何かいつもつまらないアイデアばかり考えつく社長がいます。よく話を聞いてみると前に聞いた新規事業とやり方はほとんど同じ。差別化と称して誰も欲しくないサービスをてんこ盛りでくっつける。言うまでもなくこのビジネスは早期に失敗します。 なぜこうなってしまうのかというと、自分が今持っている知識だけで新ビジネスを考えてしまうからです。だから同じようなビジネスモデルが毎回できあがるのです。そして失敗を繰り返します。 このような失敗を繰り返さないためには、あらゆる事柄に対して多くの知識を持つことが必要です。たくさん本を読むことが手っ取り早いと思います。そうすることでクイズ番組で覚えたような上っ面の知識ではなく、深い知識を身につけるのです。本のジャンルは問いません。自分が関係する事業のジャンルでなくてもいいのです。実は私もイスラム教の本とか潜水艦の本とか、自分のビジネスとはまったく関係ない本を結構読んでいます。 本をたくさん読むと今まで見えなかったものが見えてきます。アイデアのスイッチも増えていきます。そして突然チャンスがやってくるのです。「あれっ、これってこの間会った人が言ってた話と同じだ。何かおもしろいビジネスに繋がっていきそうだ」。 チャンスというのは、もうひっきりなしにあなたの前を横切っているのです。あなたにはそのチャンスが見えていないだけなのです。知識が増えれば増えるほどチャンスは見えてくるのです。チャンスとは準備を怠らなかった人へのプレゼントです。 自分が成功したのは運がよかったからですという社長がいます。それは違うと思います。この世に運なんていうものは存在しません。この社長は成功すべくして成功したのです。 私は運というのは人柄と知識と知恵の合計のことだと思っています。チャンスを引き込む人柄、チャンスだと理解できる知識、チャンスをビジネスにする知恵。この3つの値が高ければ高いほど運を掴むことができます。 この3つの要素はどれ一つとして欠けてはいけません。人柄がよければ、さまざまな人があなたにヒントを持ってきてくれます。そのヒントがビジネスになるかどうかを判断するには、幅広く深い知識が必要です。そして、それをビジネス化するためには、知恵が必要です。 運がないと言われる人は、このうちのどれか一つが著しく欠けているのです。
目次
コメント