では、本当の社員の仕事とはなんでしょうか。社長も社員も会社から給料をいただいています。ですから、その会社に利益がなければ給料はありませんね。
したがって、社員の役割とは、会社に出向いて仕事をすることではなく、常に経営全般を知り、把握することです。現状は残念ながら、会社の方針なのか、社員の人たちに関心がないかのどちらかですが、経営を把握している社員の方にはめったにお目にかかれません。
しかしながら、大手企業でもない限り、共に生き、仕事をしているのですから、経営が理解できない人はこれからは必要とされないかもしれません。
社長になるとケチになるといわれます。
しかし、それはケチではありません。
毎月の電気代、コピー代、ガソリン代、営業経費、その他経費は、無限に使えるものではありません。すべては会社の利益を削るものです。その意味では、社員も経営者と同じ感覚が必要になります。
毎月たかが三千円のものでも、年間にすれば三万六千円になるわけですから、年単位で考えるのも大切な仕事です。
会社には必ず借入金があります。そこに社員の方が経営感覚を身につけると、新しいものの見方が生まれます。
たとえば、一千万円の借入金があるとして、五年返済だと、月当たり十七万円の元金返済になり、一日当たりの返済金は約六千円になります。このような考え方をするくせをつけると、やがて経営感覚が身についてきます。ほとんどの会社員の人はそのことを知りません。しかし、それが社員の本当の仕事です。
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