ハンコとギンコーは人丈夫か。
銀行印というものは、社長の責任において、外部への支払いを保証すると
いう意思表示のために押されるものである。企業間信用は、この銀行印によ
って供されるという重要な意味があるのだ。だから、社長自ら押すものであ
ると同時に、他の誰に任せてもいけないものなのである。…
昔、使用人がたくさんいた大問屋の主人でも、戸締まりと火の始末だけは、
主人自らやったという。使用人がたくさんいるから、任せることはできるし、
火の始末や戸締まりなど、誰にもできることである。それにも関わらず、主
人自らやるということは、行為自体の問題ではなくて、その意味こそ大切な
のである。銀行印も全く同じである。社長以外の誰にやらせてもいけないこ
となのである。
一倉定の社長学第9巻 「新・社長の姿勢」より
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