ある決定によって、そ択がど薇だけの
増収・減益になるかを工しく計算する方法は、
直接原価計算方式による「増し分計算」である。
「単位当たりの原価」という考え方をすると、すべての場合に間違ってし
まう。会社全体で変わらない原価を、単位当たりに割り掛けるのだから、単
位当たりの割り掛け金額が、数量によって違っているからだ。だから「単位
当たり原価」という考・え方は、きれいサッパリと捨て去らなければならない。
「原価がつかめないのではどうにもならないではないか」という心配は無
用である。つかめないのは「単位当たりの原価」であって、「会社全体の原価」
はつかめるのである。そしてその原価は、設備を増やす、又は減らす、人員
を増加する、又は減らす、というような何らかの変動がない限り、売上高が
変わろうと、商品構成が変わろうと、そんなことに関係なく常に一定である。
原価が変わらないのだから、利益を増大させるためには収益を増やせばよい。
これは個人の家計でも全く同じである。
一倉定の社長学第5巻 「増収増益戦略」より
コメント