「石像タイプ」の社長は人が集まるところが大好きです。社内にいることが好きではないので、何かと理由をつけて業界や地域の会合、博覧会やセミナー、視察旅行に行きます。社長の会にも積極的に参加し、自社のビジネスに繋がらないかをいつも模索しています。夜は地域や団体の飲み会が月に何回もあるので朝から晩までずっと忙しく働いています。人からのアドバイスも真剣に聞くため多くの人から好かれます。 そんな多くの人から好かれる「石像タイプ」ですが、一つ問題があります。それはやらない、決めないということです。 昔、「石像タイプ」の社長とお話ししたときに自社ビルのトイレが和式なので洋式に変えたいと言っていました。それから 10年後にお会いしましたが、未だにトイレは和式のままだそうです。今どき会社のトイレが和式なんて聞いたことがありません。 社内でさえこんな感じですから、「石像タイプ」の人とはいくらおつき合いをしてもビジネスになることはほとんどありません。「石像タイプ」の人には何も期待しないほうが無難です。もしアライアンスを結べたとしても、パートナーとしては非常に不安です。「石像タイプ」の人の約束というのは、そのときのインスピレーションでするもの。約束を守るかどうかはそのときの状況次第だと思っています。だから約束を破ってもまったく気にしません。またお金を支払うことが嫌いなので、新しい事業に自社のお金を投資することはありません。他社の事業に相乗りしたり社内のリソースを利用しようとします。 変化を嫌う「石像タイプ」の社長は、できない社員にとっては非常に居心地がいい会社です。事業が変わるのを嫌うように社員の変化も嫌います。仕事ができない社員でも解雇することはありません。
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