人生の目的とは何か?
ここまで人生を攻略する法則を10個ほどお伝えしてきましたが、最後の11個目の法則は、あなたの願望実現を加速させる極意、スピードアップのための秘訣になります。
まずは、このような問いに対してあらためて考えてみてください。
「あなたの人生の目的は何ですか?」「あなたは何のために生きていますか?」こう聞かれて即座に答えられる人は少ないかもしれません。
「自分は何のために生まれてきたのだろうか?」「生きる目的は何なのか?」
もし、これらの質問に即座に答えられないと、他人の考え方や意見に流されてまわりに振り回されて生きている可能性があります。
これは自分軸が明確になっていないことや、自分が何のために生きているのか分からないということが原因です。
人生の目的に沿って生きるとは、自分軸や人生の役割を明確にして、自分の人生のミッションやビジョンに従って生きることです。
人生が動き出すミッションとビジョン
ミッションとは人生の羅針盤です。ビジョンとは人生の地図です。
多くの方は人生の羅針盤と地図がないままあっちにふらふらこっちにふらふらと彷徨っているのではないでしょうか?ミッションとビジョンが明確になり、それに従って自分軸で生きることはメトロノームに例えることができます。
メトロノームは、その錘が中心軸に下りるとスピーディに振動します。
一方で錘が中心軸から離れると、ゆっくり振動します。
このメトロノームと同じようにミッションとビジョンに従って自分軸で生きると、振動するエネルギーが高まり、行動するスピードが加速します。
つまり、やりたいことに向かってワクワクしながら行動スピードが加速しているときは、自分軸で生きているということです。
逆にワクワクせず、なかなか行動できない状態が続いているということは自分軸や心の声に従って行動していないということです。
ミッションとビジョンに従って生きている状態とはやめられない・止まらない状態であり、どうにも止まらない状態くらい行動スピードが速くなっていくのです。
もう一度、あなた自身の人生を振り返って、自分の心や魂の声に従ってワクワク生きているか確認してみてください。すると自分軸で行動しているかが分かるでしょう。
「本当はどうしたいの?」「本当はどうなりたいの?」「本当は何を手に入れたいの?」これら3つの質問を繰り返し、自問自答していくと本当にやりたいことが見つかるかもしれません。
もう一度、自分の心に聞いてみてくださいね。
物理学に「慣性の法則」というものがあります。これは人に例えるとより分かりやすくなります。
「止まっている人は止まり続けようとする。動いている人は動き続けようとする」これが慣性の法則です。
あなたは、止まり続けますか?動き続けますか?人生のビジョンを明確にするには、
- あなたにとって理想の自分像とは何か?
- 最高の理想の人生とはどんな人生なのか?
- どんな世界が実現できたら悔いなく死ねるのか?
人生のミッションを明確にするには、
- ビジョンを達成するために何を実行していくのか?
- ビジョンを達成するためにどのような価値を提供していくのか?
これらの質問に対して明確に答えていくことが大切なのです。
そして、願望実現を加速させる神髄は、実はミッションとビジョンに従って生きるということなのです。
では、どのようにしてミッションとビジョンを見つければいいのでしょうか?私はどうしたら誰もが再現性を持ってミッションとビジョンを見つけることができるのかを長年にわたって研究してきました。
そして、そのヒントが宇宙に存在するブラックホールとホワイトホールにあることに気づきました。
ブラックホールは星や惑星の寿命でどんどん小さくなり、その高密度で強い重力のために光も脱出できないくらいの小さな天体のことです。
また、ブラックホールの時空が一点に凝縮された点のことを特異点といいます。つまりブラックホールは、あらゆるものを吸収し、あらゆるものを引き寄せます。
光をも吸収するブラックホールは、圧倒的な吸引力の掃除機もびっくりするくらいの、驚きの吸引力を有するのです。
そして、実はあなたがこれまでのすべての経験や体験などのエネルギーも、それを一点に集中させたとき、ブラックホールのように最も引き寄せ力が高まるといえます。
ブラックホールは人生に例えると過去の自分のことです。
そして、あなたの過去の経験や学び、知識、知恵などあらゆるものが1つの人生のミッションを見つけるヒントになります。
私のセミナーでも、ミッションを見つけるときには過去の人生の棚卸しワークを行います。
例えば、
- あなたの好きなことは何か?
- あなたの得意なことは何か?
- もし、余命が3日しかないとしたら何をやりたいか?
- これから5年、10年と学び続けたいことは何か?
- あなたのこれまでの成功体験や失敗体験は何か?
といった質問に答えていくうちに、共通する事柄が本当にやりたいことやミッションにつながっていきます。
では、ビジョンはどのように見つけたらいいのでしょうか?まずビジョンは、なりたい自分や本当にやりたいことを紙に書き出し、未来を創造しながらつくっていくことによって見つかります。
「あなたにとって最高の理想の世界とはどんな世界ですか?」「あなたにとって最高の理想の自分像とはどんな自分ですか?」この問いへの答えがビジョンなのです。
もし、お金が無限にあって、時間がいくらでも使えて何でもできる能力があるとしたら何をやりたいですか?その答えの先がビジョンを見つけるヒントになるかもしれません。
理論上、ブラックホールの中心には特異点があり、その先にはホワイトホールがあるといわれています。
そしてホワイトホールはまさに、理想の未来につながるビジョンに例えることができると考えています。
人生を劇的に変えるには、まずミッションとビジョンを明確に言語化する必要があるのです。
言葉には量子力学的にもパワーがあると前述しましたが、あなたのミッションとビジョンを明確に言語化することによって物事の現実化力が加速していきます。
そして、時間(現在、過去、未来)が1つに統合された状態である「今」と、空間(縦、横、高さ)が1つに統合された「ここ」を、ミッションとビジョンに従って生きる──それによって最高の理想の人生を引き寄せることができるのです。
つまり、「今、ここ」をいかに大切に過ごすか、「今、ここ」をいかに楽しむか、これが人生すべてを充実させる秘訣なのです。
「夢」と「使命」の違い
「夢」とは、エネルギーのベクトルが内側に向かっています。
例えば、「マイホームを購入したい」「車を買いたい」などの個人的な願望や「自分のため」に意識が向かっている状態です。
一方で、「使命」とは、エネルギーのベクトルが外側に向かっています。
例えば、「環境問題を解決したい」「物心ともに豊かな社会をつくりたい」など社会的な願望や「世のため」「人のため」に意識が向かっています。
そして、量子力学的には個人的な願望や「夢」というのは、一般に表面的には見えないため波動性を持っています。
一方で、社会的な願望や「使命」は外部に発信して他者に見られるため粒子性を持っています。
実は、「夢」と「使命」を統合させたもの、すなわち、「世のため」「人のため」「自分のため」に生きると「志」に意識が向かい、最もエネルギーを発揮することができるのです。
「志」はプラス・マイナスの心と書くので、ニュートラルで中庸の心を持つ赤ちゃん脳の意識と同じだと考えています。「志」と「命」と書く「志命」を見つけると、人生は大きく飛躍します。
私の人生の目的、「志命」は「世界中の人々に夢と希望を与え、誰もが自己実現できる社会をつくること」です。
この「志命」が見つかってから私の人生は劇的に変わり、自分の夢を叶えながらも世の中に貢献できるようになったのです。
あなたもミッションとビジョンを明確にして「志命」を見つけ、「今、ここ」を志命に生きると、次々に個人的な願望と社会的な願望をバランスよく実現していくことができるようになるでしょう。
「あなたはどこから来たのか?なぜ、ここにいるのか?これからどこへ行くのか?これらに明確に答えられますか?」(ロイス・クルーガー:「7つの習慣」の研修プログラムを世界に広めた伝説のコンサルタント、『8つの鍵』の著者1947~)
■まとめ
- ・ミッションとビジョンが明確になると人生が飛躍する
- ・「夢」と「使命」を統合すると「志命」が見つかる
- ・「今、ここ」を「志命」に生きると願望実現が加速する
■ワーク
- 質問❶もし、お金が無限にあって時間も無限にあって何でもできる能力があるとしたら何をしたいですか?思いつく限り紙に書き出してみてください。
- 質問❷あなたにとって最高の理想の世界とはどんな世界ですか?何を成し遂げたら悔いなく死ねますか?
おわりに
私は大学院時代にロボットの研究室に入り、人工知能の研究をしていました。人工知能を研究する過程で、人間の心理や脳科学にも興味を持ち始め、脳科学、心理学、哲学、宗教学などを学びました。
するとあらゆる学問の本質には、「共通点」があり、その共通点が高校生の頃、夢中になって学んでいた物理学にあることに気づいたのです。
物理学とは自然の法則を探究する学問です。自然の法則は、「法則」というくらいですから、再現性がある普遍的な真理です。
そして、この世界にある自然の法則と同じように、次々と願望を実現する人は共通する成功哲学や成功法則に従って生きており、これらは自然の法則を探究する物理学や量子力学で解明できると考え、本書でそのメソッドや具体的なノウハウを一冊にまとめました。
いかがでしたでしょうか。
読む前と読んだ後では見える世界が変わってきたかと思います。
このように量子力学を学ぶと、引き寄せの法則や思考の法則など目に見えない宇宙の法則を理解でき、腑に落ちる感覚が得られると思います。
人は腑に落ちれば意識が変わり、行動が変わって実践するので、自ずと結果が出るのです。
量子力学を学べば、他にもたくさんの自然の法則やこの世の仕組みを把握でき、すべての成功法則を解明できると考えます。
私のビジョンは「誰もがイキイキと輝き、ワクワクな内なるエネルギーで満ち溢れた世界をつくること」です。イキイキとは、「自分らしく生き、自分を活かすこと」。ワクワクとは、「自分の枠を知り、枠を超え自己成長を繰り返すこと」。
誰もがイキイキ、ワクワクしながらバランスのとれた幸せと成功を手に入れる世界をつくること──そんな世界を実現するお手伝いができたら、私は最高に幸せです。
これからの人生をより豊かに幸せに生きるにはどうしたらよいか。
量子力学の理論を応用しこの世のさまざまな法則を解明していくことによって「世界中の人々に夢と希望を与え、誰もが自己実現できる世界をつくる」という志命を果たし、社会に貢献できれば幸いです。
この本を通してあなたに出会えたことを心から感謝申し上げます。
そして、誰もが次々と夢を叶え、幸せと成功を手に入れて、最高の理想の人生を送れることを心より願っております。
これまで出会った方々、これまでご支援、ご指導いただいたすべての方々に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
2022年1月高橋宏和
参考文献
- 『マーケターの知らない「95%」消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学』A・K・プラディープ/著ニールセン・ジャパン/監訳仲達志/訳CCCメディアハウス
- 『成功法則は科学的に証明できるのか?』奥健夫/著総合法令出版『生き方人間として一番大切なこと』稲盛和夫/著サンマーク出版
- 『7つの習慣──成功には原則があった!』スティーブン・R・コヴィー/著ジェームス・スキナー/訳川西茂/訳キングベアー出版
- 『思考が物質に変わる時科学で解明したフィールド、共鳴、思考の力』ドーソン・チャーチ/著工藤玄惠/監島津公美/訳ダイヤモンド社
- 『自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング』アラン・ピーズ/著バーバラ・ピーズ/著市中芳江/訳サンマーク出版
- 『運気を磨く~心を浄化する三つの技法~』田坂広志/著光文社新書『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル/著田中孝顕/訳きこ書房『物理のすべてがわかる本』科学雑学研究倶楽部/編学研プラス
- 『すごい実験高校生にもわかる素粒子物理の最前線』多田将/著イースト・プレス
- 『叡智の海・宇宙:物質・生命・意識の統合理論をもとめて』アーヴィン・ラズロ/著吉田三知世/訳日本教文社
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