はじめに本書では企業のオンラインマーケティング担当者や、顧客にオンラインマーケティング支援を提供するエージェンシーの担当者に向けて、SEOを軸にした具体的かつ効率的なプロモーションの方法を解説しています。一般的なツールや市販のツール(SERanking)を使ったデータの抽出方法、分析方法についても説明していますが、各種ツールの基本的な導入方法については本書では取り扱いません。本書を読み進める前に、ご自身で担当するウェブサイトに関して、GoogleアナリティクスやSearchConsole、Google広告プラットフォームの設定は完了させておきましょう。例えば、Googleアナリティクスはアカウント作成だけでなく、目標を設定してCVを計測が可能な状態に、またそれぞれのツール同士でデータを共有できるように連携のための設定も完了させておきましょう。また、本書をご購入いただいた方限定の特典として、市販のオンラインマーケティングプラットフォームのSERanking主要機能を3か月間無料でご利用いただくことができます。
SERankingユーザー登録手順1技術評論社のウェブの、以下のページにアクセスし、「本書のサポートページ」をクリックして開き、本書の読者を確認するための質問にお答えください。https://gihyo.jp/book/2022/97842971282892SERankingの無料アカウント作成ページが表示されます。ページを少しスクロールして、ログインに必要な「お名前」「パスワード」「Eメールアドレス」を入力して、「あなたのSERankingアカウントを有効化」ボタンをクリックしてください。最初の設定操作手順については以下のページをご覧ください。https://help.seranking.com/jp/gettingstarted/
Contents目次はじめに第1章商品とユーザーの現状を分析するSection01担当するビジネスの特徴を把握するSection02自身の商品の市場を分析するSection03ターゲット層を具体的に定めるSection04ユーザーのニーズを把握するSection05ユーザーニーズをもとに競合商品との差別化ポイントを把握Section06ターゲット層に価値を提供できる商品で新しい市場を作るSection07熾烈な市場に類似商品で挑むデメリットSection08熾烈な市場に一般的なSEOで挑む場合のデメリットSection09キーワード選定が無意味な場合もあるcolumnSEOとの出会い第2章適切な施策を選択するSection01ビジネスの特徴から適切な施策を選ぶSection02オンラインプロモーションのための準備Section03セールスファネルを理解するSection04広告から始めようSection05オンラインプロモーションにおけるSEOの役割Section06スパムと手動による対策Section07SEOの特徴Section08具体的なSEO成果指標の定め方Section09インハウスとアウトソースそれぞれのメリットSection10SEOに関するよくある疑問第3章自身のウェブサイトの現状と課題を把握するSection01現状把握検索パフォーマンスを把握するSection02検索ユーザーが使用するデバイスを把握するSection03モバイル端末で実際にコンテンツをチェックするSection04ブランド・ノンブランドクエリのパフォーマンスを把握するSection05画像・動画検索のパフォーマンスも把握するSection06被リンク獲得状況を把握するSection07ウェブサイトの現状の技術的な問題点を調査する
Section08Googlebotがアクセスできる状況か確認するSection09canonical属性の設定ミスを避けるSection10モバイルフレンドリーであることを確認するSection11ユーザー体験を阻害する要因がないか確認するSection12HTTPステータスコードの誤りを把握するSection13リンク切れを把握する第4章競合とターゲット検索ユーザーの状況を調べるSection01検索ユーザーが使用する検索クエリをリストアップするSection02競合の戦略を調査するSection03競合のオーガニック検索状況を調べるSection04競合の有料検索状況を調べるSection05競合サイトの被リンク獲得状況を調べるSection06関連キーワードを調査するSection07ロングテールクエリの単語に注目するSection08検索結果の類似度をベースにクエリをグループ化Section09リストアップしたクエリの検索ボリュームを調べるSection10検索ボリュームの少ないクエリは不要?第5章検討した施策と分析をもとにコンテンツ作成のプランを練るSection01認知を広げたいブランド名や新しいカテゴリ名を決めるSection02クエリグループを各ファネルに割り当てるSection03各ファネルの目標とプロモーション方法を決めるSection04クエリグループごとに有益なリンク誘導先やCTAを設定Section05SEOは初期のファネルから幅広く対応Section06検索広告は少なくとも購入プロセスに近いファネルには対応させるSection07コンテンツ作成プランとスケジュールを決めるSection08検索ユーザーにソリューションを提供する第6章コンテンツライティングSection01ユーザーの問題を解決するコンテンツを作成するSection02コンテンツ作成時の注意点Section03クエリに含まれる様々な検索ユーザーの意図を調査・理解するSection04対象クエリで上位表示の競合コンテンツを分析するSection05トピックからアウトラインを作成するSection06ユーザーに役立つ情報を追加するSection07検討したCTAを配置するSection08比較やレビューコンテンツ作成時の注意点Section09公開前にターゲット層に近い第三者に読んでもらうcolumnアレグロマーケティングの歩み
第7章オンページSEOSection01役に立つ内部リンク・アンカーテキストSection02記事の著者を明示するSection03タイトルタグの最適化Section04メタディスクリプションの最適化Section05タイトル/メタディスクリプションの重複を避けるSection06見出しの最適化Section07設置する画像の最適化Section08わかりやすいURL第8章ローカルSEOSection01Googleビジネスプロフィールを活用Section02Yahoo!プレイスの活用Section03BingPlacesforBusinessの活用Section04ローカルSEOの被リンク獲得施策Section05Googleビジネスプロフィールの投稿機能Section06NAP情報の統一と管理Section07ローカルビジネスの構造化データSection08Googleビジネスプロフィールのレビュー活用Section09ビジネスサイテーションcolumnSEOチェッカー第9章テクニカルなSEOSection01重要なページのインデックスを促進するSection02クロールバジェットを重要なページへ割り当てるSection03URLの正規化方法Section04モバイルフレンドリーなウェブサイトSection05ユーザー体験項目の改善Section06適切なレスポンスコードに修正Section07ページ表示速度の改善Section08リンク階層構造の改善Section09構造化データの活用Section10ウェブサイトの多言語対応Section11JavaScriptの使用column何にせよコミュニケーションは大切第10章被リンクの獲得と活用方法Section01ページランクの操作を目的とした被リンクはガイドライン違反Section02ビジネスに関連するウェブサイトやメディアで情報共有するSection03SNSを活用してコンテンツを配信
04積極的な被リンク獲得アプローチSection05競合サイトの獲得被リンクを参考にアプローチSection06獲得被リンクを更に活用するSection07質の低いリンクへの対応Section08nofollow、ugc、sponsored属性column海外との取引で得たこと第11章検索順位の計測方法と改善施策Section01検索順位はユーザーの検索環境によって異なるSection02特定の国・言語、地域、デバイスの順位を計測するSection03掲載URLの変化を把握するSection04掲載順位が突然下降した場合の対応Section05掲載順位が徐々に下降している場合の対応Section06コンテンツをリライトするSection07クエリごとに異なるSERP要素を把握Section08強調スニペット表示されるクエリを確認Section09ローカルパックへの最適化Section10トップニュース/サイトリンクの対応Section11画像・動画への対応Section12カルーセル結果への対応Section13他の人はこちらも質問(PAA)への対応Section14Twitter/ナレッジグラフ/ナレッジカードへの対応Section15ショッピング結果/ホテルパックへの対応columnSEOに関する問題が発生したら第12章そのほか定期的に監視すべき指標と施策への応用Section01セールスファネルで定義した目標の実績を毎月把握するSection02作成した重要ページのユーザー行動を分析する
Section03ブランド検索とノンブランド検索推移Section04ウェブサイトの健全性を定期的に監視Section05競合サイトのオーガニックトラフィック状況を把握Section06競合サイトの検索広告トラフィック状況を把握Section07検索広告からのフィードバックSection08SEOからのフィードバックSection09定期的なレポートは自動化して効率化Section10複数企業間でタスクや情報を共有するツール第13章初期の計画達成後の取り組みSection01認知度を向上させ、検索機会を増やして独自の市場を形成するSection02オーガニック検索結果で認知度を向上Section03ウェブページ上で認知度を向上Section04YouTubeで認知度を向上Section05検索広告で認知度を向上Section06ディスプレイ広告で認知度を向上Section07SNSを活用して認知度を向上Section08顧客からのフィードバックを取りまとめるSection09SEOはマーケティングの一部ではなく事業そのものおわりに索引
■ご注意:ご購入/ご利用の前に必ずお読みください。●本書に記載された内容は、情報の提供のみを目的としています。したがって、本書を用いた運用は、必ずお客様自身の責任と判断によって行ってください。これらの情報の運用の結果について、技術評論社および著者はいかなる責任も負いません。●本書記載の情報は、2022年4月現在のものを記載していますので、ご利用時には、変更されている場合もあります。ソフトウェアはバージョンアップされる場合があり、本書での説明とは機能内容や画面図などが異なってしまうこともあり得ます。あらかじめご了承ください。●インターネットの情報については、URLや画面などが変更されている可能性があります。ご注意ください。以上の注意事項をご承諾いただいた上で、本書をご利用ください。これらの注意事項をお読みいただかずに、お問い合わせいただいても、弊社では対応いたしかねます。あらかじめご承知おきください。本書に掲載した会社名、プログラム名、システム名などは米国およびその他の国における登録商標または商標です。本文中では™、Ⓒマークは明記していません。
Section01担当するビジネスの特徴を把握するSEOはこれを行えば絶対にうまくいくという方法はありません。Googleが提供するガイドラインや多くのベストプラクティスを基にビジネスに最も適した施策を選択し、効率的にウェブサイトを運用していくことが重要です。ビジネスの種類によって対象となる顧客の傾向は異なる一般的にSEOと言えば、検索クエリによるページの最適化やキーワードを含んだコンテンツの大量作成などを思い浮かべてしまうかもしれません。これらの手法はインターネット上にコンテンツがまだ少ない10年以上前の時代であれば通用したかもしれませんが、手法自体は誰でも取り組むことができるくらいに一般的に知られるようになり、現在では労力に見合うほどの成果は期待できなくなっています。スマートフォンでもデスクトップでもオーガニック検索結果の1ページ目に表示されるページは10件以内(ニュース枠などが表示されると変化する)ですので、そのクエリを狙う競合が増えれば増えるほど競争は熾烈になります。
MEMOオーガニック検索結果とは、検索エンジン上でクエリを入力して検索した際に表示される検索結果のうち、広告や特殊な掲載枠を除いた部分を意味します。検索エンジンのアルゴリズムはクエリとページとの関連度を評価し、順位付けを行います。上位に掲載されている競合ページは、その分野の専門知識を持っていて、検索ユーザーからの信頼も高いだけでなく、SEOの知識も十分に持っています。仮に作成したコンテンツが一時的に上位掲載されたとしても、あなたの関わる組織がその検索クエリに関する分野において専門的な知識を持ち合わせていない場合、また、専門家ではない場合は、継続的に情報を更新することができず、作成したコンテンツを放置してしまい、いずれは検索上位から脱落してしまいます。これからのSEOは、対象となるビジネスを理解し、適したプロモーション方法を選択し、時間と労力が無駄にならないように効率的に進めて行くことが大切です。マーケットや競争相手、顧客、対象の商品やサービスの情報をきちんと整理していない状態では、効果的なプロモーションを実施できません。まずは以下の点を整理して、適切なプロモーションを選択するためにプロモーション対象のビジネスを正確に把握しましょう。商品やサービスの提供エリア(特定の地域または日本全国)自社商品のみを扱っているウェブサイト様々な企業の商材を扱うウェブサイト商品やサービスの提供エリアが(例えば東京であれば墨田区や台東区など)特定の地域に限定されている場合には、ローカルビジネスと言えます。ショッピングサイトの場合は、その企業が開発した商品のみを扱っているのか、それとも様々な企業の商材を扱っているのかによって、プロモーションの方法は異なるでしょう。自身のビジネスがローカルビジネスなのか、それとも日本全国に対応したショッピングサイトなのか、独自のプロダクトを開発して全国に商品やサービスを提供するためのウェブサイトなのかを理解した上で、現状を分析していきましょう。ローカルビジネスとは?ローカルビジネスとは、特定の地域でサービスや商品を提供するビジネスです。歯科医、税理士、スポーツ施設、教室、飲食店などが代表的です。ショッピングサイトとは?ショッピングサイトは、そのウェブサイト上で直接商品やサービスを購入できるウェブサイトです。ECサイトとも言います。Amazonや楽天のような大規模ショッピングモールのほか、特定のカテゴリに特化したメーカーの商品を豊富に取り扱うウェブサイト、そして自社オリジナル商品のみを扱うショッピングサイトがあります。
Section02自身の商品の市場を分析する競争が激しい市場をレッドオーシャンと呼び、競争が少ない新しい市場のことをブルーオーシャンと呼びます。まずは言葉の意味を理解しつつ、自身のビジネスが置かれている現在の市場の状態を正しく理解しましょう。レッドオーシャンの特徴市場がレッドオーシャンの場合には、広告やSEOに対して費用を割り当てる競合が多く、価格競争も起こり、必然的に消耗戦になっていきます。
商品が競合商品と比べて見込み客にとって魅力的かどうかは、プロモーションの成功にも大きく影響します。レッドオーシャンの場合には、検索ニーズを調べて効果的なクエリを対象に、検索広告やSEOを行うことになるでしょう。検索ボリュームが多ければそのクエリの需要は高く、上位表示されれば多くのトラフィックを獲得できます。一方で検索ボリュームのデータは誰でも取得できる情報のため、当然競合企業もその情報を把握しています。もちろんオンラインマーケティングに力を入れている競合であれば、検索順位や広告の状況もツールを活用して把握しているはずです。仮に効果的な検索クエリを見つけ、外部のライターに依頼して、コンテンツをキーワードに最適化して上位表示を実現したとしても、一過性の取り組みとなります。競合サイトはあなたのページが上位表示されたことに気が付き、どのような内容かを把握します。そして、最新の情報を含めた上でより優れたコンテンツを作成して対応してくることでしょう。あなたの作成したページの順位が下降した場合には、再び外部のライターに依頼して、最新の情報を含めてコンテンツを改善しなければならなくなり、このようなことの繰り返しとなります。検索広告においても同様に、競合が増えればクリック単価が上がっていく事になり、顧客獲得単価が想定より高くなっていきます。ブルーオーシャンの特徴
レッドオーシャンに対して、ブルーオーシャンという言葉があります。ブルーオーシャンは競合が全くいない新しい市場を作り出すことを意味します。ガラケーからスマートフォンへとモバイルデバイスが切り替わって大分経ちますが、AppleのiPhoneはブルーオーシャン戦略に該当するでしょう。ブルーオーシャン戦略では、市場の中で一般的に求められている機能や価格から、無駄な要素を省き、独自の付加価値を提供することで、既存の評価軸をずらして新たな市場を作り出します。ブルーオーシャン戦略の利点は、市場を独占した状態を保つことで、先行者利益を得られることです。後から、競合が出てきたとしても今までの評価が蓄積されているため、すぐに市場のシェアを大きく奪われることもありません。まだ世の中には無い画期的で新しい商品であれば、レッドオーシャンほどのコストをかけずに効率的なオンラインプロモーションを行うことができます。
Section03ターゲット層を具体的に定めるオンラインプロモーションを実施するにあたり、ターゲットとしている見込み客のイメージを具体的に持つことで、予め準備すべきタスクを整理して、企業内外のチームの意識を統一することができます。ターゲット層が個人の場合ターゲット層が個人の場合と、企業の場合とでは最終的な目標(購入や申し込み)に到達するまでのプロセスが大きく異なります。ターゲット層と言うと、性別や年齢、職業、家族構成、地域、利用端末(デスクトップまたはスマートフォン)といった属性が思い浮かびますが、これだけではイメージとしては不十分です。1.例えば、整髪料をインターネットで買う場合には、価格比較サイトを参考に、ショッピングサイトを複数見て価格を比較した上で購入します。情報収集の場合はスマートフォンで行い、購入の際は間違いが無いようにデスクトップを利用する場合もあります。平日の仕事中の時間よりも帰宅後の夜か、休日、祝日に注文する場合のほうが多いかもしれませんが、ここ数年はリモートワークも定着してきていることから、より複雑化してきているかもしれません。2.服や靴に関連するショッピングサイトの場合は、利用者の立場からするとはじめて注文する際には不安な点がたくさんあります。サイズが合わなかった場合に返品や交換に対応してもらえるかどうかだけでなく、その場合の具体的な手続きにかかる手間は一番気になるポイントかもしれません。そのため、一旦実際の店舗に訪れて試した後にオンラインで注文するケースも想定する必要があります。このように商品の種類や顧客の属性によっては、具体的なプロモーションの方法が異なってくるでしょう。ターゲットの年齢によっては、スマートフォンやデスクトップ検索を利用しないケースもあります。ウェブサイトを見ても文字が小さすぎて読めない場合や、クレジットカード入力に対する抵抗感についても考慮が必要です。そもそもオンラインプロモーションに適していない層がいるということも認識した上で、必要であれば別のプロモーション方法を検討しましょう。ターゲット層が企業の場合ターゲット層が企業の場合には、企業規模によっては意思決定のプロセスに必要な資料や情報が異なります。例えば、社長自身が物事を進めて行く比較的規模の小さい企業であれば、社長が利用者でもあり、決裁者にもなりますので、比較的シンプルです。企業規模が大きくなると実際の利用者と決裁者、注文者が異なることもあります。実際の利用者に対して商品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、決済に必要な資料や情報をいつでもダウンロードできるようにすることや、注文者が戸惑わずに購入できるようにすること、困ったときに気軽に問い合わせができる窓口を準備しておくことを忘れてはいけません。ターゲット層が何に困っていて、具体的にどのような情報を求めてどのようなクエリで検索しているかといった情報を含めてできる限り詳しく理解することは極めて重要です。このようなターゲット層の行動に対して、その問題点を解決できるコンテンツや商品、サービスを提供し、満足度を高め、ロイヤルカスタマーを増やし、口コミでその評判が拡散していくためにはどうすれば良いかを突き詰めていく必要があります。オンラインプロモーションでは、複数の具体的なターゲット層の検索行動や興味を持つ情報を分析した上で、各ターゲット層が実際に使用する検索クエリを対象にSEOや検索広告を実施し、それぞれの見込み客に最適化したLP(ランディングページ)を作成して訴求することが可能です。この方法は、店舗でのパッケージ商品の販売や広告チラシのポスティングでは効率的に行うことができませんが、オンラインプロモーションであればターゲット層を細かく分類して、プロモーションにおける優先度を決め、満足度を高め、複数のターゲット層に最適化したプロモーションを実施することが可能です。MEMOターゲット層を明確化せずに組織的なプロモーションを行うと、あらゆる局面で意思疎通のズレが生じ、非効率になります。プロモーションに関わる全てのスタッフがターゲット層や顧客を把握できている状況は各スタッフの独創性を活かせるので理想的です。
Section04ユーザーのニーズを把握するターゲット層のニーズを具体的に知ることで、ユーザーの求める商品やサービス、コンテンツの開発に役立てることができます。ただし、誰でも調べればわかるニーズばかりを優先すると、レッドオーシャンに足を踏み入れてしまうことになります。顧客と接点を持つ部門の情報を活用するGoogleのキーワードプランナーやキーワード調査サービス(ツール)は、現時点で検索需要のあるクエリを調べることができ、現状把握には役に立ちます。これらのクエリから、顕在化しているユーザーのニーズを調べることができます。ただし、このようなツールの情報はあくまで推定値であり、SearchConsoleで提供されるクエリの情報と比べると精度が劣ります。その上、市販のキーワード調査サービスはサービスを導入すれば誰でも手に入れられる情報のため、新たなニーズの発掘には向いていません。ユーザーのニーズを調査する場合、ツールで得られるソリッドな情報は既に競合他社も把握している可能性があります。その時点で競合他社も新たなサービスや機能の参考にしている可能性があり、すぐにレッドオーシャンになってしまいます。独自にユーザーのニーズを調査するのであれば、顧客との接点を持っている営業部門やカスタマーサポート部門の担当者にヒアリングして、ウェットな情報を参考にすると良いでしょう。既存顧客との関係性が構築できていれば、より具体的なニーズを掘り起こすことができるかもしれません。営業部門であれば、他社製品と比較している見込み客からの情報を得ることができ、カスタマーサポート部門であれば、既存顧客からの質問や要望を能動的に聞くこともできます。頻繁に同じ内容で顧客からの問い合わせや質問に対応している場合には、ウェブサイト上のFAQ情報が不足しているか、FAQ自体がすぐに見つけられない場所にある可能性があるため、一度ウェブサイトの情報やレイアウトを見直すと良いでしょう。顧客が疑問に持つ情報はわかりやすい場所に配置して、顧客のストレスと時間を軽減しつつ、より価値ある顧客とのコミュニケーションに時間を割くようにしましょう。アンケートを活用して現状を把握する商品やサービスに関して顧客が満足している機能や、顧客からの要望、現時点で顧客が課題に思っていることを知るためには、アンケートの活用をおすすめします。アンケートを参考にすることで、ユーザーが必要とする情報をウェブサイト上で提供することができるほか、新しいサービスや商品、機能の開発に役立てることもできます。アプリやウェブサービスであれば、ユーザーの行動データをもとに人気の無い機能や、頻繁に活用されている機能を把握して改善することができます。これらの情報は競合企業が把握できない独自の情報であり、既にレッドオーシャンの市場に位置する商品の場合でも、ブルーオーシャン戦略に移行するためのヒントとして役立ちます。
アンケートは、オンライン上で行えるGoogleフォームのような便利なツールを利用する以外にも従来のように電話やハガキを使ったアンケートもあります。オンラインの方が集計は簡単ですが、ターゲット層によっては電話やハガキの方が回答しやすい場合もあります。
また、アンケートのタイミングも重要です。商品やサービスの利用者に対して、商品やサービスの改善点に関する意見を求める場合には、購入直後にアンケートの回答をお願いするのは適切ではありません。把握したユーザーのニーズはリスト(ニーズのリスト)にまとめておきましょう。商品開発だけでなく、オンラインプロモーション、アフターフォローにも活用できます。
Section05ユーザーニーズをもとに競合商品との差別化ポイントを把握ユーザーのニーズを把握した上で、競合とあなたの担当する商品やサービス、ビジネスを比較しましょう。これらの特徴を完全に把握することで、プロモーションの効果を最大化することができます。機能やサービス、価格、ターゲット層を表にまとめるユーザーのニーズを詳細まで調査した後には、ニーズをリスト化して機能や特徴に分類しましょう。ただし、これだけでは自身の調査した内容のみの狭い視点の情報となります。より広い視点で市場における競合との立ち位置を把握するには、競合とのサービスや機能、特徴に関する比較表を作成します。1.社内の営業チームからヒアリングを行い、直接的な競合をリストアップする。2.オンライン上での競合を把握するために、ターゲット層が検索しそうなクエリで上位表示される競合のウェブサイトをリストアップする。3.リストアップした競合の商品カタログや商品ウェブページを確認し、ニーズのリストには無い機能や項目を抽出してニーズのリストに追加する。4.検索エンジンを使用して競合商品のブランド名で検索を行い、利用者のクチコミを確認し、ニーズのリストに含まれていない機能や項目を抽出してニーズのリストに追加する。5.比較表を作成します。行に機能や特徴的な項目、列に競合他社を配置して、比較できるようにしましょう。6.ブルーオーシャン戦略の場合は、必ずしもあなたの商品やサービスでカバーできていない機能や項目をカバーする必要はありません。ターゲット層にとって本当に必要な価値を提供するために必要な機能や項目をカバーしましょう。
商品の開発やプロモーションを決定するまでのプロセスには、このようなリサーチが必ず含まれます。
オンラインプロモーションにおいても同様に、顧客や競合他社、あなたの担当する企業の状況を把握した上で、特徴を活かしたプロモーションを選択することが必要不可欠です。また、このようなリサーチを通して得られた情報を社内外のチームへ共有することで、市場に対する理解が深まります。その結果、チームとしての意思疎通が円滑になり、企業としての方針が明確化されることで効果的なプロモーションを実施できるようになります。
Section06ターゲット層に価値を提供できる商品で新しい市場を作る担当する商品やサービスの強みや、価値、市場における立ち位置を再認識できました。これまでの調査で、ターゲット層に価値を十分提供できる商品である確証が持てていれば、ブルーオーシャン戦略におけるメリットを享受できます。画期的な商品の場合には自然とオンラインプロモーションに繋がるブルーオーシャン戦略はSEO以外にも様々な恩恵を得られます。ここではSEO寄りの観点で解説します。良質な被リンク獲得ターゲット層に十分価値を訴求でき、その結果利用者の満足度が高くなれば、自然とクチコミが生まれます。良い商品やサービスは、SNSやブログなどのオンラインのクチコミに加え、リアルのクチコミも増えていきます。SEOの視点で言えば、自然と良質な被リンク獲得につながるだけでなく、そのクチコミが参考になって新たな見込み客の購入を後押しするでしょう。新しいクエリが生まれる本当に画期的なサービスともなると、AmazonやFacebook、Googleなどのようにブランド名による指名検索が増えていきます。このほか、ブルーオーシャン戦略の場合は、既存の市場とは異なる新たな市場を作ることから、新しい検索クエリが生まれていきます。例えば、従来のサービスから派生したサブスクリプションの場合であれば、「車サブスク」「音楽サブスク」といったクエリが該当します。同じようにレンタルの場合であれば、「wifiレンタル」「家電レンタル」もあります。このようなクエリで検索市場も含めて独占的な状態が続けば、先行者利益を得られるだけでなく、それらのクエリが、まるでブランド名検索のクエリのようにGoogleや人々に認識されるようになります。少ない費用で効果的なプロモーションSEOや検索広告は、どちらも競争が激しいほどコストも上昇します。将来を予測してオーガニック検索で需要が高まりそうな新しいクエリで最適化しておくことで、安定した集客を確保できます。競争相手が少なければ、上位表示の維持に必要なコストも最小限に抑えられます。検索広告も同様です。ある程度の検索需要は必要となりますが、競合が少なければクリック単価を低く抑えることができ、見込み客に対して効率的にアプローチできます。一般的に検索ユーザーは自力で問題解決できる方法を探しますが、例えばその方法が想定以上に労力がかかる場合や、自力ではかなり難易度が高い場合、その問題が頻繁に起こり得る場合には、効率や品質を求めて有料のサービスや商品に興味を持つこともあります。検索ユーザーの問題点を解決しつつ、商品やサービスを紹介し、その商品を活用することによるメリットを検索ユーザーに説明できれば、興味を持ってもらえる可能性も高まるでしょう。フィードバックや開発のロードマップを社内で共有オンラインマーケティング部門と開発部門とで情報が共有できていないと、プロモーションも後手に回ってしまい非効率となります。例えば、機能やサービスに関して、既に改良されているにも関わらず、古い情報のままでプロモーションが継続されていれば、せっかくの機能改良も新規の顧客獲得には役立ちません。余裕を持ってプロモーションの準備を行うためにも、商品開発のロードマップを社内で共有しましょう。また、開発部門が購入者に関する必要な調査データにも簡単にアクセスできるように、いつでも情報共有が行えて、必要であればヒアリングできる体制を整えておきましょう。MEMOブルーオーシャンは先手を取る施策です。商品やサービスをオンラインで試験的に販売してみて、その成果や顧客のフィードバックを参考にして更に改良する方法もあります。競合が現れる前にできる限り顧客の状況を把握していつでも先手を取れる状態を保ちましょう。
Section07熾烈な市場に類似商品で挑むデメリット独自性があまりなく、既にある市場に類似商品で参入する場合には、多くの企業や個人を含めた熾烈な競争が待ち受けています。ブルーオーシャンのデメリットターゲット層に独自の価値を提供できていなければ、レッドオーシャンの領域に次第に取り込まれていき、価格競争となってしまいます。ブルーオーシャンだからといって安心はできません。参入障壁が低ければ、参入企業が増えて次第にレッドオーシャン化していきます(ただしこの場合でも、オンライン上でのプレゼンスはしばらく保たれます。SEOや広告における先行者利益は確実にあります)。また、ブルーオーシャンでも、ターゲット層がインターネットを利用しない層である場合には、従来のオンライン以外のプロモーションが必要となり、手間もコストも必要となるでしょう。レッドオーシャンのメリットレッドオーシャンはターゲット層の需要や、市場規模が予測しやすいというメリットがあります。そのため、市場の一部のシェアを奪うだけでも一定の売上が見込めます。また、歴史の長いビジネスの中には、インターネットを利用するターゲット層が一定数いるにも関わらずオンラインのプロモーションを一切行っていない場合もあります。インターネットが普及して30年近くとなりますが、その間にウェブサイト上での支払いや動画の視聴が可能となり、様々なオンラインツールも登場しています。このような時代の流れや新しいテクノロジーに興味を持たず、積極的に活用しない企業が多い市場であれば、新規参入の余地は十分に残っていると言えます。レッドオーシャンのデメリットターゲット層の需要や市場規模が予測しやすいというメリットは、競合企業にとってもメリットになります。結果として参入しやすい市場は競争が熾烈となり、商品やサービスの差別化が図りにくくなります。ターゲットとなる見込み客からすると、選定対象商品が増えるということは、その分商品選定が複雑化します。プロモーションの費用が潤沢ではない企業がプロモーションを行う場合には、工夫しなければ見込み客の商品選定から漏れてしまう可能性も高くなります。リスティング広告では入札する競合が増え、広告費用全般のコストが上がっていきます。広告運用の知識のある競合が増えれば、すぐに消耗戦となってしまうでしょう。市場の状況だけでなく新しい技術にも目を向ける現在私達は技術革新の真っただ中にいます。既存の市場もこの影響を受け、かつてはあり得なかったスピードで変化しています。今後もIoT、5G、AI、メタバース、自動運転技術、3Dプリント、NLPなど様々な技術が普及してくることになるでしょう。iPhoneの登場で経験してきたように、旧来のビジネスがあっという間に新しいビジネスに置き換わることになるでしょう。新しい技術と組み合わせることでレッドオーシャンから脱却して、新しい市場を開拓できる可能性はまだまだ残されているはずです。自身の市場の状況だけでなく、新しい技術にも目を向け、ほかの市場に興味を持って参考としながら、積極的に新しい市場を開拓しましょう。MEMOラグビー日本代表のヘッドコーチだったエディー・ジョーンズ氏とサッカー指導者のグアルディオラ氏は、ともに名監督として知られています。彼らはそれぞれ異なるスポーツの監督ですが、自身が関わるスポーツ分野だけでなく、様々なほかのスポーツにも興味を持ち、そこから得られるアイデアを自身のチームに取り入れてきました。ビジネスにおいてもこのスタンスは応用できそうです。
Section08熾烈な市場に一般的なSEOで挑む場合のデメリットあなたの担当する商品が競合と比べて特徴や価格の面で優れている場合であっても、レッドオーシャンの市場でSEOや検索広告を実施するとなると、競争が熾烈なほど手間やコストも増加してきます。レッドオーシャンの場合の検索広告の注意点検索広告の場合は、広告品質に基づき、入札方式でクリックの費用が決定されます。つまり、広告の表示回数を増やして、多くの人に見てもらうには、競争相手よりも品質の高い広告を作成し、かつ広告のクリック単価を上げる必要があります。競合が増えていくと、このクリック単価は上昇していきます。クリック単価が上がっていけば、見込み客を獲得するために必要な費用も増えますので、結果的に商品の収益を圧迫していきます。レッドオーシャンの場合のSEOの注意点SEOの場合には、検索エンジンで人気の検索クエリの種類や、その需要(検索ボリューム)を調査し、クエリに対して最適化していきます。ブログを活用したコンテンツマーケティングを行う場合、この調査から人気の検索クエリを対象に、コンテンツを作成し、最適化することになります。ただ、このような取り組みは既に一般化していて、当然競合も同じことを考えています。もしあなたがこれからはじめてSEOに取り組む場合は注意が必要です。なぜなら、競合ウェブサイトは既に多くの最適化されたコンテンツを作成していることが多く、そのような競合の多い市場に挑むことは難易度が高く、労力も想像以上に必要となるからです。コンテンツマーケティングはオールマイティな施策ではない既に競合が行っている取り組みと同じことを行うのであれば、競合以上の作業が必要となり時間も費用もかかります。競合も当然ウェブサイトをそのまま放置しているわけではありません。競合サイトにも目標があります。彼らにとって目標に結び付きやすい効果的なコンテンツの品質は、継続的に改善されていくことでしょう。この状況に対して、あなたは収益に直接結びつくかどうかわからないコンテンツを作成し、その効果を分析することから始めなくてはなりません。最初の作業で多くの労力が必要となるでしょう。成果に結びつきやすいかどうかは、結局のところ上位表示をさせなくてはわからないため、上位表示を達成するまでは、SEO自体の分析や施策に対するコストも増えていきます。仮に上位表示されても、成果に全く結びつかない場合もあります。その上、どうにか上位表示されて成果につながりやすいコンテンツに仕上がったとしても、そこから定期的なコンテンツの品質改善や、情報の更新を行わなければ、すぐに競合コンテンツとの競争に負けてしまいます。コンテンツの品質維持も重要コンテンツで扱う分野のトピックで、コンテンツの利用者にとって便利な情報や技術に関連する最新情報を掲載するためには、随時、素早くコンテンツをリライトしなくてはなりません。そうしなければコンテンツはすぐに古くなり、コンテンツの利用者にとって役立たない情報となります。つまり、コンテンツで扱うトピックに関して、常に最新情報を把握できる体制が必要となります。もちろん一人でカバーできるトピックや分野には限界があるので、コンテンツが増えればその分稼働人数や稼働時間は比例して増えていきます。コンテンツ作成者がその分野の専門家であれば、日常の業務の範囲内で対応できるかもしれませんが、SEOのためにコンテンツを書いているようなケース(例えばライターに依頼するなど)では、一過性の取り組みとなります。検索エンジンへの対応が遅れている市場であればブログを活用したコンテンツ作成に取り組む価値はありますが、そうでなければまずは競合と比較して優れている点を軸に、ターゲット層に十分訴求できるポイントに絞って、小さい規模からSEOや検索広告を行いましょう。想定したよりも収益に結びついているようであれば、徐々に範囲を広げていくことをお勧めします。MEMO外部のライターに記事の作成を依頼する場合には、まずそのライターの専門知識を把握することから始めましょう。また記事を作成する上で、オリジナリティも重要な要素です。検索ユーザーに役立つ企業として提供可能なオリジナルの情報をライターと共有しましょう。
Section09キーワード選定が無意味な場合もあるキーワード選定(クエリ選定)はSEOの成功を左右する重要な作業です。一方で固執しすぎると自ら無意識に競争の激しい市場を選択してしまうことにもなります。キーワード選定とコンテンツ作成の流れ一般的にはSEOと言えばキーワード選定から始めることになります。実際に検索で使用されるクエリの種類と検索クエリの需要を調査し、上位表示させたい検索クエリをリスト化します(詳細な流れは後半で解説します)。実際に検索で使用されるクエリは、Googleのサジェストキーワードや、関連キーワード、Google広告のキーワードプランナーのデータを使用して調べます。このような調査を行うことで、誰も検索しないクエリや、最初から競争の激しすぎる検索クエリで最適化してしまうことを防ぎ、ユーザーが実際に検索で使用しているクエリを把握することができます。これらの情報を自力で調べると、ウェブサイトでカバーする検索クエリの規模によってはかなりの時間が必要となるため、無料ツールや有料ツールを使用するのが一般的です。無料のツールであれば「ラッコキーワード」が人気のようで、Google広告の「キーワードプランナー」でも調査することができます。市販のツールでも検索クエリの種類や需要、検索クエリの類似度や難易度といった情報を調査することができ、そこから上位に表示された際の実際のトラフィック状況まで推測することはできます。ツールでリストアップした検索クエリをExcelやオンラインツールで管理しつつ、クエリの需要や難易度を見ながら作成するコンテンツに優先度をつけて、コンテンツを作成するためのスケジュールを決めます。キーワード調査ツールのデメリットキーワード調査ツールの情報にもデメリットはあります。それは、検索需要を示す検索ボリュームのデータの多くはキーワードプランナーから抽出されるデータを基にしていて、季節性によって変動する検索ボリュームの情報ではなく、平均化された情報であることが多いからです。また、このような検索ボリュームデータをもとに、クエリのトラフィックを推測できるツールもあります。具体的には、検索クエリの順位に対してクリック率を割り当てます。例えば1位であれば13%、2位であれば7%、3位であれば4%といった具合に、あらかじめ決められたクリック率のもと、検索ボリュームを掛け合わせてトラフィックを推計します。推計となるため、100%信頼できるデータとは言えません。また、クエリによっても掲載順位ごとのクリック率は異なり、スマートフォンやデスクトップといったデバイスによっても異なります。厳密に検索クエリのインプレッションやクリック率を把握するのであれば、コンテンツを上位表示させた上で、SearchConsoleを使用した方が正しく状況を把握できます。キーワード選定は重要!でも万能ではないキーワード調査や選定作業はとても理にかなっていて効率的のように思えますが、ニッチなビジネスやブルーオーシャン戦略を採用している場合には、ターゲットとする検索クエリがそもそもなく、検索需要もほとんどありません。つまり、キーワード選定によって参考となる情報はありません。一方で検索需要が無い理由として、そもそも解決できるコンテンツが無いことが原因である可能性もあります。検索ユーザーの疑問に答えるコンテンツがなければ、人に紹介することもできないため口コミも生まれません。では、このような場合はどうしたらよいでしょうか?もちろんオンラインのプロモーションをあきらめる必要は全くありません。解決できるコンテンツが無ければそのようなコンテンツや商品、サービスを開発すれば良いからです。人々の問題点を解決でき、新規市場を開拓できる画期的な商品やサービスを市場に公開できれば、自然と口コミも生まれ、被リンク獲得やSNSでの言及が増えていきます。ウェブサイトやメール、ディスプレイ広告などを使用して認知を高めていくことで検索需要を増やすこともできます。具体的な方法については本書の第13章で解説しています。
columnSEOとの出会い筆者が最初に勤めた企業は多くのPCソフトを扱うソフトウェアパブリッシャーでした。大学卒業後の2000年前半は、インターネットの回線も細く、ソフトウェアのダウンロード購入やクラウドのサブスクリプションサービスを提供する機会もまだありませんでした。ソフトウェアを人々のPCに届けるには、ソフトウェアのインストーラーが焼かれたメディアを箱に入れて家電量販店のソフトウェアコーナーで販売してもらうことが一般的でした。WindowsやMacが家庭に普及したこともあり、たくさんのソフトウェアが売れていた時期でもあります〔当時は、カスタマーサポートや、店舗営業に従事し、途中海外留学(音楽^^;)期間を挟んで、プロダクトマネジメント、マーケティング部門など、様々なタスクに追われていました〕。その後、ITが進化していく中、徐々にインターネット回線も高速化していき、ソフトウェア販売の手段もパッケージである必要はなくなりました。フリーミアムやクラウドサービス、モバイルアプリなどを通して、ソフトウェアが身近になってきました。ダウンロードやサブスクリプション販売にも挑戦し、オンラインでは、店舗販売よりも具体的な数値をもとに分析できる点に衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。SEOやオンラインマーケティングの可能性に魅了され、その後アレグロマーケティングを設立しました。設立当初は様々なソフトウェアの販売も行っていましたが、現在ではSEOやオンラインマーケティング分野のサービスやツールを主軸として事業を展開するようになっています。ビジネスで関わることができた多くの人々に感謝し、その中で経験できた失敗や成功も含めて本書で共有し、読者の皆様のお役にたてるようであれば嬉しいです。
Section01ビジネスの特徴から適切な施策を選ぶ第1章のSec.01「自身のビジネスの特徴を把握する」で既に自身のビジネスのタイプは把握しました。ここからは、少し深掘りしてビジネスタイプ別の施策について説明していきます。ビジネスのタイプを把握することで余計なコストを抑えることができるSEOには様々な施策がありますが、全ての施策が必ずしも自身のビジネスの成果に結びつくとは限りません。例えば北海道の旭川を拠点としたフィットネスジムの店舗が、全国の検索ユーザーに向けてブログを活用したコンテンツマーケティングを実施しても、遠方の博多からわざわざ店舗に訪れる人はいないでしょう。自身のビジネスのタイプを把握し、適切なプロモーションを選択することで、このような無駄なコストを抑えることができます。店舗など特定の地域向けのビジネスサイト(ローカルビジネス)例えばボクシングジムであれば、施設周辺で通える範囲に住んでいる、または通勤、通学している人々が対象利用者となります。できれば効率的に対象利用者に自身のビジネスを見つけてもらえるようにしたいはずですし、検索ユーザーも遠くのボクシングジムより近いボクシングジムから優先して選びたいはずです。主要な検索エンジンではこのようなニーズにも対応しています。地域に関連するクエリの場合には、検索ユーザーが今いる場所に近い店舗やサービスが特定の検索枠内に表示されます。
この特定のエリアに表示させるためには、以下のようなサービスに登録します。
GoogleビジネスプロフィールYahoo!プレイスBingプレイスローカルビジネスのSEOは、日本全国を対象とするショッピングサイトやメーカーサイトが行うSEOとは手法が異なります。そのため、闇雲にブログを使ったコンテンツマーケティングを行うよりは、地域を限定したプロモーションやローカルSEOと呼ばれる専用の施策から始めましょう。ローカルSEOの具体的な方法は本書の第8章で解説します。多くの商品を扱う、または自社商品のみを扱うショッピングサイト多くのメーカーの商品を取り扱うショッピングサイトであれば、ウェブサイトの構造や、カテゴリページの使いやすさ、選びやすさなどを考慮してウェブサイトを改善していくことが重要です。MEMO検索エンジンのアルゴリズムは、ユーザー体験を重要視します。検索ユーザーの意図を満たし、他の競合サイトよりもユーザーに対して優れた体験を提供するウェブサイトを優遇します。魅力的で他社よりも優れている商品を豊富に扱っている場合には、SEOだけでなく、検索広告を利用すると効果的です。競合となるウェブサイトと比較して、多くの商品を扱っていて、商品を比較しやすく、安心して購入できるウェブサイトは検索エンジンからも検索ユーザーからも高評価を得られます。一方で、自社商品のみを扱うウェブサイトの場合は、取り扱う商品が少ないため、検索ユーザーに十分な選択肢を提供できません。例えばランニングシューズのメーカーの場合、多様な検索ユーザーが満足するような豊富な商品アイテムを取り揃えない限り自社サイトで「ランニングシューズメンズ」の検索クエリで上位表示を実現することは難しいでしょう。「ランニングシューズメンズ」で検索するユーザーは、様々な商品を比較した上で自分に最適なシューズを選びたいからです。この場合は、「ランニングシューズメンズ」のような一般的な商品カテゴリ名ではなく、問題の解決方法を調べる際に使用するクエリ(例えば「マラソン速く走る方法」)をリストアップし、商品の特徴にスポットライトをあて、独自のデータを提供するコンテンツを作成することも一つの選択肢となるでしょう。
Section02オンラインプロモーションのための準備プロモーションの手段はSEOだけではありません。検索広告、ディスプレイ広告、SNS、メールなど様々な選択肢から、購買前の見込み客の心理状態に応じた適切な施策を選ぶ必要があります。ランディングページと申し込みフォームの準備SEOや検索広告、ディスプレイ広告、SNS運用、メールなどを活用してプロモーションを行う前に、ランディングページと申し込みフォーム、ショッピングサイトであれば決済システムを準備する必要があります。例えば、山梨県甲府市にあるチェロ教室で、平日の夕方から夜にかけての生徒を募集したい場合には、様々な案が思い浮かびますが、まずは次のような方法を例に大枠を決めましょう。オンライン広告を使用して1レッスン無料の体験申し込みを募集し、内容に満足した生徒が本レッスン会員になってもらうような流れをウェブサイト上で作成します。この場合、ウェブサイト上には少なくとも以下のような情報が必要となるでしょう。レッスンの風景がわかる動画または画像教室名住所、電話番号、駐車場の有無、アクセス方法講師プロフィールレッスンの内容楽器のレンタルについてレッスンプランと費用無料体験レッスンの内容また作成したページ上か、または別ページに無料体験申し込みフォームが必要となります。フォームには少なくとも以下の情報が必要となるでしょう。生徒の氏名連絡先情報(メールや電話番号)楽器を既に持っているかどうか(無ければレンタルを準備)フォームの入力項目はできるだけ簡素にします。入力項目が多すぎると、フォーム入力を完了する前に煩わしくなってしまい、途中で離脱してしまいます。フォームの動作をテストして問題がなければ様々なプロモーション手段をテストしましょう。検索広告を試してみる予算が十分ではない状況で初めて検索広告を実施するのであれば、購買段階に近い見込み客が使用する検索クエリや時間帯、エリアなどに絞って、確実に見込み客を獲得できる状況を作りましょう。例えばチェロ教室を例にすると以下のような設定が考えられます。
広告費用に対して、十分収益を得られているようであれば、徐々にクエリや時間帯、エリアを広げていきます。検索クエリが異なると、検索ユーザーが必要な情報も変化します。場合によっては専用のランディングページを別途準備する必要もでてくるでしょう。広告の設定自体に問題はなくても、説明が不十分なウェブページや申し込みフォーム、使いにくいウェブサイトでは、成果に結びつきません。機会損失なく、検索広告で確実に見込み客を獲得できる状況が作れているのであれば、SEOを含めたそのほかのプロモーション手段を検討しても良い状態と言えるでしょう。
Section03セールスファネルを理解するセールスファネルとは、消費者が購入などの目標に至るまでの意識の変化を複数の段階に分けて漏斗(ファネル)に例えて示したものです。ファネルの各段階を改善していくことで目標達成数や金額を増やしていくことができます。自身のビジネスに適したファネルを定義する例えば、サービスのサブスクリプションを販売するビジネスを一例として考えてみましょう。一般的に消費者が商品に関心を持ち、情報の収集と検討を経て購入に至るまで(場合によってはそこからリピート購入までも含む)をファネルで示します。上層から下層に変化するほど、対象の消費者の数が絞り込まれます。この場合、各ファネルの状態に適した対応を検討していきます。
ここで説明しているファネルの階層はあくまで一例です。時代やビジネスの変化とともに、様々なパターンが考え出されていき、今後も増えていくことでしょう。担当するビジネスに適したファネルを定義し、ファネルに実績値を記入して毎月管理することで、目標に至るまでの課題を把握し、改善につなげていくことができます。各ファネルで検索ユーザーが使用するクエリは異なる各ファネルに活用できるオンラインプロモーション施策には大きく分けてSEO、検索広告ディスプレイ広告(SNS含む)、メールマーケティングがあります。フィットネスボクシングジムの月額会員数を獲得するプロモーションの一例としては、次のような施策が考えられます。
Section04広告から始めようSEOが無料だからといっても、作業に対する労力やコストは無視できません。SEOを理解する上でも検索広告やディスプレイ広告に月1~2万円の予算を割いて継続的に運用してみましょう。様々なキーワードで検索広告を実施して効率的なキーワードを見つける検索広告でプロモーションを行う場合には、利益がコストを上回るように運用していきましょう。SEOは状況を見極めるまで時間がかかりますが、広告は比較的素早く成果がわかります。広告費用に関しては、成果が見込めるキーワードであっても、競合が増えるほどクリック単価は高くなり、収益を圧迫していきます。SEOでも同様に競合が増えるほど、コンテンツ作成や維持のコストは増加していき、収益を圧迫していきます。CVRの高いキーワードを重視するキーワードプランナーで確認できる月間検索ボリュームもキーワードの優先度を測る一つの指標となり得ますが、ボリュームが多くてもCVに繋がらないキーワードにリソースを割く事は非効率です。例えば、SEOの場合では、1000件のトラフィックでCVRが1%のクエリよりも100件のトラフィックでCVRが20%のクエリの方が効率的と言えます。検索広告の場合は、クリック単価が高いクエリも存在するため、最終的にはCPA(顧客獲得単価)を指標として管理することになるでしょう。MEMOCVはコンバージョンと読み、「申込み」や「購入」などのアクションをGoogleアナリティクス上で目標として設定し計測することができます。ランディングページがボトルネックとなっていないか確認ターゲット層が多く閲覧していてもCVが発生しない場合には、広告のランディングページや商品そのものに原因がある可能性もあります。問題のあるランディングページで広告プロモーションを実施することは笊(ザル)で水をくむようなものです。例えば、商品の価値や活用方法、効果が不明瞭な場合や、必要な情報がウェブサイト上に記載されていない場合には、検索ユーザーはその先へ進むことを躊躇してしまうでしょう。そして、SEOでも同様の問題が発生していることが考えられます。検索クエリの意図を理解した上で、検索ユーザーが必要とする情報を見つけられるようにページやウェブサイトの構造を改善しましょう。効率・非効率的なキーワードをSEOと広告両方で共有するSEOでは競争が激しい場合でも、検索広告では競争が少ないケースもあります。また、その逆で、検索広告では競争が激しく、SEOでは品質の高いコンテンツが少ない場合もあります。効率的なキーワード、非効率なキーワードのリストは、SEOと検索広告キャンペーンの両方で比較して活用できるように、共有しましょう。広告の活用アイデアとパターン検索エンジンから提供されている広告では、様々な種類やオプションを選択できます。検索広告ブランドクエリを対象(自身の扱う企業名や商品名など)これらのクエリはオーガニック検索で上位に表示されますが、検索結果の上部スペースを独占することで競合へのブランドスイッチの機会を減らすことができます。商品と関連する商品カテゴリに関するクエリを対象
競合商品には無いあなたの商品の特徴に関連するクエリを対象ディスプレイ広告あなたのウェブサイトに訪問したことのあるユーザーを対象(リマーケティング)広告の中ではブランドクエリに次いで安価かつ安定的にCVを獲得できるおすすめの手法です。競合商品関連のクエリに興味・関心・購入意向を持つユーザーを対象商品カテゴリに関するクエリに興味・関心・購入意向を持つユーザーを対象競合商品には無い特徴に関するクエリに興味・関心・購入意向を持つユーザーを対象購買意欲の強いオーディエンスを対象(インタレストカテゴリマーケティング)CVを達成したユーザーや、関連性の無いキーワードを広告対象から除外する設定を活用することで、無駄なクリックを防ぎ、広告費用を抑えることができます。
Section05オンラインプロモーションにおけるSEOの役割検索クエリはインフォメーショナルクエリ、トランザクショナルクエリ、ナビゲーショナルクエリの3種類に大きく分けることができます。効果的にCVを獲得するために、各クエリの特性を把握して、クエリに適した施策を選択しましょう。インフォメーショナルクエリに適した施策SEOとの相性SEOは比較的ファネルの初期段階のユーザーと接点を持つことができるのが特徴です。情報収集段階のインフォメーショナルクエリに対しては、クエリの回答となる検索ユーザーにとって便利なコンテンツを作成することで、検索ユーザーとの接点を増やすことができます。競合が多くなるとコンテンツ作成や維持に必要な作業時間が増え、徐々に収益を圧迫していきます。検索広告との相性一方でインフォメーショナルクエリ自体は、購買意欲が高くはなく、直接収益に結び付きにくい検索クエリではあるため、検索広告にはあまり向いていません。なぜなら購買意欲が低く、検索需要は多いため、CVを獲得できずに無駄なクリックが増えるからです。クリック自体が発生しないことで広告とクエリの関連性が低いとみなされ、表示回数が減ってしまうこともあります。トランザクショナルクエリに適した施策検索広告との相性一般的には、検索広告は購買意欲の高いトランザクショナルクエリから優先して運用していきます。競合が少なければクリック単価も低く抑えることができます。広告と比較すると、オーガニック検索の順位はアルゴリズムの影響を受けがちで、不安定かつ不確かなものとなります。収益の安定化を図るには効果的なトランザクショナルクエリで検索広告を活用していきましょう。SEOとの相性SEOの場合は、このトランザクショナルクエリで上位表示を狙うことは至難の業です。その理由として、類似の商品を豊富に抱え、既に一定の安心感や信頼を獲得しているAmazonや楽天といった大手ショッピングモールが上位を占めてしまうからです。競合が少ない分野であれば、その時はトランザクショナルクエリを積極的に狙い、対応するコンテンツを作成していきましょう。ナビゲーショナルクエリに適した施策SEOとの相性認知が広まると、ブランド名や社名、商品名など独自のクエリで検索される機会が増えていきます。既にブランド名や商品名で検索しているということは、購入の手前の商品選定段階か、購入後に商品の活用方法を調べている段階である可能性があります。問い合わせの窓口となる部門と協力して、購入前、購入後の良くある質問を月に一度のペースで定期的にまとめ、必要な情報をウェブサイトに公開しましょう。見込み客や顧客が製品やサービスに対する疑問を素早く調べることができれば、問い合わせの窓口となる部門の負荷が減ります。見込み客にとって不必要な問い合わせや、待機時間を減らすことにもつながり、購入までの流れがスムーズになります。検索広告との相性ブランドワードやオリジナルの商品名は最もCVに繋がりやすいクエリです。検索広告を活用してこのようなクエリの掲載結果の上部を独占することで、競合商品へのブランドスイッチの機会を減らすことができます。
既に購入したユーザーを広告掲載の対象から外したい場合には、CVユーザーを広告対象から除外することもできます。検索広告はコストと収益をわかりやすく数値で管理することができます。一方でSEOは、時間がかかる施策でもあり、更に順位をコントロールすることが難しいため、コストや収益を予測しにくいという側面があります。検索広告と同じように、SEOをプロモーション手段の一つとして扱ってしまうと本来の価値を見失ってしまいます。SEOは売上だけでなく、顧客維持や顧客の問題解決にも利用され、顧客ロイヤリティにも影響を与える施策となります。
Section06スパムと手動による対策Googleは世界中のウェブサイトを巡回し、アルゴリズムでコンテンツを理解した上で検索結果に掲載します。Googleはスパムを検知した場合には、サイト運営者に対してアルゴリズムによる自動の対策、またはGoogleスタッフの手動による対策が行われます。検索順位にも影響するスパム行為スパム行為というと、主にページランクの操作を主な目的とした被リンク獲得施策を思い浮かべる方が多いかもしれません。ページランクとは?ページランク(PageRank)とは、被リンクの質や数、関連性によってページを評価するGoogleの主要アルゴリズムの一つです。単純にリンクをたくさん集めれば順位が上がるといったものでもありません。品質の高いリンクが多ければページランクも高くなり、そのページの評価も高くなります。またページランクはリンク先のページにも流れていきます。以下のイメージはページランクの流れを簡略化したものですが、現在ではトピックが一致しているかどうか、リンクが自然に張られたものかどうかなど様々な要素が考慮されたうえでページランクが算出されていると推測されます。
以前はGoogleツールバーでアクセスしたページのページランクを確認することができていましたが、現在ではこの仕組みは廃止され、ページランクを確認することはできません。全てのスパム行為についてはGoogleのウェブマスター向けガイドラインの「品質に関するガイドライン」で具体的な例を確認することができます。ここではその中で代表的なものをいくつかご紹介します。自動に生成されたコンテンツいくつかのウェブサイトの記事を無断で組み合わせたコンテンツ、機械翻訳されたコンテンツ、機械的に作成された意味不明なコンテンツなどをプログラムで自動的に生成します。AIの普及によりこのようなサービスが増えてくるでしょう。リンクプログラム今でも見かけるスパム手法です。ページランク転送を目的とした不自然なリンクが該当します。Googleは金銭によるリンク売買やリンクに何らかの対価を支払う行為は禁止しています。相互リンクやリンク交換も過剰であればペナルティの対象となります。Googleは自然発生の被リンクを評価するため、被リンク獲得ツールなどの使用は避けましょう。隠しテキストと隠しリンク古くからある手法です。白背景に白文字のキーワード羅列や、フォントサイズを0の文字、画面に表示されないように文字を配置する方法が該当します。現在のGoogleはHTMLソースのみでなく、ページをブラウザで表示(レンダリング)した状態でもコンテンツを判断しますので、このような大昔のテクニックは通用しません。
誘導ページページの大部分が同じ内容で、様々な検索クエリに対応するように、ページごとに各クエリを含む要素を追加して、大量のページを作成する方法です。クローキング同じURLで検索エンジンとユーザーに異なるコンテンツを表示させる手法です。例えば、ユーザーエージェントを指定して、人間のユーザーには商用ページを表示させる一方、検索エンジンに対しては検索クエリに最適化されたページを表示させる方法があります。このほか、「質の低いコンテンツ」や「無断複製されたコンテンツ」「十分な付加価値のないアフィリエイトサイト」もガイドラインで禁止事項となっていますが、これらはアルゴリズムで自動的に対処されます。毎年数回はニュースになりますが、ガイドラインに記載されていない行為であっても、モラルに反していればインターネット上で炎上し企業の信頼や評判を落とします。上位表示や集客向上を目的に検索エンジンばかりを意識するのではなく、検索ユーザーのためとなる施策を心がけましょう。手動による対策とは?Googleは2種類の方法でスパムに対応しています。1つはアルゴリズムによる自動対応で、もう1つはスタッフによる手動対応です。どちらの対応の場合も、ページやウェブサイト全体の評価を下げたり、ランキングから除外したりします。スパムの発見には第三者のスパムレポートがきっかけになる場合もあります。自身のウェブサイトに対する「手動による対策」確認方法手動ペナルティはGoogleが無料で提供しているSearchConsoleを設定していれば次のように通知が表示されます(左メニューの「セキュリティと手動による対策」内の「手動による対策」をクリックします❶)。
ここでは詳しく解説しませんが、手動による対策で問題が見つかった場合には指摘された箇所も含め、疑わしい部分全てを修正した上で、Googleに再審査リクエストを送ります。
その後Googleのスタッフによって修正が確認されれば手動による対策は解除されますが、リンクスパムに関しては、疑わしい被リンクを全てGoogleのリンク否認ツールでブロックするといった対策も必要となり、問題が長期化する場合もあります。スパム行為を行ってしまうと、今まで蓄積した評価を失うこととなり、評価を元に戻すにしてもそれなりの労力が必要となります。ガイドラインを守って正しい手法でSEOを行いましょう。
MEMOスパムを検知する有名なアルゴリズムスパムを検知する代表的なアルゴリズムには次のようなものがあります。パンダコンテンツの品質を見分けるアルゴリズム。低品質コンテンツの評価を下げ、高品質コンテンツを評価します。パンダアップデートを実施した際には、検索順位が大きく変化し、多くのウェブサイトが影響を受けました。ペンギンガイドライン違反を検知するアルゴリズム。主にリンク関連のスパムを扱います。現在では低品質リンクの評価を無効化し、質の高いリンクのみを評価します。パイレートアルゴリズムデジタル・ミレニアム著作権法(DMCA)を侵害するウェブサイトの評価を下げるためのアルゴリズム。
Section07SEOの特徴クエリの特徴を把握せずに闇雲にSEOを行うことは非効率です。SEOもリスティング広告もターゲットとするクエリの特徴、検索ユーザーの意図を理解したうえで活用すると効果的です。SEOとリスティング広告の特徴リスティング広告は、クリックされれば課金されます。リスティング広告枠はオーガニック枠よりも上部に位置し、最大で4つまで表示され、「広告」ラベルが付きます。(オーガニック枠の下部にも広告枠があります。)競争の激しい検索クエリの場合には、ブラウザで最初に表示される部分(ファーストビュー)の大半が広告となることもあります。
つまり、収益に結びつきやすい検索クエリでは、広告が増えます。そして、広告の方がオーガニック枠より優先されて表示される仕組みとなっています。
一方、検索段階で購入意図はなく、ふとした情報収集を目的としたクエリの場合には、あまり広告が表示されません。すぐに収益に結びつかないクエリに対して広告を表示しても、無駄なクリックでコストばかり増えてしまいます。そのため、このようなクエリの場合は広告表示が少なくなります。リスティング広告は、明確な行動を意図して検索されるクエリ、その中でも購買意図の強いクエリに狙いを定めて広告を表示させると効果的です。SEOの場合は、情報収集段階から見込み客との接点を持ち、コンテンツを通して信頼を築き、購買まで結びつけるということに向いています。SEOとリスティング広告の特徴比較SEOとリスティング広告の特徴を比較してみましょう。
コストをかける分、リスティング広告はコントロールしやすいというメリットがあります。一方でSEOはクリックに費用がかからないというメリットが大きいでしょう。
「リスティング広告を利用するとオーガニック検索順位も優遇される」と考える方もいるようですが、Googleは否定しています。直接的には影響しないと考えられますが、ページの閲覧増加によって被リンク獲得につながることもあるかもしれません。
Section08具体的なSEO成果指標の定め方SEOの成果は、順位やPVのみでは判断できません。特定のクエリで順位が1位となったとしても、そもそも誰にも検索されないクエリであったり、検索流入が増えても売り上げや問い合わせなどの直接的な成果に一切つながらないこともあります。目標はシンプルに分析は複数の指標で総合的にビジネスに関するウェブサイトであれば、目標は直接、間接的にビジネスに貢献するものでなければ意味がありません。そのため、売り上げや見込み客数を伸ばすことは目標の一つとなるでしょう。そして売り上げや見込み客の獲得につなげるために、検索結果の露出を増やし、オンラインの見込み客との接点を増やしていくことが理想的です。本書の第12章でより詳しく解説していきますが、SEOの影響を測る際に、以下の指標を参考にします。CV、PV、セッション数、ユーザー数、平均セッション時間、順位、被リンク、SNSのシェア数SEOや検索広告により、検索ボリュームの多いクエリで検索結果の上位に表示されればPVやセッション数、ユーザー数が増えます。PVはページビューと読み、ページが表示された回数を意味します。セッションはウェブサイト訪問時の一連の行動の単位です。例えば、ウェブサイトを訪問した際に、Aというページを見て、次にB、Cとページを見てブラウザーを閉じた場合には、1セッションで3PVとなります。コンテンツが読みやすく、ページ上に役立つリンクがあれば、訪問者の平均セッション時間が増えます。また、滞在時間が増えるということは、ユーザーがコンテンツを読み、ウェブサイト利用に費やす時間が増えていることを意味します。分野にもよりますが、一般的には品質が高く、ユーザーの役に立つコンテンツであれば、検索順位は改善され獲得被リンク、シェアの数が増えていきます。作成したコンテンツを通して、信頼を獲得できればCVにも結びついていきます。これらのデータは単独で見るのではなく、数と質の両方を分析して改善に役立てていきましょう。例えばランディングページの改善で順位が下がったとしても、見込み客獲得数が増えるようであればそれは成功を意味します。順位やPV至上主義にならないようにしよう順位ばかりを追ってしまうと……クエリの月間平均検索ボリュームの調査を行わずにSEOを行った場合には、無意味な検索クエリを選定してしまうかもしれません。誰も検索しないクエリの順位を成果指標とした場合、当たり前ですがそのクエリで1位となっても集客には結びつきません。ある程度検索数があるクエリの場合でも、10位以内にランクインしなければ検索ユーザーに見つけてもらえません。順位だけでなく、集客に関連する指標を総合的に把握して判断することが大切です。PVばかりを追ってしまうと……一定の検索流入があっても、コンテンツの文脈と目標とする商品やサービスとの関連性がなければ全く成果に結びつかないこともあります。場合によっては、商品やサービスのターゲット層からの問い合わせではなく、それ以外の検討違いの問い合わせが増えるといったデメリットもあるでしょう。ターゲット層の心理や検索意図を理解した上で必要とされるコンテンツを作成しましょう。信頼を獲得することが何よりも大事検索エンジンのガイドラインや、法律、モラルを無視して、グレーな施策を行う企業がニュースで問題として取り上げられることが度々あります。コンテンツのコピーや一部書き換え、虚偽の情報の掲載は、キュレーションメディアやまとめサイトを中心に問題となることもありました。このような手法を真似て検索上位表示を達成したとしても、ブランドを傷つけてしまっては全く意味がありません。
Section09インハウスとアウトソースそれぞれのメリットビジネスやプロジェクトチームの状況、予算の規模によっては、検索クエリ調査、SEOトレーニング、コンテンツ作成、サイト構造のチェックなど一部の作業を外注した方が効率的な場合もあります。SEOサービスに依頼する際の注意点被リンク販売や自動生成コンテンツなどのスパム的な施策も含め、世の中には多くのSEOサービスが存在します。サービスの内容を理解せずに外注すると、成果が上がらないばかりか、ウェブサイトやブランドを傷つけてしまうこともあるので注意が必要です。外注する際の注意点については、Google検索セントラルに記載されているので、きちんと読んでおきましょう。一部の非道徳的なSEO業者による非常に強引な宣伝や、検索エンジンの検索結果を不正操作しようとする試みが業界の信用を損なってきました。Googleのガイドラインに違反する行為は、Google検索結果におけるサイトのプレゼンスの向上に悪影響を及ぼします。場合によっては、Googleのインデックスからサイトが削除されることさえあります。SEO業者の利用を検討する(https://developers.google.com/search/docs/beginner/doineedseoより引用)SEOを内製で行うにしても、Googleのガイドラインに違反するようなスパム行為であればウェブサイトの評価を傷つけるものになります。SEOを実施する場合にはインハウス、アウトソースのいずれの場合にしても、施策やその効果、検索エンジンのガイドラインは把握しておくべきでしょう。具体的なSEOサービスGoogle検索セントラルでは以下のようなSEOサービスが紹介されています。補足として簡単に説明します。サイトのコンテンツや構成の見直し大規模なウェブサイトリニューアルの際のウェブサイト全体のナビゲーション(グローバル、パンくず、フッター、ローカルナビゲーション等)やカテゴリ構造(商品カテゴリ等)の見直し、モバイル対応、表示速度改善などが該当します。多くの検索クエリに対応できるウェブサイトを設計します。ホスティング、リダイレクト、エラーページ、JavaScriptの使用など、ウェブサイトの開発に関する技術的なアドバイスGoogle検索結果に重要なページが表示されない、または評価が不安定な場合があります。Googleの巡回やインデックスの阻害要因を突き止めて改善アドバイスを行います。また、重複するページに対してURLの正規化を行います。コンテンツの開発検索ユーザーの意図を調査し、ユーザーの役に立つ記事やSNSなどの拡散も狙ってコンテンツを作成します。成功すると目的の検索クエリで上位表示され、多くの見込み客との接点を築くことができます。オンラインビジネス促進キャンペーンの管理検索広告も含めた包括的なキャンペーンの管理を行います。SEOと検索広告を組み合わせた効率的な施策を行います。検索クエリに関する調査検索クエリの意図やパターン、需要を調べます。ターゲットの検索クエリを決め、その後のコンテンツ作成や内部施策に繋げていきます。SEOのトレーニング総合的なSEOに関する知識や、運用方法を学習します。一回の講座形式の場合もあれば、実践的に複数回、長期間に渡ってレクチャーを受ける場合もあります。特定のマーケットや地域に関する専門知識
医療や投資を含むYMYL関連のトピックやECサイト、ローカルビジネスに特化した知識を持つ専門家からのアドバイスを受けます。中小規模のサイトならコンテンツの品質重視の施策予算が十分にある大規模なサイトのリニューアル時には、SEO考慮した様々な調査やウェブサイト構造の見直しなどを専門家に相談することで様々な改善点を見つけることができます。また、多くの人々に利用されるウェブサイトの場合は、ウェブサイト構造に関する小さな改良でも大きな効果が期待できます。逆に予算も少なく、規模の小さなウェブサイトの場合は、ローカルビジネスであればローカルSEOを、専門的なビジネスであればコンテンツの品質を重視した施策を行った方が効果的です。どちらも最終的にはインハウスで行うことが理想的です。コンテンツを作成する場合は、そのトピックにおける専門知識が必要となり、その知識をもとに検索ユーザーに役立つコンテンツを作成する必要があります。実践してみると、思った以上に労力が必要となることがわかります。また、作成するコンテンツからあなたの担当する商品やサービスの認知につなげていくためには、ライバルとの比較を通して見込み客に興味を持ってもらえるように、その利点を伝えなければなりません。これらは、あなたのビジネスに関する専門知識を持たない外部の業者に丸投げでおまかせできるものではありません。予算が十分でない場合でも、SEOサービスの中にはコンテンツの作り方や考え方、SEOの取り組み方に関するトレーニングを提供してくれたり、コンサルティングを行ってくれたりする企業もあります。初期の段階では外部サービスを利用して知識を習得しつつ、将来的には業者に全てを委ねずにすむ体制を構築していきましょう。MEMOSEOに対する理解が十分でない段階では、外注先企業を見つけるのにも苦労します。SEOはツールを導入したり、外注すれば自動的に順位が上がるようなものではなく、また全ての作業を外注できるものではありません。本書で解説しますが、実施すべき施策や、現在の課題を明確に把握した上で、外注すべき作業を洗い出しましょう。
Section10SEOに関するよくある疑問Googleの進化によって、古いSEO手法は通用しなくなりましたが、今でも古い手法でSEOを行っているウェブサイト運営者は少なくありません。効果の無い古い施策に時間をかけるのではなく、ユーザーに価値をもたらす施策を行いましょう。古いSEOの具体的な例例えば以下の項目については、現在のGoogleに対しては全く効果がありません。キーワード含有率(キーワードバランス)を一定以内にするSEOに効果的とされる文字数に合わせてコンテンツを作るインデックス数を増やすメタキーワードを記述する相互リンクはできるだけ多くキーワード出現率やキーワードバランスとは?以前の検索エンジンでは、キーワードの数を調整することで順位が上がることがありました。特定のキーワードが何回も使用されているページは、そのキーワードに関連するページであろうと検索エンジンが判断していたからです。しかし、文章や単語の意味を理解する能力を身に付けつつある現在の検索エンジンに対しては、単語ベースでの調整はほぼ無意味となっています。SEOに効果的な文字数とは?検索エンジンに評価されるための最低限必要な文字数といったものはありません。コンテンツは検索ユーザーに向けて作成するため、文字数ばかり多くて内容が薄いコンテンツは当然評価されません。一方で文字数が少なくてもライバルコンテンツよりもランキングで上位になることはあります。ポイントはライバルよりも質の高いコンテンツであるかどうかであって、文字数の多さではありません。インデックス数は多いほうが良い?ウェブサイトの規模が大きければ大きいほど、Googleの評価も高くなるということはありません。文字数のみ多い内容の薄いページを大量に増やしても、検索エンジンからは評価されません。重要なのは量ではなく質です。なお、大量に内容の薄いページを作成した場合には、ページの評価が分散されるばかりか、アルゴリズムによって低品質なウェブサイトとみなされる可能性もあります。ウェブサイトに悪影響を与える可能性の方が高いかもしれません。そのほか効果的と噂される施策以下の項目も同様に効果は無いとされている施策です。検索広告を利用すればオーガニック検索順位も向上する?Googleが明確に否定しています。ドメインエイジは古い方が良い?ドメインの運営歴が長いほど多くのリンクを獲得している可能性は高いかもしれませんが、ドメインエイジのみを判断基準にすることには全く意味はありません。更新頻度が高ければ検索順位で優遇される?ウェブページをユーザーの利便性向上を目的に最新に保つことには意味がありますが、更新頻度自体には価値はありません。例えば毎日あるページの一文を変更したからといって、Googleから評価されることはありません。
正しいHTMLを記述すると順位で優遇される?HTMLの記述の正しさ自体はランキング要素ではありません。GoogleのクローラーはHTMLの文法ミスや誤りを補正して理解する能力があります。最低限正しく表示されていることが確認できていれば、検索順位に悪影響を与えるといったことはありません。たくさんクリックされれば上位表示される?GoogleはCTRやクリック数をもとに検索順位を決めているわけではないと明確に否定しています。
Section01現状把握検索パフォーマンスを把握するGoogleが提供する無料のSearchConsoleを導入することでウェブサイトの検索パフォーマンスを調べることができます。ここではデータを特定のページやデバイスに絞り込んだ上で、検索ユーザーに使用される検索クエリを調べる方法について解説します。ページごとの検索クエリのパフォーマンスを確認するGoogle、Yahoo!、そしてBingは、検索ユーザーのセキュリティを保護するため、サービス全体のSSL対応を完了させています。そのため、Googleアナリティクスでは、調べたいウェブサイトの検索集客に貢献しているキーワードを特定することができません。
Googleの検索クエリのデータを確認する場合は、SearchConsoleの検索パフォーマンスから確認できます。集客に貢献したクエリをページごとに調べるには、次の手順で操作します。MEMO残念ながらYahoo!に関してはGoogleSearchConsoleのようなオーガニック検索クエリのパフォーマンスを調べる管理ツールは提供されていません。Googleのデータを参考に状況を把握しましょう。1SearchConsoleにログインして、左メニューの「検索パフォーマンス」内の「検索結果」をクリックします❶。ここではウェブサイト全体で集客に貢献しているクエリが一覧表示されます。
2ページごとにパフォーマンスを調べるため、タブから「ページ」❶を選択します。
3調べたいページのURL部分をクリックし、タブから再び「クエリ」を選択すると、次のように選択したページで検索に使用されたクエリを確認することができます。ここでは「クリック数」、「表示回数」、「CTR」、「検索順位」の全ての指標を選択して表示させています。
使用されるクエリを把握して、ページの傾向をつかみましょう。SEOによってクリックや表示回数が改善しているか、全体的に数値が悪くなっていないかといった点もここで確認していく事ができます。CTRが想定よりも低い場合には、タイトルタグやメタディスクリプションを改善しましょう。モバイルとPCで使用される検索クエリの傾向を把握する
検索クエリはデバイスによっても傾向が大きく異なります。モバイルで検索されるクエリとPCで検索されるクエリを比較してみましょう。1左メニューの「検索パフォーマンス」内の「検索結果」をクリックします(前項手順1を参照)。2タブから「デバイス」を選択します(前項手順2を参照)。
3「」、「」、「」。「」、「」❶、「」❷。「」❸。
4全ての指標にチェックをつけて、タブから「ページ」を選択すると次のようなグラフと表が表示されます。
PCでは「表示回数」が多いが、モバイルではほとんど検索されないページなど、端末ごとの検索の傾向がつかめます。デバイス間で平均掲載順位に極端な差があるようであれば、そのデバイス上で表示されるデザインやレイアウトなどを最適化して、そのデバイスを使用するユーザーの利便性を高め、平均掲載順位の差を少なくしていくことができます。MEMO市販ツールやそのほかの無料ツールと比較しても、GoogleSearchConsoleは、実際の検索クエリのパフォーマンスを把握する上で、最も信頼できるデータを提供してくれます。例えばGoogleキーワードプランナーの場合には、提供される月間平均検索ボリュームは、完全一致で検索されたクエリの回数ではなく、対象のクエリとその類似パターンを含めた検索回数が示され、SearchConsoleのクエリの表示回数よりも大きい値となります。
Section02検索ユーザーが使用するデバイスを把握するウェブサイトのユーザビリティは検索ランキングにおいてGoogleが重要視する要素です。既に検索市場全体におけるモバイルユーザーの比率はパソコンを上回っているため、スマホユーザーの利便性には細心の注意を払う必要があります。モバイルユーザビリティはランキングファクターの一つウェブサイトのモバイル対応はSEOだけでなく、オンラインマーケティングにおいて既に必須の要素です。Googleもスマートフォンユーザーの利便性を重視した検索アルゴリズムに改良しています。Googleが発表している取り組みには次のようなものがあります。モバイルフレンドリーコンテンツをモバイル検索で優遇2015年2月にモバイルフレンドリー(モバイルに対応した)コンテンツをランキングシグナルに加えると発表がありました。詳しくは後述しますが、スマホで使いやすいページかどうかによって、モバイル検索結果の順位に影響します。例えば、あるクエリのデスクトップ検索で上位のページであっても、そのページがモバイルフレンドリーでなければ、モバイル検索では順位が下がる可能性があります。逆にライバルコンテンツがモバイルフレンドリーなページでなければ、自身が手掛けたモバイル対応ページの方が評価されることもあります。モバイルファーストインデックス2019年7月にすべての新規ウェブサイト(ウェブに新しく追加されたサイトまたはGoogle検索が認識していなかったサイト)では、デフォルトでモバイルファーストインデックス登録が有効化されると発表されました。以降は、デスクトップコンテンツではなく、モバイルコンテンツをメインに評価するようになりました。ウェブサイト運営者もモバイルユーザーの利便性に注目する必要があります。ウェブサイトのデバイス別ユーザー比率を確認しようここでは自身のウェブサイトのデバイス別ユーザー比率を確認しましょう。一般消費者向けビジネスのウェブサイトの場合には、モバイルユーザーが圧倒的に多くなる傾向にあります。企業向けビジネスのウェブサイトの場合には、デスクトップユーザーが多いこともあります。ウェブサイトのユーザー傾向を調べるには、Googleアナリティクスを活用します。1Googleアナリティクスにログインします。2左メニューの「ユーザー」を展開し、「モバイル」の「概要」をクリックします❶。
現在のウェブサイトがGoogleにモバイルフレンドリーと認識されているかどうかを調べるには、SearchConsoleを使います。1SearchConsoleにログインし、調べたいウェブサイトのプロパティを選択します。2左メニューの「エクスペリエンス」内の、「モバイルユーザビリティ」をクリックします❶。
モバイル対応できていないページがリストアップされます。ウェブサイト全体がモバイル対応していない場合には、全てのページが抽出されるはずです。改善方法については後述しますが、問題を全て改善することでモバイル検索の評価が高まります。
Section03モバイル端末で実際にコンテンツをチェックするモバイル対応施策を行った後には必ず自身のモバイル端末やChromeの検証機能を使って「レイアウトがずれていないか」などの検証を行いましょう。Chromeを使って正しく表示されているか確認するモバイル対応後には、手持ちのスマートフォンの実機で正常に表示されているか、フォームやリンクなどが動作するかを必ず検証しましょう。検証で使用できるスマートフォンが限られている場合には、Chromeの機能を使うと便利です。1対象のページをChromeで表示させ、ページ上で右クリックし❶、「検証」をクリックします❷。
2キーボードのCtrl+Shift+Mを押下します。3ドロップダウンリストからデバイスを切り替えて疑似的に表示を検証することができます。
Googlebotは検索用にページをレンダリングする際には、最新のChromiumレンダリングエンジンを使用しています。Chromiumベースで開発されたChromeを使用してユーザーと検索エンジンの両方の観点で正常に動作するかをテストし、問題点があれば修正しましょう。
修正後のユーザー行動の変化を確認するウェブサイト全体でモバイル対応を行った場合には、一定期間経過した後に、実施前と実施後のユーザー行動の変化や、修正によって利便性が改善したかどうかを確認しましょう。ユーザーの行動の変化の概要を見るには、Googleアナリティクスで次の手順で確認します。まずは旧来のユニバーサルアナリティクスからご覧ください。ユニバーサルアナリティクスの操作手順1Googleアナリティクスにログインし、左メニューの「ユーザー」の「概要」をクリックします。2「」、「」❶。
3日付の箇所をクリックして「比較」にチェックをつけ❶、実施日を基準に一定期間で実施前、実施後を比較します。
ユニバーサルアナリティクスではなく、新しいGA4(Googleアナリティクス4プロパティ)を使用した場合の確認手順は、次のとおりです。GA4の操作手順1Googleアナリティクスにログインし、左メニューの「レポート」をクリックして、「テクノロジー」の「ユーザーの環境の詳細」をクリックします。2画面右中段の表の「ブラウザ▼」と表示されている箇所からプルダウンをクリックして、「デバイスカテゴリ」を選択します❶。
3日付の箇所をクリックして「比較」に切り替えて、実施日を基準に一定期間で実施前、実施後を比較します。
モバイルユーザーの利便性を改善する意図で修正したにも関わらず「セッション」や「エンゲージメント」関連の値が改善されていない場合には、結果を詳しく分析する必要があります。Googleからモバイルフレンドリーなウェブサイトと認識されていたとしても、最低限の基準に対応したにすぎません。ユーザーの行動や意図を理解し、ウェブサイトの利便性を高めていきましょう。
Section04ブランド・ノンブランドクエリのパフォーマンスを把握するプロダクトや企業名といったブランドクエリのインプレッションが増えるということは、ブランドが広く認知され始めていることを意味します。ここでは、ブランド認知度を示す指標を見ていきましょう。ブランドクエリとは?ブランドクエリとは、主に特定の社名や商品名、サービス名を含むクエリを意味します。このようなクエリは、ナビゲーショナルクエリとも呼ばれ、検索ユーザーに十分認知されたブランド(例えばAmazonやFacebook、Yahoo)のウェブサイトへ移動する際に使用されます。見込み客は誰でも最初からブランドクエリで検索するわけではありません。最初は広告や検索エンジン経由で知り得たコンテンツ、SNSやクチコミを通してブランドを知ります。そしてそのブランドに興味を持つと、より詳しく調べるためにブランドクエリで検索します。また、購入後にそのブランドに満足した場合、使い続ける場合にはブランドクエリで引き続き検索し、長く利用することで信頼し、最終的にはロイヤルカスタマーになります。つまり、ブランドクエリは、最も購入に結び付きやすく、購入後の検索ユーザーにも使用されるクエリと言えます。もちろん例外もあり、モバイルアプリ関連のビジネスの場合はダウンロード後に検索することなくアプリを起動して使用するため、必ずしもこのような傾向とは一致しませんが、一般的にはブランドが魅力的でその認知度が上がれば、ブランド検索の回数も増えていきます。そしてブランドのファンが増えれば、購入やクチコミの機会も増えていきます。ブランドスイッチの機会を減らす一方で競合企業がブランドスイッチ(ブランドの乗り換え)を意図してあなたのブランドクエリで検索したユーザーに対して、クリック単価が高くてもCPAが見合えば検索広告を表示させることもあります。この場合はあなたが自身のブランドクエリで広告表示させることで、ブランドスイッチの機会を減らすことができます。自身のブランドクエリであれば、競合が同様のことを行うのと比べて、広告の品質スコアも高いため、クリック単価を抑えて運用することもできます。また、Googleはユーザー行動に関する様々なデータを順位決定の指標として使用しているため、ブランドクエリの数が増えるということは、オーガニック検索の評価においてもプラスに働く可能性があります。もちろんGoogleは様々なデータの組み合わせによって検索順位を決めているため、ブランドクエリの検索回数だけを見ているということはありません。自身で毎日何回もブランドクエリで検索しても意味はありません。ブランドクエリとノンブランドクエリの数と割合を調べるブランドクエリに関する情報は、最も信頼できるデータを提供しているSearchConsoleを使って調べます。以下の操作で確認しましょう。1SearchConsoleにログインして左メニューの「検索パフォーマンス」内の「検索結果」をクリックします❶。
2「」❶、「」❷。
3「」、❶、「」❷。
4ブランドクエリを含むクエリが抽出されます。
現在のブランドクエリの表示回数とクリック数に加えて、ブランドクエリとノンブランドクエリの比率も把握しておきましょう。ブランドクエリの表示回数やクリック数が少ないと感じる場合は、認知度の向上のために広告やSEO、クチコミの誘発を意識した施策が必要となります。そのほかにブランドに関連する商品やサービス自体の顧客体験を改善していくこともブランドクエリの表示回数やクリック数に大きく影響します。ブルーオーシャン戦略によって需要が増えていく新たな検索クエリについても、SearchConsoleを使って同様に把握しましょう。これらのデータはSEOだけでなく後々検索広告にも応用していくことができます。
Section05画像・動画検索のパフォーマンスも把握するビジネスによっては、画像や動画検索経由で一定のトラフィックを獲得していることもあります。画像検索で商品の見た目を確認して、購入する商品を絞り込む検索ユーザーも増えてきています。検索タイプとは?SearchConsoleではGoogleの各タブで検索された際のパフォーマンスも確認することができます。検索タイプは以下の4つから選択できますが今後増えていく可能性もあります。ウェブGoogle検索の「すべて」タブに表示された検索結果画像Googleの「画像」検索結果タブに表示された検索結果動画Googleの「動画」検索結果タブに表示された検索結果ニュースGoogleの「ニュース」検索結果タブに表示された検索結果「画像」「動画」「ニュース」検索のパフォーマンスを把握する手順SearchConsoleを活用して以下の手順に沿って検索タイプ別のパフォーマンスを把握することができます。1SearchConsoleにログインする。2左メニューの「検索パフォーマンス」内の「検索結果」をクリックする。3画面上部の「検索タイプ」をクリックします❶。
4フィルタから確認したい検索タイプを選択し❶、「適用」をクリックします❷。
5選択した検索タイプに絞り込まれた状態でパフォーマンスが表示されます。
画像検索で掲載される機会が多いのであれば、画像検索機会を増やすために、検索ユーザーの役に立つ画像コンテンツを充実させ、画像検索用のSEOを実施しましょう。
画像、動画、ニュースともに検索される機会が無い場合は、現状のウェブサイトに検索ユーザーが興味を持つコンテンツが無いだけかもしれません。対象とする検索クエリの規模や推移のほか、クエリごとに表示が異なるSERP要素(ローカルパックなどの特定のブロック)を調べた上で、画像や動画、ニュースコンテンツ向けのSEOを行うべきか判断しましょう。もちろん新たな市場であれば、過去のデータにとらわれずに試してみる価値はあります。SERP要素の調査方法や施策については本書の第11章でカバーしています。MEMOSERPとは、SearchEngineResultPageの頭文字をとった用語で検索結果ページを意味します。サープと呼びます。
Section06被リンク獲得状況を把握するウェブサイトの運営が長く、積極的に情報を発信していれば、ある程度の被リンクは自然と獲得できているはずです。ここでは獲得した被リンクを確認する手順を解説します。獲得した外部サイトからの被リンクをSearchConsoleで確認する自然獲得の被リンクは、現在のアルゴリズムでも重要な要素として位置づけられています。リンク評価は、単純にリンクの数だけで評価されているわけではなく、リンク元のページの質、リンク元ページのトピックの関連性、リンクのアンカーテキスト、リンク先ページのトピックの関連性などを総合的に判断しているようです。被リンクがSEOに与える影響は徐々に薄れていくと言われていますが、現在でも順位決定要素として使用されているため無視することはできません。外部ウェブサイトから獲得したリンクを確認するには、SearchConsoleを使って次の手順で操作します。1SearchConsoleにログインして、ウェブサイトを選択します。2左メニューの「リンク」をクリックします❶。
外部リンク「上位のリンクされているページ」は、外部サイトからリンクされている自身のウェブページのうち、リンク数が多い順に表示されます。「上位のリンク元サイト」は、リンク獲得数が多い外部ウェブサイト順に表示されます。
3「」、。
4「」。
再び左メニューの「リンク」をクリックして「外部リンクをエクスポート」ボタンをクリック、「最新のリンク」を選択すると、CSV、Excel、Googleスプレッドシート形式で被リンクデータをエクスポートすることができます。
まずは獲得した被リンク元のサイトを把握しましょう。獲得した被リンクを活用する方法については本書の第10章でもカバーしています。
Section07ウェブサイトの現状の技術的な問題点を調査するGoogleに認識されているウェブサイトであれば、SearchConsoleを利用することでインデックスやクロール、検索順位に大きな影響を与える問題点を素早く把握できます。まずはウェブサイトに大きな問題点が無いことを確認しましょう。セキュリティの問題やガイドライン違反が無いことを確認セキュリティに問題がある場合や、スパム行為などによってGoogleのスタッフが実施する手動による対策が行われている場合には、SearchConsoleを導入していれば、SearchConsole上にエラーが通知されます。アカウントのEメールアドレスにも通知が届くはずです。SearchConsoleにログインし、以下の手順で問題が無いことを確認してください。1SearchConsoleにログインして左メニューの「セキュリティと手動による対策」をクリックします。2左メニュー内の「手動による対策」をクリックします。特にGoogle検索での表示を妨げる問題点が無ければ以下のように表示されます。問題がある場合には、そのメッセージを確認して修正を行ってください。
3次に左メニュー内の「セキュリティの問題」をクリックします❶。ここでも特に問題が無ければ次のように表示されるはずです。問題がある場合にはメッセージの内容を確認して対応しましょう。
クロールやインデックスに関連する技術的な問題点を把握XMLサイトマップやrobots.txt、noindexディレクティブ、canonical属性など、検索エンジンのクロールやインデックスを制御するファイルや記述に誤りがあった場合や、問題点があった場合にもSearchConsoleで通知されます。次の手順で問題点が無いことを確認しましょう。1左メニューの「カバレッジ」をクリックします。2カバレッジのページ上に、エラー、警告、有効、除外タブが表示されます。
3エラーや警告のメッセージについては必ず内容を確認しましょう。各タブの内容は以下のとおりとなります。エラー:ページがインデックスに登録されていない事を意味します。警告:インデックスに登録されていても注意すべき点があります。除外:インデックスから除外されているページです(意図的に除外しているものと、既にあるページと重複しているページなどが該当します)。有効:インデックスに登録されている状態を意味します。確認する優先度は低めでも構いませんが定期的に除外タブも確認しておくと良いでしょう。いくつかのページで想定外のレスポンスコード(404エラーなど)を返しているケースのほか、逆に404エラーページで200レスポンスコードを返しているケース(ソフト404や重複ページとして検知されます)、意図せずにnoindexを設定しているケースなどを見つけることができます。削除済みページや存在しないURLで200レスポンスコードを返している200レスポンスコードの場合にはGoogleはインデックスの対象として判断しますが、削除済みの多くのページで200レスポンスコードを返している場合には、ソフト404や重複ページとして認識します。場合によってはウェブサイトの評価が分散し、重要なページに対するGoogleのクロール優先度が落ちてしまうこともあります。削除済みページは404レスポンスコードを返すか、301リダイレクトを設定して関連するページへ評価を統合しましょう。
Section08Googlebotがアクセスできる状況か確認するGooglebotがアクセスできないページは検索結果に反映されません。公開中のウェブサイトであればSearchConsoleで一通り問題点を把握することはできますが、公開前のウェブサイトやページの場合には事前にツールでチェックしましょう。クロールやインデックスに影響を及ぼす設定ミス重要なページをrobots.txtでブロックトップページや商品ページも含め、検索結果で表示させたいページへの巡回をrobots.txtでブロックしていないことを確認しましょう。noindexとrobots.txtの併用検索エンジンに認識させたくないページに対してnoindexとrobots.txtを併用しないようにしましょう。robots.txtを設定すると、クローラーはそのページを辿れませんのでnoindexの記述を見つけることができません。JavaScriptやCSSをブロック現在のGoogleはクロール時にJavaScriptやCSSも利用しています。例えば様々なボットのクロールによる負荷を軽減するために、CSSファイル用のディレクトリごとブロックしてしまわないようにしましょう。Useragent:*Disallow:/css/Disallow:/js/これらのファイルをブロックしてしまうとクローラーはページの内容を正常に表示できず、Googlebotは正しくそのページを認識できません。重複コンテンツをブロック「wwwあり、なし」や「http/https」のバージョンで同じコンテンツが表示される場合には、それぞれのコンテンツで評価が分散することがあります。現在のGoogleは重複コンテンツで評価が分散した場合には、それぞれの評価を1つに統合することができます。そのため、一方の重複コンテンツをnoindexやrobots.txtでブロックしてしまうと、逆に評価が薄まってしまいます。重複するコンテンツ上でrobots.txtやnoindexを使用せずに、canonicalや301リダイレクトを使用して評価の統合を行いましょう。サーバー設定で海外のアクセスをブロックGoogleはほとんどの場合、米国からクロールしています。セキュリティの強化を目的にサーバー側で国外からのアクセスをブロックしている場合、Googlebotを含め、主要な検索エンジンのアクセスまで制限してしまわないように注意しましょう。Googlebotが正しくアクセスできるかどうかを確認するには、SearchConsoleのURL検査やモバイルフレンドリーテストツール、ページスピードインサイトといったツールを使用します。MEMOGoogleが米国以外の国からクロールするケースもあります。例えば韓国では米国ユーザーのアクセスをブロックしているウェブサイトが多いため、Googleボットも韓国国内からクロールを行うようです。ただしこのようなケースは稀なため、基本的にはGooglebotがアクセスできるようにしておいた方が良いでしょう。地域に対応したページをクロールしてもらうGooglebotのIPアドレスは米国からと判定されるため、地域や使用言語に基づいて表示するコンテンツを切り替えている場合には、正常にクロール、インデックスされるとは限りません。
この場合は異なる地域ごとのURLに対してhreflangを使用して地域対応ページの存在をGoogleに知らせましょう。公開前のウェブサイトは市販のツールを活用すると便利本書をお読みの方向けに特典として3か月間無料でお試し頂けるSERankingの「サイトSEO検査」機能を活用すれば、全てのページを巡回してインデックスやクロール、レスポンスコードを含むウェブサイトの問題点を検知してレポートしてくれます。
サイトSEO検査には、「ログイン名」や「パスワード」「ユーザーエージェント」を設定できるオプションがあるため、ベーシック認証を必要とするテスト環境の場合でもSEOチェックを実施することができます。
サイトSEO検査完了後には、ウェブサイトの全てのURLとともに以下のような情報を一覧で取得できます。取得したリストはExcelやCSV形式でエクスポートできます。URLプロトコルステータスコードrobots.txtによるブロックタイトルディスクリプション正規URLH1/H2そのほか、サイトマップ内に含まれるURLかどうか、hreflang、XRobotsTagなども表示可能です。
Section09canonical属性の設定ミスを避けるインターネット上ではwwww.example.comとexample.comの2つのページで同じコンテンツが表示されている場合、検索エンジンにとっては別々のコンテンツとして認識されてしまうことがあります。canonical属性とは?canonicalはSEOでは比較的使用頻度の高い記述で、正規URLを指定するためのタグです。URLの正規化とは同じコンテンツを表示する複数あるURLのうち1つを正式なURLとみなすよう検索エンジン向けに記述する方法です。ウェブサイトの構造上自動的に生成されてしまう重複コンテンツの評価を1つのURLに統合することができます。例えば次のようなURLのパターンで同じコンテンツが表示されるウェブサイトは比較的多いかもしれません。これらのURLは、同じコンテンツが表示されていてもGoogleにとっては異なるページとして認識される場合があります。それでもGoogleは自動的に評価を統合しようとしますが、正しく認識できなければページの評価が分散してしまうこともあり得ます。できる限り評価をコントロールしたい場合には、canonical属性を使用しましょう。
canonical属性はHTMLのhead内に設置するURL正規化を目的としたタグで、以下のように統一したいURLを指定して記述します。<linkrel=”canonical”href=”https://example.com/”/>詳しい設定方法については本書の第9章で解説しています。ここでは誤って指定していないことを確認しておきましょう。canonicalの設定ミスを確認比較的よく見かけるのは、ウェブサイト内のすべてのページで次のようにトップページのURLを指定してしまっているケースです。(※example.comはウェブサイトのトップページと仮定します。)
<linkrel=”canonical”href=”https://example.com/”/>全てのページでトップページに向けてcanonical属性を記述している全てのページの評価をトップページに集め、トップページを上位表示させる意図で設定しているケースが多いように見受けられます。canonical属性で指定するURLは、あくまで類似、または全く同じコンテンツが表示されていなければなりません。もし全てのページでトップページを指定したcanonical属性を記述した場合には、Googleはおそらく無視するでしょう。URLのパスの指定が誤っているcanonical属性で指定するURLの形式は、絶対パス、相対パスのどちらもサポートしています。相対パスは現在の位置関係をもとにした指定方法です。例えばhttps://example.com/contact.htmlのページから同じフォルダにある「comapny.html」へリンクする際には、相対パスでは次のように記述します。<ahref=”/campany.html”>会社概要</a>一方で絶対パスは以下のようにhttp://やhttps://から始まるURLを記述します。<ahref=”https://example.com/campany.html”>会社概要</a>例えば次のような記述はどちらも正しく処理されます。<linkrel=”canonical”href=”https://example.com/contact.html”/>絶対パス<linkrel=”canonical”href=”/contact.html”/>相対パス比較的多いミスとしては次のようなパスで記述してしまうケースです。<linkrel=”canonical”href=”example.com/contact.html”/>https://を省いてしまうと、次のURLを意味する相対パスとなります。https://example.com/example.com/contact.html(※これは一般的なリンクの記述でも見かけるミスです。)誤ってcanonical属性で指定しても、Googleは記述を無視して処理しますが、そのまま処理されてしまう可能性もあります。重要なページのHTMLのソースコードを見て、canonical属性の指定が正しいかチェックしておきましょう。
Section10モバイルフレンドリーであることを確認するGoogleの検索エンジンは、スマートフォンが無い時代からデスクトップ向けコンテンツを評価していましたが、現在ではスマートフォン向けコンテンツをメインに評価するモバイルファーストインデックスに切り替わっています。モバイルファーストインデックスとは?デスクトップ検索やモバイル検索において、現在ではモバイル版ページのコンテンツを軸に評価し、デスクトップ検索の際にはデスクトップページの特定の要素を評価要素として補助的に使用しています。
今でもビジネス用のウェブサイトの場合には、公開前のコンテンツ確認作業をデスクトップのみで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか。検索エンジンや検索ユーザーの利便性を考慮するのであれば、自身のウェブサイトの訪問者が圧倒的にデスクトップ利用者であったとしても、必ずモバイル端末やそれに相当する環境でテストするようにしましょう。モバイルユーザビリティのエラーを確認する
モバイルユーザビリティは、モバイル検索に影響する評価指標です。モバイルユーザビリティの対応状況が悪ければ、モバイル検索の評価も相対的に下がり、検索順位も下がります。モバイルユーザービリティは、モバイルユーザーに対して最低限考慮すべき項目です。具体的に個々の項目を見ていきましょう。SearchConsoleの「モバイルユーザビリティ」では、モバイルユーザビリティの問題点や、スマホ対応の条件をクリアしていない問題のあるページを一覧で抽出することができます。
各エラー項目については次の通りです。
互換性のないプラグインを使用していますFlashはアニメーションや動画、ゲームをウェブ上で利用できるファイルです。Flashは主要なブラウザでサポートが終了しています。スマートフォンで一般的ではないソフトウェアを使用している場合には、モバイルフレンドリーではないとみなされます。ビューポートが設定されていませんウェブサイトを利用するデバイスには、デスクトップやノート、タブレット、スマートフォンなどがあります。それぞれの端末の画面サイズにレイアウトを合わせるために、次のようなmetaviewportタグを使用してビューポートを指定します。ビューポートとは、モバイル端末のウェブ表示方法を指定するための記述で、HTMLの内に記述します。
ビューポートの指定が無い場合は、モバイル端末でページを表示した際に、デスクトップ画面の幅でページを表示してしまうことになり、文字が小さく、タップしにくくなります。ビューポートが「端末の幅」に収まるよう設定されていませんモバイル専用のページをデザインする際には、ビューポートを固定幅で設定することはありますが、各端末の画面サイズに合わせて調整する場合には、端末の幅に合わせて指定します。固定幅<metaname=”viewport”content=”width=640″>端末の幅<metaname=”viewport”content=”width=devicewidth”>
コンテンツの幅が画面の幅を超えています横スクロールを必要とするページがあった場合にエラーが表示されます。画像や要素が画面からはみ出すと横スクロールが発生します。ユーザーが横にスクロールしたりズームしたりする必要がないよう、コンテンツのサイズが画面のサイズと一致していなければなりません。テキストが小さすぎて読めませんフォントサイズが小さすぎる場合に、エラーが表示されます。小さすぎる文字は拡大する必要があり、読みにくいコンテンツとなります。クリック可能な要素同士が近すぎますボタン、リンクなどのタップ要素同士が近すぎるとエラーが表示されます。リンクが近すぎてタップしにくい場合には、意図したリンクではない要素をタップしてしまうことになり、使いにくいページとなります。
Section11ユーザー体験を阻害する要因がないか確認するGoogleはユーザー体験を重要視し、検索順位に影響する要素として扱っています。SearchConsole上でページ体験に関する問題点を把握しましょう。SearchConsoleのページエクスペリエンスを活用する2021年6月16日にGoogleはページエクスペリエンスアップデートを行いました。ページエクスペリエンスの指標は、ページ単位で評価に影響を与えますが多くのページで同じ問題が発生している場合はサイト全体に影響を与えることもあるようです。SearchConsoleでは左メニューの「ページエクスペリエンス」内でユーザー体験に関連する状態をレポートしてくれます。
先に解説したモバイルユーザビリティのほかに、ウェブに関する主な指標(コアウェブバイタル)、サイト全体のHTTPS対応も「エクスペリエンス」に含まれています。ページエクスペリエンスシグナルの状況を確認
まずは「ウェブに関する主な指標」「モバイルユーザビリティ」「HTTPS」の状況をSearchConsoleで確認しましょう。特に、「モバイルユーザビリティ」と「ウェブに関する主な指標」で何かしら問題点がレポートされた場合には、該当する箇所をクリックして詳細を把握しておきましょう。修正方法については、本書の第9章で解説しています。「ウェブに関する主な指標」を確認左メニューの「ウェブに関する主な指標」をクリックして問題点に関する詳しい状況を把握しましょう❶。ページ上で「モバイル」と「PC」それぞれの状況を確認することができます。モバイルのレポートの詳細を確認するには、「レポートを開く」をクリックします❷。
更に詳しく見ていく場合は、ページ中段の「詳細」セクション内の表の該当エラー箇所をクリックします❸。
エラーが検知されている代表的なURLが表示されます。URLをクリックすると、エラーを持つ類似のURLが一覧表示されます。後ほど修正するために、問題が発生しているページを把握しておきましょう。
Section12HTTPステータスコードの誤りを把握するウェブサイトを公開前後で全てのページのHTTPステータスコードを把握することは重要です。検索エンジンのクローラーはクロール、インデックスのシグナルとしてページのレスポンスコードを使用します。SearchConsoleでは全てを把握しにくいSearchConsoleのカバレッジ内を細かく見ることで、Googleが認識しているウェブページの404エラーページやリダイレクトのあるページを把握することはできますが、ウェブサイト内のページ全体のHTTPステータスコードを把握することはできません。
SearchConsoleの場合は、公開前のウェブサイトのチェックを行うことができませんので、HTTPステータスコードを一覧で取得する場合には市販ツールを活用すると良いでしょう。
デスクトップPCにインストールして使用することができる「ScreamingFrogSEOSpider」は代表的です。それ以外にも本書でご利用頂けるクラウドタイプのツールのSERankingで巡回したURLのHTTPステータスコードを一覧で確認することができます。ツールを使ってHTTPステータスコードを確認するSERankingの場合は、最初に管理対象のウェブサイトをプロジェクトとして登録し、プロジェクト設定を完了させましょう。標準の設定を特に変更しなければ、SERankingが登録されているウェブサイトの全てのページを素早く巡回し、完了するとメールで通知が届きます。全てのページのHTTPステータスコードを把握する場合は、次の手順で操作を行います。1SERankingにログインします。2左の垂直ナビゲーションメニューから「サイトSEO検査」をクリックし❶、登録したプロジェクトを選択します❷。
3再び左の垂直ナビゲーションメニューから「サイトSEO検査」セクション内の「クロール済みページ」サブセクションをクリックします❶。
4クロール済みページのURLとHTTPSステータスコードを含む関連するデータがリストアップされます。
データはExcel、CSV形式でエクスポートできるようになっています。お好みのソフトウェアでデータを表示し、想定外のステータスコードが記録されているURLが無いことを確認しましょう。
Section13リンク切れを把握するウェブサイトの運営歴が長いほど、リンク切れは増えます。訪問者がリンク切れを見つけた場合、それが重要なページであれば不満を感じます。複数のリンク切れがあれば、そのウェブサイトの品質に疑問を持つかもしれません。リンク切れが検索エンジンへ与える影響規模が大きなウェブサイトで多くのリンク切れが発生している場合には、クロールバジェットと呼ばれるウェブサイト全体に割り当てられているクロールの容量を無駄に消費してしまい、本来クロールして欲しいページが放置されてしまう可能性があります。また、リンクは検索順位を決定するシグナルにも活用されているため、リンク切れによって本来転送されるべきリンク評価を失ってしまう可能性もあります。ユーザー、検索エンジンのどちらに対してもリンク切れはできるだけ無くすように心がけましょう。サイト内で検知される404ページへの被リンクはSearchConsoleで確認外部サイトからのリンクや、管理しているウェブサイトのページ間リンクで404が発生していれば、SearchConsole内で見つけることができます。次の手順で確認してみましょう。1SearchConsoleにログインして、「カバレッジ」をクリックします。「除外」タブをクリックし❶、「見つかりませんでした(404)」を選択します❷。
2404ページが一覧表示され、エクスポートすることができます。URLをクリックして❶、「URLを検査」を選ぶと❷、参照元のリンクを調べることができます。
後ほど修正できるように参照元ページを調べてエクスポートしたリストに含めておきましょう。参照元ページが一切ない場合もあります。この場合は過去に巡回したことのあるページをGoogleが再クロールしているだけですので、特にリストに含める必要はありません。誤ったURL(404)でリンクを張られてしまった場合外部からのリンクURLに記述ミスがあるケースは稀に発生します。この場合、外部のウェブサイト運営者にリンク設置ミスを報告しても修正されるとは限りませんので、重要なリンクであればリンクミスのURLに対して301リダイレクトを使用して正しいページへ誘導しましょう。Googleにも外部サイト運営者にもそのリンクを辿ってきた訪問者に対しても親切な対処となります。外部サイトへのリンク切れを確認SearchConsoleで確認できるリンクは、プロパティとして登録したウェブサイトのみです。そのため、管理しているウェブページから外部サイトへのリンクでリンク切れが発生しても検知することはできません。この場合は、SERankingのような市販ツールの活用をおすすめします。以下の手順で確認することができます。1SERankingにログイン⇒該当プロジェクト⇒サイトSEO検査⇒問題点レポートの順で移動します。2「」、「」❶。
このセクション内で画像のリンク切れもチェックすることができます。外部サイトの状況を常に把握することは難しいので、ツールを活用して定期的に点検するようにしましょう。MEMOリンク切れ自体は、ユーザーの利便性を下げ、ページランクの受け渡すことができないといったデメリットはありますが、サイト全体の評価が低下するほどの強い影響は無いようです。外部へのリンクも含めてリンク切れが発生していること自体は神経質になる必要はなく、すぐに修正が必要なほど重要というわけではありません。長くウェブサイトを運営すればリンク切れも増えていくため、年に数回程度はリンク切れの確認と修正を行うと良いでしょう。ツールを活用して定期的に自動でリンク切れの状況を把握しておけば、いつでもすぐに修正に取り掛かれます。
Section01検索ユーザーが使用する検索クエリをリストアップするGoogleが検索広告による収益を確保し続けるには、多くのユーザーの役に立つSERPを提供する必要があります。私達がSEOを行う場合はGoogleの目的に寄り添う必要があります。SERPで考慮すべき3つの視点Google検索から見込み客を獲得したいのであれば、Googleと同じ方針でウェブサイトやコンテンツを開発していく必要があります。ここではSEOの成功の鍵を握る検索クエリ選定に必要な3つの視点について解説します。一般的には軸となるキーワード(例えばレンタル家具のウェブサイトであれば「家具レンタル」、オンライン会議のクラウドサービスであれば「オンライン会議」など)を想定した上で調査を広げていくこととなりますが、これだけでは不十分です。
競合サイトが重要視している検索クエリや、今後成長する可能性のある新たな検索クエリも含めるために、本書では以下の視点で詳しい調査を実施した上で、検索クエリをリストアップする方法をおすすめします。1主観に基づくクエリ第1章Section04で取得した顧客からのアンケートをもとに、想定されるキーワードや、認知を広めたいブランドキーワードや汎用的なカテゴリ名(機能や商品カテゴリ)を抽出します。
第3章Section01で確認したSearchConsoleのデータの分析結果から、継続して監視したいクエリ、クリック数を伸ばしていきたいクエリを抽出します。2競争相手視点のクエリ検索競合調査ツールを使用して競争相手が既に上位表示を実現している検索クエリや広告で継続的に使用している検索クエリを抽出し、ページコンテンツや広告を把握します。3検索ユーザー視点のクエリ検索されたいクエリの軸となる単語から、検索ユーザーが実際にGoogle検索で使用している関連キーワードやサジェストキーワードを含むキーワードリストを抽出します。まずはこの段階では1.の方法でキーワードをリストアップしてみましょう。充分なアンケート結果やSearchConsoleのデータが無く、想定するキーワードがわからない場合には、競合ウェブサイトが集客できているキーワードを調査することから始めると市場の状況を把握しやすいかもしれません。MEMO検索キーワードは、SEOでは、最適化対象の語句やフレーズを意味し、ページ上でキーワードを意識して最適化します。GoogleのヘルプによるとGoogle広告の広告主が設定する語句やフレーズのことを検索キーワードと言います。検索クエリは検索ユーザーが使用する語句やフレーズを指します。クエリの意味を理解することで、SEOや検索広告を効率的に運用することができます。
Section02競合の戦略を調査する検索上におけるビジネスの競合は、直接的な競争相手であるとは限りません。検索上では広告を含むクエリの順位を競い合うため、ニュースメディアやビジネスブログ、販売店などが該当する場合もあります。競合となるウェブサイトを認識する第1章のSection01~05の中で、ビジネス上の競合となるウェブサイトや企業はリストアップできているはずです。そうでない場合は以下の方法でまずは競合となるウェブサイトを認識しましょう。1社内の営業チームからヒアリングを行い、直接的な競合をリストアップする。2オンライン上での競合を把握するために、ターゲット層が検索しそうなクエリで上位表示される競合のウェブサイトをリストアップする。競合サイトがどのようにそのウェブサイトやプロダクトをプロモーションしていて、購入前の見込み客をどのような方法で獲得しているかを把握することで、あなたの関わるウェブサイトやプロダクトにその手法を応用することができます。第2章のSec.01~03の中で解説したことのおさらいとなりますが、具体的なプロモーション手法としては以下のようなものがあります。自然検索クエリでの上位表示を狙ったハウツー記事のブログ検索広告直接的な参照トラフィックやSEO効果を意図した被リンク獲得施策SNSの共有による拡散を狙ったコンテンツ(または広告)そのほかのディスプレイ広告これらの手法に加えてそれぞれのプロモーション手法の目標も把握しましょう。見込み客獲得につながる競合の目標を確認競合のウェブサイトを実際に見た上で、見込み客の連絡先情報(Eメールアドレスや電話、名前)をどのような方法で取得しているかを確認しましょう。設定される目標としては、以下のようなものが一般的です。見積りや資料のダウンロード試用版(無料トライアル)の申し込み定期購読アプリのインストールセールスファネルに当てはめて競合の戦略を把握しましょう。見込み客の連絡先情報を効果的に取得するためには、その引き換えとして見込み客にとって魅力的な条件が必要となります。競合よりも魅力的な条件を提供できれば、より効率的に見込み客を獲得できるようになります。競合サイトのオンライン戦略を把握する一方で競合ウェブサイトや検索結果の状況を目視で調査しただけでは、競合が実際に自然検索や検索広告で集客しているキーワードを把握することはできません。また、GoogleアナリティクスやSearchConsole、そのほかGoogleから提供される無料ツールでも競合のデータまでは調査することができません。
このような場合は、市販のツールが役に立ちます。次のSectionでSERankingの競合調査ツールを活用した調査方法について詳しく解説します。MEMO競合データを提供するツールはいくつか存在しますが、正確なデータを提供できるツールは当然存在しません。通常は取得したデータを補正したものとなるため、データの取得方法によって補正値に偏りが生じます。SERankingの場合には、SERankingが調査しているクエリの検索順位とその順位に相当するクリック率、月間平均検索ボリュームを掛け合わせた数値でトラフィックを算出しています。
Section03競合のオーガニック検索状況を調べる競合のオーガニック検索トラフィックや集客キーワードなどの状況を把握することで、有望なキーワードの見落としを減らしSEOを行う対象クエリのリストを拡張することができます。SERankingで競合のオーガニック検索クエリの状況を把握競合のオーガニック検索状況を調べる場合には、SERankingの競合調査ツールを活用すると便利です。提供されるデータは様々なクエリに関するGoogle検索結果を定期的に調査したもので、クエリの月間平均検索ボリュームや難易度、CPCも表示されます。以下の手順に沿って操作します。1SERankingにログインして、上部メニューの「競合調査」をクリックします❶。2サブドメインを含むドメイン全体で集客しているオーガニックキーワードを調べる場合は、「*.domain.com/*」を選択します。サブドメインを含めずに特定ドメインで調査する場合は、「domain.com/*」を、特定のURLで調査する場合は、「url」を選択します❷。3競合サイトのドメイン入力欄に調査対象のドメインやURLを入力して「分析する」ボタンをクリックします❸。
4ドメインやページの品質を示す指標や、オーガニック・検索広告トラフィックの推移、被リンク獲得状況が表示されます。
5次に左メニューの「オーガニックトラフィック調査」をクリックします❹。6実績のあるオーガニック検索クエリが各クエリの前月の順位や、検索規模、トラフィック予測値の情報とともに一覧で表示されます。
7「」。抽出されたクエリの中で、対象キーワードのリストとして明らかに不要なものは削除しましょう。また、クエリを見ただけでは検索意図がわからないものもあります。そのような場合は、実際にそのクエリで検索し、掲載されるコンテンツを見てクエリの意図を判断しましょう。結果的に不要であれば削除しても構いません。このようにクエリを精査した上で、今後のSEOのための対象キーワード候補として管理しましょう。
Section04競合の有料検索状況を調べる一般的に検索広告は収益性を重視します。競合が検索広告に使用しているクエリを把握することで、収益性の高いクエリの見落としを減らし、担当するビジネスの広告戦略にも応用できます。SERankingで競合の有料検索クエリの状況を把握検索広告は一般的に収益性の高いクエリを把握しながら継続的に運用していきます。一方で、収益につながらないクエリは広告の対象から除外して対応します。継続的に広告表示の対象としている競合のクエリを調べることで、あなたの検索広告キャンペーンに加え、コンテンツ改善に役立てることができます。以下の手順で操作します。1SERankingにログインして、上部メニューの「競合調査」をクリックします❶。2サブドメインを含むドメイン全体で集客しているオーガニックキーワードを調べる場合は、「*.domain.com/*」を選択します。サブドメインを含めずに特定ドメインで調査する場合は、「domain.com/*」を、特定のURLで調査する場合は、「url」を選択します❷。3競合サイトのドメイン入力欄に調査対象のドメインやURLを入力して「分析する」ボタンをクリックします❸。4ドメインやページの信頼度、オーガニック・検索広告トラフィックの推移や被リンク獲得状況が表示されます。5次に左メニューの「有料トラフィック調査」をクリックします❹。
6有料検索結果に表示されていた実績のあるクエリが各クエリの前月の順位や、検索規模、トラフィック予測値の情報とともに一覧で表示されます。扱われるデータとしては、広告の表示位置、CPC、競合性と実際の広告テキストなども確認できます。7「」❺、。
オーガニック検索のクエリと同様に、明らかに不要なクエリは削除しましょう。クエリを精査した上で、今後のSEOのための対象キーワード候補、検索広告用のキーワード候補として別々に管理しましょう。
競合が継続的に広告を表示させているクエリを把握競合ウェブサイトの月次の広告運用状況を調べる場合には、以下の手順で操作します。1同じく競合調査ツールを使用して、競合ドメインを入力して「分析する」ボタンをクリックします。2左メニューの「広告履歴」をクリックします❶。すると月次の広告履歴データを確認することができます。
継続的に表示されているクエリを見逃さずに、あなたの管理する検索広告キャンペーンでもテストしてみましょう。
Section05競合サイトの被リンク獲得状況を調べる競合ウェブサイトのプロモーション手段が検索経由のみであるとは限りません。例えば著名なウェブサイトからのリンクを獲得していれば、そのウェブサイトから多くのトラフィックを獲得している可能性もあります。競合サイトの被リンクで注目すべき点被リンクはGoogle検索のランキングファクターの一つでもあるため、競合ウェブサイトが著名なウェブサイトからの被リンクを獲得している場合には、検索トラフィックと参照トラフィックの両方を獲得できるメリットがあります。競合サイトの被リンクに関しては以下の点に注目して調査しましょう。高い信頼度を持つウェブサイトからの被リンクはあるか?最もリンク数の多い参照元ウェブサイトはどれか?最も多く被リンクを獲得しているページはどれか?SERankingには被リンクチェッカーといった競合サイトの被リンク獲得状況を調べるツールが搭載されています。次の手順に沿って操作します。1SERankingにログインします。2上部メニューの「被リンクチェッカー」をクリックします。3サブドメインを含む競合ウェブサイトのドメイン全体の被リンク獲得状況を調べるなら「*.domain.com/*」を、サブドメインを含まない特定ドメインのみの場合は「domain.com/*」を、特定のページのみを調べるなら「URL」を選択します。4競合サイトのドメインを入力して「検索」ボタンをクリックします。5被リンクチェッカーのレポート結果画面の左メニューから「参照ドメイン」をクリックします❶。参照ドメインのテーブルではDTと呼ばれる信頼度を示す指標のほか、参照ドメイン個別の合計被リンク数が表示され、昇順、降順でソートもできます。
具体的にリンク元コンテンツの文脈を見て、以下の点を確認します。どのようにして信頼度の高いウェブサイトからの被リンクを獲得しているかどのようにして特定のドメインから多くの被リンクを獲得しているか例えば、信頼度の高いウェブサイトがニュースメディアであれば、競合ウェブサイトの担当者が記事を寄稿していた可能性もあります。フォーラムや掲示板への積極的な参加による貢献が、多くの被リンク獲得につながっている場合もあります。最も多くの被リンクを獲得しているページを確認する
1被リンクチェッカーのレポート結果画面の左メニューから「ページ」をクリックします❶。2被リンク数や参照ドメイン数順に並び替えて分析しましょう。
例えば競合サイトがブログ上で役に立つ記事を公開し、多くの被リンクを獲得している場合もあります。具体的にどのような記事がリンク獲得に貢献しているかを把握した上で、同様の施策が可能かどうか検討しましょう。
Section06関連キーワードを調査する検索ユーザーが使用しているクエリを把握するには、Googleのオートコンプリートや関連キーワードを調査しましょう。これらは検索ユーザーの場所や、頻繁に使用されるクエリを考慮して候補を表示しています。サジェストキーワードとは?Googleでは、検索ワードを途中まで入力すると自動的に候補のクエリを提示してくれるオートコンプリートという機能があります。例えば「フットサルシューズ」のあとにスペースを入れて「あ」と入力すると、あ行のクエリの検索候補を提示してくれるため、一般的にはサジェストキーワードと呼ばれることもあります。これを「あ」から「ん」、数値、記号まで検索ユーザーに使用される全てのパターンを調べます。
関連キーワードとは?SERPの下部に提示される複数のクエリを関連キーワードと呼びます。必要なコンテンツをSERPの1ページ目で探すことができなかった検索ユーザー向けに別の候補を提示します。
これらのクエリを自力で調査することもできますが、ツールを活用すると効率的です。キーワードサジェストツールとしては、無料ツールのほかにGoogleが提供するキーワードプランナーも便利です。また、業務としてクエリ調査作業の時間を短縮でき、扱うデータが豊富なSERankingのような有料ツールもあります。有料ツールを活用した場合の主な利点は以下のとおりです。クエリの難易度や検索ボリュームCPC、SERP要素、競合性などのデータも表示される。(※SERP要素とは強調スニペットやローカルパックなど特定のSERPに表示される特別なブロックです)「○○」「○○」「○○○○」。SERankingのキーワード調査ツールでクエリをリストアップ
1SERankingにログインし、上部メニューの「キーワード調査」をクリックします❶。2軸となるクエリの単語を入力します❷。
3キーワードアイデアのセクション内に「類似のキーワード」「関連キーワード」「少ない検索ボリューム」の3つの観点からクエリのリストが抽出されます。
それぞれのリストをエクスポートし、不要なクエリは削除した上で、クエリリストにまとめましょう。
Section07ロングテールクエリの単語に注目するロングテールのクエリには、検索結果を絞り込むために、頻繁に使用される共通の単語があります。このような単語を調査することで、新規クエリの開拓や、大規模なウェブサイトが持つデータベースを活用したサイト全体の最適化のヒントが得られます。ロングテールとは?ロングテールとは、アメリカWired誌の編集長であるクリスアンダーソン氏によって提唱された理論です。実際の店舗販売では売れる商品をメインに陳列スペースを割り当てるため、商品の売り上げの8割は、メインの商品アイテム2割が占めていると言われます。しかしインターネット上では、陳列スペースの制限はないため、取り扱うすべての商品をサイト上で販売することができます。品数の多いオンラインのショッピングサイトでは、個々の売り上げは小さいものであってもそれらを合計した売り上
げは、メイン商品を上回る傾向があります。これをロングテール理論と言います。
メインの商品部分が恐竜の頭、売り上げの少ない商品群は恐竜の尻尾のように長くなります。長い尻尾部分に着目して、ロングテールと呼ばれるようになりました。ロングテールクエリとは?
ロングテールクエリは、ロングテールの理論を検索集客に当てはめた考え方です。個々のロングテールクエリの集客は小さくても、全てのロングテールクエリが上位表示されればかなりの集客を見込めます。
ロングテールクエリを大規模サイトで応用ロングテールクエリで使用される頻度の高い代表的な単語の例です。「〇〇評判」──商品やサービスの利用者のクチコミを探す意図「〇〇とは」──言葉の意味を調べる意図「〇〇価格」──商品やサービスの価格を調べる意図「〇〇大阪」──特定の地名に絞り込む意図「〇〇比較」──物事を比較する意図当然ですが、このほかにも様々な汎用的な単語が検索クエリとして使用されます。大規模なデータベースを持つウェブサイトの場合は、ここまでまとめてきたクエリのリストにこのような傾向を持つ単語が含まれていないか確認しましょう。もし、そのクエリに対して、現時点で対応するコンテンツが無い場合、または対応するコンテンツはあってもまだ最適化を行っていない場合には、ロングテールクエリによるトラフィック獲得の余地があるかもしれません。場合によっては、タイトルタグや表示するコンテンツを生成するテンプレートを修正をすることで、ウェブサイト内の広範囲のカテゴリに反映させて多くのテールワードで上位表示を狙うこともできます。ロングテールクエリ最適化の注意点低品質コンテンツの量産や、コンテンツの中身はほぼ変わらずに、特定の箇所の地名部分だけを変えてコンテンツを量産する「ドアウェイページ」の作成は逆効果となるので注意が必要です。
ロングテールクエリから新規分野の需要を調査SEOやマーケティング担当者、エージェンシーの場合、新規分野の検索需要を調査する機会は多いでしょう。市場が成熟してくると検索ユーザーが使用する単語も変化します。最近では所有するよりも、レンタルやサブスクリプションを利用するケースも増えてきています。以下のような単語は現時点では検索ボリュームが少なくても、将来的に伸びていく可能性があるため、このようなロングテールクエリは独自にリストアップしておくと様々な機会で応用することができます。「〇〇レンタル」──購入ではなくレンタルサービスを調べる意図「〇〇サブスク」──サブスクリプションサービスを探す意図「〇〇比較」────物事を比較する意図例えばSERankingのキーワード調査ツールを使って「比較」というキーワードを入力して調査すると以下のようなレポートが表示されます。上位表示されているウェブサイトの品質を示すデータのほかに、上位表示の難易度や検索規模も表示されるため、市場を評価する際の参考データとして活用できます。
Section08検索結果の類似度をベースにクエリをグループ化SEOやPPC(PayPerClick)を実施する場合、特定の単語の裏にあるクエリの意図にマッチするようにページを作成し最適化する必要があります。意図が類似するクエリは1つのグループにまとめ、グループ単位で最適化を行うことで効率的に管理できます。キーワードグルーピングのメリットここまでまとめてきたキーワードリストをSEOやPPC向けに効率的にグループ化していきましょう。例えば「オンライン英会話」と「英会話ネット」「オンライン英語」は検索結果で比較的似たようなページが表示されています。また、クエリが異なっていても同じページが上位掲載されています。キーワードグループを適切に管理することで、広告グループのCTRや品質スコアの改善につながり、検索広告を効率的に運用できます。コピーライティングや、ユーザーや検索ロボットに提供するコンテンツの品質改善にもつながるため、SEOにもメリットがあります。具体的には以下のとおりです。ユーザーの意図の把握検索ユーザーに対してより詳細なコンテンツを提供できるページ上で上位表示されるキーワード数の最大化クエリグループ(意図)別に効率的にコンテンツ作成を行う不要なキーワードの除外大量のキーワードをグループ化する過程で、不要なクエリを把握できる対応に必要なコンテンツページ数を把握分類結果から、対応コンテンツ数とそのトピックを認識できる効果的なサイト構造を理解サイトリニューアル前に、グループ化を通して適切なサイト構造を把握できるページ評価の分散を防ぐページ数は少なくなるものの、重複コンテンツを防ぎ、高品質コンテンツの割合がふえ、個々のページの評価が集約される時間短縮につながる不要なキーワードや重複コンテンツを防ぐことで、効率性が高まるツールを活用して効率的にキーワードをグループ化する手動で検索クエリの意図を判別して適切にグルーピングすることは想像しただけでも大変な労力が必要とされます。ここではSERankingのキーワードグループ化ツールを活用して、時間をかけずにキーワードのグルーピングを行いましょう。1SERankingにログインして上部メニューの「ツール」内の「キーワードグループ化」をクリックします❶。2レポート名を任意に入力し、「検索エンジン設定」で調査対象となる国や地域を指定します。通常はGoogleを選択してJapanを選択、Googleインターフェイス言語は日本語を選択します。3キーワードグループ精度を指定します❷。グループ化する条件となる検索結果10位までで最低限一致するURLを指定します。4方式を選択します❸。Softはグループ化の条件としては緩やかで、Hardは厳密にグループ化します。Hardの場合はグループが増え、グループに割り当てられないクエリも多くなります。5今回はグループ化のみの操作となるため、検索ボリュームチェックのオプションでは「検索ボリュームをチェックしない」を選択します❹。6キーワードリストをインポートするかコピー&ペーストで入力枠に貼り付けます❺。
7最後に「グループ化開始」ボタンをクリックします。8しばらくして調査が完了するとメールが届きます。その後に「キーワードグループ化」へ移動して、左メニューの「結果」をクリックします❻。9グループ化された結果とその内容が表示されます。データはエクスポートが可能で、SERankingの検索順位ツールに取り込むこともできます。
グループ化方式:Softの場合(キーワードグループ精度:3)キーワードのボリュームが多いクエリAを軸に、そのほかのクエリの検索結果を比較し、同じURLを3つ以上含んでいればグループ化します。ただし、軸となるクエリ以外のクエリBとクエリCは必ずしも同じURLが3つ以上含まれているとは限りません。結果としては、クエリAとクエリB、Cは1つのグループ内に割り当てられます。
グループ化方式:Hardの場合(キーワードグループ精度:3)Hardの場合は軸となるクエリ以外のクエリ同士も比較して共通するURLが含まれていればグループ化されます。例えば以下の例ではクエリA~Cは1つのグループに分類されます。
Section09リストアップしたクエリの検索ボリュームを調べる検索クエリの利用頻度を月の平均値で表した値をここでは検索ボリュームと呼びます。検索ボリュームはクエリの需要を示す指標となり、需要が大きければ検索上位表示で獲得できるトラフィックも増えます。一般的な検索ボリュームの確認手順一般的には、Google広告のキーワードプランナーを使って検索ボリュームを調べます。※SERankingのアカウントを既にお持ちであれば、プロジェクトにリストアップしたクエリを追加するだけで、自動的に検索ボリュームが表示されます。Google広告のキーワードプランナーを使用して、検索ボリュームを調べる場合は以下の手順で操作します。1Google広告アカウントにログインします。2画面上部に表示される「ツールと設定」→「プランニング」→「キーワードプランナー」をクリックします❶。
3「」❶。
4リストアップしたクエリをコピー&ペーストして「開始する」ボタンをクリックすると、各クエリの検索ボリュームのデータが表示されます。※広告運用の予算や実績が少ないアカウントの場合には、詳細な検索ボリュームデータが取得できないこともありますのでご注意ください。SERankingにクエリのリストを追加する手順1SERankingにログインして、左メニューの「検索順位」からすでに作成済みのプロジェクトを選択します。※まだプロジェクトを作成していない場合には、「新規ウェブサイトの追加」手順に沿って操作を行ってください。2画面右上の歯車アイコンから、「プロジェクト設定」をクリックします❶。
3画面左に表示されるプロジェクト設定のメニューから「キーワード」を選択します❶。4クエリのリストを入力枠にコピー&ペーストするか、「キーワードインポート」をクリックしてリスト化したファイルをインポートします❷。
5順位取得が完了すると、各クエリの順位や検索ボリュームを含むデータが表示されます。
Section10検索ボリュームの少ないクエリは不要?クエリ選定では、検索ボリュームは施策の優先度や重要度を示す指標となり得ます。ただし、検索ボリュームが少ないクエリは単純にリストから除外しても良いということにはなりません。検索ボリュームは現在の需要を示す指標検索ボリュームの調査はクエリの需要を調べる上では重要ですが、この値はあくまでその時点の状況に過ぎません。市場の成熟度や積極的なプロモーションによって検索ボリュームの値は変動します。検索広告の場合には、一定数の検索ボリュームが無ければ、広告が掲載されることはないため、検索ボリュームを調べる必要性はあります。一方でSEOの場合には、次のような性質のクエリであれば、対象のクエリリストに含めておいた方が良いでしょう。1新規市場で検索ユーザーの使用が想定されるクエリ2市場が成熟するにつれ、需要が増えていくクエリ3収益性の高いクエリ新規市場で検索ユーザーの使用が想定されるクエリ新しい市場を作る最初の段階では、クチコミや参照が無いため、検索需要はほとんどありません。検索ボリュームがほとんど無い場合であっても、商品やサービスの利用者に優れた価値を提供していれば、クチコミや参照リンクが発生し、将来的にそのサービスに関連するクエリの需要が高まることもあります。優れた体験を提供するブランドや商品、企業、独自に作成したカテゴリ名は、最初は検索ボリュームがゼロであっても、作成したコンテンツや広告を通して認知度を高めて、検索需要を増やすこともできます。競争の激しいクエリの使用をあえて避け、新たな価値とともに別の独自カテゴリ名を意図的に使用して認知を広げていくことで、そのクエリの需要を高めていくことができます。新しい市場を作成できる商品であればビッグワードを含む既存クエリの検索意図すら変えてしまうこともあります。例えば「携帯電話」というクエリの意図はスマートフォンの登場によってこの10年で大きく変化してきたはずです。検索ユーザーはより便利なものを求めるため、検索エンジンの提供する検索結果もユーザーの意図に応えて変化していきます。市場が成熟するにつれ、需要が増えていくクエリ新規市場が作られた後に競争が激化することによってクエリの需要が高まります。競争相手が増えればそれぞれが独自のプロモーション活動を行うことで、市場に関連する様々な用語が人々に認知されていくからです。最近の市場の傾向としては所有から共有へと変化していることもあり、サブスクリプションモデルの新しい市場が今後も増えていくことが予測できます。音楽や服、自動車、家具などのサブスクリプションは一般的となっています。マーケティングエージェンシーの場合には、様々な業種のクライアントと関わることで独自の知見を蓄積していくことができます。例えば、「○○サブスク」や「○○レンタル」などは、この市場がまだ無いビジネス分野で、将来的に使用される可能性のあるクエリです。このようなクエリを発見した場合には、将来的に担当するかもしれないクライアントにも応用できるクエリとしてリストアップしておくと良いでしょう。収益性の高いクエリ極端な例とはなりますが、月に10回しか検索されなかったとしても、見込み客になる可能性が高く、顧客あたりの収益が非常に高いクエリも存在します。過去には考えられなかった事例として、自動車をウェブ上で購入できるサービスがあります。収益性までは推測できませんが、仮にオンラインで全てが完結するようであれば、検索需要が少なくても見過ごせないクエリとなるでしょう。
今後オンラインで注文する上で、利用者にとって不便な点が改善されてくれば、クエリの需要自体も高まる可能性があります。
Section01認知を広げたいブランド名や新しいカテゴリ名を決めるブランドや社名、商品名のネーミングはとても大切です。既存のクエリ調査方法に考え方が縛られてしまうと、検索規模の大きな単語をわざわざブランドや商品名、サイト名に含めてしまい、ブランドクエリでの検索上位表示を難しくしてしまいます。ブランドクエリの特徴自身の管理するブランド名や社名、独自の商品名を示すクエリは、ブランドクエリやナビゲーショナルクエリとも呼ばれ、そのウェブサイトへ訪問する検索意図を持ちます。代表的なクエリとしては、「Facebook」や「Amazon」「YouTube」「Apple」などがあります。ブランドクエリは、それ自体に別の意図が含まれる場合やGoogleによる何らかの制限を受けてしまっている一部の例外を除き、オーガニック検索結果で1位表示されます。実際に例で挙げたクエリでは、そのブランドのウェブサイトが表示されるはずです。同様に検索広告の場合でも、直接オンラインで購入できるサービスを持つブランドの多くはブランドクエリで検索した際の上位に広告が表示されています。この場合には競合が同じクエリで広告を表示させる場合と比べて、低いクリック単価で効果的にCVを獲得できます。実際に「Facebook」や「Amazon」「Apple」はブランドクエリで検索した場合でも検索広告が表示されています。
ブランドクエリで検索された際に広告を表示させるべきかについては、企業や商品、サービスによって判断が分かれることもありますが、以下の状況であればブランドクエリで広告を表示させる意味はあるはずです。
検索結果でできるだけ多くの検索ユーザーにウェブサイトの存在を知ってもらいたい競合を含むほかのウェブサイトの表示を可能な限り排除したいネーミングで注意すべき点クエリ選定の基本に縛られてしまうと、需要の高い検索ボリュームの多い単語を含む名称をブランド名や社名、サイト名に使用してしまいがちです。例えば、「中古○○ドットコム」というネーミングは比較的多く見かけるブランド名です。中古市場を狙って中古製品に関するクエリ(中古○○)で上位表示を狙ったものとなるでしょう。この場合のメリットとしては、上位表示されれば期待どおりに多くの人々にそのブランド名を知ってもらうことができる点です。ただし、AmazonやAppleのように元々の言葉の意味を超えて広く人々に知られるようになるためには、多くの時間と労力が必要となります(彼らは当初からGoogle検索のことはそれほど意識していなかったでしょうが……)。デメリットとしては、当初想定していた「中古○○」も含め、ブランドクエリ自体でも上位表示の難易度が上がってしまうことです。加えて、上位表示されたとしても、ファーストビューに競合が表示される可能性は残り、毎回検索されるたびに、ほかの競合ウェブサイトの商品やサービスも比較対象に含まれてしまうことになります。これは例えば商品のカテゴリや機能に関する検索クエリを対象として検索広告やSEOを行う場合も同様です。一般的な店舗での物販の場合には、消費者が選びやすいように売り場をカテゴライズして商品を陳列していきます。一方でショッピングサイトで商品カテゴリを決める際にも同様にクエリ調査からサイト構造を決めることもありますが、画期的な機能を持つ商品やサービスを訴求していきたいのであれば、わざわざ熾烈なクエリを含むカテゴリ名や機能名を付ける必要はありません。利用者にとって魅力的で、十分なプロモーション費用があれば、独自のブランド名とともにカテゴリや機能名を広めていった方が新たな検索クエリの需要を作ることができるからです。適切なブランド名、カテゴリ名を決定し、これらの単語がクエリとして使用されることも想定し、管理するクエリのリストに追加しておきましょう。
Section02クエリグループを各ファネルに割り当てるタスクを複数人で分担したチームの場合は、本書の2章Section03、4章Section02を通して調べた内容をもとに、セールスファネルのイメージを作成して共有しましょう。各ファネルにクエリのグループを割り当てるセールスファネル上にはオンラインも含めて様々な施策が割り当てられます。ここではSEOや広告用コンテンツ作成プランを検討するために、ファネルの各段階にリストアップしたクエリグループを割り当てていきましょう。「顧客へ転換」に近いファネルほど、購入意図が強くなります。
クエリの意図は以下の例のように分類でき、ファネルに割り当てることができます。見込み客との接点用語の意味を調べる意図/方法を調べる意図見込み客獲得特定のカテゴリや地域の商品やサービスを調べる意図/特定のカテゴリの商品を比較する意図
見込み客育成ブランド名に関する価格や手続き、場所、無料体験の有無を調べる意図顧客へ転換使い方や問合せ先を調べる意図/購入手続きを調べる意図顧客維持とロイヤリティ改善商品やサービスのウェブサイトへ行く意図/アカウントへのログインページへ行く意図/商品やサービスに関して問い合わせる意図クエリグループの意図に適したコンテンツを検討するクエリの意図に対して必要なコンテンツを用意しましょう。もちろん全ての意図に対応できれば理想的ですが、リソースが十分確保できない場合には、購買意欲の強いファネルを優先しましょう。検索からの集客を増やすために急いでブログを構築して、記事を量産する必要などは全くありません。1用語の意味を調べる意図「〇〇とは」「○○意味」や、用語そのもので検索される場合が多い。用語解説を提供するページを作成して対応します。一般的にはブログを活用するケースが多く、専門知識を持つ企業であれば対応することができる。一方でローカルビジネスの場合にはサービスの提供エリア外でこれらのページが上位表示されたとしてもそれほど目標達成には貢献しないため、必ずしも必要なコンテンツとは言えません。2方法を調べる意図「○○方法」「○○手順」といったクエリが該当します。手順解説や実践レポートを提供するページを作成して対応します。動画コンテンツも効果が期待できます。また、場合によっては読み物としてのコンテンツではなく、ウェブ上で完結できるサービスを開発して対応する場合もあります。こちらもローカルビジネスの場合には必須ではありません。3特定のカテゴリや地域の商品、サービスを調べる意図/特定のカテゴリの商品を比較する意図「セキュリティソフト」のような一般的なカテゴリ名や、「浅草歯科」のように地域とセットで検索されるクエリが該当します。「おすすめ」や「費用」「価格」「比較」といったクエリが含まれることもあります。検索ユーザーが注目するポイントを含む比較コンテンツを用意します。ECサイトの場合は、検索ユーザーが選びやすいカテゴリやサービス一覧ページを用意します。ローカルビジネスの場合には、少なくともディレクトリサービスやGoogleビジネスプロフィールへの登録が必須となります。4ブランド名に関する価格や手続き、場所、無料体験の有無を調べる意図「価格」「申し込み」「場所」「体験」といった単語とブランド名がセットで検索されます。会社概要や商品詳細ページを準備して住所、地図、導入手順、価格、体験申し込みの情報を含めて対応しましょう。5使い方や問合せ先を調べる意図「使い方」や「問い合わせ」「電話」といった単語とブランド名がセットで検索されます。よくある質問ページや、連絡先情報、問合せフォーム、ヘルプガイドを準備して対応しましょう。6購入手続きを調べる意図クレジットカードや銀行振込など決済手段や納品日などの確認。請求書の発行に関して検索されます。営業部門やサポート部門と協力して、よくある問い合わせを把握して、電話での問い合わせ件数をコントロールするために見込み客にとって必要な情報をわかりやすい位置に配置しましょう。7商品やサービスのウェブサイトへ行く意図ブランド名で検索されます。顧客との接点を維持できるように必要なコンテンツや役立つ情報を提供するページを用意します。一般的にはトップページを軸に関連ページへ誘導することになります。8アカウントへのログインページへ行く意図「ログイン」とブランド名がセットで検索されます。顧客にアカウントを発行するサービスの場合には検索からもアクセス可能なログインページを作成します。9商品やサービスに関する問い合わせの意図商品やサービスを活用した際に生じる問題や質問に関して、問い合わせをするために検索されます。
サポート部門と情報を共有し、電話での問い合わせ件数をコントロールするために見込み客にとって必要な情報をわかりやすい位置に配置しましょう。
Section03各ファネルの目標とプロモーション方法を決める各ファネルにクエリグループを適切に割り当てた後には、各ファネルの目標とプロモーション方法を決めます。オーガニック検索で上位を狙うコンテンツを作成し、購買意図の強いクエリで検索広告を実施しましょう。セールスファネルごとの目標を決定するまずはセールスファネルごとの目標を決定します。目標は数値として計測できた方が客観的に判断できます。以下の例のように、ウェブサイトへの新規訪問者数や、申し込み件数、スタッフ対応件数、購入件数、リピート購入件数を集計して施策の効果を判定するために定期的に集計しましょう。
次に、ファネルごとに行うSEOやディスプレイ広告、検索広告を含むプロモーション方法を具体的に決定します。
セールスファネルごとの施策を決定する第2章Section03の情報を参考にセールスファネルのイメージを完成させます。顧客へ転換はじめは購買意欲の高い「顧客へ転換」段階のファネルからプロモーション方法を組み立てていきましょう。例えば、ブランド名や独自のカテゴリ名を対象キーワードに含めて検索広告を運用し、ウェブサイトの訪問者対してリマーケティング広告を実施して、見込み客を顧客に転換させる方法などがあります。オーガニック検索に関しても、このファネルに割り当てたクエリで上位表示するために必要なコンテンツを作成します。顧客が必要とする情報をわかりやすく提供できていることを確認してください。見込み客獲得このファネルに該当するクエリの中には、検索広告を使用して効果的に見込み客を獲得できるクエリも含まれます。テストしながら効果的なキーワードを見つけていきましょう。購買意図が比較的強いファネルとなるため、割り当てられているクエリグループは、広告、SEOともに既に激しい競争が繰り広げられていることもあります。見込み客との接点このファネルでは、オーガニック検索上位を獲得するためにハウツーコンテンツを作成する手法も有効です。一方で、このファネルに該当するクエリは、インフォメーショナルなクエリが多く含まれるため、検索広告はあまり適していない可能性があります。なぜなら、このクエリグループの検索需要は高く、多くのクリックを得られますが、ターゲット層の購買意欲はこのファネルではまだ低いことが予測されるからです。
Section04クエリグループごとに有益なリンク誘導先やCTAを設定クエリグループごとに検索意図は異なるため、コンテンツ別に設定すべきCTAや誘導先は異なります。ここではユーザーの行動を推測した上で、ファネルより小さいキーワードグループ単位で必要なCTAやメインの誘導先を決めていきましょう。CTAとは?CTA(シー・ティー・エイ)はコールトゥーアクションの頭文字をとったもので、訪問者のアクションを促す役割を持つボタンやリンクです。「資料請求する」「カートに入れる」「定期購読する」「無料サンプルを試す」などはウェブ上でよく見かけるCTAです。
文脈にマッチした適切な場所にCTAを設置することでターゲット層の注目を集め、リンク先のページに移動してもらえる機会が増えます。MEMO文脈と無関係なCTAやユーザー体験を阻害するようなCTAは逆効果となりますので注意しましょう。ターゲット層の問題を解決した後に想定される興味を推測ターゲット層と最初の接点を持った後、作成したコンテンツによってその検索意図を解決できれば理想的です。その上で、ターゲット層が次に調べる可能性のある情報や解決すべき問題を先回りして予測しましょう。例えば、あなたが動画編集ソフトのメーカーのオンラインマーケティング担当で、見込み客獲得の目標を「無料トライアルへの申し込み」件数を増やすことに設定したと仮定します。そして、「YouTubeを使って趣味の動画を撮影して、編集方法を調べたい」人々をターゲット層に定めたとします。この場合、ターゲット層は検索エンジンを使って動画の撮影方法や編集方法を調べることでしょう。おそらく最初はできるだけ費用のかからない方法を探すのではないでしょうか。「youtube撮影方法スマホ」「youtube動画編集無料」などがこのファネルに該当する検索クエリとなります。この場合、プロモーションを行う側は、検索ユーザーの意図を解決し、満足するコンテンツを最初に作成します。そして、ターゲット層の問題を解決した後に思い浮かぶ疑問や、次のレベルで抱える問題点を推測します。例えばターゲット層は、「動画編集に対する作業時間の短縮」や、「より高度な編集方法」に興味を持つかもしれません。そしてそのようなターゲット層のうち何人かは有料の動画編集ソフトに興味を持ち、いくつかのソフトウェアの価格を調べることでしょう。このようなターゲット層が最初にあなたのウェブサイトに訪問した後に、接点を長く持ち続けるために、「動画編集に対する作業時間の短縮」や、「より高度な編集方法」に関するコンテンツを作成することは有効かもしれません。接点を線に変えて見込み客を増やすこの場合、最初に接点を持ったコンテンツから更に興味を持つことが予測されるコンテンツへリンクすることで、ターゲット層のウェブサイトの滞在時間を増やし、目標として設定している「無料トライアルの申し込み」件数の増加に繋げることができます。具体的には、以下の方法が考えられます。1.検索クエリに最適化したコンテンツページでターゲット層が満足すると予測される部分で、次に必要とするコンテンツページへのリンクを追加する。2.検索クエリに最適化したコンテンツページに訪れたターゲット層に対して、リマーケティング広告を実施して、次に必要とするコンテンツページへ誘導する。3.どちらのページにも取り扱う動画編集ソフトを使用した場合の操作手順やメリットを解説し、無料トライアル申し込みを促すCTAを設置する。無料版と有料版の違いやその価値を理解してもらう。ターゲット層と継続的に接点を持つために必要なコンテンツをあらかじめ整理しておきましょう。そしてクエリグループごとに主要な誘導先やCTAを決めましょう。
Section05SEOは初期のファネルから幅広く対応有料検索と比べた場合、SEOは初期の段階を含むファネル全体をカバーできます。つまりSEOは売上を増やすだけでなく、顧客ロイヤルティやサポート負荷、商品の改善まで総合的に対応することになります。上位表示が難しいページリストアップしたクエリグループで上位表示を狙う場合、トップページや企業概要、商品ページを最適化したいところですが、実際にこれらのページではなかなか上位表示を達成できません。これは想像してみると理解できます。情報収集目的で検索しているのに、検索結果に商品ページばかり表示されるようであれば、ユーザーとしての利用価値はありません。Googleは検索ユーザーの意図を理解して、必要な情報を検索結果に表示させます。そのため、ウェブサイト運営者は、情報収集目的のクエリに対しては、FAQやヘルプページ、そして必要であればブログを使って記事を作成します。これは購入の意図の強いトランザクショナルクエリを狙ってSEOを行う場合でも同様です。特定ブランドを購入する意図を持つ検索ユーザーの場合、その商品名を検索してその商品を取り扱っている店舗で、詳細がわかるページを探します。これが、まだ商品名すら知らない商品選定段階であれば、「○○比較」「○○価格」などのようなクエリで、複数の商品のスペックや価格、特長を比較して選びたいと考えるはずです。そのため、偏りなく多くの商品を扱うECサイトや、比較サイト、特定の業種で全国をカバーしたポータルサイトのカテゴリ一覧ページが評価される傾向にあります。このようなトランザクショナルクエリの場合、対応しやすいウェブサイトと、対応の難しいウェブサイトとに分かれます。例えば、多数の商品を扱うAmazonや楽天といった規模の大きな企業の場合は、商品カテゴリページを活用して、検索ユーザーが興味を持つ商品群を表示させ、比較しやすく選びやすさを追求することで、上位表示を狙うことができます。また、特定のメーカーに偏らず多くの商品を実際に使って比較やレビューを行うレビューサイトなどは検索ユーザーが求める情報を提供できます(例:価格.comやITreview)。
一方で、独自商品のみを扱うメーカーサイトの商品ページでは検索ユーザーの意図を満足させるコンテンツを作成することは難しいでしょう。
SEOのために無理に競合商品と比較することはモラルの面で難しいでしょうし、せっかく商品ページに訪れたユーザーに対して、わざわざ競合を宣伝することにもなってしまうため、抵抗感があるのは当然です。このような場合は、SEOよりもむしろ即効性のあるリスティング広告によるプロモーションの方がおすすめです。もともと検索エンジンは購入目的よりも情報収集目的での利用が多いため、情報収集目的のクエリにマッチするコンテンツを正しく提供することでより多くの検索ユーザーと接点を持つことができます。「○○の方法」「○○のやり方」「○○とは?」といった情報収集目的のクエリに対しては、答えや知識、詳しい解説を提供するコンテンツをFAQやヘルプページ、ブログ上で作成することで、ターゲット層との接点を増やすことができます。
Section06検索広告は少なくとも購入プロセスに近いファネルには対応させる検索広告の知識がまだ十分ではないと感じる場合は、「見込み客の獲得」段階に近いファネルに割り当てたクエリに対して小規模な予算からでもテストしていくことをおすすめします。小規模からでも検索広告を試しましょう検索広告を実施する前にはGoogle広告に関するガイドを必ず確認しましょう。予算の範囲で無駄なく効率的に見込み客を獲得できる詳細な設定が提供されています。想定されるCPAの範囲でコントロールできるようにし、徐々に対応クエリの範囲を広げていきます。成果の上がらないクエリの場合は、広告文やランディングページを修正しつつ、それでも改善が無ければ停止することもできます。SEOに適していないビジネスとクエリクエリリストをあなたのビジネスに当てはめて分類すると、SEOに適している、検索広告に適している、または両方とも適しているクエリとで区別することができます。無理にSEOで対応しようとせずに、検索広告を活用することも検討しましょう。既にトランザクショナルクエリの例でも説明したとおり、ビジネスの種類によってはSEOに適していないクエリは存在します。もう一つ別の例を挙げると、ローカルビジネスのケースで競争者が多い場所では、Googleビジネスプロフィールに登録するだけではなかなかオーガニック検索枠の上位表示は実現できません。例えば「港区歯医者」で検索すると、オーガニック検索の上位にはレビューサイトやディレクトリサイトが掲載されています(次図参照)。
このように検索ユーザーにとって選択肢があまりにも多い場合には、検索ユーザーが選びやすいように、独自の視点で周辺地域の情報をまとめたレビューサイトやディレクトリサイトが上位に掲載されるケースが増えます。
このようなウェブサイト上で掲載を依頼しつつ、検索広告も試してみましょう。広告に適していないクエリ購買意欲の低いインフォメーショナルクエリの場合には、購買意欲を持ってもらうまでに時間がかかります。加えてインフォメーショナルクエリの検索ボリュームはほかのクエリに比べて多いため、クリックされる機会は多くなります。つまりクリックは多く、成果につながるまでは時間がかかります。例えば「iphone」という検索クエリは、検索ボリュームが月に平均1,000,000件もあります。「iphone」というクエリには、購入意図や修理業者を探す意図、ショップを探す意図など様々な意図が含まれます。除外キーワードや完全一致などの条件を設定せずに、何の知識もなくこの手のビッグワードで広告を掲載すればあっという間に広告予算が消えてなくなってしまうでしょう。両方の施策が適しているケースAmazonや楽天のように、多くの商品を扱うECサイトがトランザクショナルクエリをターゲットにプロモーションを行う場合は、商品カテゴリ一覧ページが重要な役割を果たします。検索ユーザーが選びやすく、比較のしやすいページとなるように改善していきましょう。また、そのページを検索広告のランディングページに指定することもできます。
Section07コンテンツ作成プランとスケジュールを決めるSEOを実践していくために、今後のコンテンツ作成プランとスケジュールを作成しましょう。コンテンツの作成に必要なスタッフや稼働時間、優先順位を決めていきます。コンテンツ作成に関わるスタッフ小規模なビジネスの場合は1人で全て対応することになります。チームとして取り組む場合には、スタッフと協力して進めていくこととなるでしょう。エンジニア商品カテゴリページのように特定の条件で自動的に商品を一覧表示するページを修正する場合には、エンジニアの協力が必要となります。ウェブサイト全体に影響するカテゴリページのタイトルや表示内容を最適化することで、ウェブサイト内の全てのカテゴリページの検索順位が向上する場合もあります。デザイナーコンテンツ内で使用するインフォグラフィックやイラストが必要な場合はデザイナーの協力が必要となります。外注する場合もあれば、画像素材を購入して使用する場合もあります。SEO担当者検索ユーザーの意図、商品やサービスの特徴、競合コンテンツの特徴を理解し、クエリに最適なコンテンツの要点や章立てを示します。社内の様々な部門からコンテンツ作成に必要な情報をヒアリングし、協力を引き出す能力が必要です。コンテンツ公開前に最終的なチェックを行い、その後の成果も追っていくことになります。ライターSEO担当者が兼務する場合が多いかもしれません。外部のライターを使用する場合には、ライター自体のスキルは成果に大きく影響します。コンテンツのチェックを怠り、著作権侵害で訴えられるケースもあったため、外注する場合には、画像や文面に盗用が無いことを確認しましょう。コンテンツ作成のスケジュールを決めるSEOは検索広告と比べてすぐに効果を期待することは難しいため、見込み客獲得や収益に最も効果的と思われるクエリグループを優先してコンテンツを作成していく方が良いでしょう。この場合にSERankingのキーワード調査ツールで確認できる「検索ボリューム」やクエリの「難易度」などはひとつの判断基準となるかもしれません。
コンテンツ作成に対する稼働時間SEOの場合は、成果を予測しにくいため、公開後のコンテンツ改善も含めて1つのコンテンツに従事する際の稼働時間は、一定期間で1つのコンテンツに対して期待する見込み獲得数や収益予測に基づいて算出すると良いでしょう。見込み客獲得数は、GoogleアナリティクスやSearchConsoleのデータをもとに類似する過去の実績をベースにします。次の予算の見直しまでに得られる見込み客数と収益を算出した上で、コンテンツ作成に割り当て可能な費用と稼働時間を計算します。ただし予算の都合でコンテンツの品質を軽視して低品質コンテンツを大量に作成することは避けましょう。初めてコンテンツを作成する場合には、想定よりも時間がかかるため、稼働時間は多少多めに見積もっておくことをおすすめします。
Section08検索ユーザーにソリューションを提供するクエリに対して疑問を解決する方法は手順や用語の説明だけではありません。一般的に作成される縦長のコンテンツを作成する以外にも、ページ上でクラウドタイプやダウンロードタイプのツールを提供するという方法もあります。長文コンテンツだけがソリューションではないSEOで記事を作成する場合、必要なトピックをまとめて手順を解説するような長文コンテンツの作成が一般的です。この方法はクエリに対してオンライン上で十分に情報が提供されていないビジネスの場合には有効ですが、SEOに取り組む競合が増えていけばSERPに掲載されるページも似たような記事が増えていきます。検索クエリのボリュームや関連するクエリ、上位表示されているページのコンテンツといった情報は、競合も当然コンテンツを作成する際に参考としているデータとなるため、類似のコンテンツが増えてきてしまうのでしょう。競合が多い検索クエリに適したコンテンツを作成する場合は、長文コンテンツを作成するといった発想を上回るオリジナリティが必要となります。上位表示されているソリューションの例Googleで検索する際に、テキストがほとんどないページが上位表示されていることもあります。Googleはコンテンツ内のテキストだけでなく、検索ユーザーの行動も検索順位指標として使用しています。検索ユーザーに対して利便性の高いソリューションをウェブ上で提供していれば、特定のクエリで上位表示される可能性は十分にあります。例えばページ上に用語の解説や手順の解説を含まないソリューションが上位表示されている検索クエリの例としては以下のようなものがあります。「IPアドレス」1位のページはアクセスするだけで利用端末のIPアドレスを確認できる無料のオンラインツールです。そして用語や手順の解説やWikipediaを抑えて上位に表示されています。
「ペンキ塗り方」
1位のページは知識を体系的にまとめたテキストと画像のコンテンツですが、2位以降は動画コンテンツが多く掲載されている。
「XMLサイトマップ作成」ページ上でユーザーの抱える疑問を本質的に解決できる動画コンテンツやウェブアプリ、ダウンロードコンテンツなどもソリューションの一つと言えるでしょう。この場合、エンジニアや動画編集のスタッフの協力が必要となります。
Section01ユーザーの問題を解決するコンテンツを作成するブログを活用した長文記事コンテンツは、検索トラフィックを獲得するために多くのビジネスで取り組まれている方法です。この章では、主にテキストや画像を使用したコンテンツ作成の基本的な考え方と方法について解説していきます。コンテンツのトピックとは?トピックとは、見出しとそれを説明する文章、画像、動画、参照リンクなどを含む1つの塊です。ページのコンテンツは複数のトピックで構成されます。
コンテンツの「質」とは?検索エンジンの性質上、コンテンツの質はあくまで相対的な評価となります。トピックごとに分けて考えてみましょう。以下の点は品質を判断する上で重要な要素です。ライバルよりも広い範囲のトピック(情報の幅)ライバルよりも専門的で詳しい(情報の濃さ)ライバルには無いオリジナルの情報を含む(独自性)ライバルよりも信頼性が高い(著者の権威性)ライバルより広い範囲のトピック(情報の幅)1つの物事を説明するために、その背景も含めた周辺のトピックを含めます。検索ユーザーが興味の無いトピックは不要ですが、広い視点で物事を解説することで検索ユーザーにとってわかりやすい情報となります。検索ユーザーが気になるトピックは網羅した上でコンテンツの差別化を図りましょう。トピックの幅が広すぎるとテーマがぼやけてしまうため、訪問者の目線で必要十分なトピックを見極めましょう。ライバルよりも専門的で詳しい(情報の濃さ)トピックにはできるだけ詳細な情報を含めます。検索ユーザーが興味を持たない情報は含める必要はありません。また、説明が冗長となってしまう場合には、箇条書きや表、図、動画を使用して簡潔に表現します。ライバルには無いオリジナルの情報を含む(独自性)幅広いトピックで、詳しく解説していたとしても、上位に表示されるライバルコンテンツと差別化を図ることができなければ、ユーザーからも検索エンジンからも評価されません。自社製品やサービスの例や独自の調査研究データなど、ライバルが真似しにくいオリジナルのトピックを含めていきましょう。ライバルよりも信頼性が高い(著者の権威性)GoogleはYMYLコンテンツを対象に、信頼性を求められる検索結果に関しては、著者の作成してきたコンテンツや履歴を参考にします。Googleは著者名でコンテンツの著者を特定するわけではありませんが、著者の存在を明確にし、品質を維持していくことで特定の分野での検索結果に良い影響を与えることがあります。作成するコンテンツの最低文字数検索ユーザーの意図を解決できるものであれば、文字数に関係なく、オンラインサービスでも動画でも上位掲載されます。上位表示されているライバルコンテンツが長文コンテンツだからといって、必ずしもそれを真似る必要はありません。重要なことはどのようにして検索ユーザーの問題を解決するかであって、解決方法は1つではありません。
Section02コンテンツ作成時の注意点コンテンツを作成する際は検索エンジンではなく、読み手の状況や意図を意識しましょう。検索ユーザーに最後まで読まれ、満足されるコンテンツは、検索エンジンからも評価されるようになります。ユーザー体験を意識して検索エンジンのガイドラインを遵守するトピックを構成する要素には、見出し、画像、動画、リンク、表、箇条書きのリストなどがあります。訪問者に内容を伝えるために、これらの要素を上手に活用していきましょう。トピックの順番を整理して、読み手が理解しやすい話の流れをつくるただ単純に各トピックの説明を羅列するだけでは、話がつながらず読みにくい文章となります。少し極端な例となりますが、餃子の作り方を例にすると、材料の説明の後に、作業手順に沿って説明した方がわかりやすいでしょう。材料を用意し、具を混ぜ合わせ、餃子の皮で包み、フライパンで焼くという手順のところを、先に焼き方の説明をして最後に材料の説明をしたのでは、話がつながらず読みにくくなります。トピックとトピックのつなぎ目には特に注意し、読み手がスムーズに読み進められるように考慮しましょう。画像や写真を適度に使用テキストだけのコンテンツに対して抵抗を持つ訪問者もいます。物事を説明する上で、文章だけでは伝わりにくいケースもあるため、適度に画像や写真を使って説明しましょう。ユーザーの端末や読みやすさにも配慮するパソコンだけでなく、スマートフォンでコンテンツを見た場合の読みやすさも考慮しましょう。文字が小さすぎないか、改行が適度に入っているか、行間が詰まりすぎていないか、読みやすいフォント色となっているかなどを確認します。売り込み色を出しすぎない商品の宣伝や広告ばかりが目立つと、押し付けがましく、煩わしいと思われます。トップページとブログコンテンツは、役割が異なります。トップページや商品ページはライバルとの差別化ポイントやセールスポイントを明確に打ち出すものです。一方、ブログ記事内では情報収集目的の検索ユーザーに対して、役立つ情報を提供して信頼を獲得することが目的です。売り込みを意識しすぎたコンテンツは途中で訪問者が去ってしまうかもしれません。画像の無断転載画像の無断転載は法的にモラルの面でも大きな問題となります。特に利用許諾を確認せずにネットで見つけてきた画像を使用することは避けましょう。著作権フリーの素材も掲載条件によっては利用できない場合もあります。利用可能なライセンスかどうかは必ず確認する必要があります。文章のコピペも問題になる他人のコンテンツの文章をまるごとコピーした場合にも大きな問題となります。ただし文章の一部であれば、一定の条件を満たすことで引用することはできます。引用の目的上正当な範囲内で行われるものであること引用される部分が「従」で、自身のコンテンツが「主」であることかぎ括弧などを使用して引用文であることが明確に区分できること引用元のURLや題号、著作者名が明記されていること
ほかにも引用元の内容を改変することはできない、公表されていない著作物は引用できないなどがあります。詳しくは、以下の「公益社団法人著作権情報センター」のページを確認しましょう。https://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime7.html検索ユーザー目線で役立つコンテンツただ長いだけのコンテンツは、読みにくいだけでなく、ビジネスとしての成果にもつながりません。検索ユーザーに最後まで読んでもらえるように、細部にこだわりましょう。コンテンツは一度作成したら、それで終わりではありません。よりわかりやすく、より詳しく、より新鮮な情報となるように、定期的にコンテンツを改善していきましょう。
Section03クエリに含まれる様々な検索ユーザーの意図を調査・理解するクエリの意図を把握するには、検索ユーザーの視点で考える必要があります。GoogleのSERPで利用可能な、オートコンプリートや関連キーワードは、検索ユーザーの意図を把握するためのヒントとなります。調査を行う前に検索意図を推測するまずはクエリリストの中からクエリグループを1つ選択します。「フットサルシューズ選び方」というクエリを例にして、どのような意図が含まれるかまずは自力で考えてみましょう。フットサルシューズの種類が知りたい例えば体育館など屋内の場合と、人工芝の屋外フットサルコートとでは機能が異なる。そもそもランニングシューズなどではダメなのか知りたいボールを蹴るスポーツで相手に足を踏まれることもあるため、耐久性が必要となる。サッカーシューズとの違いも知りたい屋外フットサル場や体育館ではスパイク使用は禁止されている。このような意図をトピックに分類して、疑問や問題点を解決できるコンテンツを作成していきます。コンテンツのテーマは「フットサルシューズの選び方」についてです。フットサルシューズの種類と特徴、価格など屋内用と屋外用の違いについてほかのシューズがフットサルに適していない理由サッカーシューズとフットサルシューズの違いこの場合自分で考えたトピックは3つです。しかしこの段階でいきなりコンテンツを作成せずに、検索ユーザーの意図をさらに詳しく調べましょう。ツールやサービスを使って検索ユーザーの意図を調べるSERankingの「検索エンジンオートコンプリート」ツールやそのほかのオンラインツールを使用して、オートコンプリートでサジェストされるクエリを調べましょう。この場合は、ツールによって以下の2つのクエリがサジェストされました。フットサルシューズ選び方サイズフットサルシューズ選び方つま先「シューズのサイズの選び方を知りたい」という意図と、「シューズを履いた時の快適なつま先のスペースを調べたい」という意図をカバーするトピックがコンテンツには含まれていないことに気がついたため、次のトピックをコンテンツに含めました。自分の足に合ったタイプのシューズや適切なサイズの選び方つま先のスペースはどの程度余裕が必要なのかこのようにサジェストされる検索候補で含められそうなトピックがあれば、コンテンツに追加しておきましょう。例では省略していますが、このほかに関連キーワードも参考にして含めるべきトピックを追加しましょう。このように複数の情報を元にして比較すると、クエリの意図が掴めてくると思います。
同様にYahoo!知恵袋で「フットサルシューズ選び方」で検索して、同じような疑問がないかを確認することもできます。ここでも含められそうなトピックがあれば追加すると良いでしょう。
MEMOYahoo!知恵袋https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
Section04対象クエリで上位表示の競合コンテンツを分析するここまでの作業では、“自身”で考えたトピックをもとに、ツールを使って“ユーザー”が調べているトピックも加えてきました。ここからより競争力のあるコンテンツに仕上げていくために、“”。ライバルのコンテンツを見てみよう引き続き「フットサルシューズ選び方」のクエリを例に解説していきます。ここまでの作業では、コンテンツに含めるトピックは次のようになっています。フットサルシューズの種類と特徴、価格など屋内用と屋外用の違いについてほかのシューズがフットサルに適していない理由サッカーシューズとフットサルシューズの違い自分の足に合ったタイプのシューズや適切なサイズの選び方つま先のスペースはどの程度余裕が必要なのかここからは更にライバルサイトのコンテンツでカバーしているトピックも確認しておきましょう。次のような手順で調査します。1コンテンツ作成のために選んだクエリでGoogle検索してみます(この例の場合では「フットサルシューズ選び方」です)。2実際に上位1~3位のライバルコンテンツを見てみましょう。はじめのうちは、エクセル等の表を使って、競合サイトのトピックを分解して箇条書きにしてまとめるとわかりやすいかもしれません。
3類似するトピックを色分けしておくと、上位表示のコンテンツの特徴がわかります。オリジナルのトピック、共通してカバーされているトピックを確認しましょう。
ここで調査したトピックで含められそうなものや、それ以外でも検索ユーザーに役立ちそうなほかでは扱っていないトピックもコンテンツに加えていきましょう。
この後の作業では、これらのトピックをもとに自身の言葉で文章を考えてコンテンツを作成していくことになります。独自性についてクエリ調査からトピック調査までの方法は、多くの企業も実践している一般的な方法です。そのため、競合の多いクエリの場合には、似たようなコンテンツが多く検索結果に表示されます。この場合、検索順位評価の鍵を握る要素はライバルが簡単には真似できないような独自性となるでしょう。例えばメーカーであれば技術的な知識を基にしたコンテンツ、販売店であれば豊富な商材を比較したコンテンツなど、ライバルに簡単に真似されないコンテンツ作成が理想的です。
Section05トピックからアウトラインを作成するコンテンツを構成するトピックのリストアップが完了したら、コンテンツのアウトラインを作成しましょう。複数のトピックを単純に羅列するだけでは読みにくいコンテンツとなります。ストーリーを考えて、トピックの構成を練りましょう。アウトラインとはコンテンツを作成する際は、いきなり文章を書きはじめるのではなく、まずトピックの順番や章立てを決めましょう。アウトラインについて理解するためには、もう一度トピックについておさらいする必要があります。トピックとはトピックとは、見出しとそれを説明する文章、画像、動画、参照リンクなどを含む1つの塊です。コンテンツにおけるアウトラインとは、文章の流れを組み立てる設計図のようなものです。扱うトピックが多いほど、縦に長いコンテンツとなります。アウトラインを決めずにコンテンツを作りはじめた場合、内容がまとまらず、読み手にとってわかりにくい文章となりがちです。また、重要なトピックの配置場所も検索エンジンの評価に影響します。検索ユーザーが素早く知りたい内容を探すことができなければ利便性の高いコンテンツとは言えません。
アウトライン作成のメリット
アウトラインを作成するメリットは、読み手が理解しやすいようにトピックの流れを先に決めることができる点です。文章の骨格を先に決めてから文章を書きはじめるため、論点がずれにくく、重要なポイントを忘れずに含めていくことができます。アウトラインを作成するアウトラインの作成には、使いやすいツールであれば、メモ帳でも、Wordでもなんでもかまいません。実際にアウトラインを作成してみましょう。例えばここまでの作業で考えてきた「フットサルシューズ選び方」を例にアウトラインを考えると次のようになります。MEMO下の画像は「OneNote」(https://www.onenote.com/)を使って作成したアウトラインです。
読者にわかりやすい文章構造を示す
見出し(HTMLではh1~h6タグ)のレベルを適切に使用します。例えば、「フットサルシューズの選び方」というコンテンツのタイトルはHTMLのタイトルやH1で使用します。「フットサルシューズの特徴」「シューズの違い(ソール)」「シューズの違い(アッパー)」はHTML見出しのh2に相当する小見出しです。また、h2の「シューズの違い(ソール)」には、「屋内用」「屋外用」といったHTML見出しのh3に相当する更にレベルの小さな見出しを使用しています。
Section06ユーザーに役立つ情報を追加する役に立つコンテンツは参照や共有されることが多く、自然な被リンクを獲得できます。ページ全体として共有される場合もあれば、ページ内の特定の情報が引用されることもあります。被リンク獲得の効果被リンク獲得による直接的な効果は、SNSや外部サイトからリンク経由で辿ってくる訪問者の増加です。そして、共感を呼ぶようなコンテンツであれば、SNSユーザーにシェア、拡散され、またそのリンクを辿ってくる訪問者が増えていきます。
それ以外に、SEOの面では質の高い被リンク獲得により、検索エンジン評価が向上します。SNS上のリンクはランキングには影響が無いと言われていますが、一方でTwitterの内容は一部検索結果に表示されることもあります。たくさんの人にコンテンツが共有されることにより、そのうち何人かのブログやウェブサイトで引用とともにリンクされる場合があります。
被リンク獲得においてもコンテンツの質は重要訪問者に役立つコンテンツ、訪問者にわかりやすい、読みやすいレイアウトなど、訪問者目線でコンテンツを作成していくことが重要です。次のような点は被リンク獲得において考慮すべき点です。共有されやすいコンテンツを掲載する外部ウェブサイト運営者が利用できるイラストやインフォグラフィックなどの画像を作成する事も有効です。参照リンクと記事タイトルの表記を掲載条件にして外部サイトがその画像を使用できるようにします。この方法以外にもSNSで共有されることを想定した動画コンテンツや、独自の実験結果や研究レポートなども引用されやすいものです。このほか、競合ページの被リンクの文脈をチェックして、自身のコンテンツに応用するという方法もあります。SERankingで競合ページの獲得被リンク状況を調べ、共有されやすいトピックやコンテンツを確認しましょう。上部メニューの「被リンクチェッカー」を使用して、URL単位で調査します。
質の高いコンテンツを作成するユーザーが調べたい情報を含み、情報量が豊富なコンテンツは検索される機会が増えます。オーガニック検索のトラフィックが発生していれば、被リンク獲得の機会も増えます。しかし、読みにくいレイアウトやデザイン、不十分な説明では、コンテンツは最後まで読んでもらえず、被リンク獲得の機会は減少します。わかりやすく、読みやすいコンテンツとレイアウト検索経由でも参照リンク経由でも、訪問者が目的の情報にたどり着けなければ、共有や被リンク獲得にはつながりません。特に検索ユーザーの場合、必要とする情報を短時間で見つけることができなければ閲覧を途中でやめてしまうかもしれません。この点についてはGoogle向けというよりは訪問者目線で改善していきましょう。質の高いコンテンツをSNSで発信TwitterやFacebook、YouTube、RSSフィード、メールを活用して、作成したコンテンツを多くの人に見てもらえるように情報を発信します。TwitterもFacebookもYouTubeもオリジナルのブランドページを作成できます。
ビジネスにマッチしそうなSNSを活用して、より多くの人に知ってもらえるように情報を発信していきましょう。
Section07検討したCTAを配置する第5章4節でセールスファネルやクエリグループごとに設計した誘導先のリンクやCTAをページに設置します。単純にリンクやCTAを配置するだけでは効果はありません。文脈上適切なポイントを作りだして、目的のページへ誘導しましょう。CTAは配置場所が重要効果的なCTAの設置個所はテストしなければわかりません。スクリーンの上部やサイドメニュー上、フッター手前にCTAが表示されていたとしても、簡単にクリックされるものでもありません。コンテンツ本文内にCTAを組み込むことでクリックが増える場合もあります。例えば、プロモーション対象の商品やサービスの使い方を記事内で扱い、無料トライアル利用を促すCTAを設置する方法は効果的です。CTAはクリック可能なボタンであることが多いです。ボタンは本文の中に配置しても目立つ色が適しています。そしてボタンの周辺にはクリックを後押しする短いテキストを配置するのが一般的です。以下のCTAは入力フォームとボタンが配置されています。
CTAは単純にリンクを設定しても問題ありません。
最適なCTAの配置位置や色、説明文を見つけるためにテストを行い、クリックが最も多いCTAパターンを採用しましょう。コンテンツの要素として必要なリンク説得力を増す参照リンクと引用行政や信頼できるメディアの調査レポートやデータを、信頼性を示す根拠として使用することもできます。自身の見解を記述するより、信頼できるデータを参照することで訪問者が納得できる結論を導きだすこともできます。引用元を明示し、それが引用であることがわかるスタイルで表記しましょう。
関連するコンテンツへのサイト内リンクGoogleは自動で設置されるリンクや、手軽に一括で設置できるサイトワイドリンクよりも、人の手で編集に時間を割いて本文内に設置したアンカーテキストリンクの方を評価しているようです。コンテンツ内から読者の興味をひくコンテンツへのリンクや、知識を補足するようなコンテンツへのリンクは、訪問者の滞在時間を増やします。ウェブサイト内のコンテンツ同士で役に立つリンクがあれば設置しておきましょう。
Section08比較やレビューコンテンツ作成時の注意点2021年4月8日にGoogleは、商品レビューに関するランキングシステムの改善(商品レビューに関するアップデート)を英語圏で実施しました。今後は、日本への適用も想定した上で、比較やレビューを作成する必要があります。商品レビューに関するアップデート商品レビューを行うコンテンツに関して、多数の商品をまとめただけの質の低いコンテンツよりも、詳細な調査結果を示しているコンテンツの方をより評価するようにランキングシステムが改善されています。単純に比較やレビュー対象の商品点数が多ければ良いというわけではなく、今後はレビューの質も重要視されていくことになるでしょう。アップデートの適用範囲発表時点では英語圏全体で実施し、Google検索だけでなく、GoogleDiscoverの結果にも影響していました。対象範囲は、日本語などほかの言語や国に拡大していくことが予測されます。対象となるコンテンツ1つの商品やサービスに対するレビューをまとめたページと、複数商品をまとめたレビューのどちらも対象となっています。専門家により提供される詳しいレビューが評価される一方、不特定のユーザーが作成するUGC(ユーザー生成コンテンツ)は品質のコントロールが難しいため、Googleから高い評価を得ることは難しくなります。比較やレビューに関連する検索クエリは、トランザクショナルなクエリに分類されるため、SEOで上位表示を実現できれば収益の向上が期待できます。Googleが提示しているアドバイスも考慮に含めた上でコンテンツを作成していきましょう。レビューコンテンツ作成に関するGoogleのアドバイスGoogleが提供しているアドバイスは以下のとおりです。必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか。メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか。商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか。競合商品との差別化要因について説明しているか。比較対象となる商品を示しているか。または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか。調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか。以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか。商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか。たとえば、自動車のレビューでは、燃費、安全性、運転のしやすさが主な意思決定要因であると判断し、そうした分野での性能を評価します。メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか。(出典:「Googleの商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと」https://developers.google.com/search/blog/2021/04/productreviewsupdate?hl=ja)レビューコンテンツは検索ユーザーが商品を購入する前に参照されることが多く、購入意思決定を左右する重要なコンテンツです。コンテンツ作成側は、検索ユーザーの商品選定のために役に立つ判断基準を提供するよう心がけましょう。MEMOGoogleからは別途商品レビューを書く方法についての推奨項目が公開されています。商品レビューを作成する際には、こちらも参考にしましょう。
質の高い商品レビューを書く方法https://developers.google.com/search/docs/advanced/ecommerce/writehighqualityproductreviews
Section09公開前にターゲット層に近い第三者に読んでもらうユーザーに価値ある検索体験を提供することで検索エンジンからの評価も獲得できます。一方で、素晴らしい内容であっても、理解しにくい文章では最後まで読んでもらえません。最終的にターゲット層の問題解決に役立つコンテンツに仕上げましょう。正しい文法と読みやすさの配慮長いコンテンツをそのまま工夫せずにのせてしまうと、以下のように読みにくい文章となります。スマートフォンで表示させると更にひどいことになります。
この状態では、読むだけで一苦労のため、成果に結びつくことはないでしょう。
コンテンツを簡潔かつ読みやすくするアイデア読みやすさを改善するには、以下のようなアイデアがあります。ターゲット層の属性や行動を考慮して、改善できそうな点があればお試しください。コンテンツを公開する前には、デスクトップだけでなく、スマートフォンでもチェックしましょう。Googleはモバイルデバイスで表示されるコンテンツやレイアウトを評価基準としているからです。もちろん、想定されるターゲット層の使用デバイスがスマートフォンであれば、スマートフォンで表示されるコンテンツを重点的に確認しましょう。Googleのアルゴリズムでは問題なくても、肝心のターゲット層に優れた体験を提供できなければ、最終的な成果にはつながりません。文章以外で表現する方法も検討する。・画像・表形式・箇条書き・手順3行でひとかたまりの文章を心がける。読みやすい位置で改行する。段落ごとに空間を作る(1行分の空間があっても良い)。色は統一しつつ本当に重要なポイントに別の色や太字を使用する。使用するフォントは読みやすさを優先。文字と同系色の背景は避ける。文字の大きさは小さすぎないように気をつける(ターゲット層が40歳以上なら老眼による見えにくさも考慮)。見出しを上手に使う(文章の全体像がわかりやすい。知りたい情報が記載されている場所をすぐに見つける事ができる)。正しい日本語、文法を使う。このほか、ターゲット層に近い第三者に想定デバイス(デスクトップまたはスマートフォン)でコンテンツを読んでもらい、わかりにくい場所があれば指摘してもらうことも重要です。実際に問題解決に役立つかどうかも含めて意見を聞きましょう。
olumnアレグロマーケティングの歩みアレグロマーケティングでも設立当初からブログを活用して、多くの失敗を重ねながら記事コンテンツを作成しています。最初はSEOの知識も十分ではなく、単純にトラフィックを獲得することだけを目的に記事を作成していました。一般的に「インデックス数が多ければ、検索エンジンからの評価も高まる」という統計データを信じて、記事の品質は二の次でまずは記事を書くことと、ページごとのキーワード最適化だけに注力していた記憶があります。下のグラフは2011年から2016年頃までのオーガニックトラフィックの推移です。その後、インターネット上のライバルコンテンツも充実してきたこともあり、トラフィックが上がらない時期がしばらく続き、ようやく検索ユーザーの意図やコンテンツの品質が重要であることに気がつきました。具体的には、検索ユーザーが求める情報を調査するようになり、読みやすさ、情報の信頼性や価値も工夫するようになっています。また、この時点で、トラフィックは多く獲得できても成果には一切つながらないクエリもあることがわかり、逆にトラフィックは少なくともCVRの高いランディングページも存在するということもわかりました。そのため、対象クエリも見直しました。最終的には、トラフィックや検索順位だけに興味を持つのではなく、セッション時間や直帰率、CVの貢献度といったユーザー行動も把握して、改善を行うようになりました。結果的に2015年の後半にはトラフィックだけでなく、ユーザー行動に関する指標やCVの数が大幅に改善されています。SEOやマーケティングでは、機械や数字ばかりを見てしまうと小手先の方法を求めてしまいます。ヒトの行動を意識し、良い検索体験を提供できるよう心がけましょう。
Section01役に立つ内部リンク・アンカーテキストアンカーテキストとは、リンクが設定されたテキストのことを意味します。適切なアンカーテキストリンクは検索エンジンだけでなく訪問者の利便性も高めます。リンク先のページがわかるアンカーテキストを設置しましょう。アンカーテキストとは?アンカーテキストは次のようなリンクが設定されたテキストのことを意味します。リンク先ページがわかるアンカーテキストを設置することで、訪問者は安心してリンクをクリックできます。Googleはアンカーテキストリンクを見て、リンクとコンテンツの関連性を把握し、信頼度を測る際のシグナルとして評価しています。リンクというと外部ウェブサイトとのリンクをイメージしがちですが、自身のウェブサイト内のコンテンツ同士でリンクする際のアンカーテキストも、ランキングに影響します。
適切なアンカーテキストを設定する
少なくとも自身のウェブサイト内の被リンクは自身で修正することができます。次のような点を心がけてアンカーテキストを活用しましょう。「」「こちら」、「次へ」などのような曖昧な表現はできるだけ避けましょう。例)詳しくはコチラリンク先コンテンツと無関係のテキストにリンクを設定しないリンク先のページが「ビーグル犬」についてのページなのに、「ダックスフント」というアンカーテキストを設定していれば、訪問者からすれば不親切で使いにくいリンクとなります。
長い文章にリンクを設定しない
単語か、短い文章に対してリンクを設定しましょう。SEOを意識しすぎてキーワードを詰め込むことは避けましょう。リンクとわかるような書式にする背景と同系色のリンクテキストは、訪問者に認識しにくいリンクとなるだけでなく、Googleのガイドラインでも禁止されています。訪問者にとって判別しやすいリンクテキスト色を指定しましょう。ブラウザの標準ではブルー系の色が指定されます。サイドやヘッダー、フッター部分のナビゲーションメニューのテキストに関しては、無理にキーワードを含めたアンカーテキストに変更する必要はありません。使いにくい不自然なメニューとならないように配慮してください。メニューがテキストではなく、画像の場合には、アンカーテキストの代わりに画像に対してalt属性を指定しましょう。検索エンジンはalt属性のテキストも参考にしてコンテンツを理解します。長文コンテンツにおける目次の役割何度もスクロールしなければならないコンテンツの場合には、検索ユーザーに目的の情報に素早くアクセスしてもらうための工夫が必要です。このような場合には、ページ内に目次を作成し、ページ内リンクを設定しておくと良いでしょう。
一方で文字数が少ないコンテンツの場合には、必ずしも目次を配置する必要はありません。目次とページ内リンクを設定するメリットは、ページ内に辿り着いた訪問者が素早く目的の情報に辿り着くことができる点のほかに、もう一つあります。それは、検索クエリが目次とマッチしていた場合に、次のようにサイトリンクがスニペットに表示される点です。このサイトリンクをクリックすると、直接目次のリンク先へジャンプします。
Section02記事の著者を明示するGoogleは検索ユーザーのクエリがYMYL関連のトピックである場合に、EAT評価を重要視します。つまり、ユーザーのために慎重に扱う必要のあるトピックに対しては、著者の信頼性が重要視されます。YMYLとEATとは?YMYLとは、人の将来の幸せや、健康、財産、安全に影響を与える可能性がある以下のようなトピックを含むページのことを意味します。Googleの検索品質評価ガイドラインに定義されているYourMoneyorYourLifePagesの頭文字とった言葉です。ニュースや現在のイベント国際的なイベントやビジネス、政治、科学、技術など重要なトピックに関するニュース。ただし全てのニュース記事がYMYLとみなされるわけではありません(スポーツ、エンターテイメント、日常のライフスタイルなど)市民社会、政治、法律投票や政府機関、公共施設、公共サービス、法的な問題(離婚や子供の親権、養子、遺言など)など市民生活を維持するために必要な重要な情報財産投資や税金、定年後の計画、ローン、銀行取引、保険に関する財産アドバイスや情報、オンラインで送金、購入を許可する特定のウェブページショッピング研究やグッズ/サービスの購入に関するサービスについての情報や、オンラインで購入することを目的とした特定のウェブページ健康と安全医療の問題、薬物、病院、緊急事態への備え、危険な行為などに関する情報やアドバイス人々のグループ人種や民族起源、宗教、障害、年齢、国籍、退役軍人、セクシャルオリエンテーション、性別、ジェンダーアイデンティティを含む、ただしこれらに限定されない人々のグループに関する主張や情報YMYLとみなされるような大きな決定や重要な観点に関するトピックはたくさんあります。例えばフィットネスと栄養、住宅物件の情報、大学受験、就職活動なども含まれます。また、特に医療系分野に関連するECサイトの場合は、EATが重要となっていきます。EATとは、YMYLトピックを評価する際に重要視される要素のうち、専門性(expertise)、権威性(authoritativeness)、信頼性(trustworthiness)のことを意味します。それぞれの頭文字をとってEATと呼びます。コンテンツや著者のEAT評価方法過去のGoogle側のコメントによると、以下のような要素を使って評価しているようです。PageRank(ウェブのリンクを使用して権威性を評価)ウェブサイトで明示されている記事の著者またはレビュー者の情報著者の写真(ストックイメージから使用したものではないこと)ウェブサイト全体コンテンツ自体構造化データ(Articleのauthor,author.name,author.urlプロパティ指定)YMYLトピック関連の記事を作成する方法特に健康関連の分野で、あなたがその分野の専門家ではない場合は、正確かつ信頼できるコンテンツを作成するために以下のような方法を検討しましょう。専門家を探して記事を書いてもらうあなたが書いた記事をレビューしてもらう
また、例えば専門家の医師にレビュー、または記事を書いてもらった場合には、訪問者に信頼してもらえるようにできるだけ詳しい情報を提供します。その医師に関するテキスト情報医師のプロフィールページへのリンク作成したあらゆる著者のページから中央地点となる著者情報ページや、SNSのプロフィールなどへリンクすることをおすすめします。一方で以上のような方法を採用せずに、専門家の名前だけを借りても効果は見込めません。検索ユーザー側からすれば当然のことと言えます。
Section03タイトルタグの最適化タイトルは、HTMLのタグに記述するテキストで、検索順位に直接影響し、最も効果的にかつ簡単に最適化できます。Googleは、サイト内のページそれぞれに固有のタイトル文を追加することを推奨しています。検索ユーザーは検索結果を見た際に何を基準にクリックしているか?検索ユーザーはSERPを見た際には、上位から順にふさわしいコンテンツを探します。この際にSERPの「タイトル」「紹介文」「URL」、場合によっては「日付」などを目安にして求めている情報がありそうなページをクリックします。タイトルや紹介文は、自身で最適化できる要素です。直接検索ユーザーにアピールできる重要な要素のため、必ず設定しておきましょう。タイトルタグに記述する文章は基本的に検索結果にそのまま表示されます。ただしタイトル文が空白であったり、コンテンツと関連しないタイトルであったり、クエリとの関連性がない場合には、Googleがコンテンツ内から見出しやそのほか周辺のテキストを抽出して検索結果のタイトルに使用することもあります。上のキャプチャ画像では、タイトルタグで記述したタイトル文は表示されていますが、それに加えて社名が付け加えられています。内部SEOと外部SEOとは?|アレグロのSEOブログアレグロマーケティング
タイトル文作成時に考慮すべきポイント次のような点を考慮してタイトル文を考えましょう。タイトルタグの適切な文字数検索結果の画面上に表示されるタイトル文には、表示できる幅のピクセルに上限があり、それを超えると下の図のように省略されてしまいます。デスクトップ検索とモバイル検索に対応する文字数としては、一般的には30文字程度を目安にして作成すると良いでしょう。検索ユーザーや、検索エンジンにとってはページの内容を示す手がかりとなるため、文字数は短すぎないように注意しましょう。タイトルタグにクエリを含める考えつく全てのクエリを含めると単純なキーワードの羅列となってしまいますので避けた方が良いでしょう。コンテンツに含まれるトピックにマッチするクエリのうち優先度の高い2~3ワードに絞った上で、魅力的なタイトル文を作成しましょう。以前はタイトルにクエリを含めるだけでも順位に大きく影響していましたが、Googleアルゴリズムの改良とともにタイトルタグが検索順位に与える影響度は徐々に小さくなりつつあります。ライバルよりも魅力的なタイトル文を作成する目的のクエリで、より上位の競合コンテンツよりも魅力的なタイトル文を作成する事で、順位が若干劣っていても同等以上の割合でクリックされる可能性もあります。SEOを意識し過ぎると失敗もSEOばかりを意識してしまうと、ページ内のコンテンツに無関係なタイトル文を記述してしまいます。仮に上位表示されたとしても、検索ユーザーは目的の情報が無いと分かれば、再び検索エンジンの画面に戻ってほかのページを見に行ってしまうでしょう。クエリに関連するコンテンツが無い場合は、既存のコンテンツに追記するか、新たにクエリに関連するページを作成しましょう。HTMLファイルを直接編集している場合は、前節で説明した箇所を探して中身を編集しましょう。
Section04メタディスクリプションの最適化検索結果に表示される紹介文は、通常はメタディスクリプション(metadescription)に記述している文章が使用されます。ページ個別に異なる紹介文を記述しましょう。ここでは設定時に考慮すべきポイントについて解説します。メタディスクリプションとは?検索ユーザーはSERPの情報を見て、必要とする情報がありそうなページをクリックします。タイトルと同様、検索結果に表示される紹介文は検索ユーザーに対して直接アピールできる重要な要素です。メタディスクリプションは、次のようにHTMLで、<metaname=”description”content=””>と記述し、content=””の中にそのページの内容を示す紹介文を簡潔に記述します。<metaname=”description”content=”XMLサイトマップの自動生成、アップロード、検索エンジン通知を自動化できるWindows用サイトマップ生成ソフト。無料ツールとは異なりページ数無制限、サポート付き。1000ページ以上のウェブサイト運営者におすすめです。”/>メタディスクリプションが空白であったり、コンテンツと異なる紹介文であったり、クエリとの関連性がなかったりなどの場合には、Googleが本文からテキストを抽出して、SERPの紹介文に表示することもあります。メタディスクリプション作成時に考慮すべきポイント
メタディスクリプションは、タイトルタグとは異なり直接検索順位に影響することはありませんが、ここで表示される内容次第でクリック率が変わります。次のような点を考慮してメタディスクリプションを考えましょう。メタディスクリプションの適切な文字数検索結果上に表示される紹介文は、クエリや利用するデバイスによって文字数が変化します。デスクトップ検索とモバイル検索に対応する文字数としては、80文字以内を目安に文章を作成すると省略されにくいかもしれません。検索結果に表示される文字数は頻繁に変更されるため、ここで記述している文字数を必ずしも守らなければならないわけではありません。あくまで目安として考えましょう。ライバルよりも魅力的な紹介文を作成するタイトルタグと同様、目的のクエリで上位のライバルサイトよりも魅力的なメタディスクリプションを作成することで、順位が劣っていても同等以上の割合でクリックされる可能性があります。タイトルとメタディスクリプションはセットで考え、検索ユーザーにページの内容がわかるように記述しておきましょう。タイトルと同様にほぼ全てのウェブ制作ソフトウェアやツール上でページ別にメタディスクリプションを追加できます。設定したタイトルとメタディスクリプションはすぐには検索結果に反映されません。次回Googleがクロールし、情報を取得した後に反映されるようになります。MEMOクエリとの関連性が無い場合には、必ずしも記述した内容が検索結果に表示されるとは限りません。タイトル、メタディスクリプションはコンテンツ作成時にページ個別に設定していくように心がけましょう。MEMO有料検索キャンペーンでは、品質スコアを高め、競合よりもクリックしてもらうために、キーワードに対して広告タイトルや広告文を詳細に最適化します。SEOの場合は、クリックごとに費用は発生しませんが、有料検索キャンペーン同様に、タイトルやメタディスクリプションをクエリに対して最適化し、競合よりも魅力的なスニペットが表示されるように改善していきましょう。
Section05タイトル/メタディスクリプションの重複を避けるGoogleは各ページ固有にタイトルとメタディスクリプションを設定することを推奨しています。どちらも検索結果に表示される場合があり、検索ユーザーはその情報をもとに訪問するかどうかを判断します。タイトル、メタディスクリプションを記述する際の注意点タイトル、メタディスクリプションに関しては、ウェブサイト全体でミスが無いか次のような点も確認しておきましょう。タグの内容が重複しているページがあるタイトルタグの記述が重複しているページがある。同様にメタディスクリプションでも記述の重複がある。ページにタグが複数あるテンプレートとプラグインの相性によってタイトルやメタディスクリプションタグが二重に設定されてしまっている。タグが記述されていないタイトルやメタディスクリプションタグ自体がない。または空欄となっている。タグ内のテキストが長いタイトルやメタディスクリプション内の文字数が多すぎる。タグ内のテキストが短いタイトルやメタディスクリプション内の文字数が短すぎる。ウェブサイトの規模が小さければこれらの修正は比較的簡単です。規模が大きいウェブサイトの場合には、一つひとつページのタイトルやメタディスクリプションを目視で確認するだけでも膨大な時間が必要となるかもしれません。このような場合は、SERankingのようなツールを活用すると便利です。タイトル、メタディスクリプションの問題点をチェック次の手順でレポート結果を確認してみましょう。1SERankingにログインして、該当プロジェクトの「サイトSEO検査」→「問題点レポート」をクリックします❶。2「」「」。
修正箇所が多い場合には、優先度の高い重要なページを重点的に修正することからはじめましょう。メタキーワードは記述するべき?メタキーワードは検索エンジン向けに記述するタグで、検索されたいキーワードをカンマ区切りで次のように記述します。<metaname=”keywords”content=”SEO,キーワード,検索エンジン,最適化,無料”>
検索エンジン向けにキーワードを入力する箇所のため、SEOで重要な要素のように思えますが、Googleは2009年の時点でメタキーワードはランキングシグナルとして活用していないとアナウンスしています。現時点で主要な検索エンジン向けにメタキーワードを設定する必要はありません注1。注1https://developers.google.com/search/blog/2009/09/googledoesnotusekeywordsmetatag(本文に戻る)
Section06見出しの最適化わかりやすい見出しを設置することはとても重要です。訪問者は探している情報を素早く見つけることができ、見出しを見るだけでページの全体像を把握することができます。ここではSEOにおける見出しの重要性と、考慮すべきポイントを解説します。見出しで使用するHeadingタグ見出しは次のように配置します。最も重要な見出しにはH1を使用し、見出しのレベルによってH6まで割り当てることができます。
HTMLでは次のようにhと数字の組み合わせで記述します。
大見出しを記述
小見出しを記述
複数のHタグで階層構造を持つように作成されたコンテンツは、検索エンジンにとって理解しやすい構造となり、ランキングで優遇されると言われていました。現在では、GoogleのJohnMueller氏の発言によるとHタグはコンテンツの文脈や構造を理解するために少しだけ役立つ程度とのことです。
見出しが正しく使われていない場合でも、それが致命的な問題としてはみなされることはなく、順位が下がるといったこともありません。一方でBingではコンテンツ理解の指標に活用しているようです。
見出しを使うために、ウェブサイト全体のデザインを見直す必要はありませんが、簡単に見出しを設定できるウェブ作成ツールを使用している場合には、SEOというよりは、読みやすさを重視して見出しを活用すると良いでしょう。見出しの使い方以前は見出しタグに関しては、「見出しにクエリを含めた方がよい」「複数のH1タグを使ってはならない」と言われていましたが、現在はあまり重要ではありません。すべての見出しにクエリを含めるべき?大幅な検索順位改善は期待できませんが、主要なクエリに関しては、H1やH2内のテキストにそのクエリを使用することをおすすめします。
ページ上に複数のH1タグを使用すると評価が下がる?HTML5ではH1を複数使用しても問題ありません。Googleの公式発言によると、ページ上で複数のH1タグを配置することは問題ないようです。訪問者にとって読みやすく自然であればクエリが含まれていても問題ありません。また、無理に含める必要もありません。複数のH1タグを設定しても、それ自体が大きく順位に影響することもありません。正しい階層構造を意識して使用すれば良いでしょう。
Section07設置する画像の最適化通信環境が悪い場合、ページの画像表示が遅くなります。その間画像の代わりにalt属性のテキストが表示されます。Googleも画像を理解するためにalt属性や周辺テキストを利用しています。alt属性の役割ウェブサイトの訪問者はさまざまな環境でアクセスしてくることが想定されますが、alt属性を記述しておくことで次のような効果があります。スクリーンリーダーなどの読み上げソフトは、マウスカーソルをその画像の上に載せるとalt属性に入力したテキストを読み上げます。回線環境が悪く画像が表示されるまでに時間がかかる場合にも、画像が読み込まれるまでの間altのテキストが表示されます。Googleは画像の中身を判別できるようになっており、alt属性を含めて様々なシグナルを活用しています。ページに画像を挿入する場合には、alt属性に画像の中身を簡潔に説明するテキストを含めましょう。
例えば旭山動物園でペンギンが行進している写真をウェブ上に載せる場合には、やを使用し、imgタグ内でalt属性を指定することができます。は、レスポンシブページ用に用意した画面サイズに対応する複数の画像ソースを指定できます。このようにalt属性を正しく設定することで検索エンジンにとっても理解しやすいページとなり、画像検索にも掲載される可能性が高まります。ただし、次のような点に注意しましょう。alt属性で考慮すべきポイント
alt属性を記述する際には、次のような点を注意しましょう。全ての画像にalt属性を含める必要はないウェブサイトのデザイン上で使用されているスペーサーや、画像に関しては、alt属性を使用する必要はありません。無関係なキーワードを詰め込まない無関係なキーワードを詰め込めば、ガイドライン違反となります。訪問者にとって使いやすいコンテンツにすることが重要です。簡潔に記述する長い文章を記述する事は避けて、簡潔に記述するようにしましょう。ほとんどのウェブ制作ツールでalt属性を設定することができます。設定する際は事前にメーカーのFAQページで確認しましょう。画像検索に関する最適化の要点比較的画像検索で検索される機会が多いウェブサイトの場合は、以下の点も押さえておきましょう。標準的な画像フォーマットを使用多くのブラウザが標準的にサポートする以下のフォーマットを使用してください。JPEG、GIF、PNG、BMP、WebP画像ファイルとその画像を掲載しているページの両方のクロール・インデックスが可能もしその画像を掲載しているページを削除または非表示にしてしまうと、画像検索からもその画像は検索できなくなります。簡潔でわかりやすいファイル名画像のファイル名も画像の内容を理解する際に使用されます。日本語名のファイルではなくアルファベットで簡潔なファイル名にしましょう。ネイティブLazyloadを使用画像に対してloading=”lazy”属性を使用することで、スクリーン上で表示されていない画像に対して遅延読み込みを設定することができます。<imgsrc=”画像のURL”alt=”画像の名前”loading=”lazy”width=”○”height=”○”/>Chromeや一部のブラウザでサポートされており、Googlebotもサポートしています。ウェブ標準の属性となるため今後ほとんどのブラウザでサポートされることになるでしょう。MEMO画像の遅延読み込みとは、ブラウザに画像が表示される時点で読み込みを行う仕組みです。遅延読み込みを設定した画像は、ブラウザの表示範囲内に含まれるまで読み込まれないため、ページに訪問した際の表示速度が改善されます。コンテンツと関連性のある画像を使用するページや、そのタイトル、見出し、そのほかコンテンツと関連する画像を提供しましょう。画像周辺のテキスト最適化画像の近くに関連するテキストを配置し、画像の傍にキャプションを配置します。画像の配置場所を最適化重要な画像はページ上部に配置します。maximagepreview:largeを使用maximagepreview:largeを使用して、大きなサイズの画像プレビューを使います。ライセンス情報を追加画像にライセンス情報を追加します。
画像を差し替える場合はURLを変更しないURLが変わる場合には301リダイレクトを設定します。MEMO検索ユーザーは、画像素材を検索する場合や購入したい商品を比較する際、見栄えを確認する際に画像検索を使用します。ショッピングサイトや理美容、デザインに関するウェブサイトを運営している場合には、画像検索からのトラフィックは無視できません。画像検索経由でトラフィックを獲得しているクエリやページを確認する方法は、本書の第3章のSection05を確認してください。
Section08わかりやすいURLGoogleは内容を推測しやすいシンプルなURL構造を推奨しています。程度は小さいですが、シンプルなURLはランキングとクロールの両方に影響します。シンプルなURLのメリットWordPressを使用している場合には、新規にページを作成すると、自動的に番号が割り振られたURLが生成されます。このままで運営してももちろん大きな問題となることはありませんが、URLのメリットを最大化するには次のようにわかりやすいURLにしておいた方が良いでしょう。WordPressの場合には、パーマリンクの設定を変更することで任意でURLを設定することができます。適切な区切り文字GoogleではURLで文字間を区切る場合には、「_」アンダーバーではなく、「」ハイフンを推奨しています。「_」を使用した場合にはつながった1つの単語として認識されるようです。シンプルなURLを作成するメリットは以下のとおりです。URLを見れば何についての情報が書かれているか判別しやすい訪問者に覚えてもらいやすいサイト運営者として管理しやすい
判別しやすい、覚えてもらいやすいということは、メールやSNSで人に教えやすいURLということでもあります。つまりクチコミの発生に関する影響は少なからずあるでしょう。インターネット上で多くの人に共有されたいのであれば、URL構造は複雑なものよりはシンプルな方が好まれます。
URLに日本語のクエリを含めるとSEOで有利?URLのディレクトリ部分やファイル名の箇所、またはドメイン自体に日本語を使用しているケースではメリットとデメリットがあります。Googleの過去の発言では、URL内のクエリは、とても小さなランキングファクターであることが明らかになっています。一方でデメリットもあります。例えば、次のようなURLを作成したとします。URLのファイル名部分は日本語が使用されています。https://www.allegroinc.com/seo/XMLサイトマップとはこのURLをChromeなどのブラウザでコピーし、メールやFacebookで貼り付けると、次のような形式で文字化けしているかのように表示されます(ピュニコード化)。https://www.allegroinc.com/seo/XML%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%A8%E3%81%AFこれではシンプルなURLとは言えません。メールに貼り付けても、相手からすれば何のページであるか判別できないでしょう。また、評価で多少優遇される可能性があるとは言え、わざわざ途中から日本語名を含むURLを使用したとしても、労力に見合うほどの成果は見込めません。それよりはURLの共有のしやすさを重視した方が良いでしょう。深い階層構図はクローラーによるページの発見が遅れるURL構造自体がクロール処理に影響することはあります。Googleの「検索エンジン最適化スターターガイド」には、次のように記述されています。サブディレクトリを“…/dir1/dir2/dir3/dir4/dir5/dir6/page.html”のような深い階層構造にしないGoogleはURL階層が深くなるほどそのページは重要ではないと認識し、ページの検知やクロール頻度が低下します。URL自体でリンクされた際のアンカーテキスト効果アンカーテキストリンクに関しては、一般的に以下の2種類の方法で被リンクを受けるケースがあります。1文字に対してアンカーテキスト詳しくは、わかりやすいURLとは?をご覧ください。2URLに対してアンカーテキスト詳しくは、以下のページをご覧ください。>>わかりやすいURLとは?https://www.allegroinc.com/seo/googlefilenameurl特に2の場合、URL自体にキーワードが含まれますので、アンカーテキストによる効果があると考えられています。以下のようなURLよりは、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても親切なURLと言えます。https://www.allegroinc.com/seo/001.phpシンプルなURLには以上のようなメリットがありますが、既に公開しているウェブサイトの場合には、費用や労力をかけてまで行う必要はありません。ウェブサイトリニューアル時や、新規ウェブサイトを構築する際にシンプルなURL構造となるように設計しておくと良いでしょう。そのほかの疑問や注意点URLの長さに制限はある?URLの長さはブラウザで扱える2083文字までです。以下のようにURLの最後が.html、.htm、.phpのファイル名だった場合に評価に差が生じるか?https://www.allegroinc.com/clearurl.htmlhttps://www.allegroinc.com/clearurl.htmhttps://www.allegroinc.com/clearurl.php特に影響はありません。URLの最後は/(スラッシュ)にするべき?それともファイル名にするべき?どちらでも問題ありませんが、/にすればディレクトリを意味し、/が無ければファイル名として扱われます。どちらの場合も別々のURLとして扱われますので注意しましょう。場合によってはcanonical属性を使用して正規URLを指定する必要があります。
Section01Googleビジネスプロフィールを活用Googleビジネスプロフィールに登録すれば、担当しているウェブサイトを見つけてもらう機会が増えます。特に飲食店や歯科、美容室などのローカルビジネスでは、特定の場所でお店を探しているユーザーの来店や問い合わせを増やすことができます。特定地域の検索順位改善特定の地域内で店舗を探している検索クエリの場合には、検索している端末の位置情報を活用して最適な検索結果が表示されます。例えば横浜近辺で「歯科」と検索すれば、横浜近辺の歯科が表示されます。同じ「歯科」でも渋谷で検索すると、渋谷近辺の歯科が表示されます。このような地域に関連する検索結果の掲載順位を改善する取り組みを「ローカルSEO」と言います。自身の店舗から近いエリアで検索しても検索結果に掲載されていない場合には、Googleビジネスプロフィールへ詳細な企業や店舗、組織などのビジネスに関する情報を登録することでGoogle検索やGoogleマップ上にそれらの情報を掲載することができ、ローカル検索結果に表示される機会を増やすことができます。ローカル検索結果の検索順位については次の要素が考慮されているようですので抜粋します。・関連性関連性とは、検索語句とローカルビジネスプロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。・距離距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。・知名度視認性の高さとは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、ローカル検索結果のランキングにはこうした情報が加味されます。たとえば、有名な博物館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も視認性の高さに影響します。Googleでのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。(https://support.google.com/business/answer/7091?hl=jaより)Googleビジネスプロフィールのメリット検索ユーザーが近くの店や、指定した場所で店舗を探す場合には検索結果にGoogleマップの情報が表示されます。
次の例のようにビジネスの種類によって、表示形式や掲載される情報は異なります。
また、社名やブランド名で検索された場合に、Google検索やGoogleマップ上で店舗住所、電話番号、営業時間、クチコミなどのビジネスに関する情報が表示されます。
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