自己中心的、ワンマンというスタイルは、決して悪いことではないと思います。事業を伸ばすために、さらによくするために、社長は生命をかけて闘い続けるのですから、ある時期はとても必要なことです。
しかし、それは小さな会社の時期だけです。組織が大きくなったら、それはもはや弊害でしかありません。
なぜなら、「社長という病」にかかった経営者には、自社の実態が見えなくなっているからです。
人は意外と自分のことはわかりません。
わかっているつもりでも、実際は見えなくなります。
逆にお互い、相手のこととなるとよくわかります。
話し方、態度、考え方など、とくに相手のことは見えるものです。
そのため、小さな会社が大きくなっていったとき、自己中心的なワンマン経営のまま継続していると、急激に会社の勢いがなくなります。
家族的な組織が、バラバラになってしまうからです。
自己中心的経営の悪い部分は、人が信用できなくなることです。そして、自分に都合のよいことは信じますが、都合の悪いことを認めなくなるのです。
そうなると、側近の者は本当のこと、正しいことを伝えにくくなり、正しい、必要とする情報が手に入らなくなります。こうして一枚岩だった創業時の組織が分裂し、力をまとめることができなくなるのです。
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