資産も収入もない状態になっておく 会社の債権がサービサー(債権回収会社)に売却されたとします。そのとき、会社が存続して、営業を続けている限り、そのサービサーは永遠にお金を回収しようとします。 つまり、サービサーに債権を売却されたときに、会社が生きているのは危険だということです。死に体になっていないと交渉負けしてしまいます。 サービサーとの交渉で優位に立つためには、会社が動いておらず、返済原資がまったくなく、個人の資産や収入もない状態であることです。サービサーとの交渉に勝つために知っておきたいこと 普通は、サービサーが無担保で債権を買う場合には、ポンカス債権がほとんどです。つまり、なかなか回収できない債権を買っています。しかし、その債権を一括で買い取るには、 15 ~ 20%程度の資金で買い取らないと、普通は OKしてくれない場合が多いのです。それは、まだ生きているから、つまり収入があるからです。 それが、まったく会社にも個人にも資産なし、収入もない状態なら、サービサーも回収はできなくなります。万が一、破産されたら 1円も回収できません。 何も取られるものがない状態にしてサービサー処理しないと、コストがかかるだけです。 私は 11行と銀行取引があり、サービサーとの交渉を何度もしてきましたが、数%程度という格安の金額で処理しました。それは必死に考えて、サービサー交渉に勝てる策を練ったからです。「サービサーに債権を売られたらどうなるか」を知った上で、どう交渉していけば一番いいのかを、熟慮に熟慮を重ねた後に交渉に入りました。だから、再生して完全復活できたのです。そうでなければ、破産に追い込まれていたかもしれません。 昔のサービサーの社員は、再生が目的という意識の高い社員が多かったので、やりやすいという事情がありました。 しかし、今のサービサーの中には、ただ回収すればいいという、理念も何もない回収屋みたいな下劣な会社も存在します。 バンクミーティングでもその場の雰囲気を乱し、自分だけいい思いをすればいいというスタイルです。サービサーもどこに売られるかによって大きく違ってきます。
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