このようにメリットが豊富にあることから、私は普段からフレームワークを大いに活用している。そして、このフレームワークという強い味方がいるおかげで、「悩む」ということがない。課題があれば、その都度フレームワークに当てはめることで、おのずと自分がすべきことがわかるからだ。 それに、経営が上手くいかず悩んでいた社長や、明確な理念やビジョンもなくビジネスをやっていた人が、フレームワークを理解して活用することで、順調に売上を伸ばしていった、という事例を本当にたくさん見てきた。 何か判断すべきこと、解決すべき課題があれば、自分の頭で考えるのではなく、素早く適切にフレームワークに当てはめることで、悩みがなくなり、立ち止まることもなくなる。 結果として、より良い判断を速やかに下すことができる。慣れてしまえば、難しいことはない。 では具体的に、どんなフレームワークを使って判断を下すのか。どんなフレームワークが、どんな判断に役立つのか。私が実際に普段から活用しているフレームワークを、いくつか紹介しよう。 ●全体像を把握する…… MECE(ミーシー)、 5 W 1 H、 S字曲線 ●死角をなくす……対極、相対、マクロとミクロ、時系列(時間軸) ●データを見極める……代表値(平均値・最大値・最小値・中央値)、標準偏差 ●質を上げる……リスクとリターン、リスク許容度 ●人を見抜く……人格と能力、感情のクロスモデル よく知られているものもあるし、なかには初めて聞くものもあるかもしれない。一般的で有名なフレームワークもあれば、私自身が独自に開発したものもある。 これらのフレームワークの詳しい解説は、まとめて本書の最後に掲載したので、ぜひ参考にしてほしい。私が普段使っているフレームワークすべてを紹介することはできないが、使用頻度が高く、効果的なフレームワークは網羅したつもりだ。
目次
コメント