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第一章すべてはエネルギー

はじめに

あなたがこの本を手にしたということは、このような願いがあるのではないでしょうか?

  • もっと豊かになって幸せを手に入れたい
  • 理想のパートナーを引き寄せ、幸せな結婚生活を送りたい
  • 仕事やビジネスで成功し、もっと収入を増やしたい
  • 健康的にエネルギッシュになり、ワクワクする毎日を手に入れたい
  • 理想を現実化し、願望を実現したい
  • もっと自由な時間を手に入れ、やりたいことに没頭したい

もし、こんな願望があるならば、本書はあなたにとってまさに「夢を次々と叶える魔法の教科書」となるでしょう。私はもともと、仕事でもプライベートでもダメダメな人生を過ごしていました。

最初の結婚では、一緒に住んだ瞬間から元妻と波長が合わず、毎日のようにダメ出しをされたり、「ミジンコ以下」などと呼ばれたりしていました。

そして、たった4年で離婚してしまったのです。仕事でも、毎日のように上司に仕事ができないとダメ出しされ叱られていました。

苦手な仕事や、やりたくない仕事を毎日遅くまで残業してこなし、悶々とした日々を過ごしていました。

さらに、30代のサラリーマンなのに貯金が全くできず、銀行口座には数十万円しかない貧乏生活を送っていました。

このままで本当に良いのだろうかと、思い悩みました。

なんて人生はつらいのだろうか、もっと幸せに生きることはできないのだろうか、人生を好転させる方法はないのだろうかと鬱々と悩む毎日でした。

そして、そうしたなかで、「何か突破口はないか」と、さまざまなジャンルの本を読んだり、セミナーや講演会に参加したりして、もっと幸せに生きる方法はないかと探求するようになったのです。

自分の専門分野だけでなく、脳科学、心理学、哲学、宗教学などあらゆるジャンルの本を片っ端から読み漁り、世の中で成功している人の生き方や考え方を学びました。

そして私は、あることに気づいたのです。

それは、「どの分野にも共通する考え方や法則がある」ということです。

過去にさまざまな分野の研究者や学者、プロや専門家、そして成功者や偉人がその道や人生を深めるなかでたどり着く結論は、実は同じなのではないかということ。

どの分野にも共通する考え方や法則とは本質的なものであり、この宇宙を支配する原理原則なのではないかということ。

それに従って生きれば、人生を攻略できるのではないかということ──。

そして、私はこれらの法則や原理原則に従って生きていく実験を自分という存在を使って自ら試みました。

すると次第に、お金、仕事、人間関係などのあらゆる悩みが解決され、思い通りの理想の人生を歩めるようになったのです。

例えば、以下のような夢が叶いました。

  • 理想のパートナーをたった1か月で引き寄せ、幸せな結婚生活を送る
  • 駅直結のタワーマンションに住み、理想の便利で快適な生活を手に入れる
  • ビジネスで成功し、従業員を雇わなくても月商数千万円を達成する
  • 著書が初版で1万7千部のベストセラーを達成する
  • 大きなケガや病気もない健康的な毎日を過ごす
  • 自由な時間を手に入れ、やりたいときにやりたいことができる
  • LINE登録者がたった2年で12万人、YouTube登録者が3万人を超える

さらに、これまで学んできた成功するための考え方や法則が量子力学で解明できることに気づき、「量子力学コーチング」という最先端の科学的コーチングメソッドを確立してセミナーや講演会で数千人以上の方にお伝えしたところ、同じように次々と願望を実現する人が続出したのです。

少しピックアップしただけでも、このような喜びの声をいただいています。

  • 預金残高が137円だったのに数日後に2億円が振り込まれた
  • ミッションやビジョンが明確になり、起業1年目で年商1300万円を達成した
  • 理想の恋人をたった1週間で引き寄せた
  • 人脈が広がって異性にモテるようになった
  • 貯金がほとんどない状態からビル2棟のオーナーになった
  • 宝くじが買うたびに当たるようになった
  • たった1週間でハリウッド映画に俳優としてデビューする夢が叶った
  • イライラや悩みがなくなり、いつも穏やかで幸せな生活ができるようになった

こうした体験を読んで、あなたはどう感じたでしょうか?「羨ましいなあ……」「自分には無理だわ」「たまたま運が良かったんだよ」「どうせ頑張らないといけないんでしょう」など、いろいろな思いが湧いてくるかもしれません。

いずれにしても、この本を読んでいるということは、あなたにも「何か引き寄せて叶えたい願望がある」ということだと思います。

そして、これまで多くの自己啓発本を読んだり、自己啓発のセミナーに行ったり、既にたくさん学んできたという方もいるのではないでしょうか。

世の中には、

  • 引き寄せの法則
  • 成功哲学や成功ノウハウ
  • 人間関係に関するノウハウ
  • ビジネスでお金を稼ぐ方法
  • 投資
  • 資産構築の話

といった情報が溢れていて、成功法則やノウハウを学ぶには事欠きません。しかし、それらの知識を身につけた人と同じ数だけ成功者はいるのでしょうか?答えはNOです。

実際のところ、成功している人は世間でほんのひと握りです。

ではどうして、成功できる人と成功できない人がいるのでしょうか?それは、「知っている」「やっている」「できている」「もっとできている」は全く次元が違うからです。

いくらさまざまなノウハウや成功哲学を学んでも、知っているだけでは結果につながりません。

成功できる人とできない人──その決定的な違いは、「引き寄せという現象がなぜ起きるのか?」を腑に落とすことができ、素直に実践できているか否かです。

自分の望みを次々に引き寄せた人たちは、引き寄せの法則の仕組みについて腑に落ちているから、「こうすればこうなる」という法則を100%信じ込むことができているのです。

では、どうして腑に落ちたのかというと、感覚でなんとなく体験しただけでなく、なぜ、願望が実現するのかを論理的に理解できているからです。

例えば、「物体が地面に向かって下に落ちる」という現象。この現象は、なんらかの形で誰もが体験しているはずですよね。

そして、「なぜ落ちるのか?」という理屈についても、「ニュートンの万有引力の法則」や「重力があるから」という知識を持っているはずです。

人というのは、右脳で感覚的に理解しているものを左脳で論理的に理解したとき、つまり、右脳(感覚的なもの)と左脳(論理的思考)の双方で理解することができている状態になると、初めて「腑に落ちる」のです。

では、こうした法則はどのように見つけることができるのでしょうか?

自然界では、螺旋構造がたくさん見られます。

例えば、植物の葉は螺旋階段のように成長していきます。オウムガイも渦巻状に回転しています。台風も銀河系も螺旋状に回転しています。さらにDNAは螺旋構造であることが知られています。

これらを含めてたくさんのものが螺旋状になっていることから、普遍的な自然の法則ともいえるでしょう。

また、太陽のまわりには惑星が回っていますが、ミクロの世界でも原子のまわりに電子が回っています。

地球のまわりにも月が回っています。これもミクロの世界とマクロの世界の運動が似ていますね。

このように、ミクロの世界にもマクロの世界にも似たような構造関係があることをフラクタル構造といいます。

そして、あらゆるものに共通する部分を見つけることができれば自然の法則性を発見できるのです。

つまり、世の中の成功法則や願望を実現するための方法を、科学的な理論(ここでは量子力学的な視点)と結びつけて理解すると、点と点が線でつながります。

そして、あなたがこれまで学んできた成功法則や、知ってはいたけれどもバラバラだった知識や経験が統合され、ここで初めて「腑に落ちる」という感覚に到達することができるのです。

先ほどの体験談に登場した人たちの声は、引き寄せの法則の仕組みや願望実現の仕組みを完全に腑に落とし切ったうえで、脳科学、心理学、量子力学などを用いた科学的なコーチング手法に基づいた方法(これを量子力学コーチングという)を実践した結果です。

同じようにあなたの願いも、量子力学を用いた科学的願望実現法を学び実践すれば、今抱えているさまざまな問題や悩みも解決でき、みるみるうちに願望を実現できるようになるでしょう。

お金もない人脈もない、仕事もできない「ミジンコ以下」と呼ばれたダメダメサラリーマンだった私がどのようにして夢を次々と叶えることができたのか。

そして量子力学コーチングにより、どうして同じように願望を実現する人が続出するようになったのか。

本書では、私が過去20年間、脳科学、心理学、哲学、宗教学などを研究して得られた再現性の高い願望実現法を分かりやすくお伝えしながら、量子力学という科学的な理論をアナロジーとして解説していきます。

本書を通してあなたも次々と願望を実現し、理想の人生を手に入れることを願います。

第一章すべてはエネルギー

目次

量子力学とは?

そもそも量子力学とは一体、何なのでしょうか。量子力学という言葉を聞くと一見、難しそうに感じるかもしれません。しかし、私たちの生活にとても身近な存在なのです。

例えば、携帯電話やパソコンなどは半導体技術の発展によって世界中に普及していますが、これらの半導体技術は量子の世界のトンネル効果というドラえもんの通りぬけフープのように、電子が壁を突き抜ける現象を活用しているものなのです。

また、DVD、レーザー、デジカメなども量子力学の理論なしには存在し得ないことが分かっています。

さらに、量子コンピューターや量子テレポーテーション技術など今後の発展が期待される技術もあります。

物理学は大きく2つに分けることができます。1つは古典力学、もう1つは量子力学です。古典力学とは、目に見えるマクロの世界で成り立つ自然の法則を探究する学問です。

例えば、ボールが放物線上に描く軌道を予測する、リンゴが落ちるという現象などマクロの世界で確認できるものであり、これらの運動法則を解明していくのが古典力学です。

一方、量子力学とは目に見えないミクロの世界で成り立つ自然の法則を探究する学問です。

例えば、リンゴを細かく切っていくとどうなるでしょうか?そう、リンゴジュースになりますよね。ジュースのほとんどは水分子でできています。

水分子H2Oを細かく分解していくと、2つの水素原子Hと1つの酸素原子Oで構成されています。

原子は、その中心に原子核があり、そのまわりを電子がぐるぐると回っています。すべての物質は細かく砕いていくとどんどん分子化され、分子は原子で構成されて、電子、中性子、陽子などで成り立っています。

そして、中性子や陽子の中には3つのクォークと呼ばれる素粒子が存在しています。素粒子とはこれ以上細かくできない物質を構成する最小単位のことです。

あなたが着ている洋服も、あなたが使っているパソコンも、あなたが住んでいる家も、あなたの身体も、実はすべてミクロの世界では同じ素粒子で構成されているのです。

すべての物質が同じ素粒子で構成されていると考えると不思議ですよね。

あなたの身体を構成している素粒子と、服や家具、家などものを構成している素粒子が同じものだなんて信じられないかもしれません。

素粒子の組み合わせによって植物になったり、動物になったり、人間になったり、あらゆるものになると考えると、この宇宙にあるあらゆる生命や動物、植物、人間同士も見えない素粒子の海でつながっているということです。

このように原子や電子、素粒子など目に見えないミクロの世界の自然の振る舞いを探究する学問が量子力学なのです。つまり、見えない世界を解明していくのが量子力学だといえるでしょう。

すべてはエネルギーで説明できる

量子力学における量子とは、粒と波の性質をあわせ持った、とても小さな物質やエネルギーの最小単位のことです。つまり、すべての根本はエネルギーでできているということです。

この世の構成をシンプルに考えるとどうなるでしょうか。

それは、見える世界と見えない世界に分けることができると思います。

例えば、見える世界とは、モノや物質などの質量があるものなので、アインシュタインのエネルギーと質量の関係式で説明することができます。

アインシュタインは特殊相対性理論から、以下の式を導き出しました。

E=mc2 Eはエネルギー、mは物質の質量、cは光の速度を表しています。

この式はエネルギーがあるものは物質に変換できて、物質はエネルギーに変換できることを意味しています。つまり、質量があるものはこの式でエネルギー量が分かるのです。

光の速度は秒速約30万キロメートルで一定ですから、エネルギーは物質の質量に比例するということですね。

例をもう1つ挙げてみます。

1グラムの1円玉のエネルギー量は、0・001キログラム×秒速約30万キロメートルの二乗ですから、約90兆ジュール【J】のエネルギー量があるということになります。

広島に落とされたウラニウム(ウラン)型の原子爆弾のエネルギー量が60~70兆ジュールといわれています。ですからその約1・5倍ということになりますね。

そのように考えれば、体重を量ればあなたが持っているエネルギー量も分かります。同じように計算するとあなたは相当なエネルギー量を持っていることになります。

つまり、質量があるものはすべて、重さを量ればエネルギー量が分かるということです。

では、目に見えない世界のエネルギー量はどのように分かるのでしょうか?1905年にアインシュタインは、「光が粒々になって空間内に存在している」という光量子仮説を提唱しました。

そして、1923年にアメリカの物理学者アーサー・コンプトンが、光が金属に当たるときに放出されるコンプトン効果によるエネルギーの式から光の粒子性を証明したのです。

粒々の光の粒子が金属に当たり放出されるエネルギー量は、以下で表すことができます。

Eはエネルギー、hはプランク定数、ν(ニュー)は周波数です。hはプランク定数であり一定の数値ですから、エネルギーは周波数に比例するということです。周波数とは1秒間あたりの波が振動する回数のことで振動数ともいいます。

この式から、振動数や周波数が高いほどエネルギーが高く、振動数や周波数が低いほどエネルギーが低いことが分かります。

例えば、長縄とびで1秒間あたりにたくさん回すと周波数が高くなり、エネルギーも高くなります。ゆっくり回すとエネルギーは低くなるということですね。

目に見えない世界はこのエネルギーと周波数の関係式で表現することができます。

目に見えない世界は、X線や赤外線、紫外線などの電磁波は実態がないわけですから波のような性質を持っており、周波数で表現ができるのです。

もう少し、見える世界と見えない世界を分類していきましょう。人間であれば、見える世界は肉体であり、見えない世界は心や感情ですね。

肉体は目に見えるので質量の式で表現でき、心は目に見えないので周波数の式で表現することができます。

私たちの世界で目に見えるものは、お金、家、服などの物質的なものですよね。一方で目に見えないものとは、意識、感情、思考など精神的なものです。

このことから、見える世界は物質世界、見えない世界は精神世界ともいえるでしょう。

陰陽学では、見える世界は「形」、見えない世界は「氣」で表現できますから、見える世界は陽、見えない世界は陰と表すことができます。

このように見える世界と見えない世界を物理学的に解明していくと、『般若心経』の色即是空など、さらにはこの世もあの世も、すべてこれらの2つのエネルギーで表現できることが分かります。

見える世界………E=mc2

見えない世界……見える世界と見えない世界を分類してまとめると、次の表のようになります。

たった5%の意味

「5%」という数字を見て何の数字だと思いますか?これは、私の体脂肪率ではございません!(笑)実はこの5%というのは、この宇宙で見える世界の割合なのです。

東京大学宇宙線研究所の研究データによると、この宇宙では目に見える物質は、たった5%しかないことが分かっています。

残りの27%の見えない物質のことをダークマターといい、68%の見えないエネルギーのことをダークエネルギーといいます。

日本語ではダークマターは暗黒物質、ダークエネルギーは暗黒エネルギーともいわれています。

ちなみに現在の私の体脂肪率は27%ほどあり、ダークマターのように見えない脂肪がお腹まわりについています(笑)。

ダークマターとか、ダークエネルギーという言葉を聞くと、映画やアニメで登場する悪役とか、闇の組織にも感じるかもしれません。

その意識からか「ダーク」とか「暗黒」といわれると、この宇宙が闇の勢力や闇の組織で支配されていると想像される人もいるかもしれません。

でもご安心ください!ダークマターもダークエネルギーも人類に脅威をもたらすものではございません。

では、そもそも「目に見える」というのは、どういうことなのでしょうか?人はモノを見るとき、色を識別することができます。

リンゴやイチゴは赤色、晴れた日の空は青色、葉っぱは緑色、レモンは黄色などに色が見えると思います。では、なぜそう見えるのでしょうか。

それは物体が太陽や蛍光灯などの光を受けると特定の光だけが反射し、その反射した光が目の網膜を通って電気信号に変わり、脳内でイメージとして映し出されるからです。

目には、青、緑、赤の光を判別するセンサーのような役割を持つ細胞(視細胞)があり、それぞれの色の光を感じ取る割合で色が決まります。

例えば、目に入ってくる光から青だけを視細胞が感知すると青と判別し、緑と赤の両方を感知すると黄色。青緑赤すべて感知すると白。青緑赤どれも感知しないと黒と判断します。

青、緑、赤の光で色を判断するため、青、緑、赤が光の三原色とされています。リンゴが赤色に見えるのは、リンゴが赤色の光のみに反射しているからなのです。

一方で、「目に見えない」とは光を当てても全く反射しないため、地球から観測できないので真っ暗となります。

つまり、ダークマターやダークエネルギーとはその存在は確認できているのですが、今の観測技術では光学的に観察できないので正体不明なのです。

光に反射するものは目に見えますが、光に反射せず、真っ暗な物質やエネルギーであるため、ダークマターやダークエネルギーという名前がつけられているということですね。

でもどうして、観察できないのに存在していることが分かるのでしょうか?理由はニュートンの万有引力の法則にあります。

万有引力の法則とは、すべての物質は質量がある限り、お互いに目に見えない引力で引っ張り合っているという法則です。

例えば、あなたとあなたが使っているパソコンの間にも、あなたとテレビとの間にも、あなたの家族同士の間にも目には見えないのですが、お互いに引力で引っ張り合っているのです。

さらに1970年代後半になると、渦巻き銀河の回転速度分布が観測され、銀河内の明るい星や星間ガスではない、光では観測できないが重力を感じる物質の存在も立証されて、宇宙空間上も同様に光学的には見えないけれども銀河系の回転運動に引力の影響を与えている物質があることが、計算上は分かったのです。

観測はできず、重力の影響を受ける何かが存在しているけれど何なのか分からないものが、ダークマターと呼ばれているものなのです。

また、ダークエネルギーとは、宇宙の膨張を加速するもとになる未知のエネルギーのことです。

この宇宙はほとんどが見えない物質と見えないエネルギーで構成されているということですね。つまり、この宇宙は、科学で解明できているものはたった5%しかありません。残りの95%はまだ解明されていないのです。

また人間は、赤、橙、黄~青、藍、紫まで、いわゆる虹色の世界である可視光線という電磁波エネルギーの特定の範囲(380nm~780nm)の波長の光しか見ることができません。

赤の外側には赤外線、紫の外側には紫外線があります。では、あなたは赤外線や紫外線を見ることはできますか?答えはNOです。

私たち人間には、これらの可視光線以外の周波数の電磁波エネルギーを見ることはできません。

しかし、ヘビには赤外線が見え、昆虫には紫外線が見えていることが分かっています。同じ生物でも見えている世界が全く違うということですね。

この他にも、X線やラジオの周波数(長波、短波等)などさまざまな電波が空中には飛びかっていますが、私たちはほとんどが目に見えない電磁波のエネルギーのなかで生きていることになります。

では、可視光線と赤外線や紫外線などの電磁波との違いは何なのでしょうか。それは、電磁波の波長の違いです。

「波長」とは、電磁波の1つ分の波の長さ(山と山、または谷と谷までの長さ)のことです。この長さの違いを、私たちは色の違いや音の高さの違いとして認識しています。

光とは、広い意味で電磁波の一種です。

通信に使う電波やリモコンなどに使われる赤外線、日焼けなどの原因になる紫外線などすべて電磁波であり、それぞれ「波長」といわれる波の間隔の違いによって性質が異なるのです。

人の目は、この電磁波のなかで可視光線といわれる限られた範囲の波長帯しか見ることができません。この可視光線の波長帯を青、緑、赤の色の組み合わせでとらえています。

一方、人工衛星ではどうかというと、紫外線や赤外線、電波をとらえることができるセンサーを搭載しているので、人の目では分からない地球の姿を見ることができます。

当たり前に生活しているだけでも、これだけ見えない電波に囲まれて生きているという事実は分かりやすく、受け入れやすいのではないでしょうか。一般に人は見えているものしか信じない傾向があります。

しかし、宇宙物理学の観点においても電磁波の観点からも、この世界で見えているのはほんの一部しかありません。

そしてほとんどが見えない世界から成り立っている事実を受け入れれば、いかに見えない世界を理解することが大切であるかが分かるのではないでしょうか。

これは人間関係についても同じことがいえます。人間関係のトラブルのほとんどは自分が認識していない、相手の見えていない部分が原因の場合が多いです。

人は表面的な見えている言動のみで相手を判断したり、評価したりしますが、実は相手のことをすべて理解せずに「この人はむかつく人だ」「なんて意地悪な人なんだ」と勝手にレッテルを張っている可能性もあります。

このように考えると、人間関係の構築においても一部の見えている情報だけではなく、見えない部分を理解しようとする姿勢が大切になってくるのではないでしょうか。

スピリチュアルとは、目に見えない科学で解明できていない世界のことを指します。量子力学はまさに見えない世界を科学する学問です。

ということは、目に見えない世界を探究する量子力学を用いれば、これまで解明されていなかったスピリチュアルな世界も解明されるかもしれません。

つまり、見える世界よりも、この宇宙のほとんどを支配している見えない世界や量子力学について学ぶことによってこの世の仕組みが分かり、この世界で自由自在に夢や目標を叶える方法にたどり着けるかもしれません。

これから、最高の理想の人生を手に入れるために「見えない世界の不思議」について学んでいきましょう。

顕在意識と潜在意識の不思議

この宇宙における「目に見える物質の割合が5%、目に見えない物質とエネルギーの割合が95%」という数字を見て何か気づくことはないでしょうか?実は宇宙の構成と心理学における意識の構成が非常にそっくりなのです。

心理学の世界では、意識は大きく3つに分けることができるといわれています。

1つ目は普段、私たちが自覚している顕在意識。物事を考えたり、何かを判断したり、何かを望んだりするときは顕在意識を使います。

2つ目は、自覚はないけれど言葉や行動に影響を与えている潜在意識。いわゆる無意識のことです。

そして、最後は個人を超えた人類共通の無意識領域である集合無意識。

この3つで構成されているといわれています。

また、ニューロマーケティングの世界的権威であるA・K・プラディープ博士の著書『マーケターの知らない「95%」』にある神経科学の研究によると、「人の脳の情報処理は、95%が潜在意識で処理されている。」と書かれています。

つまり、人は95%の潜在意識によって動かされているということです。さらに、潜在意識は、あなたの生命維持機能とも深くかかわっています。

あなたはまばたきを意識的にやっているでしょうか?あなたは心臓のポンプを意識的に動かしているでしょうか?ウィルスに感染したら意識的に抗体を体内に分泌しているでしょうか?もちろんすべて無意識の働き、潜在意識によるものなのです。

これらの潜在意識は人体を守るために存在する防御本能だといえるでしょう。もっと身近なもので説明してみましょう。

会社や学校に行くとき、玄関先で靴を右足から履いたか、左足から履いたか覚えていますか?通勤や通学経路で、どのように歩いてどの道筋を通っているか覚えていますか?ほとんど無意識に歩いていることが分かるでしょう。

このように潜在意識は、無意識であなたの行動を支配しているものなのです。

スイスの有名な心理学者カール・ユングは、「意識全体を大きな氷山に例えると、そのほとんどが海に沈んでいるいわば潜在意識である。

人間が自分で意識できる顕在意識は、海の上に顔を出しているほんの少しの部分でしかないのだ。」と言っています。宇宙の構成も意識の構成も、見える部分はたった5%程度で、残りはほとんど見えていない部分だということです。

あなたも会社で見られている自分はほんの一部の氷山の一角であり、家庭での姿はほとんど知られていないはずです。

人によっては、家族に見られてはまずいような趣味を持っている人もいるかもしれないですし(笑)、本当に人には相談できない悩み事も大人になれば出てきますよね。

そう考えると、他人から見えている自分はほんのわずかな部分しか見えていないのかもしれませんね。

素粒子は波と粒でできている

物理学で最も美しい実験といわれている実験をご存じでしょうか。

それは、1807年に行われたイギリスの物理学者トマス・ヤングによるヤングの二重スリット実験です。ヤングがこの実験を行ったのは、光の正体は波なのか、粒なのかを証明するためでした。

内容的には、光源とスクリーンの間に二重スリットを設置し、光がどのように進んでスクリーン上に映し出されるか確認するというものです。

これによって光が重なり合い、スクリーン上に干渉縞が映し出されて「干渉」という現象が起こります。波はお互いに強め合うと光が明るくなり、弱め合うと暗くなって白と黒の縞模様の干渉縞ができます。このことから、光は波の性質を持っていることが分かりました。

  • 山と山が重なると強め合う→スクリーン上が明るくなる
  • 山と谷が重なると打ち消し合う→スクリーン上が暗くなる

こののちにイギリスの物理学者マクスウェルが、光は電磁波という波の性質を持っていることを示し、物理学者の間では波動説が主流になりましたが、1905年にアインシュタインが、「光はエネルギーの小さな塊である粒子である」という光量子仮説を提唱し、1923年にアメリカの物理学者アーサー・コンプトンによってこの仮説が実証され、奇妙なことに光は波でもあり、粒でもあるという結論に至ったのです。

つまり、光は波という性質と粒という2つの性質を持っている(これを二重性という)ことが分かったのです。

さらにフランスの物理学者ド・ブロイが「このような二重性の性質は、粒子だと思われている他の物質にも当てはまるのではないか」と考え、粒子であるはずの電子を波として扱うという理論と一致することが分かりました。

結果、ミクロの粒子には波動性があるとして、物質波(ド・ブロイ波)を提唱しました。

技術が進歩した現代では、このヤングの二重スリット実験と同じことを1つの電子ずつで行うことが可能となりました。

この実験では、電子銃から1つの電子を放つと、電子が2つのスリット(穴)を通ってスクリーンに干渉縞が映し出されてしまいます。

さらにこの実験から、粒子だと考えられている1つの電子が2つのスリットを影分身のように同時に通り干渉縞をつくるという不思議な現象も確認されました。

ところが、全く同じ実験をしているのにもかかわらず、観測装置を置いたり、誰かが観測したりすると、干渉縞はスクリーンに映し出されずに電子が粒のように振る舞って2つのスリットをまっすぐ通った痕跡のみがスクリーン上に残ることが確認されました。

誰もいないところでは波のように振る舞い、誰かが観測すると粒のように振る舞うということから、電子のような素粒子は二重性の性質を持っているといえるでしょう。

このように観測しようとする行為が素粒子の振る舞いに影響を与えることを観測問題といいます。

イメージで例えると、「だるまさんが転んだ」に近いかもしれません。

誰も見ていないところでは、素粒子はフラフラと踊っていますが、パッと見ると動きが止まってしまうようなイメージです。

上司が見ていないときはネットサーフィンばかりしてダラダラと仕事をしているけれど、上司が見ているときはまじめに仕事をしているような感じとも似ていますね(笑)。

誰も見ていないときはダラッとした格好をしていても、誰かに見られるときはきちんとした格好になるのも、波と粒の例えにしたら共感できるかもしれません。

つまり、観測されない素粒子は波の性質を持っており、観測される素粒子は粒の性質を持っていることが分かります。

このことから、量子力学的には見える世界は粒子性があり、見えない世界は波動性を示すということがいえるでしょう。

これまでお伝えしてきた通り、宇宙の構成は、目に見える物質、目に見えないダークマターとダークエネルギーで構成されています。

電磁波は、目に見える可視光線と目に見ない可視光線以外の電磁波(X線、ガンマ線、電波など)で構成されています。

意識は、人間にとって認識できる顕在意識、認識できない潜在意識と集合無意識で構成されています。

この宇宙には見える世界と見えない世界がありますが、見える世界も見えない世界もすべてエネルギーで成り立っています。

これを量子力学の観点から定義すると、

  • 見える世界=粒子性
  • 見えない世界=波動性

といえるでしょう。そして、この二重性の性質を用いると願望実現の仕組みを説明することができるのです。

量子力学的願望実現の仕組み

ここからは、いよいよ願望実現の仕組みについて量子力学の観点でお伝えします。

素粒子というのは観測されるまで波の性質を持っており、観測されると粒になるという二重性があるとお伝えしました。

意識、イメージ、思考、感情というのは目に見えないので波の性質を持っていると考えられます。一方で物質や現実というのは観測できるので粒の性質を持っているといえるでしょう。

つまり、意識、イメージ、思考という目に見えないものが観測されたら、物質化し、現実化するということです。

ということは、願望実現とは、目には見えない意識、イメージ、思考を「認識・観測」すれば現実化するということになりますね。

ドイツの物理学者で不確定性原理を提唱したことで有名なハイゼンベルクは、「波の状態(可能性領域)で意識があるモノや出来事を認識すると、可能性であったそのモノや出来事は可能性領域から物理世界に出現します。」と、まさに物事が現実化する仕組みのことを説明しています。

この量子力学的な願望実現の仕組みを使えば、物事が具現化するプロセスも以下のように説明できるでしょう。

  1. ステップ1:意識を向ける理想の状態に意識を向ける例:住みたい理想の家に意識を向ける
  2. ステップ2:イメージが湧く意識を向けるとイメージが湧いてくる例:白い一戸建ての庭付きの家をイメージする
  3. ステップ3:思考が働くイメージが湧いてくると思考が働く例:白い一戸建ての庭付きの家を建てるにはどうしたらいいだろうか?どのくらい貯金すればいいのだろうか?
  4. ステップ4:具体的な行動が明確になる思考が働くとそれに必要なやるべきことが明確になる例:一軒家を建てるのにいくらかかるか見積金額を調べる
  5. ステップ5:行動する実際に行動することによって現実が理想に近づいていく例:毎月10万円貯めることによって年間120万円貯まる

これが願望実現のプロセスです。人はこのプロセスを繰り返すことによって理想を現実化しているのです。

このように、量子力学を用いてある実験や現象を例にしつつ「宇宙を支配する成功の法則」を学んでいくと、願望を実現するための秘訣──その心持ちや道のりが驚くほどよく理解できるようになります。

さあ、次の章からその神髄をご紹介していきましょう。

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