MENU

クリエイティブな仕事はプライスレス

 たまに外注先に対して、でかい顔をする社長に会うことがあります。喋り方が横柄、価格を叩く、支払いが遅い、クレームが多い。あなたがそういうひどい人だとは思いませんが、ここで質問です。あなたは外注先のことをどれだけ考えてあげていますか。私は外注先のビジネス状況を聞いて、さまざまなアドバイスをしたりキーマンを紹介してあげたりしています。  外注の方にいい仕事をしてもらうには、彼らが安心して暮らせる環境を整えてあげなければなりません。  仕事を頼むときにすぐ見積もりをくださいと言う人がいます。もちろん一過性のものを買うのであれば見積もりをくださいというのは普通のことですが、クリエイティブな仕事を継続してやってもらう場合には、「いくら支払います。このくらいの仕事をしてもらえませんか」と聞くべきです。  例えば私の場合はこんな風にお願いします。「あなたに毎月 20万円支払います。毎月どのくらいの仕事をやるかどうかはあなたにお任せします。今月は全然できなかったから来月その分やりますでも問題ありません。この条件で当社の仕事をやって頂けますか」  外注先は、当社の仕事だけをしているわけではありませんから、急ぎの仕事もあると思います。それを優先してやってもいいですよということです。  クリエイティブな仕事というのは、いくらでも適当にできますし、とんでもなく時間をかけてじっくりと考え素晴らしいものを作ることもできます。例えば、市販のものを買ってきて作るラーメンと、鶏ガラを 3日間煮込んで作るラーメンはラーメンとしては同じです。クリエイティブな仕事というのは、見積もりを作ってこのくらいでいいかなという仕事ではありません。  もちろん自分に都合よく考えるようなクリエイターにはこういう提案は NGです。私はちゃんとした仕事をしてくれそうな人、つまり「プライドを持った人」にだけしか外注の仕事は依頼しません。  外注の方とは、皆さん長い間おつき合いさせて頂いています。毎月ずっと支払いをするほうが、仕事を受けるほうも収入が安定し安心して仕事ができます。  外注先は私の仲間です。仲間なら相手が困っていることを助けてあげるのは当たり前です。逆に仲間だから私のビジネスを全力で手助けしてくれます。こちらの少しの間違い、手直しも大目に見てくれます。困ったときには自分のことのようにがんばってくれます。  困ったときに外注先から助けてもらった経験は何回もあります。もう昔の話ですが、納品が間に合わないときに東京から京都まで十数キロの重さのディスプレーを手で持って届けてもらったこともあります。  お金だけのつき合いというのは、お金以上の仕事はしてくれません。お金さえもらえれば相手がどうなったって関係ないのです。  何よりも気心の知れた仲間との仕事は気持ちがいいと思いませんか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次