(体内のレイキ)を使って行うのではありません。
宇宙に遍満するレイキを、体内レイキと波長を合わせることによって受け取り、自己の健康に役立てると同時に、癒しを必要とする人に中継するのです。
レイキセミナーで学ぶのは、自分のエネルギーを使わないヒーリングの仕組みを理解し、レイキを活用して健康になり、さらに精神性向上をはかるという「健康と幸福の道」です。
詳しいことは第三章にまとめますが、簡単なレイキヒーリング(手当て療法)であれば、ちょっとした注意を守れば誰でも安全にできるようになります。
この章では、安全で、簡単かつ効果的なレイキヒーリングとして、次のようなやり方をご紹介します。
- ●レイキの流れを高める(「癒しの手」をつくる)
- ●レイキヒーリングのやり方(セルフヒーリングと他者ヒーリング)
- ●体内レイキの浄化と活性化技法
- ●自己治癒力を高める技法(免疫と自然治癒力を高める)
- ●安らぎをもたらし意識を高める技法
レイキヒーリングは、心身にリラックスをもたらし、無意識に溜め込んでいた緊張やストレスを解消する技法です。手を当てていると体内エネルギーの循環が促進され、不調和なエネルギーがあれば流れ去り、体内外のレイキが響き合いを取り戻します。
これによって自然治癒力が高まり、自分自身の力で本来の完全な状態に帰っていきます。ヒーラーが複雑なテクニックを駆使するヒーリングではありません。
人間の体は、常に最善の状態を維持しようとしていますので、健康を阻害している要因(それは多くの場合、緊張やストレスですが)を取り除いてやれば、自ら健康を取り戻すように働いてくれるのです。力んだり、緊張したりせず、楽しみながら淡々と行いましょう。
効果的なヒーリングのために
効果的なヒーリングをするためには、まず「癒しの手」をつくることが大切です。
大霊能者として知られていた出口王仁三郎氏が「誰の手でも効かない手はない」といっているように、もともとすべての人が癒しの手を与えられていますので、「つくる」というよりも、それを十分活用できるように、「整える」ことが必要です。
また出口氏は、「誰の手でも効くが、日ごろから神仏によく手を合わせている人の手は、特によく効く」といっています。これは「感謝の思い、愛の思いをもっている人の手は、癒しの効果が高い」と解釈してもよいでしょう。
私たちは「レイキヒーリングは単なる癒しの技術でなく、愛と調和の実践である」といっています。
癒しの手といっても、手そのものが癒すのではなく、エネルギーの放射口(蛇口)としての機能ですから、体内レイキの流れを高め、それをそのまま(流れを停滞させず、異物を混入させず)送り出せるように整えることが必要です。
また、リラックスは、ヒーリングにあたってのすべての基本です。リラックスすると体の内外のレイキが響き合いを取り戻します。リラックスの技法はたくさんありますが、まず「楽な姿勢」をとります。
そして「肩を回す、上下に動かす」「首を回す、前後左右に倒す」「目を閉じて全身の力を抜く」「ゆっくり深い呼吸をする」などで、体をリラックスさせます。
また、次のような技法も、リラックスを深めるために役立ちます。
●肩の関節を柔軟にする(頭の後ろで両手を組み、左右に張る。大空を気持ちよく飛んでいるつもりで、両腕でゆっくり羽ばたきをする)
●首のこりをとり、柔軟性を高める(肩を上げて後方に開き、ゆっくりと首を前後左右に倒す。さらに左回り、右回りに回す)
●腕ひねり(両手を向き合わせて、腕を前方に伸ばす。腕全体を内側と外側に、強くゆっくりひねる) そして、リラックスしたら、手を振って、エネルギーの滞りやすい箇所(肩・ひじ・手首の関節)をゆるめます。
●まず、胸の前で両手を少し離して向き合わせ、手首の力を抜いて左右に振ります。手を振るという感覚でなく、手首から先を揺らすというイメージです。
●次に、手を下に向け、同じ感覚で手首から先を上下に揺らします。
●手を揺らしながら、意識を両ひじに移します(これにより、手首とひじの関節がゆるんできます)。
●そのままの動きを続けながら、意識を両肩に移します(手首・ひじ・肩の関節が、同時にゆるめられます)。
関英男氏が推奨していたとされる手振り運動も効果的です。これは、両足を肩幅くらいに広げて立ち、力を抜いて両手を前後に振ります。後方に強めに振って力を抜き、その反動で前に戻します(これを、好きなだけ行います)。
また、両手をすり合わせることにより、「手を温める」「レイキで手を浄化する」「レイキの噴出を高める」などの効果をもたらします。
手が冷たくても、冷たいエネルギーが出るわけではありませんが、冷たい手で触れられるよりも、温かい手のほうが安心感を与えます。ここでは、即効的に手を温かくする方法を紹介します。
①胸の前で両手首を近づけ、左右のしわとしわを合わせます。
②親指、人差し指、中指、薬指、小指の順に、左右の指の関節を合わせます。
③開いている指を軽く閉じ、強めに押しつけながら左右の手をすばやく摩擦します。
これを簡略にした「 V字合掌」は、胸の前で両手首を直角に合わせ、いったん V字に反らせてから合掌し、強めに押しつけながらすばやく摩擦します。
また「交差合掌」は、両手を上下に交差させて合わせ、密着させてしっかり握ります。
イメージトレーニングが有効
エネルギーは、人の意識したところに集まり、イメージした通りに流れます。
レイキも、どこに流そうと意識しなくても、必要なところに必要なだけ流れますが、それが体感できないうちは、イメージトレーニングなどでエネルギーの流れを高め、感じ取りやすい状態をつくり出すことが効果的です。
だからといって、意識集中によってエネルギーを強めようとすると、余計なものを取り込んでしまう可能性が高まります。
また、自分の意識やイメージで何でもできると錯覚して、ヒーリングの目的(愛と調和の実践)とは違う道に踏み込み、自分のエネルギーを使うヒーリングになる恐れがあります。
つまり、意識の使い方を間違えないようにすることが大切です。
それには、自分の意のままにしたい、あっと驚かせるような素晴らしいヒーリングをしたいといった思いを捨て、すべてを与えてくれている大自然を信頼してその働きに任せる(大宇宙の働きを邪魔しない)ように、純粋にレイキの回路になることに意識を合わせるのです。
このようなイメージトレーニングはそのうち必要がなくなりますが、最初のうちは有効です。
では、いつまでやればよいかといえば、「ある程度エネルギーが感じられるようになる(これを気感が開発されるという)段階まで」と決めておけばよいでしょう。
ヒーリング効果は気感とは無関係で、何も感じなくてもどんどん手を当ててほしいものですが、何も感じないよりは、気感が得られたほうが楽しく、何よりレイキの流れを感じられることは安心感につながります。
ヒーリングをしながら、何も感じないと不満をいっている人は少なくありませんが、やがて、いやでも感じられるようになってきます。
気感は人によって異なりますが、一般的には次のようにいわれています。刺激感、痛感、温熱感、冷感、圧力感、通風感、磁力感、通電感、麻痺感、搔痒感など。
さてイメージトレーニングですが、四段階に分けて次のようなことを行います。
レイキヒーリングの基本
レイキヒーリングのやり方はシンプルですが、安全で効果的なレイキヒーリングを行うには、いくつかの基本を守らなければなりません。
伝統の臼井霊気療法は、「不調の原因がある箇所に発生するヒビキを見つけ、それを感じながら手を当てて、ヒビキが消えるのを待つ」というやり方でした。
しかし、最初のうちはなかなかヒビキを感じ取れない人が多く、自分には能力がないと感じて、やめてしまった人も少なくなかったといわれます。
西洋式レイキは、ヒビキを探すことをやめ、病名や症状に関係なく「決められたポイントに、決められた時間、決められた順序で手を当てる」というシンプルなやり方を取り入れています。
これは、「必要なところに必要なだけ流れていき、必要なとき必要な癒しが起こる」というレイキの特徴を生かすスタイルといえます。
基本 12ポジションの紹介
レイキヒーリングは「頭から尾骨まで」を基本とし、この手順を「基本 12ポジション」といいます。
「頭部」「体前部」「体後部」の三つに区分して、それぞれ四ヵ所ずつ合計十二ヵ所のポイントに、順次手を当てて行います。
この基本 12ポジションは、単に 12ポジション(または基本ポジション)と呼ぶことも多く、レイキをシンプルに効果的に活用するために、セルフヒーリングにも他者ヒーリングにも用いられ、多くの変化形を持つ応用範囲の広い技法。
まずはこの基本 12ポジションを行うことが、レイキヒーリングの基本と覚えてください。
それぞれのポジションに手を当てた場合の効果について、簡単に説明します。
[基本 12ポジション・頭部(ヘッド = H)]
H(ヘッド)は、人体の中枢である脳に、前後左右からエネルギーを送り、目、鼻、甲状腺などにもレイキを送って、リラックスと安らぎを与え、自然治癒力を高めます。
H‐ 1 顔の前面
目、鼻、歯、あごなどの痛みの解消。集中力、バランス性の向上。ストレス解消。精神性の向上。
H‐ 2 顔の両横
脳下垂体、松果腺のバランス。脳内ホルモンの調整。頭痛の解消。左右脳のバランス。ストレス解消。記憶力増進。意識の拡大。直感力向上。
H‐ 3 後頭部 脳下部、脊髄、小脳、後頭葉の機能向上。
言語脳力、視覚、色彩感覚向上。体重の調整。リラックス。創造性向上。恐れからの解放。洞察力、視野拡大。
H‐ 4 咽喉部
血流促進、リンパ液、咽喉、甲状腺、血圧、代謝機能活性。自信、平静、安定化、喜び、幸福感。創造性、コミュニケーション向上。
[基本 12ポジション・体前部(フロント = F)]
F(フロント)は、のどの下にある胸腺部(免疫システムの中枢部)から、各内臓を経由して膀胱・性殖器まで、体の前部からレイキを送ってバランスを整えます。
F‐ 1 胸腺部
心臓、肺、胸腺。血液循環促進、病気の抵抗力向上。自信、感情のバランス向上、ストレス解消、受容性向上。愛、至福感、安定性、調和性。
F‐ 2 上腹部
肝臓、胃、胆のう、脾臓、太陽神経叢、消化機能の向上。不安、恐れからの解放、ストレス解消、リラックス、平安、バランス、高次元エネルギーとの同調。
F‐ 3 丹田部
肝臓、膵臓、胆のう、脾臓、大腸、太陽神経叢の機能向上。ストレス減少、不安不満解消、自信拡大。受容性、自信と力強さ。
F‐ 4 下腹部
大腸、小腸、膀胱、卵巣、子宮、生殖器、前立腺、排泄器官の機能向上。性的原因による不調解消。不安、恐れ、緊張感の解放。柔軟性、意識拡大と向上。
[基本 12ポジション・体後部(バック = B)]
B(バック)は、肩から背中の中央を脊髄に沿って順次下降し、腎臓・副腎を経由して前立腺下部まで、体の後部からレイキを送ってバランスを整えます。
B‐ 1 肩僧帽筋 F‐ 1と同じ。
追加として、首、僧帽筋、胸椎、腰椎、脊髄、神経組織などを原因とした不調の解消。リラックス。
B‐ 2 背中上部 F‐ 2と同じ。
追加として、胸椎、脊髄、神経組織などを原因とした不調の解消。過緊張からの解放。
B‐ 3 腰椎部分 F‐ 3と同じ。
追加として、腎臓、副腎、腰椎、神経組織などを原因とした不調の解消。内面の充実。
B‐ 4 仙骨部 F‐ 4と同じ。
追加として、仙骨、尾骨、恥骨など下半身の骨格と、神経組織などを原因とした不調の解消。
意識や念を使わずレイキに任せる
シンプルで効果的なレイキヒーリングのためには、紹介した基本 12ポジションを活用することが大切です。次に重要なのは、安全なヒーリングのためには、自己のエネルギーを使わないということです。
たしかに、自分のエネルギーを使うヒーリングも存在します。
強力な意識集中や念の力でエネルギーを集め、トレーニングによってエネルギーを強化し、そのエネルギーを使ってヒーリングをするものです。
その結果、気の達人、癒しのプロと呼ばれ、即効的に痛みを消し、長年の肩こりや腰痛を治し、骨の歪みを修正するなど、超常的な能力をもって活動している人もいます。
そのような能力はある意味で賞賛に値するものですし、能力を求める人も少なくありませんが、レイキヒーリングはそのような力を駆使するものではありません。
自己のエネルギーを使うと、相手のエネルギーとの闘いになることが多く、敗れると波動を引き下げられてしまいます。
引き下げられると、同じような低い波動をもった人たちのエネルギーと共鳴することになります。また、相手にエネルギーを送りすぎて、自分の生命エネルギーが枯渇状態になる場合もあります。
最初に臼井霊気療法を学び、江口式手のひら療治として独立した江口俊博氏は「病気を治してやろうと不用意に手を当てると、相手のカルマを受けることを覚悟せよ」といっています。
これは「自分のエネルギーを使ってヒーリングをすると、低い波動の影響を受ける」と教えているわけです。レイキヒーリングは「病気を治してやろう」などという思いをもたず、結果をコントロールしようとしない。
レイキのもつ癒しの力と、ヒーリーに内在する自己治癒力を信頼し、結果はレイキに任せて、純粋なレイキを中継するだけなのです。
これにより、必要なとき必要なことが起こり、ヒーラーとヒーリーが一緒に癒されていく、これがレイキヒーリングの大きな特徴です。
ヒーリングの前の念達が役立つ
以上で、レイキヒーリングを安全に効果的に行うための準備はできました。仕上げとして、レイキ特有の念達法を理解しましょう。
「念達」とは、文字通り念を送ることです。というと、「あれっ、レイキヒーリングは念を使わないんじゃないの?」と思われる方もあると思います。そうです、ヒーリングに念(意識)は使いません。
ヒーリングに念を使うということは、多くの場合、効果を出そうとする思い(早く楽にしてあげたい、痛みを取ってあげたいなど)を加えることです。
その結果「私の力で何とかしてあげたい」「レイキだけでは不安なので、私が応援してあげよう」ということになり、その思いが強くなると、レイキの流れに替わって自分のエネルギーを送り始めます。
では、念(意識)は一切使わないで、ただ黙って手を当てればよいのでしょうか。もちろん、それで問題ありません。
レイキの癒しの力、ヒーリーの生命力を信頼して、淡々と手を当てることができれば、念を使う必要は一切ありません。しかし信頼感が十分でないと、途中から不安の思いが出てきて、何かを付け加えたくなりがちです。そこで、念達法が役立ちます。
念達とは「調和の思い(念)を、言葉にして届ける」ことで、一種のアファーメーション(自分の積極的な生き方を表現する前向きの言葉)でもあります。念達とは念を送ることといいましたが、念を使ったヒーリングをするのではありません。
ヒーリングの前に、「私はレイキと響き合う生き方を選択する」「私はレイキの導きを信頼する」などと念達し、ヒーリングが始まるとレイキのパイプに徹するのです。
たとえば、空港で航空券を購入するときは、目的に合った便を選択するために意識を使いますが、飛行機に乗り込んだら機長を信頼してすべてを任せるのと同じです。
念達の言葉はいくつかありますが、ここでは、セルフヒーリングの前には「健康宣言」、他者ヒーリングの前には「レイキと響き合う言葉」を取り入れることにします。
この二つは、多くの人が活用して、高い効果を実感しているものです。
セルフヒーリングの方法 他者ヒーリングの注意点
他者ヒーリングについては第三章で詳しく述べますが、ここでもざっと触れておきます。他者へのヒーリングには、とくに注意が必要です。
レイキは、軽く手を当てるか、手をかざすだけなので、常識的にも症状が悪化することは考えられません。しかし、押したり、叩いたり、揉んだりした場合は、悪化しないという保証がありません。
まれに好転反応が出る場合があります。まず「エネルギーあたり」ですが、気分は悪くないが体がだるい、無気力感、脱力感など。
次に体内エネルギーの活性化による症状で、一つは痛み、痒み、下痢、頭痛など、肉体面での反応。もう一つは怒り、恐れ、憎しみなど、精神面や感情面での反応。
いずれもレイキヒーリングを受けたことによる、エネルギー状態を改善するための一時的な好転反応なので、心配は不要です。
ただし、二日経過しても軽快しない場合は、たまたまこの時期に別の原因による不調が発生した恐れがありますので、病院等で受診することを勧めてください。
異性の肌に直接触れたり、衣服を脱がせたりすることは問題が生じますので、慎重な気遣いが必要です。ヒーリングは、何が何でも治してやろうというものでなく、相手の成長に役立つように、サポートするものです。
したがって、嫌がる相手に無理に手を当てることは無意味です。
特別な場合(意識不明の場合、重症で意思確認が困難な場合、子供や動物の場合など)を除いて、相手の同意が得られない場合は、当面は対象外としてください。
手当ても手かざしも効果は変わりませんが、人は手の温もりと接触感でリラックスを感じます。触れると痛みのある場合を除き、同意があれば手を当ててください。
他者ヒーリングの行い方
①姿勢は自由ですが、ヒーリーがリラックスできる姿勢をとり、ヒーラーもリラックスします。ヒーリーには、目を閉じて全身の力を抜いてもらいます。
②ヒーラーはヒーリーに近づき、適当な位置で軽く目を閉じて、次の「レイキと響き合う言葉」を、心の中で二回唱えます。
「私は、内なるレイキの光を呼ぶ。私は完璧なレイキの通路である。光がすべてを調和に導く」
③ヒーラーは目を開けて、ヒーリーのオーラ浄化を行います。ヒーリーの体から十センチくらい離れた辺りに手をかざし、全身をなでつけるように、もしくは払うように、手を動かしていきます。
流す方向は頭から足のほう、または左右です(頭頂は、左右に払ってもかまいませんが、エネルギーを下から上へは流しません。イラスト参照)。
④ヒーラーは、両手を胸の前ですり合わせて温め、ヒーリーの「基本 12ポジション」に順次手を当てます(手を当てる時間は、こだわる必要はありません。一ヵ所三分から五分をめどに、ヒーリーの状態を見ながら実行してください)。
⑤最後に、ヒーリーのオーラ浄化を行います。
ヒーリング前と同じ要領で、優しくなでつけるように、整えるように、気の流れを誘導してください。少しでも異常感が感じられる部分は、とくに丹念に浄化してあげましょう(流す方向は ③と同じです)。
以上は本格的なヒーリングの手順ですが、「肩にちょっと手を当ててほしい」という程度のヒーリングは、 ①~②のあと両手をすり合わせて温めてから、手を当ててあげてください。
体内レイキの浄化と活性化技法
ここでは、あなたの体内で生命エネルギーとして働いているレイキを浄化し、さらに活性化させる技法を紹介します。
私たちが日常の中で活用している現代レイキの技法で、「自己浄化の技法」と「自己成長の技法」という二つの性格をもっています。
それは、手順を覚えて上手に活用するのが目的ではありません。
レイキヒーリングと各種技法を実践することにより、レイキとの響き合いが高まり、やがて「意識しなくても自動的にレイキと響き合える」ようようになります。
そして、日常のすべてがレイキと響き合うとき、真に健康で安らかな境地が実現します。技法をひと通り体験した後は、効果が感じられるものだけを選んで実践してください。
自分の感覚を信じて、技法を「心地よく、楽しく、より効果的な方向」に変えてもかまいません。
「感じる」「イメージする」「思う」などの表現が出てきますが、これは「明確に感じる」「ありありと見えるようにイメージする」「強く思う」のではなく、「ただ、そう思うだけでよい」と理解してください。
それによって、「考える」世界から「感じる」世界にスイッチを切り替えることになります。
〈乾浴法〉
古くから、神聖な儀式の前には、清浄な水で心身を清めていました。これを斎戒沐浴といいますが、乾浴法はレイキによって体内のエネルギーを清める技法です。
体内レイキを高める「発霊法」という技法の最初に行うのが乾浴法です。また、瞑想をする前、社寺参詣や墓参りのときなどに「心身を清める技法」として、いつでも活用することができます。
〈自己浄化ヒーリング〉
このヒーリングは、自己を浄化し、癒し、高めるために行います。体内にエネルギーの停滞があれば流し、不足があれば速やかに補充して、エネルギー体のバランスを整えます。これは、非常に気持ちがよく、効果の高い技法なので、時間と場所があればいつでも、好きなだけ実行してください。
〈肩甲骨のバランストレーニング〉
このトレーニングは、全身のエネルギー循環を高めるためのセルフヒーリングです。肩甲骨の周辺はエネルギーの流れが滞りやすい箇所なので、エネルギーの流れを促進することにより、肩こりの解消にも効果的な技法です。
〈太陽のエネルギートレーニング〉
このトレーニングは効果的なセルフヒーリングであると同時に、癒しの波動との共鳴を高めるための技法です。
肩甲骨のバランストレーニングで体内エネルギーの流れを高め、続けて太陽のエネルギートレーニングを行うことにより、その人のエネルギー状態は最高になります。
〈チャクラ活性呼吸法〉
レイキを呼吸とともに体内に導入し、心身を浄化するとともに、チャクラ(生命エネルギーの出入り口)のバランスを整えて、エネルギー体を活性化する技法です。
就寝時の入眠技法としても有効です。チャクラの位置については、さまざまな説がありますが、ここでは次の表を基準として、呼吸法を行います。
チャクラは、体の中心に直列に位置するものとします。
①姿勢は自由ですが、ゆったりとした楽な姿勢をとり、目を閉じ合掌して心を静めます。両手を上げ、レイキの高い波動が滔々と全身に流れ込むのを感じます。
②波動を感じながら手を下ろし、腹式呼吸を数回行って、心身ともにリラックスします。
③吸う息とともに、レイキエネルギーが頭頂から流れ込み、全身のすべての細胞に光が行き届き、レイキの光があふれてくるのを感じます。吐く息とともに、体内の緊張やネガティブな想いが、すべて出ていくのを感じます。しばらくこの呼吸を繰り返します。
④七つのチャクラの位置をイメージしながら、次の順序で「チャクラ活性呼吸法」をゆっくりと行います。
まず、レイキエネルギーを一番の「尾骨のチャクラ」から吸い込んで、四番の「心臓のチャクラ」に満たし、吐く息で四番の中心から体の周囲に広げるように出します。
次に体の前後左右から吸って四番の中心に集め、吐く息で七番の「頭頂のチャクラ」から出します。七番から吸って四番に満たし、吐く息で四番から体の周囲に出します。また四番から吸って、吐く息で一番へ出します。⑤④の呼吸法を、自分のリズムで、好きなだけ行います。通常は、一番または七番で息を吐ききってから終了しますが、そのまま眠るときはどこで終わってもかまいません。
〈レイキ回し〉
レイキ回しは、伝統霊気で行われている技法ですが、西洋式レイキにおいても「レイキサークル」と呼んで実践されています。
人はひとりだけで生きることはできず、さまざまな人間関係の中で学び向上していきますが、それぞれの体内エネルギーも他の人との交流で高められます。
①何人かが集まって円形に人の輪をつくり、左手を上向きにし、右手を下向きにして手をのせ合います(軽く触れても、離してもかまいません)。あるいは、互いの手を握り合って人の輪をつくります。
すると、レイキエネルギーが手から手へと、時計回りと反対方向に流れ、全員のマイナスエネルギーを開放していきます。
しばらくして左右の手の向きを入れ替えると、エネルギーの流れは時計回りに変わり、プラスエネルギーを充電していきます。
②エネルギーを感じにくい人も、この輪の中に加わると、エネルギーの流れを感じる場合が多くなります。感じない場合でもレイキの通りがよくなります。これは二人でも、向かい合って行うことができます。
③隣の人の中指を軽く手のひらに包み、親指の腹をその先端に触れる形で、レイキエネルギーを回したり、片手を隣の人の肩にのせてエネルギーを送ったり、横向きになって両手を隣の人の背中にのせてレイキを回したり、いろいろなやり方があります。
いずれのやり方でも、レイキ回しは全員のエネルギーを浄化し、流れを高めて高いヒーリング効果をもたらします。
自己治癒力を高める技法
人間や動物には、けがや病気を治す力・機能が生まれながらに備わっており、これを自己治癒力とも自然治癒力とも呼んでいます。
私たちは自己治癒力という言葉を、自己再生機能(自ら癒す力)と自己防衛機能(免疫力)の総称として使用しています。
自己治癒力が正常に機能し、健康で安定した心を保つには三つの系(免疫・ホルモン・自律神経)が整っていることが大切といわれますが、それらのバランスを崩すのはストレスに他なりません。
ここではレイキによってストレスを軽減し、癒しの力を呼び覚ますと同時に、免疫力を高める技法を紹介します。
〈頭の前後を挟み健康宣言〉
人は、自分の意識で選択した通りの人間になるといわれます。
レイキに関心をもつ人が「病気でなく、健康を選択する」ことは当然ですが、それを健康宣言というアファーメーションにして、自分自身の潜在意識に送り込んでからセルフヒーリングなどを行うと、より高い効果が得られます。
このやり方は「セルフヒーリング」で説明しましたが、このあと紹介する「胸腺、わきの下、へそ周辺への手当て」「アイウエオ式免疫活性法」なども、健康宣言に続けて行うと効果的です。
〈胸腺、わきの下、へそ周辺への手当て〉
まず「胸腺」は、胸骨の後ろに心臓にのるように存在する H形の臓器で、免疫系に関与する重要な臓器です。次に「わきの下」は、リンパ節が集まっています。心臓から押し出された血液成分の一部は、血管の外に滲みだしますが、これをリンパ管に集めて静脈に戻します。
多くのリンパ管が合流するわきの下(腋窩)には、細菌や有害物質を食い止めるためにリンパ節が集まり、関所のような役割をしているのです。
また鼠径部(股のつけ根)や、頸部にもリンパ節が集まっていますので、ここに手を当てるのも有効です。さらに「へそ周辺」は、太い静脈やリンパ管が走っています。
へそは東洋医学で神闕(神が宿る)と呼ばれ、昔から胃腸の特効ツボとして知られますが、ここはすべての内臓器官を支配する自律神経の密集地帯で、交感神経と副交感神経のバランスを整える働きがある場所です。
伝統霊気では「へそは人の原点」といい、へそ周辺によく手を当ててレイキを送りなさいと教えています。
「へその上に手を重ねる」「へその左右・上下を挟むように手を当てる」「一方の手をへその上に当て、他方の手を上下左右のいずれかに当てる」など、短時間ずつでも手を当てるようにしてください。
〈アイウエオ式免疫活性法〉
笑いが免疫力を高めることは、よく知られるようになりました。おかしいときに笑うのは当然ですが、おかしくなくても笑顔をつくるだけで免疫力がアップするというのです。また顔の筋肉をストレッチすると、老化を防ぎ、免疫力を高めるといわれ、口の体操なども考案されています。
この技法は、アイウエオという口の体操にチャクラ活性効果を加えて、免疫力を活性化するものです(チャクラの位置は次図参照)。
①姿勢は自由ですが座位で説明します。まず合掌して心を静めます。目の開閉は自由です。
②両手を上げてレイキとつながり、ゆっくり手を動かして両手を下向きにひざにおきます。
③まず、口を縦に大きく開いて「あァーーー」と長く発声します。
④口を横に大きく開いて「いィーーー」と長く発声します。
⑤口の先を丸め、前に突き出して「うゥーーー」と長く発声します。
⑥口を軽く開き、舌を大きく前に出して「えェーーー」と長く発声します。
⑦口を軽く開き、「おォーーー」と長く発声しながら、第七チャクラを振動させます。
⑧続けて ③~⑦を繰り返し、 ⑦のところで「おォーーー」と長く発声しながら、第六チャクラを振動させます。
以下同じように、 ③~⑦のあと ⑦のところで「おォーーー」と発声しながら第五チャクラ、第四チャクラ、第三チャクラ、第二チャクラ、第一チャクラを振動させていきます。
⑨終わった後は、目を閉じて心を内側に向け、すべてのチャクラの響きを感じるように心を静めます。
安らぎを感じ、意識を高める技法
乾浴法のところで、発霊法という体内レイキを高める伝統技法があると説明しましたが、その発霊法の中に、浄心呼吸法(心を浄化する呼吸法)、精神統一法(心を整える瞑想法)の二つの中心技法があります。
この浄心呼吸法を「光の呼吸法」とし、精神統一法を「合掌呼吸法」として、日常の中で気軽に活用して効果が実感できるようにしました。
〈光の呼吸法〉
日常の仕事や人間関係の中で発生する緊張、不調和な感情などを手放し、ストレスを解消して心身を浄化する技法です。
何かのきっかけで、不安定な精神状態になったり、怒り、悲しみ、恐れなどのネガティブな感情が湧き上がってきたときは、直ちに心身をレイキの光で満たします。
それらは、レイキの白い光を充満させるだけで消滅してしまいます。
怒りや恐れにとらわれたとき、心が暗くなったときなどは、レイキとの響き合いが薄れていますので、光の呼吸法で響き合いを取り戻すことが大切です。
慣れれば、目を開けても、散歩しながらでも、電車の吊り革を持って立った姿勢でも、できるようになります。周囲に人がいるときは、そのままの姿勢で、光の呼吸法を繰り返します。少しの時間でも毎日気軽に実行していれば、心身はどんどん浄化されていきます。
〈合掌呼吸法〉
些細なことに心がとらわれたり、感情が無意識に反応したりすることが少なくなり、常に安定した高い意識を持続することが可能になります。また直観力や受容性が高まり、手の感覚も開発されます。
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