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単品では事業になりにくい。
私のところに新商品の相談に来る会社のほとんどすべてが、単品だけを
ひっさげてくる。しかも、その大部分が日用品雑貨類である。
単品だけを考えるのは、事業を知らないからなのだ。単品だけですぐに
商売になると思いこんでしまい、まずチラシをつくって特約店を募集しよ
うとする。特約店は直ちに見つかりたちまち売上が伸びると思いこんでし
まう。そして、その夢は実現しない場合がほとんどなのだ。
新しいマーケットにいきなり単品で乗りだしても、おいそれと売れるも
のではない。仮に販売が成功したとしても、販売費が割高になって、採算
を維持することは極めて難しい。もう一つの欠陥は「陳腐化」である。も
しも陳腐化したらそれで終わりである。…新商品を事業化するには、単品
ではなくて、どうしても「商品群」の開発を考えなければならないのである。
一倉定の社長学第4巻 「新事業・新商品開発」より
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