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インチキは絶対にするな

 神田のある居酒屋でのお話です。おでんがおいしい店だったので私は足繁く通っていました。あるときふとレシートを見ると、消費税が 10%(消費税がまだ 8%だったとき)になっていました。よくわからない料金も書かれています(左写真参照)。  店長にお聞きすると「オーナーからお通しの他にサービス料も 2%取れという指示がありまして消費税が 10%になっています。またおつりの 1円玉を用意するのが面倒だから 10円未満は全部繰り上げにして店の売上にしろ、と言われてこうなっています」とのことでした。  税法的にもおかしいですし、そもそも店内のどこにも書かれていないサービス料を取るなんて社長としておかしい指示です。もちろん次からその店に行くことはなくなりました。  会社経営というのは、どれだけ多くの信用を得られるかが成功の鍵です。何年もかけて築きあげてきた信用を一気に失ってしまうのがインチキです。インチキやウソは必ずバレるのです。そして結果的に破滅の道を歩むのです。  会社経営というのは長い目で見なければなりません。インチキで一時的にお客様を集めることはできるかもしれませんが、いつか信用を失い必ず会社が衰退していきます。インチキは社長が絶対にしてはならない行為なのです。  では法的に問題なければ何をしてもいいのかというと、そういうことでもありません。簡単に言うと、儲かるからといって人から後ろ指を刺されるような仕事でもするかどうかということです。  子供騙しの情報商材、写真は素晴らしいのに実物はチープな料理、返せないとわかっている人に保証人をつけさせてお金を貸す。こういう商売はたとえ

お金持ちになったとしても、友達や周りの人から笑われるだけです。人からバカにされるような商売をあなたはやりたいですか。  ある企業は非常に安い月額料金でサービスを開始しました。どこよりも安いということでお客様は大喜び。ところが結局その価格を維持できずに今や当初の料金の 10倍にまで跳ね上がりました。データの移行ができないため、仕方なくその企業の製品を使い続けているお客様もいます。  法的には問題はないにしても、お客様を欺くような商売は決して長続きしません。昔のように情報が拡散しない時代にはこういう手法でも成功したかもしれませんが、今や瞬時にゲスな商売が多くの人に伝わってしまいます。

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