テレビも SNSもどちらも認知度を上げるために使うという共通点はありますが、実際の効果は異なります。 例えばテレビの場合、社長がタレントのようにテレビに出演できることはほとんどなく、特番などのスポットでテレビに出るのが通常です。 一方、 SNSは自分が主役として日常を伝えるツールとなっており、毎日更新して情報を伝えることができます。 テレビのほうが元々の視聴者が多いので、一度出演するだけでも効果がありますが、 SNSは毎日コツコツ更新をしていかないとなかなか効果を得られません。 このように、テレビと SNSは使い方によって効果に差があるため、それぞれの活用法を確認しておきましょう。 まずはテレビの活用法ですが、前述したプレスリリースを配信してテレビ企画に取り上げてもらう方法以外だと、テレビ CMを使って認知度を上げる方法があります。 例えば、ソニー損害保険(ソニー損保)はかなりの本数の CMを流しており、「ソニー損保」の独特なイントネーションを CMで聞いたことがある人も多いと思います。 実際にあの CMを流すことで CM費用以上に売上を成長させています。 テレビ CMはオワコンともいわれていましたが、実際には、テレビ CMを利用して認知を上げることで売上を上げている会社は多いです。 もちろん、テレビ離れにより、 CMの値段は全盛期よりも下がりましたが、それでもキー局の CMは、 15秒の CM 1本で 50万円以上の値段となりかなりの予算が必要です。 そんなにお金がかかるのになぜ多くの会社がテレビ CMを打つのでしょうか? それは、テレビはいまだにブランディングとしての役割を果たしているからです。 テレビで放映されることで、消費者は「テレビに出ている会社だから安心だ」となぜか信頼感や安心感を持ちます。 その安心感が購買に繫がり、 CMを打つほど認知度が上がり安心感が拡がるので売上が上がっていくのです。 テレビ CMの効果は理解したけど、そんなに予算がとれないという会社もあるかと思います。 そのような中小企業でもテレビ CMを打つことは可能です。 それはキー局ではなく、地方局で CMを流して認知度を上げる手法です。 地方局はキー局に比べて CM料金も 4分の 1くらいに抑えられます。 また地方局はキー局とは異なり、代理店を通さず直接交渉することもできますので、より安く CMを打つことも可能です。 さらに裏技として CMを打つことを条件にどこかの番組にバーターで出演させてもらうなど、様々な交渉が可能になっており、地方局をうまく利用すれば十分利益を出すことができます。「地方局はキー局とは違ってそんなに視聴率がないのでは?」と思われた方もいると思います。 それはその通りで、地方局はキー局ほど影響力はないので、テレビ CMをただ放映するだけではそこまで売上も上がらないのは事実です。 地方局ではかなりの本数を打たないと効果はほとんどないでしょう。 かなりの本数というのは、例えば僕のクライアントは月に 200本の CMを地方局で打っています。 キー局で打ったら数千万円はしますが、地方局であれば桁が一つ減って数百万円です。 それでもかなりの費用になりますが、実際にこのくらいを打つと反響は確実にあります。 3カ月から半年で売上が 2倍に成長した例もあるので地方局といってもさすがにメディアの力はすごいです。 とは言うものの、元々の広告予算が少ない場合はそこまでの本数は難しいと思います。 ではどうすれば効果が出るかというと二次利用をうまく使います。 例えば EC販売でネットの広告で集客をしている会社があるとしましょう。ネット広告は打てば打つほどターゲットを刈り取ってしまうのである程度の売上をつくると反応が落ち込むのが一般的です。 そのときにテレビ CMを使います。 CMを放映している間、ランディングページ( LP)やバナー広告に「テレビ CM放映中」という文字を入れることにより、お客様に安心感を持たすことができ、反応が上がります。 LPやホームページにはテレビ CMの動画をつけるとさらに信頼され反応が上がります。 この現象は前述したブランディング効果で、テレビ CMを出しているなら安心という感情が働いているからです。 例えば、営業を主体とした会社ならタブレットを持参してテレビ CMを打っていることをアピールするなど、営業資料にテレビ CM放映中をアピールするだけでも成約率がアップします。 このように、テレビ CMを放映するだけではなく積極的に二次利用することが重要です。 一方で SNSはどう活用すればよいのでしょうか。
年輩の方はまだまだテレビのほうが影響力がありますが、若者は SNSを情報源としている方も多いです。 特に X(旧 Twitter)は今何が起きているかを知るツールにもなっていますし、 Instagramで美容情報や飲食店を検索している方も多くいます。 最近では TikTokを使って求人募集をし、なかなか求人が集まらない業種でも求人獲得に成功している事例も出てきており、 SNSをどう使うかで会社の成長に影響が出るようになっています。 この状況化で企業も SNSを使っているところが増えましたが、いまいちうまく使えずに効果が出ていないところも多いようです。 その要因は継続力にあります。 効果のある SNSの基本的な使い方は継続して情報を発信することです。 週に 1回程度の運用では効果はほとんどありません。 例えば Xなら、毎日投稿が当たり前で、 1日に数回投稿する方もいます。 Instagramもストーリーを毎日投稿するなど、フォロワーを飽きさせない工夫が必要です。 毎日の投稿でフォロワーが増えてきた段階で次のステップに進みます。 それは自社商品の案内ページに誘導することです。 Xや Instagramや TikTokを見てくれている方をまずは LINEや自社アプリに誘導します。 Xで有益な情報配信をして、さらに有益な情報はコチラという形で誘導し、 LINEや自社アプリに登録してもらい、その後初めて自社商品を提案するという形は大企業でも使っている手法です。 自社が運用している SNSを毎日見ている方はある意味、会社のファンとなっているため信頼感を持ってくれています。 そのような方に商品をおすすめすれば購入してもらえるという寸法です。 SNSはテレビとは異なり継続して信頼感をつくるツールということをしっかり覚えておきましょう。黒字社長のルール ㉘「テレビ広告は高価過ぎる」「テレビはオワコン」は誤った認識。正しいテレビの使い方を理解し、効果的なブランディングを実践する。
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