当社も名前が売れてきたため、最近は有名な I T会社の社長とお会いする機会が増えました。 あるとき、 IT社長が私に「当社は先進の A I技術とブロックチェーンによりインターネットでセキュアな環境を構築しインバウンド、アウトバウンドの両面で、グローバルなクラウドサービスを提供しています」と自社の説明をしてくれました。その事業に興味を持った私は「サーバはどう管理しているんですか」と簡単な質問をしました。すると社長は「 ITは技術者に任せておりますので……」という曖昧な返事です。 だいたい、こういう意味不明なカタカナを並べる社長にかぎって、 ITに詳しくないし、学びもしません。私は今までこの手のカタカナを喋りまくる I T社長でコンピュータに詳しい人には、ひとりも会ったことがありません。 ITにかぎらず、社長の中には自分のビジネスについて知らなくてもへっちゃらな人がいます。「会社経営は、金儲けや株式公開の手段に過ぎない」と言い切るベンチャー社長もいます。ただ我々一般人としては、税金に詳しくない税理士事務所とか、ベジタリアンが作る肉料理店には、あまり行きたくないですよね。 逆に成功している社長は皆、自分の会社がやっていることやその周辺知識についてとても詳しく勉強しています。 ある社長は I Tについてほとんど知りませんでしたが、 Wi-Fiが小さなお店や旅館、バスなどにはまだ取りつけられていないことを知り、 Wi-Fiの設置会社を設立しました。並の社長だとここで自分自身はマーケティングや販売店開拓に走り回るところですが、彼は違いました。自分は社長なんだから社内の誰よりも Wi-Fiに詳しくなければならないと思い、どうしてパソコンが Wi-Fiでインターネットに繋がるのかといったコンピュータの基礎を一から学び、社長は社内で Wi-Fiに一番詳しい人間になりました。その後、この会社はどうなったかというと、売上が順調に伸びて株式公開を果たしました。 自分がやっている事業については一から十まで知っていなければなりません。さらに、その周辺知識まで手を広げて勉強することが重要です。「これは誰々君に任せているから」といった逃げ口上をしないように常に学び、新しい知識を吸収すべきだと思います。 人から自分の事業のことを聞かれてきちんと答えられない社長では、成功にはほど遠いでしょう。
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