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「やらなくてはいけないこと、嫌なこと」を先にやりなさい。
嫌な情報こそ大事にして、優先的に取り組むことができるかどうかは、社長が将来を的確に読むために欠かせない心得のひとつである。
わが社の週休二日制導入は1970年。さらに、55歳から60歳へと定年制の延長を実施したのも、1980年前半だ。これは60歳定年制が大企業で施行される5年以上前であり、非上場企業ではおそらく一番乗りである。
週休二日制も定年延長も、収益の面から見ればやりたくないというのが、経営者としては正直なところだ。稼働日が減り、労務費が上がるのだから、生産性を上げなければならない。難しい課題であるから、先延ばしにしたくなる。
しかし、どうせ避けて通れぬのならば、いち早く着手すれば時間に余裕をもって策を講じられる。
経営者は「先に苦労しておけば、後は楽しいことばかり」という心持ちで、嫌なことに先んじて取り組んでいってもらいたい。
佐藤肇「決断の定石」CDより
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