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会社組織からの解放

 社長業をやめるには「会社組織からの解放」と「心理面からの解放」の二つの苦しみがあります。  一つ目の「会社組織からの解放」は、社長という責任の重さに伴うものです。  多くの社員が働いていれば、その人たちの生活を護らねばなりません。「解散しますから、明日から来なくていい」とは簡単には言えません。「社員をやめさせる」ということにはものすごいエネルギーが必要になります。  会社の売り上げが落ち込み、これ以上人件費を払い続けることは苦しい。しかし、一人の社員が減るだけでも年間を通せば負担が軽くなる。頭を下げてやめてもらうことも必要だが、つらい。  その社員の生活はどうすればいい。解雇したら他の社員はどう思うのだろう。社長のことを蔑むかもしれない。取引先も驚くかもしれない。  なによりも、恥ずかしい、みっともない。だから、簡単には社員をやめさせることなどできるものではない……。  しかし、このまま経営を続けて無理を重ね、ある日突然会社が倒産した場合、社員たちは全員、新たな働き先を探さねばなりません。現実には再就職は簡単ではないでしょう。なによりも、心の準備ができていないため、大きな負担を社員にかけてしまうことになります。  そうなる前に、個人的な感情を捨ててでも、社員に現状を正直に話しておくことが重要な課題です。

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