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繁栄の方向性を決める
事業を具体的に展開していくには、トップ自ら「どちらが儲かるか」という方向性、すなわち戦略を決定していかなければならない。方向性、戦略は、物事を長期的、かつ全体的に考えることだ。したがって、思想とかロマンとかの領域により近い。
方向性を、社員は決定してくれない。それどころか、全く無頓着である。
だから、社長自らがどちらの方向へ行けば儲かるかという戦略を社員に明確に打ち出し、その方向へ全社挙げて邁進させなければならない。それを怠っているようであれば、社長業をやめたほうがい
たとえば、ブランドが古くなったら、すぐに新しいブランドを出していく。状況や環境の変化に対応して、社長自らが方向性を的確に決定していく。だれも方向性を決定してくれないのだから、自分で苦心惨愴しながら、儲かる方向を見つけていく以外に道はない。
また、方向性を大きく決め直すという大事が、人生の中で二度や三度は起こってくる。その時、間違ったら取り返しがつかなくなる。
時代が移り変わっていくと、事業そのものが存在できなくなることが多い。いま、駕籠屋は存在できない。馬車も、機関車もだめである。
千変万化の世にあって、繁栄する分野はどこだという方向性を間違いなく決定していかなければならないのである。方向性の決定には、三つの要素がある。
一番目の要素は、環境。状況への対応、二番目は体質、二番目は手腕とか考え方である。これらの三つの要素を後代にもわたって正しく教えていかなければならない。
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