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生き残る社長は地味に目立たず、潰れる社長は有名になりたがる。

あなたも、有名になりたいですか。有名になりたいという気持ちは、大なり小なり、きっと誰もが持っているのでしょう。  名を売ることができれば、自社の商品やサービスを広めることができるので、商売上のメリットがありそうです。  一方で、有名になること自体が目的になってしまっている人も、かなりの割合でいるような気がします。  かつて出版を目指して講座やセミナーに通ったことがありますが、そこに来ている人の中には、自分が有名になりたいから本を出そうとしている人がたくさんいました。   SNSでいいねや、フォロワーを増やすことにばかり一生懸命で「本質を欠いてしまっているのでは」と思わずにはいられない人もいます。こういう人を見つけると、なんとも痛々しい気持ちになります。  自己愛や承認欲を満たすために、有名になりたい人がいるのでしょう。でも、そのまま突き進んでしまうのは心配です。名を売る前に「なぜ有名になるのか」を確認しておきたいところです。「奥村君、目立たず、ひっそり稼ぐのが一番いいんだよ」  私の師はかつてこう語っていました。  当時はよく理解できなかったものの、いろんなことを経験し、失敗もたくさんして、ようやくこの言葉の重みがわかった気がします。  有名にならないで商売がうまくいくほうがベターです。  商売にベースを置けば、有名になることは、経営を加速させるための手段にすぎません。複数ある手段のなかの一つでしかないのです。  有名になることは、あなたの商売にとって必要なことでしょうか。  見落とされがちですが、有名になることには、メリットだけでなくデメリットもあります。そして、案外、デメリットのほうが大きい場合だって多いのではないでしょうか。  名が売れれば、それだけ真似されやすくなります。自社が少し先行していたところで、力のある会社や人間からターゲットにされたら、あっさり追い抜かれてしまうかもしれません。  邪魔が入るかもしれません。自分が努力して成長するより、人の邪魔をするほうが手っ取り早いと考える人間は世の中に一定数います。  妬みもあります。「なによりも怖いのは人間だ」とはよく言われる言葉ですが、変な輩に妬まれるようになると非常に厄介です。こちらは何も悪いことをしていなくても、一方的に妬み恨まれ、攻撃されたりしてしまうことすらあります。  有名になることで、変な人や、変な話がやってきて、日常を狂わされるリスクも高まります。  かくいう私は、自分の名を売る方向に少し進んでしまったことがあります。  実際にはたいして有名にはなれず、ある特定の分野の中で、多少名が売れたというレベルです。  それでも、名が売れたことに伴って、面倒くさいことは起きました。辟易とさせられました。私なんてちょっと表に出ただけです。これが本当の意味で有名な人の場合、どれほど大変なことになるのかは想像ができません。  前のコンテンツで「おだやかな心を保つことが大切だ」と語りましたが、有名になると、それをかなえる難度が上がってしまいます。  また、一時的に有名になる目的は達することができたものの、その後は落ちぶれて、目も当てられないことになっている人はざらにいます。  変に一時だけ世間から注目されてちやほやされるくらいなら、無名のまま、目立たずコツコツやれたほうがいいような気がしてなりません。  ロングライフの哲学としては、人生の浮き沈みを大きくしたくないのです。 21  生き残る社長は、名をもとめず、静かに実をとる

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