はじめに「○○さん、ビールを買って来て下さい」とお願いされて、お酒やウイスキーを買ってくる人は、どこの会社にもおりません。
なぜでしょうか?物には、その会社で使われる共通言語があるのに、日常使われる言葉には、決められた定義があんがいなされておりません。
これが、社内を混乱させている原因ではないかと気がつきました。株式会社武蔵野用語解説は、平成元年度株式会社平林(現在はセラテックジャパン株式会社)の経営計画書解説をヒントにし、27項目作成しました。
その後、私自身の64年間の体験をまとめたものです。当社ではすでに、「経営用語解説」をテキストとして25年間活用しています。当社での活用方法を紹介しましょう。
毎週火曜日から金曜日の朝7時30分から8時30分まで、社員を5組に分けて勉強会を行います。当番制でリーダーとなって、ランダムに15~20個くらいの用語を全員で声を出して読み、私が1つずつ解説を加えていきます。
ここで話す事例はすべて、当社で過去にあった事実ばかりです。幹部社員の入社時のエピソードや幹部になってからの失敗談は、社員にとっては蜜の味です。それに私の体験談も加わります。
参加するごとに「100回帳」にスタンプを押していき、一杯になると5万円の旅行券と交換します。巻末に「100回帳」(早朝勉強会・個人教室参加記録)を掲載しましたのでご参照ください。課長職以上は80パーセント以上の参加義務があります。
出張時はビデオ学習です。45分テープに私が吹き込んだものを持参します。これは、私が調子に乗って長くならないための「歯止め」にもなっています。
最も大切なことは、私の解説が終了したあと、全員がそれぞれ勉強になったことを1つ選んでコメントすることです。ほとんどの人がよいことを言います。朝早くよいことを言うという習慣は、心の素直な人間をつくるのです。
最初は何を意味しているのかわからずチンプンカンプンだった話も、自らの体験が増えるにしたがって、「なるほどそういうことだったのか」と気づくことができるようになり、感性を磨く場にもなるのです。
各自のコメントの中に成長を感じることは、私にとってこの上ない喜びです。それぞれの活用法で皆様のお役に立てれば幸いです。2012年5月吉日小山昇※各項目の通し番号に添えてある()内の数字は本書第2版(増補改訂版)の項目通し番号です。
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