社長が知っておくべき3つの数字 会社を経営するにあたり、お金の流れを把握することはとても重要です。ところが、これをきちんとしない社長が多く見受けられます。 特に多いのは、税理士が持ってくる試算表を見て、最後の数字が黒字だったら安心してしまう人です。 そんな社長は、あとで痛い目に遭います。どこから入金があって、どんな支出があったのか。それを知っておくことは社長の必須の仕事です。 しかし、すべての数字を見る必要はありません。 税理士が知っておくべき数字と、社長が把握しておくべき数字は異なるからです。 社長が最低限知っておくべき数字は次の3つです。 ◎営業利益 ◎売掛金のチェック ◎先月末と今月末の残金の差とその理由 もちろん、一番大切なのは「営業利益」ですが、注意が必要なのは「先月末と今月末の残金の差とその理由」です。 具体的には、銀行の残高と現金を合わせた金額がどれだけ増えたのか、どれだけ減ったのか。また、その増減の理由は何なのか、ということです。 減った理由としては、「借入金の返済が始まった」「営業車を買った」「パソコンを買った」などが考えられます。 このように、お金が増減する理由はいろいろとあります。合計金額だけでなく、増減の内容を知ることが大切です。そして、不明なお金があったら、 100%わかるまで原因を追求してください。 中小企業にとって、資金繰りがとても大切です。だからこそ、いくら利益が出ていても、毎月キャッシュアウトしていれば、先行きは不安しかありません。 だから、なぜ減ったか、増えたかの理由が必要です。 商売と経営の基本は、「なぜ?」です。なぜこの3つをしっかり把握する必要があるのか? では、なぜ、その作業が大切かをお話ししましょう。 中小企業の出入金は、経理担当一人で管理していることがよくあります。この手の経理担当者にとって、数字を操作することは簡単なことです。 どんなに真面目な人でも、目の前に操作できるお金があれば、つい出来心が芽生えても不思議はありません。実際にお金を流用された、という話はよくあることです。あまりにいい加減な社長には、「この会社の経理をやらせてよ」と私は冗談を言っています。それほど簡単にお金を流用できる会社だと訴えています。 社長が経理と一緒に出入金に目を通すことで、犯罪を防止することができます。むしろ、経理一人に任せることが無用な犯罪を招く原因とも言えます。 せめて半年に一度でいいので、すべての通帳の残高をチェックしてください。準備ができないように、抜き打ち的に行なうのがおすすめです。 これは、国税局のマルサが教えてくれた方法ですから、間違いがありません。
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