経営計画は会社の生き残りのために不可欠
経営計画は、会社が生き残るために必要不可欠な道具です。我が社が生き残るためには、幾らかの儲けが必要なのかを数字で把握し=利益計画、それを成し遂げるためには、何(商品)を、どこ(お客さま)にいくら(価格)で、誰(営業マン)が売るのか=販売計画を決めて、そのための資金はどうやって調達し、運用するのか=資金運用計画・目標バランスシートを社長自身が戦略的に方針を打ち出すほかありません。
経営計画があると、月次で計画と実績の差をチェックすることができますから、うつ手を間違えることなく、先手、先手の経営が可能になります。
経営計画を作成する具体的なメリットは以下の通りです。
- 儲かる事業構造ができる
- 社長が会社の問題点をすぐに把握し、素早く手を打てるようになる
- 資金繰りの見通しが立ち、銀行に信用ができる
- 社員の目的意識が統一され、全社一眼体制ができる
- 後継者教育ができる
- 経営計画作成の過程で我が社の問題点、我が社の真の実態が掴める
それでも経営計画を作らない社長の理由は、大きく2つ挙げられる。
- 将来のことは雲をもつかむようでわからないのだから意味がない
- 計画通りいかない
という考え方です。
将来のことはわからないので、意味がない、これはおそらく売上と利益のことでしょう。それ以外は、実はかなりの精度でわかります。向こう1年間の人件費・経費・支払金利など、出ていく金額はわかるものです。
一方稼ぐ金額は予測することが難しい。経営計画は、稼ぐ金額(売上・利益)はわからなくても、稼がなければならない金額はわかります。経営計画は我が社が生き残るためにいくら稼がなければならないかを計画するものと考えてください。
計画通りいかないは計画通りにいかないから計画が必要だといえます。計画と実績の差が何を意味しているのかが実は大切です。我が社の考え方とマーケットのずれをあらわしているからこそ、そこに手をうつことができる。
社長は儲け方が下手では失格
どんなにきれいごとの理屈を並べても、儲けることが下手くそなら、社長は失格です。それだけ社員を不幸にしてしまいます。現実社会の多くのことが、お金で解決しています。社長とは、お金儲けという人間の本音の部分で、ふてぶてしく資本主義の代表選手として権化に徹するべきです。社長は誰でも、儲かる会社にしたい、繁盛させたい、発展させたいと願っています。それは社長という立場についた人すべてに共通する欲望であり、執念にも似た祈りです。ただ多くの社長がどうすれば儲かるのか、どっちの方向にいけば発展するのかわからないだけです。
いま現在、業績が良い会社もそれが偶然の結果であり、必然で成し遂げたのでなければ、とても戦略的とは言えません。業績の悪い会社、売れない商品を抱えている会社、資金繰りが困難な会社などは、厳しくけば、儲けることへの戦略・戦術がないか、あっても稚拙だと断言できます。
事業を必然的に伸ばすためにはどうすればいいのか。また長く安定させるにはどうすればいいのか。こうした戦略や戦術を考えることが社長としての本来の仕事です。
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