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生き残る社長は自分の個性を生かし、潰れる社長は無難な会社を目指す。

 私が独立してから少したつと、ホームページの時代になりました。業者は時代遅れになってしまう不安をあおり、盛んに営業をかけていました。ホームページ制作がひと段落した後は、同じような業者が今度は「これからはブログです!」と宣伝していました。「ホームページを作ってみたけれど仕事がとれない」という社長たちに対しては、 SEOの提案が流行り、インターネット広告に落ち着いたり……。  メルマガの流行もあって、それからフェイスブックや旧ツィッターなどの SNSの流行がきて、「時代はユーチューブで動画だ!」とまた次のネタが投げ込まれました。メタバースでしたっけ、インターネット上の仮想空間なんてものもありましたね。  現在は生成 A Iでしょうか。世間は「 A Iすごいよ。遅れるな」って感じです。  ネットマーケティングの変遷を思い起こしてみましたが、何だかうんざりしてしまいました。新しい流行が生まれ、右往左往させられた感覚がよみがえります。  新しいものが次々と出てくるのは、何もネットの世界だけにとどまりません。  たとえば経営手法でもそうでしょう。 ○ ○戦略だとか、 ○ ○経営とか、 ○ ○主義だとか、いろんな流行がありました(かくいう私もロングライフ戦略だとか言い出しています)。  世の中には次々と新しいものが生まれます。様々なものが流行ります。  ここであなたと一緒に考えてみたいことは、新しく出現してくるものに対して、いかなるスタンスをとるべきなのか、です。  大胆に断言しちゃいましょう。「新しく生まれるものの大半は、役に立ちません」  何かが出てくると、ニュース性があるためメディアは騒ぐし、注目も集まりやすくなります。人々は、新しいものを「よきもの」という感覚で見がちです。  でもその後、新しいものはすぐに消えてなくなるのが普通です。  ポッと出の存在はすぐに消え去ります。逆に、昔からあるものは、今後も長く残る可能性が高いところです。  だから、基本的に新しいものには手を出さなくていい、という結論になります。  しかし、厄介なのは、新しいものの中にも、手を出さないとまずいことになる本物が、少しだけ交ざることです。  そこで、小さな会社の社長には「半歩遅れの戦法」をおすすめします。  最先端についていく必要はない。でも、本物が出現したときに、周回遅れになってしまわないようにくらいの注意はしておく。こんな距離感です。  見送りを基本とし、「これはちゃんとやらないとまずい!」と思うものがあったときだけ、しっかり取り組むのです。 「D Xが重要だ」と世間で言われる時代よりずっと前に、社内システムの構築に思い切った投資をした会社がありました。  年間売上が 1億に満たない中で 1000万円近くの費用を業者に支払ったそうです。  それだけの投資をしたのに結果は散々なものでした。スタッフから「新しいシステムは不便で使いにくい」と猛反発を受け、結局元に戻されました。よくある話です。  これがもし、もっと時代が後になってからの取り組みだったら、どうでしょうか。  社内で新システムを根付かせることができたのかはわかりません。  それでも間違いなく、投資に必要な金額はずっと安く済ませることができたはずです。  初期は価格が高く、オリジナルのシステムをつくることになるので業者の手間もかかります。しかし、時がたつにつれて一般化して価格はこなれてくるし、汎用性の高いソフトなどが登場して、システムをゼロから構築する必要もなくなったりします。  すると投資金額は、ひと桁少なくなっても不思議ではありません。  さらに、社会的にその取り組みが必要とされるようになれば、国や自治体などから補助金が出されることもあるわけです。  小さな会社には、慌てて最新のものに手を出すよりも、半歩遅れで様子を見ながら判断するくらいのスタンスが適していると考えます。 07  生き残る社長は、新しいものを追いかけない

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