第13表は、モデル会社であるD精機の人件費計画である。この計画で、まず直前期の人件
費について、ぎっと分析してみよう。
直前期の人員がどうなっているかというと、正社員九八人、臨時パートが六人、合計
一〇四人の会社である。正社員の平均賃金はおよそ二六万円、この会社の男女比率や年齢構
成が分からないので、世間水準との正しい比較はできないが、男性社員が三〇数万円、女性
社員が二〇万円弱ぐらいの給料だろう。OA機器の組み立てだからおそらく平均年齢も若く
て、男女比も半々といったところだろうから、まあまあの水準ではないだろうか。
人件費係数をみると、 一八・三六である。この表には出てこないが、賞与は年間四カ月し
か出していない。福利厚生はほとんどやっていない会社である。この数値からみて、お座な
りの福利厚生ですましている状況だ。
パートをみると、時給六〇〇円から七〇〇円で、 一人月九万七〇〇〇円といったところで


あろう。そして人件費係数が一二・三七であるから、ほとんど何もしていない。賞与もない
し保険にも入っていない。何かちょこっと〇・三七カ月分だけやっている。これらを合わせ
て、年間四億七六二九万八〇〇〇円というのが、この会社の人件費の内容である。
さて、問題はこれから五年間、運営基本計画が計画どおりいくのかどうか、人件費につい
て具体的に検証してみようというわけである。
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