経営は常に「逆算」で考える
物事は逆算したほうがうまくいきます。大学に入るには、試験日から逆算する。そうすれば、いつから、どのように勉強をはじめればいいか決まります。結婚するときも同じです。結婚式の日程が決まれば、席次を決める日や、案内状を出す日が決まります。
経営も逆算が基本。過去計算ではなく、未来計算で考える。
最初に結果(来期の利益目標)を決め、結果を得るための実現手段を逆算して決めていきます。経常利益はいくら、そのためには経費はいくらで売上はいくらかを逆算していくのが経営計画です。
経営計画の数字を作成する際、多くの社長が「売上」を先に決めます。最初の来期の売上を決め、最後に経常利益の数字を出す。
私は違います。経常利益を一番先に決定します。その後P/Lを順番に遡っていけば必要な売上がわかります。
今期の総売上の対前年比5%増、10%増と売上を設定し、それに基づいて仕入れはいくらで、粗利益はいくらで給与は、、経費は、、、と計算していくと利益がなかなかでません。
経常利益の数字に根拠はいらない
ではどのようにして経常利益の数字を決めたらいいでしょうか。数字は適当に決めればいい。数字は早く決めるのが正しいのであって、根拠や妥当性は二の次です。
だったらゼロにしましょうというと慌てて2000万円は、、と決める。
ほとんどの経営者は、細かな数字を把握していないだけで、大まかな数字を持っている。赤字の会社であれば経常利益は0でもいい。ゼロは損益分岐点。
根拠も正当性もなくていい。社長が「いくらほしい」と決めればそれが目標額になります。
とりあえず数字を決めて、不都合が生じてから修正すればいいだけのこと。
一人当たり経常利益から計画する
それでも経常利益の額がわからないという社長のためにヒント。
- 社員1人当たり100〜150万円を基準に考える。
- 過去2〜3期の実績数字が黒字であれば推移から見込む
- 過去2〜3期の実績数字が赤字であれば赤字累積を埋める
- 年間の返済額から考える
経常利益は、会社が存続するために絶対不可欠な利益です。利益が未来の予期せぬ出来事から会社を守ってくれます。過当競争や不況、資金不足、天災などの危機と直面した時に利益があってこそ乗り越えられるという点で大事な数字であることを社長は肝に銘じておくべき。
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