恥ずかしい。みっともない。 世間からどう見られるのかが怖い。 社長が会社をやめたいと考えても、このような意識が働いてしまい、なかなか実行することができません。 会社をやめること、社長をやめることはそんなにみっともないことなのでしようか? 人口が十万人以下の地域で、この会社の存在を知っている人がどのくらいいるのでしょうか。 会社をやめても世界が変わるわけではないのですが、誰もが異常に他人の目が気になってしまうようです。 いまでは、会社をたたんだり、やめたり、倒産するというのは、別に不思議な光景ではありません。自己破産したからといって、背中に自己破産者ですという張り紙をするわけではありませんから、前の生活にただ戻るだけです。 問題は、「社長の意識」にあります。 会社が倒産したら、社長をやめたら、社会的信用を失うという「思い込み」があるからです。たとえそのような状況になったとしても、普通に仕事はできますし、新たに会社を設立することも可能です。失ったと思う信用なども、きちんと仕事をしていれば戻るものです。 それでも信用してくれない人がいたら、その人とは付き合わなければいいだけです。 社長をやめたくない理由の最も病的なのは、「事業に執着を持ち続ける」ことです。この場合は、社員や家族のことを思っているのではなく、単なるわがままな自己本位です。これでは誰もついてきませんし、それこそ社会的信用を失うでしょう。
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