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社員から信用される社長 ① 公平である

 創業者というのはたいてい、会社の仕事をすべてやってきているのであまり当てはまりませんが、 2代目社長やサラリーマン社長の場合、たいてい自分がいた部署の人間をかわいがります。営業出身であれば営業の社員、総務出身であれば総務の社員です。  自分がいた部署のことはよく知っていますから、その中で仕事ができる人はよくわかります。だからその人を昇進させたり、賞与を多くしたりするのですが、他の部署の場合は粗ばかりが目立ちます。だからいつまで経っても、他の部署の人は昇進することがありません。  ある会社の社長は技術職から社長になりました。その会社で部長以上が集まる会議があり、私もアドバイザーとして出席しました。そのときに名刺を交換すると営業社員のほうがずっと多い会社にもかかわらず、技術職の部長が 8名に対して、営業部長は 2名しかいませんでした。  ここまで極端ではなくても社員に対しては昇給、昇格、賞与、賞罰はすべて公平でなければなりません。「あいつは社長に気に入られてるから怒られないんだよな」「たいした仕事はしていないのにあの人だけいつも評価が高いんだよな」と思われたら、社長としては終わりです。  とはいえ、完全に公平というのは難しいものです。だから自分は社員に公平だろうかと常に意識して行動することが重要です。

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