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好感度を上げる身だしなみのマナー

はじめに 本書は、あなたがビジネス社会で困らないために、社会人として必要なビジネスマナーの基本についてコンパクトにわかりやすくまとめたものです。「ビジネスマナー」とは、社会生活を送るうえで、お客様や取引先、職場の上司や先輩などと、より良い人間関係を築き、スムーズに仕事を進めていくために必要な「技」です。 また、ビジネスマナーは社会人、ビジネスマンの常識として、誰もが身につけている暗黙のルールでもあります。社会人の常識・ルールである以上、ビジネスシーンにおいて自己流のやり方では通用しません。そればかりか、ひとつ間違えれば仕事に支障をきたし、相手の信頼を失うことでビジネスチャンスをのがすことにもなりかねません。 ですから、世の中の先輩ビジネスマンはマナーを大切にするのです。マナーが身についている人は、信頼され、仕事に繋がることが判っているからです。 ですがマナーは、堅苦しくて難しいというイメージをお持ちの人も多いでしょう。周りから強制され、やらされているうちは、つまらなくて面倒なものに映るかもしれません。 しかし、実際にマナーを実践すれば、そうではないことにあなたは気付くでしょう。「マナーができると信頼される」とわかった瞬間、ビジネスマナーがあなたの武器になり、技となり、説得力になることを。 その時のために、是非、マナーを身につけてください。そして、あなたの仕事への想いと情熱を、耳から聞こえる言葉として、目で見える行動として相手に伝えてください。 本書は、マナーの基本である「相手に好感を与える」「相手に迷惑をかけない」「相手を尊重する」という3つの要素をベースにまとめています。「相手のため」が「自分のため」になる。本書がそう思っていただけるきっかけとなり、あなたの成長の一助となれば幸いです。 岡よしみ

「ビジネスマナー」基本の基本 目次はじめに第 1章 好感度を上げる身だしなみのマナー身だしなみの基本男性の身だしなみ女性の身だしなみ常備しておきたいアイテム第 2章 きちんと見える姿勢・おじぎ・あいさつ印象をよくする重心位置と基本の立ち方おじぎの仕方で気持ちが伝わるあいさつ一つで印象が変わる

第 3章 心をとらえるコミュニケーションの基本

コミュニケーション力を高める社会人の話し方のポイント聴き方の基本社会人の聴き方のポイント効果的な視線づかいのポイント

第 4章 品性を表す敬語のマナー

3つの敬語と使い分けのコツ間違いやすい表現一覧いいにくいことを伝えるテクニック

第 5章 人柄が表れる立ち居振る舞いと時間のマナー

ビジネスシーンでの立ち居振る舞い社内で気をつけたい NGな立ち居振る舞い社外で気をつけたい NGな立ち居振る舞い時間管理はきちんと出来て当たり前

第 6章 会いたいと感じさせる電話応対

電話応対の4つのポイント電話応対の基本 電話を受ける電話応対の基本 電話を取り次ぐ電話応対の基本 電話をかける携帯電話、スマートフォンのマナー

第 7章 会社での基本、「報・連・相」

組織の一員としての心がまえ仕事の進め方ビジネスに必要なスキルを身につけよう

第 8章 クレーム対応力を高める

クレームのお客さまをファンにするクレームは初期対応が重要電話でのクレームの対応

第 9章 細心の注意を払いたいコンプライアンス

会社の信用とハラスメント個人情報の取り扱いに対する注意点

第 10章 好印象を残す来客応対のマナーご案内の基本をマスターしよう知っておきたい席次の基本心が伝わるお茶の出し方スマートな名刺交換で名前を覚えてもらう余韻の残るお見送り

第 11章 会社の代表として見られる訪問時のマナー

訪問までに準備しておくこと面談当日のマナー社外での面談のマナー

第 12章 評価を左右するビジネス文書

ビジネス文書の書き方ビジネス文書の基本社内文書作成のポイント社外文書作成のポイント定型文を使って品のある社外文書を目指すビジネスはがきの書き方ビジネスメールの書き方・送り方メールは誤解を生みやすいツールファックスのマナー

第 13章 人間性を見られる会食のマナー

会食のスマートな手順会食で気をつけたいマナー

第 1章 好感度を上げる身だしなみのマナー

身だしなみは好印象の決め手 最初によい印象を与えてコミュニケーションをスタートさせると、その後に何か失敗をしても、初めの好印象が不快感をカバーしてくれるという効果があります。これを「初頭効果」といい、ビジネスに携わるすべての人は、この初頭効果を高めたいと思っています。 身だしなみは、相手の第一印象を決定づける大事な要素です。特に仕事用の服は、重要なビジネスツール。服の選び方や着こなし、さらには、小物との組みあわせなどによって、相手に与える印象が大きく変わり、仕事の成果にも影響を及ぼします。どのようなものを身につけるか、慎重に選択する必要がありますが、気合いが入りすぎると、かえって失敗することがあります。気にならない、目に入らない服装が第一印象には最適。別れたあとで何を着ていたのか思い出せないぐらいのほうが、本人の印象が残ります。 相手とのおつきあいを豊かなものにするためにも、初めに好印象を残す身だしなみを心がけましょう。

身だしなみの基本 ◎身だしなみの4つのポイント「身支度は仕事半分」という言葉をご存知ですか? 身だしなみを整えることは、その日の仕事の半分を占めるくらい重要なことです。次の4つのポイントを念頭に置いて、きちんとした身だしなみを整えましょう。ポイント 1 ◆清潔であること 相手に不快感を与えないように、汚れやシワなどに注意することは、最低限のマナーです。アクセサリーやメイクなども、控えめにすると清潔感を与えます。ポイント 2 ◆機能的であること 動きやすく、仕事に適した装いであることが求められます。制服が支給されない場合でも、デザインだけでなく、機能性を重視した仕事服選びが大事です。ポイント 3 ◆調和がとれていること 仕事の目的にあわせ、髪型から足もとまで、統一感のあるコーディネートを心がけます。社内の雰囲気や先輩、同僚とのバランスを考え、相手に違和感を抱かせない配慮も大切です。ポイント 4 ◆ TPOにふさわしいこと 時( Time)と場所( Place)、目的( Occasion)にあわせることが必要です。公私のけじめをきちんとつけて、職場では仕事をするのにふさわしい服装を整えましょう。 ◎おしゃれと身だしなみの違い おしゃれは、自分の好きな服を、着たいように着ること。つまり、自分中心の装いといえます。 一方、身だしなみは同じ時間、同じ空間を共有する相手のことを考えた装いです。その場の雰囲気や目的を考え、相手に不快感を与えない配慮が求められます。

男性の身だしなみ ◎スーツは“作業服”? 男性にとって、スーツは、ビジネス社会でのよろいの役割となる大切なツールです。身体にフィットしないスーツを身につけているようでは、仕事のための“作業服”にしかなりません。「スーツは肩で着る」といわれ、肩まわりのサイズが決まると自然に背筋が伸び、軽快な印象が生まれます。肩があわずにダブついていると、身ごろにシワが入ったり、歩くたびにスーツが揺れて、だらしない印象になり、ビジネスに不向きです。 ◎男性のワードローブ計画 スーツは、シングル2つボタンまたは3つボタンで体に合うサイズを選びます。なるべくシンプルなデザインで濃紺か暗灰色が無難です。 ワイシャツは白の無地が基本です。ワイシャツの中に着るインナー(下着)も白の無地にしましょう。ワイシャツからTシャツの色や柄が透けている人を見かけることがあります。Tシャツをインナー代わりに着ることはビジネスには相応しくないので要注意です。 靴・鞄は上質のものを選びます。時計・ベルトはひと目でブランドを感じさせるものを避け、あくまでさりげなく。メガネもシンプルなものを。 個性よりも統一感や落ち着きを大事にしましょう。

◎男性のビジネスカジュアルの基準とは? カジュアルデーでは自由な服装での出勤が認められています。男性はノーネクタイが基本です。しかし、普段のスーツスタイルからネクタイを外しただけではカジュアルではなく単なる「ネクタイ忘れ」に見えてだらしない印象です。そのためには、シャツに変化を付けるとよいでしょう。襟と身ごろの生地が違うクレリックシャツや、襟先にボタンがあるボタンダウンのシャツがおすすめです。スーツ以外にジャケットとチノパンのコーディネートも選択肢のひとつです。服装に合わせて足元もローファータイプの靴にすると相性がよいでしょう。

ワンランクアップアドバイス靴下は、靴とスーツのつなぎ役 せっかくのスーツ姿も、靴下のコーディネートに失敗するとイメージが崩れてしまいます。靴下は靴とスーツをつなぐ重要なポイント。黒や紺のビジネスソックスを着用しましょう。白や赤など、調和をとりにくい色や、厚手の素材は避けたほうが無難。また、座ったときにスネが出ないよう、長めの丈を選ぶのがおすすめです。

女性の身だしなみ ◎控えめで清潔感のある身だしなみ 印象のよい身だしなみは、主張しすぎないのがポイント。服装だけでなくメイクやネイルなども控えめにし、爽やかで清潔感のある自分を印象づけましょう。 女性の場合、男性に比べて仕事服の自由度は比較的高め。だからこそ、相手がどのような印象を抱かれるかを考え、髪型から足もとまで、きちんとした身だしなみを整えたいものです。 ◎相手の目につくアイテムは上質なものを スーツをはじめ、コートや鞄など、一度にすべてをそろえるのはむずかしいものです。やや値段の張るアイテムは、ボーナスを利用しながらよいものをそろえましょう。 特にコートは、訪問先やレストランで脱ぎ、人に預けることがあるもの。他人が見たり、触れたりすることを前提に、軽くて着心地のよい上質なものを。小物では、時計、バッグ、アクセサリーを上質にします。ひと目でブランドを感じさせないものが上品です。

◎ビジネスカジュアルはどこまで OK? 最近ではビジネスカジュアルを標準としている会社も増えてきました。女性はキャミソールやショートパンツのような肌の露出の高いものは避け、シンプルなトップスにカーディガン、膝下丈のスカートを合わせるなど、相手に安心感を与える服装選びを心がけましょう。 カジュアルといえど、くだけすぎには注意。大切な商談や訪問がある時はスーツスタイルで仕事へのやる気をアピールしましょう。 ◎メイクはナチュラルメイクで 職場でのメイクはナチュラルメイクが基本です。女性にとってメイクは興味や関心が高いものですが、メイクはいくつになってもできるもの。だからこそ、若い時はもともとの自分の肌を生かした自然なメイクにしましょう。濃いアイラインにつけまつ毛、真っ赤な口紅の派手メイクでは悪目立ちをしかねません。 また、ノーメイクもマナー違反にあたります。これまでメイクをしてこなかった人もナチュラルメイクを身につけましょう。最初は不慣れでも、毎日メイクをすることで手が慣れて、短い時間でメイクができるようになります。 ◆ファンデーション自分の肌色より少し明るめにすると明るく健康的に見えます。顔の中央から外側に向かって伸ばします。髪のはえ際や鼻のまわりの塗り忘れがないように注意しましょう。 ◆眉毛長さを整えて、アイブロウパウダーで薄くふんわりと書き足しましょう。明るい茶色や細すぎる眉は下品に見えます。 ◆アイメイクアイシャドウは、ブラウン系やベージュ系の自然に見えるカラーにします。マスカラを付けると目元が元気な印象になります。 ◆チークピンク系かベージュ系のカラーでほんのり色づく程度に。 ◆リップピンク系のベージュかオレンジ系のベージュで自然な仕上がりにします。 ナチュラルメイクが出来たら髪型にも気を配りましょう。前髪は目にかからないようにピンで留めます。また長い髪は後ろでひとつに結びます。ヘアカラーは控えめにし、もし迷ったら先輩をお手本にしましょう。ワンランクアップアドバイス指先のお手入れ 指先や爪は相手から見てとても目につきやすいパーツ。爪の長さは業務に影響がないよう短めに整えましょう。マニキュア、ジェルネイルは避けるのが基本ですが、会社が許可している場合は透明か肌色に近い色味にします。華やかな色やキラキラ光るラメでは急なお悔やみごとが生じた時に対応できません。日頃から避けるようにしましょう。

常備しておきたいアイテム 身だしなみは、清潔感が大切です。いざというときに備えて、職場にも最低限の身だしなみアイテムを常備しておきましょう。 たとえば、ボタンが取れたり、ほころびに気がついたとき、ソーイングセットがあればすぐに対応できます。食事の汚れがつきやすいワイシャツやブラウスの替え、口臭や体臭をおさえる歯磨きセットや制汗スプレーなども、清潔感のある身だしなみを整えるためには欠かせないアイテムです。 ◎持ち歩くと便利なアイテム ハンカチやティッシュを持ち歩くことは、最低限の身だしなみのマナーといえます。女性の場合、突然の伝線などに対応できるよう、予備用のストッキングを用意しておくと安心です。 また、筆記用具や手帳、名刺入れなど、人の目に入りやすいアイテムも、上質なものをそろえておきたいもの。日ごろからていねいに扱いましょう。

持ち物にも清潔感が感じられることが、ワンランクアップの身だしなみのマナーです。ワンランクアップアドバイス小物に統一感を持たせて品格アップ アクセサリーやバッグ、メガネ、ボールペンなどの金属部分を含んだアイテムは、ゴールド系かシルバー系のどちらかにそろえることでバラつかず、統一感が出ておしゃれな印象になります。同じように、色や素材もそろえるようにします。 手帳と名刺入れ、ペンケースは、ビジネスシーンでは、同時に人の目にふれることが考えられます。いずれも同じ色、同じ素材にすることで、すっきりとした印象やこだわりを感じさせます。素材は革、色は黒や茶系が上品で、品格アップにつながります。

身だしなみのまとめ ●汚れやシワなどがない清潔感を保つことが基本 ●自分が着たい服ではなく、同じ時間と空間を共有する人に合わせた服を選ぼう ●服装は第一印象を決める。カジュアルな場でもだらしないと思われない装いで

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