MENU

アイデア出しと戦略構築の条件とは?

 スタートアップのうちは、社長がアイデアを出し、戦略を立て、自ら実行していく必要があります。  そしてある程度売上ができ社員を抱えるようになると、次は社長と社員で意見を出しながら戦略を立てていくのが理想です。  多くの社長はこのように考えているのですが、実際は社員に意見やアイデアを求めてもほとんど何も出てこず、現状を嘆いている社長が多いのです。  僕が見てきた多くの会社で実は、社員が率先してアイデアを出し、意見が飛び交う会社ほど黒字化しているのですが、このような会社は何をしているのでしょうか? アイデアは「気軽さ」が重要  アイデアが飛び交う会社と何も出ない会社の違いは、社長の態度がまず異なります。  社員からアイデアが出ない会社は、社長がそのアイデアに対してわかりやすく称賛していないからです。  おそらくたいしたアイデアでもない場合は「もっと真剣に考えろ」という表情をしているのではないでしょうか。  それでは社員は萎縮してしまい、意見が頻繁に出てくるわけがありません。  アイデアが頻繁に出る会社は社長の雰囲気づくりがうまい会社です。  営業と同じで、まずは社長が率先してアイスブレイクをします。場を和ませてどんな意見やアイデアでもいいんだと社員に認識させる必要があります。  そして、最初に出たアイデアはどんなにひどい内容だとしても褒め称えます。「アイデアが出る →とりあえず褒める」で 1セット完了となります。  会社がより大きくなると、社長ではなく場を和ます社員を決め、その社員に同じように雰囲気をつくらせるようにします。  これは、大企業や上場間近な会社だろうと勢いがある会社の多くが取り入れています。 戦略は「悲観的」が基本「アイデア出し」はある意味気楽に様々な意見を出すことこそが重要ですが、事業戦略はそうはいきません。  事業戦略まで気楽にバラ色な計画を立ててしまうと、実際にはそのような計画ではうまく進まずに会社に大きな損害を与えてしまう可能性があるからです。  これは M& Aの世界でもよく起こります。  売り手側の会社を慎重に吟味せずに、バラ色な事業戦略を立てたシナジー効果を見込み、勢いで M& Aをして結果的に失敗してしまうパターンです。  ある調査会社の報告では、日本経済団体連合会(経団連)に属している会社ですら、「 M& Aに 7割が失敗した」と回答していますから、やはり慎重に慎重を重ねる必要があるのです。  会社の戦略構築も同様で、楽観的に考えるのではなく、自分が立てた戦略を疑いながら、仮に失敗したとしてもリカバリーできる戦略を立て、それが失敗したとしてもさらにリカバリーして利益が出る計画を練ることが重要です。  オリンピックで金メダルを獲得した柔道選手も、自分を常に疑いながら稽古に励んだと語っています。  戦略は悲観的に考え、最低でも 2回失敗してもリカバリーできてさらに利益も出るような計画を考えてみましょう。黒字社長のルール ⑤アイデアは「称賛」、戦略は「悲観」が基本。「褒める」と「締める」を上手に使い分けてこそ自社の社員が育っていく。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次