いつも社長室にいる社長へ「社長はどこにいますか?」「社長室にいます」 これはよくある会話です。しかし、いつも社長室にいる社長は感心できません。 社長に必要なのは、いろいろな人とのコネクションです。それは多ければ多いほどいいと言えるでしょう。同業他社やお客様はもちろん、まったく関係のない異業種にも広く人脈を持つことが必要です。従業員たちが考えもしないような世界の情報を集めて披露すれば、「うちの社長はすごい!」と株が上がるというものです。 そのためには、いろいろな会合に顔を出し、経営者の先輩から声をかけられれば、進んで出向く積極性が求められます。 また、現場に顔を出すことも重要です。 現場にどんな問題があるのか、働く環境は整っているのか。自分の目で見て情報を吸い上げてください。社員にしても、社長が現場に来て話を聞いてくれればうれしいものです。 ただ、現場に大名行列のように行くようではダメです。 逆に昼間は社長室にこもり、夜は決まった得意先と飲み歩いているようではいけません。社員と同じレベルの人脈しかないのでは、すぐに見下されてしまいます。現場にしか宝は落ちていません。腕のいい料理人でも、経営がうまくいかない理由 腕がいい料理人が立派な店を出しても、商売がうまくいくとは限りません。 それは料理の技術と経営が別物だからです。 社長であるからには、経営のプロにならなければいけません。「仕事のことはオレが一番よくわかっている」「それどころじゃない。忙しいんだ」 という態度の社長は、会社を大きくできません。現場とオフィス。両方で力を発揮したいものです。「各部署・部門同士の良好な関係づくり」という重要な仕事 会社とは、お互いに助け合う共助の精神が重要です。 最も多い失敗は、製造部門と営業部門が互いに悪口を言い合う関係です。製造部門は営業力がないと言い、営業部門は製品が悪くて売れないと言います。 工場が離れたところにあって、お互いの交流がない場合に、特にこの問題が多く起こります。 こんな状況を改善できるのは、社長しかいません。 たとえば、一年に何度か営業担当を工場に連れていって、作業を手伝わせてみるのも手です。実際に手を汚して現場の作業を経験し、顔を見て話し合えば、必ずいい面が見えてきます。 また、製造部の責任者をお得意さんに連れて行き、ユーザーの話を直接聞かせるのもいいでしょう。自分たちの商品がどう思われているのか、生の声を聞く貴重な体験になります。 このようなアレンジは、社長にしかできない仕事です。自ら現場に顔を出し、状況を熟知した社長だからこそできると言っていいでしょう。
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