「税金が投入されているから」というおかしな論理 日本政策金融公庫は国営の金融機関です。しかし、こちらは信用保証協会と違って金融庁の管轄ですから、実態は把握されています。「税金を投入しているのだから一生かかっても払ってください」というスタンスは同じですが、保証協会に比べれば対応はマシと言えます。他行に歩調を合わせて、寄り添ってくれています。 しかし、こちらもサービサー処理がないので厄介です。サービサー処理ができれば、日本経済は活性化する もし、政策金融公庫から借りた金が返せなくなったときは、裁判になり執行官が差押えに来ます。昔は赤札を貼って、後ろに買い取り業者がついてきて、残債の回収をしました。今はそんなことはせずに、家の前に立って「 OKです」と儀式をして帰っていきます。 それからは一切、請求は来ません。時効が成立して、債権債務が消えることがあります。 それにしても長い時間です。人生の一番いい時期を時効成立まで無駄にするかと思うと納得がいきません。 サービサー処理ができてリセットできれば、再スタートしやすくなります。今のままでの制度なら自己破産に追い込まれる人が多くなります。 日本政策金融公庫は、日本の経済を活性化させるために設立された金融機関なのでしょう。しかし、有能で才覚ある経営者が一度失敗しただけで、一生かかって償えと言われるようで矛盾しています。 再チャレンジできる中小企業制度でないといけません。 霞が関でも、毎年、無駄がいくらだったと会計監査院が公表していますが、その無駄を役所の人が弁済したという話は聞いたことがありません。 アメリカのトランプ元大統領は 4回以上破産したと言います。でもすぐにリセットして、再スタートしました。そして、大統領まで上り詰めました。日本では考えられません。 なぜなら、アメリカでは貸し手と借り手が対等になっているからです。 日本は建前では対等と言っていますが、ほぼ債務者が悪いという論理です。おかしいと思います。 起業を呼びかけるなら、「失敗しても再スタートできる日本社会だから、もっと皆さん頑張って起業してください」と言うべきです。 今の制度は、「行きはよいよい、帰りは恐い」制度になっています。
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