組織において悩ましいのは、「エース社員をどこに配置するか」です。
会社を成長させるには、現在、稼ぎ頭となっているプロダクトやサービスに加えて、新たなプロダクトやサービスを育てていく必要があります。 中長期的なことを考えれば、新たなプロダクトやサービスのほうにエースを配置したいところでしょう。 しかし大企業と異なり、人員にも売上にも余裕がないスタートアップの場合だと、現在の稼ぎ頭である社員を新規事業の部署に異動させるのは難しい選択になります。 それでも長期的な発展を考えたら、短期的には厳しくなることを覚悟のうえで、エースを「次の柱」を創るための部署に配置換えをすることが大切です。 これは、社長自身にも同じことが言えます。 よくある事例だと、社長自身の営業力が抜群に高いケースです。 このような場合に、社長の時間を目先の売上を得るための営業ばかりに費やしていると、短期的には数字が上がりますが、中長期的な事業や組織の柱を育てられなくなります。 また、コンサルティング、クリエイティブなどのサービスや受託型の事業の場合は、クライアントから社長を指名されることもあるでしょう。 それ自体はありがたいのですが、会社の将来を考えるなら、後ろ髪を引かれつつも、自分の時間を中長期的な分野に充てるように意志を持ってバランスをとるべきでしょう。 目安として少なくとも常に 2〜 3割は、「次の手」に社長のリソースを割き、それでも事業が回る仕組みを確立したいものです。 いかに人・モノ・カネのリソースをうまく配分するか。それを組織はもちろん、自身に対しても考えることは、社長の重要な役割なのです。
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