現実に流されないための「錨」されば、皆さん、自らに問うていただきたい。皆さんが、日々取り組まれる仕事。その仕事の彼方に、皆さんは、何を見つめているか。そのことを、問うていただきたい。
いったい何のために、この仕事に取り組むのか。どうしてこれほどの思いを込めて、この仕事に取り組むのか。なぜ大切な人生の、かけがえのない時間を捧げて、この仕事に取り組むのか。
その問いを問い続けながら、歩んでいただきたい。私も、また、その問いを問い続けながら歩んでいきます。
もとより、この問いは、それほど容易に答えられる問いではない。それほど格好良く、それはこうだと答えられる問いではない。
だから、この問いは、ある意味で「生涯の問い」です。なぜ、我々は働くのか。この問いは、「生涯の問い」です。
だからこそ、もう一度、心を込めて、皆さんに問いたい。
皆さん、何のために働いているのですか。
皆さん、かけがえのない砂時計の砂が、落ちていく。
大切な、大切な、その時間を、日々を、人生を。
何のために、その仕事に取り組んでいるのですか。
この問いを、忘れないでいただきたい。
そして、皆さんの生涯をかけて、その答えを求めていただきたい。
その「生涯の問い」から、深い「思想」が生まれてきます。何によっても揺らぐことのない「思想」が生まれてきます。そして、そのようにして育んだ「思想」こそが、「錨」となる。現実に流されぬための「錨」となるのです。
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