業績が下向いているダメ会社には共通のパターンがある。
取り扱い商品も、企業自身の個性が喪失しつつある。また経営者自身については、業界と
か地域とかの周囲の大勢等に押し流され、取り巻く人達の声などに圧倒されて、自分の会社
の差別化商品の無さに気がついていない。特徴であり個性である、他社とは異なる差別化を
見失いがちである。
何から手をつけてよいのか迷っているケースが非常に多く、会社のムードもマンネリ化し、
易きに流れがちだ。
これの立て直しのやり方でどこから何から手を付けるかということだ。
まず、最初に我が社の商品の特徴づくりの立て直しが最重要である。商品個性の立て直し
から入っていくべきである
企業の個性、商品の個性が失われている、これらの確立からやっていかねばいけないわけだ。
その個性は、トップの考え方をはっきりさせて表現することにある。社員のムードをその
方向に集中させる。危機感、問題意識、人心収橋術等が要求される。
マーケティング発想に思いを新たにし、これから打って出る商品づくりとその商品が企業
生命であることを全員に徹底させることである。
特徴づくりは、いつも述べるように「あれもこれも」ではなく「あれかこれ」しかないという
ことで、商品構成の見直しから突破口を開くことだ。
(実例〉
東京の中央、千代田区、港区を中心に九〇店舗ほどの超繁盛店の立喰いそばチェーン「小
諸そば」がある。この店舗がまだ五、六店舗しかなかったときにそば粉の仕入先を日本一の生
産量を誇る長野の日穀製粉にチェンジし、そばの実も最良のマンカン種を指示、製麺工場の
設備も一新し、技術においても日本一の折り紙付きの技術指導者を岡山より招き、ダシは高
知の宗田カツオのケズリ節、つゆの「かえし」は醤油はヤマサ、みりんは万上、 一週間寝かせ
たものを使用している。都内の超一流店と何ら遜色のない商品にしたてた。
「たかが立喰い、されど立喰い」、 一流の専門店以上の商品力を維持している。知る人ぞ知
る「小諸そば」の超繁盛店の秘訣は、 一八〇円の「ざるそば」の商品力にあるのである。
商品力を高めるか否かは、人材力にかかってくることが多いが、中小企業では、その良き
人材を多く求めることは不可能であり、 一握りのトップ陣、中堅社員によって、商品力が保
たれ向上されていくことである。
したがって、商品そのものに、商品力としての力を持たせて、高めさせなければならない。
商品力が良ければ販売力もついてくる。値引せずとも売れ、在庫にもならず売上回収のス
ピードも早まってくる。経営の体質改善は何をさしおいても商品力強化がまず第一歩である。
Q
Q」,
コメント