最大の得意先でも、
売上の二〇%以上を依存しないこと。
得意先の組み合わせについて考えなければならないことは、まず第一に、
主力得意先は三社以上が望ましく、 一業界一社が理想的である。第二には、
最大の得意先でも売上の三〇%以上を依存しないことである。第二には、主
力得意先の中に、限界生産者があると危険である。
社長たるもの、わが社の収益増大を図るのは当然として、その前にわが社
の安全性を確保するための手を打っておかなければならない。
外部情勢は、いつ、どのように変わるかも知れず、その影響をうけて、い
つ得意先に大幅な業績低下が起こるかもしれない。あるいは、得意先自体の
方針転換のために、わが社の受注が減少するか分かったものではない。
将来の危険に対して、今のうちに手を打つことこそ、社長の重要な役割の
一つである。
一倉定の社長学第1巻 「経営戦略」より97
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