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社長が会社を経営するうえで大切なこと

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社長が会社を経営するうえで大切なこと

本論に入る前に、まずは「社長の責任と仕事」についてお話しします。

これは社長が会社を経営するうえで一番大事なことであり、「古田土式・管理会計」をはじめ、会社経営のやり方・考え方すべての根っこになるものです。

私は公認会計士・税理士として 40年近くにわたり、3000社以上の中小企業を見てきました。実に 3000人以上の社長とお話ししてきたことになります。

その中で、何人もの腕利きの社長と巡り会い、今もそうした方々とお付き合いをしています。

しかし、そうした腕利きの社長たちでも、「社長の責任、社長の仕事とは何だと思いますか?」と改めて聞かれると、すぐに答えを出せる人はあまりいません。

たいていの方が、「うーん……」としばらく考え込んでしまいます。「社長の仕事」「社長の責任」について確かな考えを持ち、人に向かってハッキリと言葉にできる社長は、ほとんどいないのではないでしょうか。

●責任を果たすための社長の仕事

「社長の責任」や「社長の仕事」とはいったい何でしょうか?

私は「社長の責任」とは、「会社で働いてくれている社員とその家族を守り、幸せにすること」と断言します。

そして、この責任を果たすためにすべきことが「社長の仕事」なのです。

これは、学術的に導き出された答えではなく、私の経験則です。

しかし、 40年近く 3000社以上の社長と現場をつぶさに見てきた経験、そして私自身も長年経営をしてきた経験から、ただ1つの正解だと確信しています。

では、「社長の仕事」とは具体的に何でしょうか?

広い意味での社長の仕事は、次の4つに分類できます。

  • ① 事業の柱を作ること
  • ② 組織を作ること
  • ③ 後継者の指名と育成をすること
  • ④ 経営計画(経営計画書)を作り、実践すること

①~③は長期の仕事です。社長になったその日から、長い年月をかけて取り組んでいくものです。

④「経営計画(経営計画書)を作り、実践すること」は前3つとは少し違う、日々の社長の仕事、言うなれば毎年・毎月・毎日、社長がすべき仕事です。

狭い意味での「社長の仕事」に当たります。

社長は「経営計画」を作り、その計画と日々の実績と照らし合わせて、経営の舵を取っていきます。

「経営計画書」は、社員と家族、そして会社を取り巻くすべての人々を幸せにするための道具です。

すなわち、社員と家族、会社を取り巻くすべての人々を幸せにすることが経営の目的で、その手段として、会社は持続的な成長をしなければならないのです。

一般的には、会社の成長が経営の目的といわれますが、社員と家族を幸せにすることが、経営の目的であると私は考えます。

そして、「経営計画書」の策定と、日々の実績値との照らし合わせで必要になるものが「月次決算書」、つまりは「月次損益計算書」(月次 P/ L)、「月次貸借対照表」(月次 B/ S)、「月次キャッシュフロー計算書」(月次 C/ F)です。

これらの正しい作り方・読み方の理解が、社長にとって必須になってくるのです。

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