「仕事は日々見直す」という発想 生産性向上に欠かせないのは、無駄・無理・無益をしないことです。 工場の作業員が遠くまで機材を運んでいるので、その理由を尋ねると、「いつもそうしているから」と答えます。 これまでの惰性で、それが無駄なことでも習慣を変えないケースがよく見受けられます。 仕事は日々、見直すべきです。無駄な作業は改めて、人もアップグレードしていかないといけません。現場から改善策が出てこない大きな原因 では、現場の人に生産性上げるために、どんどん改善してくれと頼んで、本当にいいアイデアが出るでしょうか。 その答えは、 NOです。なぜなら、声を上げて改善していこうと訴えて、もしうまくいかなかったら、自分の責任にされる……。みんなそれが嫌なのです。自分が責任を負うことは絶対にしません。それがわからない経営者は、ひとりボヤいています。 それに、上司に改善を訴えたときに、自分のことを守りたい上司・中間管理職は、新しいチャレンジを潰しにかかります。現状に慣れた人ほど変化を好みません。 自分がわからないことをされると困るという人もいます。中小企業は多くの従業員がいるわけではないので、社長と長く付き合ってきた幹部は、自分のポジションは守られていると勘違いしています。だから、自分を脅かす才能ある人材を排除しようとします。それによってデジタル化が遅れている企業も多く存在します。 なお、コロナ禍で構造改革しないといけないと思ったある社長が、反対するベテラン幹部を思い切って排除して、若手中心に幹部を交代させました。当初、社長は心配していましたが、結果的には業績は急上昇しました。 スピードが求められる時代です。改革の遅れは、命取りになる可能性があります。いざとなったら、大幅な人事改革もいとわない覚悟で臨みたいものです。もはやごまかしが通用しない時代 スケジュールや予算に関しては、無理な注文が多すぎます。 2023年に発覚したダイハツのスキャンダルでは、トップダウンの命令で無理なスケジュールが当たり前になっていたと言います。 これは、中小企業でもよくある話です。下請けに対して無理な注文を押しつけているケースも多いでしょう。 商売はもっとていねいにしなければいけません。今はごまかしが効きにくい時代です。無駄や無理に目をつぶっていると、すべてが無益になってしまいます。
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