税理士をターゲットとしたコンサルティング会社で、「パクリの王様」と陰口を叩かれている会社があります。新商品はすべてモノマネ。他社からのパクリ。しかも、どこぞの国のドラえもんのコピー商品のようにできが悪い。周りから笑われても気にしない。できの悪いコピー商品を高額で販売するので、今では誰からも相手にされない会社になってしまいました。 ではモノマネは全部ダメなのかと言うとそうではありません。モノマネするなら完璧にモノマネすることです。そして本物よりも素晴らしいものを作る。精度が高く品質もいい。サービスが行き届き、機能が素晴らしい。本物を超えればそれはもうモノマネではないのです。 ここで重要なのは、モノマネするときには、相手のコンセプトもモノマネするということです。上っ面の見た目だけのモノマネはやはりモノマネに過ぎないのです。 昔、税理士をたくさん掲載した本をプロデュースしたことがあります。大変な売れ行きですぐに完売してしまいました。それを見て他社が同じような本を出版しました。しかしそちらの売れ行きはさっぱりだったそうです。なぜでしょうか。 それは私のコンセプトをモノマネせずに、上っ面だけをモノマネしたからです。私の本のコンセプトは「税理士の紳士録」、税理士のステイタスを上げる、でした。しかしモノマネした会社のコンセプトはおそらく「税理士の広告」つまり税理士がお客様を獲得するための広告本だったのでしょう。広告本にお金を払って買う人がいるとは思えません。 モノマネをするときには体裁だけでなく、その会社がどういう意図をもって作ったのか、なぜそう考えたのかということを十分に調査してから行うことが重要だと思います。
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