ホームページの制作会社の社長から「井上さん、ある居酒屋へホームページ制作の話で訪問したとき、お店の経営についてもアドバイスしてあげたんだけど、いきなり怒鳴られてビックリしたよ」というお話を聞きました。 よく聞いてみると、彼は知り合いからの紹介で居酒屋のホームページを作ることになったそうです。その居酒屋はお客様が減ってしまい、ホームページを立ち上げて売上を伸ばしたいとのことでした。早速、彼はその居酒屋へ打ち合わせに行きました。 居酒屋の前は雑然としており掃除もされていません。メニューもずっと昔に作ったものらしく、今どき誰も注文しないような料理ばかりです。 そこで彼は「ホームページを作成する前にまずメニューを見直すところからスタートしましょうよ」と言ったそうです。そのときに社長から雷が落ちたんだそうです。 私は「それは仕方ないですね。その社長は『国王タイプ』だと思いますよ。『国王タイプ』は自分の言ったことだけをやってくれる人が好きなんです。ホームページを俺が作れと言ったら作ればいいんだよ。アドバイスくれなんて言ってないよな。そういう人なんです」。 私のアドバイスを受けたホームページ制作会社の社長は、もう一度居酒屋へ出向き、居酒屋の社長が言うとおりにホームページだけを作りました。社長は笑顔でお金を支払ってくれたそうです。 会社を創業して 30年。私はさまざまな社長と会ってきました。その中で感じたのは「どうも社長というのは5つのタイプに分けられるんじゃないかな」ということです。 5つのタイプとは「国王」「商人」「石像」「ピエロ」「愚者」の5つです。 会社同士の契約のときに、相手の社長がどんなタイプなのかわからずに交渉してしまうと、先ほどのようなことが起こることもあります。外国人ならともかく同じ日本人なんだから、多少の違いはあっても社長としての感覚は同じなのではと思うかもしれませんが、これは大きな間違いです。テレビでは毎日、犯罪者やトンデモナイ人たちが報道されていますよね。これが現実なんです。 あなたが気にならないことでも相手は気に入らなかったり、あなたが納得できないことでも相手にとっては問題なかったり、といういうことはいくらもあるのです。
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