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奨励金

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奨励金制度なるものは、絶対に撃り入沢てはならない。

奨励金制度なるものは、それがどのようなものであれ、事業経営において

は絶対に取り入れてはならないということである。

社員は、それぞれの考えをめぐらして、奨励金がもっともたくさんとれる

と思われる行動をとる。各人の勝手な行動によって、会社の中はバラバラに

なってしまい、会社の力を一つに結集することなど思いも及ばなくなる。

だからといって、これを規制しようとすれば、社員は「行動を規制されたら、

もっと奨励金がもらえると思うことがあっても、それがやれなくなる」とい

う受け取り方をするに決まっているのだ。

奨励金というものは、「各人は自分勝手な行動をとってもよい」という意

思表示に他ならないのであり、これは、まさに経営権の放棄であり、いささ

かオーバーではあるが、それは社長の社会的責任を自覚しないことである。

一倉定の社長学第3巻 「販売戦略・市場戦略」より

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