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【7ー12】息子たちヘ

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「本当の社長業」を全うできるのは、長くて10年。

あるとき、私のセミナーに親子で参加された後継者に「20年も修行期間は要りません、先生、どうすれば早く社長を継げますか?」と助言を求められた。大学卒業後にすぐに父親の会社に入って6年目、28歳のご子息である。

社長は79歳、活力あふれる様相だが、たしかに会長に退いてもよい年齢だ。とはいえ、息子はまだまだ経験が足りない。「親父より会社を大きくできる」と息巻く子息の隣で、父親は「先生、何とか言ってやってくださいよ」と苦笑いだ。

私は子息をこう諭した。「君の歳で会社を継いだら30年は社長だよ。本物の社長業がどれほど過酷で難しいか、それがわかるようになったら10年社長をやれば十分だと思うはずだ。君は必ず社長になれる環境にあるのだから焦る必要はない。実績を積んで、まわりに認められてから社長になったほうが幸せだよ」

子息の幸福と会社の発展を願う、父の気持ちを代弁して伝えた言葉である。

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