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序章 会社の利益は環境整備から生まれる

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序章 会社の利益は環境整備から生まれる

利益という果実は、強い根、幹、枝葉があって生まれる

「環境整備に取り組んだけれど、利益につながらない」という悩みを耳にします。また、「環境整備をしたいけれど、なかなか組織に定着しない」会社も多いようです。

環境整備を定着させ、利益につなげるために、重要なことがあります。貴社ですべてが有機的に働いているかどうか、1つひとつ確認してみてください。

会社を樹木に当てはめて考えてみましょう。会社は業績によって評価されます。赤字なのか黒字なのか、数字で表れますから、一目瞭然です。

樹木でいえば、数字は、最も目立つ「花」「実」に当たります。樹木の価値は、美しい花や美味しい果実によって、決まります。

「経営は逆算なり」私がご縁をいただいた、一倉定先生、一倉洋先生の教えです。利益は、花と実です。

※特に弊社は人が育っていないことから現状横ばいということ。

豊かな実りを得るためには、逆算すると、強い枝葉、太い幹、そして最後に根にたどりつきます。

決して目には見えなくとも、深く広く伸びた根が大樹を支えるのです。会社で根に当たる部分は、「物的環境整備」、「人的環境整備」です。

※物的環境整備+人的環境整備

環境整備とは、単なるお掃除ではありません。仕事がしやすい「環境」を「整」えて、「備える」ことです。

武蔵野では毎朝30分間全社員が物的環境整備に汗を流しています。窓を拭いたり床のワックスをかけなおしたり、傍から見れば環境整備の作業はただの掃除です。

地味なことをコツコツと積み重ねるのを軽視する会社が多いのが現実です。その意味では、環境整備は習慣整備と言っても良いかと思います。

幹には根から栄養を吸い上げ、枝葉に届ける役目があります。同時に、枝・葉・花・実を支えています。

この幹に当たるのが、3つ目の環境整備「情報環境整備」です。根だけ張っても、利益につながらないのは、幹が弱いせいかもしれません。

幹と根に当たる、3つの環境整備によって、良い社風が醸成されます。

すぐに花や実がなる施策や、イベントのような派手なことを好まれるリーダーの方が多いのですが、地味なことを嫌っていては、花や実を得ることはできません。

「環境整備なくして事業なし」一倉定先生の、有名な言葉です。この言葉に、環境整備の重要性は集約されていると思います。環境整備は、まさに、会社の「根幹」なのです。

環境整備の導入・定着の秘訣については、「なぜ、環境整備か」という事例とともに、第3章以降でお話しいたします。

さて、根が張り、幹が伸びたら、枝葉です。会社で枝葉に当たるのが、「企業文化」です。

大は国家から小は家族まで、人間の集団には必ず「文化」が存在します。それは会社も例外ではありません。

たとえば「A社は若い人に積極的に仕事を任せる文化がある」とか、「B社は新規事業には慎重な文化だ」というように、企業風土や慣習を指して使うことが多いと思います。

他にも、創業以来積み重ねてきたあらゆる取り組みの結果、たとえば、メモをとるか、とらないか、クレームに大騒ぎするか、しないか、環境整備を行うか、行わないか。いずれもみな会社の文化です。

強い企業文化とは、社員の気持ちが一致し、同じ行動指針で動けることです。リーダーがどれほど素晴らしい方針を立てても、社員の心がばらばらで向いている方向が違うようでは話になりません。

心を1つにし、同じ方向を向いて仕事をするためには、「共通化」が鍵となります。共通化するのは、「言語」「認識」「道具」の3つです。共通化を図ることでリーダーの方針が正しく伝わり、適切に実施されていきます。

詳しくは、第2章で解説します。会社は、このようにして、成り立っています。

利益を得たいと思ったら、環境整備をして良い社風をつくり(強い根を張り、幹を太くし)、「言語」「認識」「道具」の共通化で、強い企業文化(枝葉)をつくれば良いのです。

※環境整備→言語・認識・道具の共通化→企業文化

ただし、形だけ真似てもうまくいきません。土壌に栄養がなければ、吸い上げることができません。土壌に当たる部分は、環境整備を行う人たちの姿勢です。

※姿勢が大事

このとき、「原理原則」に基づいた認識と行動がなされているかどうかがポイントです。

原理原則を知っている、さらには知っているだけでなく行動しているかで、環境整備の成功、ひいては、利益が得られるかどうかが決まるのです。

次章では、環境整備を始める前に確認しておきたい原理原則をご紹介しましょう。

▼環境整備で良い社風をつくり、共通化で強い企業文化をつくった会社が、美しい花、豊かな果実を得ることができる

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