「戦略とは、ディファレーション(差別化)である」とアメリカの某経済学者はいった。
「敵と同じ戦略を打たない。敵と同じことをやっていては、強いものに負ける。我が社の
周りは敵ばかりだ。競争相手も無数に存在している中で、必ず弱者と強者とがいるはずであ
る。しかも、強いもののほうが多いと見なければならない。強いものに正面から向かえば必
ず敗北を喫する。勝つ方法は、ディファレーション(差別化)をやる以外にない」と。
弱者の戦略はこれである。弱者であり、後発であればサバイバルを賭けての差別化のため
の市場細分化戦略を打ち出さねばならない。
具体的な方法としては、
製品別。用途別・事業所別。地域別に市場を細かく分ける。そうすることによって、商品
の差別化も可能であり、弱者といえども勝つ市場をみいだせる。また、客のニーズの違いも
分かってくるので、それをヒントにした商品開発を進めることも可能である。さらにその商
品に付帯したサービス分野、ソフト分野も開発して顧客べ届けられるということになる。
昔から競争の多い商品であっても、市場を細分化して、それにマッチした商品をつくり出
していく。大手の農機具メーカー「イセキ」が農機具一本やりから市場細分化戦略の一環と
して、業務用炊飯自動機械を開発して、売り出しているような例である。
基本的には中小企業。中堅企業、弱者の例としては「強い商品づくり」よりも「強い市場づ
くり」を優先するのが経営の定石である。
誰しもが強い商品をほしいと願いはしていようが、これを成功させるには、「強い限定市場」
←「強い得意先」←「強い商品」という形成順序である。
「勝つから強くなり、負けるから弱くなる」は二子山親方(元若乃花)の名言である。
弱者がはじめから強い商品などつくれるはずがなく、市場を細分化し勝てる強い市場を確
立し、順次それを拡大していくのが勝てる戦略である。
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