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人の問題と喜びは経営に永遠についてまわる

 ここまで論じてきたように、「人の問題」は、経営をしていく以上、会社がどれほど大きくなっても、社長には常について回るものです。  では、自分一人だけで経営をするべきなのでしょうか。もちろん、個人事業主等、一人でやるかどうかは、トップの意志次第なので何ら否定はしません。 “If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.”(早く行きたいなら一人で行け、遠くまで行きたければ仲間と行け)  という言葉があります。実際、仲間とともに歩むことで、一人ではなしえない大きなゴールに向かうこともできます。違う強みを補完し合い、苦しいときも支え合い、一人で達成するのとは違う達成感を味わうこともできるでしょう。  社長と社員は違います。  社員の皆さんは、貴重な人生を費やして同じ船に乗ってくれる仲間であり、クルーです。かかわってくれている人には家族もいれば周りにも人がいます。その人たちの人生を預けてくれていると考れば、感謝しかありません。  ただし、それに甘えてばかりでは、経営はできない。いてくれる人だけで満足してはダメで、全体が沈没しては意味がない以上、船全体の最適を考えて、乗組員を変えていくことも求められるのです。  このように、人の問題は、悩みの源泉であり、同時に経営の醍醐味の一つでもあります。思想に共感してくれる仲間が一人でもいるなら、社長としては喜び以外の何物でもない。どこまで行ったら完成というものではなく、より良くし続けるしかないのです。第 2章社長の心得 ●人の問題は創業 1年前後に必ず起こる。創業時のメンバーとは、会社の舵取りにかかわることで「ケンカ別れ」になるケースも。この時期を乗り越えられるかどうかが経営を成功させるためのカギになる。 ●ケンカ別れの原因は給料(株の配分)絡みのケースが多いが、それが解消されてもさらなる問題が起きる。 ●人を採用する際は、創業メンバーと目線を合わせる。その人自身の価値観と組織の向かう先が一致しているかどうかをしつこいくらい確認する。 ●会社のフェーズが進むにつれて、同質性だけでは成長が止まる。経営陣ほど、「マインドは共通、スキルセットは異質」を肝に銘じる。 ●パフォーマンスが出ていない下位層だけに目を向けるのではなく成果が出ない原因を探り、同時に中位や上位を伸ばすことにも目を向ける。 ●社員の退職は避けられない。功労者だからと情をかけるのではなく、フェーズによって、「会社のものさし」に応じて最適な新陳代謝を模索すること。

Column   session 2人の問題を引き起こさないための「給料」の支払い方

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